出前館 新ドライバーアプリ 機能・特徴 徹底解説

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2022年8月から全国で導入された出前館新ドライバーアプリの機能や特徴など、実際にアプリを使用した体験も踏まえて詳しく解説していきます。

これから新規でフードデリバリーを始める方・まだ出前館の新ドライバーアプリで配達したことない方・出前館の新システムに興味がある方など より詳しく出前館の新ドライバーアプリを知りたい方は一読頂ければと思います。

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目次

配達報酬の仕組み

ここでは配達報酬の仕組みに関する内容を解説していきます。

配達報酬

配達報酬は新ドライバーアプリ導入前に適用されたため新ドライバーアプリと直接関係はありませんが、現在の配達報酬額は以下となります。

以前までは配達距離に関係なく一律料金(金額は配達エリアにより異なる)でしたが、現在の配達報酬はピックアップ先(店舗)からドロップ先(お届け先)までの距離により変動します。

尚、ブーストが適用された場合は上記の配達報酬額にブースト倍率が加算される仕組みとなります。

※旧報酬体系との比較は以下の記事にて解説しているので、こちらをご参照ください。

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配達距離

配達報酬は配達距離に応じて変動し、その配達距離とはピックアップ先(店舗)からドロップ先(お届け先)を示すわけですが、ピックアップ先からドロップ先への距離の計算方法は徒歩ルートでの移動距離が適用されています。

※現在いる場所からピックアップ先(店舗)までの距離は配達距離には換算されません。

以下の画像は実際の注文受注時に表示されるピックアップ先とドロップ先情報となります。

一見すると表示される移動距離は直線距離に見えますが、表示される距離は徒歩ルートの移動距離となります。

稀に徒歩ルートよりも少し長めの距離で表示される注文もありましたが、基本的には徒歩ルートの移動距離で算出されるようです。

これについてはUberEatsのように自動車での移動距離で計算してもらうのが理想であり少々残念な点ではありますが、Woltのように直線距離での計算にならなかったということは評価できる点ではないでしょうか。

オーダー受諾の仕様

ここではオーダー受諾の仕様について解説していきます。

オーダー通知について

新ドライバーアプリではオーダー通知画面が一新され、店舗・お届け先の地図・住所・配達時間の目安・配達報酬・移動距離が表示されるようになりました。

配達報酬はブースト倍率が適用された金額となり、移動距離は徒歩ルートで換算されます。

また地図をピンチアウトすることで店舗・お届け先の詳細位置が確認できます。

尚、地図上では店舗・お届け先の詳細位置の確認が可能ですが、お届け先の住所表記は「丁目」までとなっており具体的な住所までは表記されません。
(店舗の住所は番地等 詳細を表記)

従来のオーダー通知では地図は表示されず店舗名・店舗住所・届け先住所のみの表示だったため配達が慣れていなかったり・土地勘がない人は 場所・距離が把握しづらかったのですが、新アプリでは地図・距離も表示されるので直感的に配達情報が把握しやすくなり、特に配達初心者の方にとっては嬉しい仕様変更とも言えます。

オーダーの受諾方法について

通知されたオーダー(注文)を受諾する場合は通知画面下部に表示される「受諾」ボタンをスワイプします。

逆に通知されたオーダーを受諾しなくない場合は、通知画面左上の拒否をタップするか45秒間放置します。

また、「拒否のタップ」及び「45秒間放置」を連続3回実施すると強制的に業務終了となり、再びオーダー通知を受けたい場合は業務開始ボタンを押す必要があります。

通知オーダーは同じ注文がくることもある

一度拒否したオーダーでも再びオファー通知に同じ注文がくることがあります。

オーダーを受けたくなければ拒否すれば良いだけの話ですが同じ注文であって3回連続で拒否すれば業務終了扱いとなり、酷い時だと永遠に同じオファー通知が鳴り続けるという状況になったりもします。

とは言え、3回連続拒否して業務終了となっても業務開始ボタンを1回タップするだけでよく さほど手間がかかるわけではありませんので、同じオファー通知が鳴り続ける場合は 気長に新しいオファー通知が来るのを待ちましょう。

オーダーのキャンセルについて

受諾したオーダーについては「事故にあった」「店舗で商品を用意することができない(在庫切れなど)」「店舗が閉まっていた」などの物理的に配達続行が不可能である場合はオーダーのキャンセルが認められますが、「いくら店舗を探しても見つからない」「調理待ち時間が長い」などの理由ではキャンセルすることは不可となっています。

上記のことから一度受諾したオーダーについては調理時間が長かろうが顧客の家の住所表記が異なっていようが届ける必要があり、この仕様については新アプリになってもまったく変更はありません。

特に調理の待ち時間の問題は出前館の配達システムの仕様上避けられぬ事象でもあり、ひたすら調理完成を待たされる店舗のオーダーを受諾してしまった場合は配達効率が一気に落ちてしまうので、そういった店舗は極力避けていきたいところではあります。

万が一キャンセルする必要がある場合は該当する拠点への連絡が必要となり、各拠点の連絡先一覧については以下の記事にて紹介しているので、そちらをご参照頂ければと思います。

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オーダー通知対象について

新ドライバーアプリでは オーダー通知仕様が変更され少し複雑になったの順を追って説明していきます。

まず顧客から注文が入り 配達員へオーダー通知が流れるわけですが、その注文の一番最初のオーダー通知はAIが選んだ特定の配達員1名のみに送信されます。

もし、そのオーダー通知を受けた配達員がオーダー受諾をしなかった場合は2回目の通知としてAIが選んだ最大10名の配達員に送信します。

そのオーダーを誰も受諾しなかった場合は再度AIが選んだ最大10名へというの繰り返す仕組みとなっており、完全な自動差配にはなっていませんが一部 自動差配という仕様になりました。

そして新ドライバーアプリ導入直後は オーダー受諾した際に それが自分だけに通知されているものなのか 他の配達員も通知されているものなのかが判別できないため、従来の早押しが ただ早スワイプに変わっただけと勘違いされていました。
※2022年10月25日以降は1名だけに通知されているのか判別できるようになりました。

こうした上記の仕様により以前よりもオーダー受諾しやすくなった感じはあります。

仮に2回目以降のオーダー通知であっても最大10名ということで競う相手の数も従来よりも少なくなっている可能性があるので早スワイプにもそこそこ勝ちやすくなったのではないかと思われます。

ただ、こうした早スワイプも必要とされてしまうため、オーダー通知画面に表示された地図情報を詳しく確認しようにも のんびり調べていると他の配達員にオーダーを取られてしまう可能性もあり オーダーをゆっくり選別する時間もなく、そういった部分はうまくかみ合ってないようにも思われます。

また、上記仕様を考慮した場合に早スワイプになる案件は他の配達員が一度拒否したオーダーであり、何らかのデメリットがある案件の可能性もあるので 最初から早スワイプは狙わずに 自分だけに来る1回目の通知だけに絞るのもありかもしれません。

※通知オファーが自分にだけ来ているかどうかは2022年10月25日からのアプリアップデートにより判別可能なり、詳しい仕様については以下の記事をご参照ください。

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オーダー受諾数について

新ドライバーアプリでは最大2件の注文が受諾可能となっており、まず最初に1件オーダーを受諾した後に 別のオーダー通知が来ることがあり 追加で来たオーダー通知を受諾することで同時に2件の配達を実施することができます。

マクドナルドのオーダーを受諾した場合に限り 配達完了しないと、次のオーダー通知が来ない仕様となっているので、マクドナルド案件を受諾した場合は2件同時の配達はできなくなります。

2件配達のバリエーションは様々で同じ店舗から商品をまとめて受け取り 別々の注文者へ配達する案件や 別々の店舗から商品を受け取る案件もあります。(以後 出前館での2件同時配達をダブル案件と呼んでいきます)

別々の店舗から商品を受ける取るダブル案件に関しても「店舗A受取→店舗B受取→店舗A商品配達→店舗B商品配達」もあれば「店舗A受取→店舗A商品配達→店舗B受取→店舗B商品配達」と複数の配達パターンがあるわけですが、オーダーを2件受諾した場合 配達順序はアプリ上で決められた順番でしか配達できず 配達員自身で配達順序・ルートを決めることはできません。

オーダー受諾数の制限は これまで早押しで勝ち 根こそぎオーダーを受諾していた配達員にとっては改悪内容となりますが、これまで早押しで負けてオーダーがあまり受諾できなかった配達員にとっては嬉しい改定内容であり、各配達員へのオーダー受諾が より平等になったので 良い仕様変更ではないかと思います。

初心者は2件同時受注は避けるべき

新ドライバーアプリのダブル案件の配達順序はアプリ上で決めたら順番でしか配達できないと伝えましたが、現状このアプリ上で決められる順番に関しては 必ずしも地図や調理時間を考慮した最適なルートになる保証はなく 効率が悪い配達順序になったという報告も多々あります。

効率が悪い配達順序の例として、同じ店舗での商品受け取りにも関わらずアプリの配達順序が「店舗A受取→顧客①に配達→店舗A受取→顧客②に配達」と同じ店舗を往復させられるというケースもあります。

また、出前館の現状の配達システムでは1人の注文者(顧客)がどれだけ大量の商品を注文しようが配達員1人で配達しなくてはいけなく(UberEatsの場合は商品が多い場合は複数の配達員で配達) 、1度に全部運べなければ往復せざるを得なくなるわけですが 往復した場合でも配達報酬が増えるわけではないので配達効率が下がることになってしまいます。

大量商品に対する仕様はダブル案件に関わらず1件だけ受諾した場合でも起こりうるので運次第ではありますが、いずれにせよダブルを受けなければ そうしたトラブルも避けやすくなるので、配達にまだ慣れていない方は 欲を出さずにまずは地道に1件づつこなすのが良いかと思われます。

尚、冒頭に「マクドナルド案件は1件しか受諾できない」とお伝えしましたが、8月16日のドライバーアプリアップデートにより マクドナルドもダブルに対応するようになりました。

ただしマクドナルド案件を受諾後に追加の案件を受諾した場合は店舗・顧客がどの位置関係でも必ずマクドナルドピックアップ後はマクドナルド注文者の家に配達するルートとなり、マクドナルド案件完了後に次の案件のピックアップ・ドロップという流れとなっており 少しだけ特殊なダブル案件となります。

調理の待ち時間について

新ドライバーアプリでは旧アプリのゴング(配達員が店舗に到着時間を通知する機能)が廃止され、店舗が注文受諾を確認してから店舗側で調理時間設定を行うこととなり、配達員側はオーダーを受諾したら 何もアプリを操作せずに店舗に向かうだけでよく、アプリ上で調理状況が確認できるようになりました。

また、調理が完了した場合はアプリ上で通知が入り、調理ステータスも変更されます。

上記の商品準備完了」の通知については店舗側で操作することにより配達員に通知される仕組みとなっていますが、出前館から店舗に対して料理完了の通知をおこなうかどうかは任意でお願いしているとのことで 店舗によっては調理が完了してるのに「商品準備完了」の通知をしなかったり、調理完了してなくても「商品準備完了」の通知をするところもあるため、必ずしもこの通知が正確ではなく目安程度に考えた方が良いかと思います。

また、旧アプリのゴングが廃止された代わりに新アプリでは「店舗到着ボタン」が追加され、店舗到着時にこの「店舗到着ボタン」を押す手順が追加されています。
(店舗到着ボタンをスワイプすることで顧客(注文者)に店舗到着したことが通知されます)

店舗到着ボタンの仕様については現状では不明な点が多く、店舗到着前に敢えて 店舗到着ボタンを押して 店舗に調理を催促させることができるという話もありますが店舗へどのように通知が入っているのか不明で 店舗到着ボタンを押しても効果がないという話もあります。

では肝心の新ドライバーアプリになってから店舗での調理の待ち時間について、旧アプリでは「出前館では料理が完成していないケースが多く、調理の待ち時間が長い」という報告が多々あったわけですが、新アプリに変わってから「旧アプリの頃に比べて短くなった」という報告もあれば「以前と変わらない」「むしろ前よりも待たされるようになった」という報告もあり トータルで見ると旧アプリの頃から特別変化なしという印象です。

特に新アプリで新たに実装された2件同時配達の仕様だと調理の待ち時間次第では別の顧客にも迷惑がかかる可能性もあり 出来る限り正確な調理時間を表示するよう改善してもらいたいところですが、まだ店舗側も新アプリのシステムに慣れていない部分もあるので ある程度時間が経てば調理時間の表示も今よりも正確になってくるのかもしれません。

ただ、この調理待ち時間の問題については出前館本部はほぼ店舗に任せているため、店舗によっては永遠に改善されないということも考えられます…

配達時刻について

新アプリではオーダー通知画面に「店舗での商品受け取り時刻」と「顧客への商品お届け時刻」が表示され、基本的に配達員はこの時刻を目標に店舗・お届け先に向かいます。

ただ、店舗側の調理が商品受け取り時刻通りにできているという保証がないので、基本的にはオーダーを受諾したらできるだけ早く店舗に行きできるだけ早くお届け先に向かう というスタンスで良いと思います。

また、お届け先への到着が予定時刻に間に合わない場合、顧客へ連絡するかは各配達員の判断となりますが 予定時刻よりも5分以上遅れる場合は連絡しておいた方が良いかもしれません。

それと、お届け先の時刻の上に予約と表記されることがあり、これは顧客側で配達時刻を指定しているため表示されている時刻通りに配達する必要があり、到着時間が5分以上前後する場合は連絡はほぼ必須となるので注意してください。

店舗までの距離が遠かったり・時間通りに調理してくれなかったりすることも多々あるので、極力予約案件は避けたいところではあります。

顧客への連絡ツール

新ドライバーアプリの顧客(注文者)への連絡ツールについては「電話」か「SNS(ショートメッセージ)」となり、アプリ上でのメッセージ機能は実装されていません。

これについては旧アプリと同じ仕様で特別変更はありませんが、せっかく新アプリになったので今後アプリ上でのメッセージ機能も実装してもらいたいところではあります。

トラブル時の対応について

配達中に何かトラブルが生じた場合は基本的には配達中エリアに該当する拠点への連絡が必要となります。

拠点への連絡についてはアプリ上から連絡することができないため、別途拠点の連絡先を調べて連絡する必要がありますが現状拠点数が多いため、いざという時のためにも事前に自分が配達エリアの拠点連絡先を登録しておくことをおすすめします。

※アプリ上から拠点連絡先を確認することは可能ですが、操作手順が多いためアプリ上からの拠点連絡先確認はおすすめできません。

尚、各拠点の連絡先一覧については以下の記事にて紹介しているので、そちらをご参照頂ければと思います。

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その他 新アプリの機能

本記事の中で ここまで紹介してきた機能以外の 新ドライバーアプリの機能を紹介していきます

現金決済オファーの設定

新ドライバーアプリではアプリ上で簡単に現金設定のオンオフが可能となっています。

これによりいつでも好きなタイミングで現金設定のオンオフができるので、普段から現金対応している方も 配達途中で釣銭がきれたという場合 すぐに現金対応を辞めることができます。

ブースト情報の確認

新ドライバーアプリではアプリの設定画面からブースト情報の確認ができるようになりました。

アプリ上に外部サイト(ブースト情報サイト)のリンクが表示され そちらへアクセスする形とはなりますが、アプリの操作ですぐに確認できるのは助かります。

配達実績の確認

新アプリでは、配達件数及び配達報酬金額(ブースト込み)がトップ画面に表示されるようになりました。

ただ表示されるのは当日の情報のみとなっており翌日になると前日の配達実績の表記は消えてしまいます。

また、これは旧アプリからある機能ではありますが 設定画面から過去の配達実績も確認可能で、こちらは配達日・配達件数・稼働時間のみの確認となっており配達報酬額は確認することができません。

新ドライバーアプリの問題点

ここでは新ドライバーアプリの問題点を紹介していきます。

現状、以下の表に改善すべきと感じる新アプリの問題点を、改善優先度順にまとめました。

改善すべき新アプリの問題点
  • ダブル(2件同時配達)の仕様
  • 重要の情報の文字サイズが小さい
  • サポートセンター問い合わせに手間がかかる
  • ロングピックアップの注文が多い
  • ピックアップ時刻よりもドロップ時刻が早い時がある
  • メッセージ機能がない
  • 早スワイプ
  • 同じ案件のオーダー通知が何度もくる
  • 受けキャン機能がない

次から上記の問題点を個別に紹介していきます。

ダブル(2件同時配達)の仕様

個人的には最優先改善事項であるとも思っていますが、「オーダー受諾数について」のところでも解説しましたが、現状の新アプリの仕様だと注文を2件受諾した状態だと配達ルートは強制的にアプリで指定され、店舗で大幅な調理遅延が発生したりした場合も臨機応変に立ち回ることができません。

実際報告があったケースでは、2件受諾して店舗の調理遅延により別の店舗で注文した顧客への配達が遅延し 顧客からクレームが入り、結果的に配達員が商品代金を補填したということがありました。

最初から2件注文を抱えなければ起きなかった問題ではあるかもしれませんが、2件持ちの機能を実装している以上 不測の事態にも臨機応変に対応できる仕様にして欲しい所ではあります。

これらの問題への対応策として、商品受け取りを完了していない状態でも顧客に電話ができる仕様にアップデートされたわけですが それでもダブルの根本的な部分が解消していないので 出来る限り配達員の実情をくみ取り 早急な対策をしてほしいところではあります。

とにかくトラブルを極力避けたい人は、現状は2件持ちは極力控え 今後のアプリアップデートを待つのが無難ではあるかと思います。

重要の情報の文字サイズが小さい

これは改善するのもそう難しくないと思うので早急に対応して欲しい事項でもありますが、注文番号や顧客住所などの配達時に重要となる情報の文字が軒並み小さく表示されています。

実際に注文を受諾してみると分かるのですが、配達時に重要な情報ほど文字が小さい傾向にあります…

出前館ドライバーアプリは配達員しか見ないので、出来る限り配達員の意見をくみ取り より見やすいアプリにしてもらいたいものです。

サポートセンター問い合わせに手間がかかる

他社の配達アプリを見ると基本的にはアプリ上からサポートセンターに問い合わせできる仕様となっており、事前に何も準備しなくても直感的な操作でサポートセンターに問い合わせることができます。

それに対して出前館の新アプリでは、アプリ上から直接サポートセンターに問い合わせる手段はなく、基本的には多数ある拠点連絡先一覧の中から自分の配達エリアに該当する拠点をピックアップしてあらかじめ連絡先情報を登録しておくべきともされています。

厳密に言えば間接的ではありますがアプリの設定画面から、少し手順は多いものの拠点連絡先一覧を開くことは可能です。

ただし拠点連絡先一覧を開いたあとに更に該当拠点を探すという手間があり、サポートセンターに問い合わせするにも時間がかかってしまいます。

拠点も多数あることから、アプリ上から直接電話する機能を実装することは難しと思うので致し方ないとは思いますが、せめて今よりも更に拠点を凝縮させ拠点数を減らしてもらいたいとは思います。

尚、出前館サポートセンターの問い合わせ先・問い合わせ方法は以下の記事にて詳しく解説しておりますので、よろしければご参照ください。

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ロングピックアップの注文が多い

旧アプリは店舗に近い配達員から注文オファーが来る仕様でしたが、新アプリになってから遠くの店舗からの注文オファーが多発するようになりました。

新アプリのアルゴリズムの仕組みが公開されていないので、どう配達員に注文オファーを流しているのかは不明ですが ピックアップ先(店舗)までの移動は配達料金に含まれないことを考えると ピックアップ先が遠いと注文受諾する気もなくしてしまい配達員の士気も下がってしまうので、可能であれば注文オファーを流すアルゴリズムを変更して欲しい所ではあります。

ピックアップ時刻よりもドロップ時刻が早い時がある

稀にピックアップ時刻(店舗受取時刻)よりもドロップ時刻(商品お届け時刻)の方が早い時があります。

まず、何故このようなバグ的なことが起こるのかを説明すると、注文受諾時に出前館側で調理完了時刻と お届け先到着時刻を算出します。
調理完了時刻については店舗側でも設定変更が可能で、店舗側でこの調理完了時刻を変更すると その変更した調理完了時刻がアプリに反映されるわけですが、お届け先の到着予定時刻は出前館が最初に算出した時刻のままで変更されず、結果ピックアップ先とドロップ先の時刻が逆転するという事象が発生してしまいます。

ただ、この事象は店舗側が何も操作していない時にも発生するという報告があり、アプリ上のバグではないか?という話もあります。

店舗側で操作して時刻の逆転現象が起こるのであれば原因は店舗側にあるとは言えますが、店舗側で変更した時刻がお届け先到着予定時刻に反映されないことも問題の1つかと思われます。

UberEatsのように配達員の移動状況に合わせて、顧客側の到着予定時間も自動的に変更するという仕様になれば これらの事象も解決するので、顧客へのお届け時刻は配達員の位置・移動状況に合わせて変動する仕様に変えて欲しいところではあります。

メッセージ機能がない

これは配達員よりもどちらというと注文者のためにも早く実装して欲しい機能となるわけですが、現状配達員から顧客(注文者)への連絡手段は「電話」か「SNS」となっています。

この「電話」「SNS」というのは顧客自身の電話番号への連絡であり、配達員が電話をすることで顧客側は配達員に自分の電話番号を知られてしまいます。

この仕様から 顧客側からすれば安易に電話をして欲しくないと思いますが、現状の出前館の調理を長時間待つ傾向であったり・お届け時刻が変動しない仕様であったり・時刻通りお届けできない場合は顧客に電話するという出前館の方針などから 必然的に電話をする機会は非常に多くなってしまいます。

現状、電話番号を配達員に知られて被害に遭ったという話は表立ってありませんが、今後それらを悪用する配達員も出てくる可能性はないとも言えないので、顧客の安全性を重視するという意味でも できるだけ早くメッセージ機能もしくは 互いの電話番号が分からない仕組みを実装して欲しいものです。

ちなみにUberEatsであれば配達員から顧客に連絡する際は互いに配達専用の電話番号を介するため、双方で個人の電話番号は知られることはありません。

早スワイプ

オーダー通知対象について」でも解説したように新ドライバーアプリは完全なる早スワイプではありませんが、早スワイプが必要とされる機会が多く、結局のところ早押しが早スワイプに変わっただけという意見も多々あります。

この仕様のせいで、オーダー通知画面も一新され報酬額や正確な位置情報が表示されるなど非常に良くなったんですが、それらをほぼ見ずに操作しないとオーダーが受諾できないという矛盾を生んでしまっています。

UberEatsの自動差配のように2回目以降のオーダー通知も特定の配達員1名だけに送信するようにしてくれれば万事解決するとは思うのですが、できるだけ早くマッチングする配達員を見つけるには新ドライバーアプリの仕様の方が出前館としては都合がいいとも思えるので、その早スワイプ仕様が改善されることはないのでは と半ば諦めてもいます。

同じ案件のオーダー通知が何度もくる

業務に支障で出るというレベルなことでもないので「早急に改善を」ということはないんですが、時間オーバーで拒否した場合はともかく 拒否ボタンを押して拒否した案件は 次の通知候補からは除外して欲しいとは思います。

もしくは同じ案件は3回までしかこないなどの受諾数の上限を設けてもらえると助かりはします。

受けキャン機能がない

まず受けキャンとはオーダーを受諾した後に配達員都合でオーダーをキャンセルできる機能で、代表的な受けキャン利用例としては「調理待ちが長い」「店の位置が分からない」「配達する商品の量が多すぎる」等の理由でキャンセルすることであり、UberEatsであればアプリ上の操作で ものの数秒で簡単にキャンセルすることが可能です。
(受けキャンがあまりにも多い場合はペナルティーが科せられることはあります)

出前館でこの受けキャン機能を実装してくれるだけで 配達員の業務中のストレスはほぼ解消されると言っても過言ではないぐらい配達員が熱望する機能であり、最も優先すべき改善項目ではないかと思っております。

ただ最も優先すべき改善項目と書きながらも一番最後に紹介したいのは、最も実装される可能性が低いからで、根本的な出前館のシステム上 受けキャン機能を実装させると「キャンセルになる注文が増え売り上げが落ちること」と「契約解除する店舗が増え 売り上げが落ちる」ということから出前館本部としては導入するメリットがありません。

※以下の話の内容は以前店舗の方から直接聞いた情報であり、現状は仕組みが変わっている可能性があり 必ずしも今も同じ仕組みではない可能性があることを留意した上で読んで頂きたいと思います。

受けキャンを実装して「キャンセルになる注文が増え売り上げが落ちる」という理由については説明不要かと思うので省略し、ここではなぜ受けキャンを実装すると契約解除する店舗が増えるのかについて詳しく説明していきます。

まず出前館と店舗間での契約の話になりますが、配達員がマッチングせずに商品が届けられないといった理由で注文が不成立になった場合に出前館から店舗への補填はありません。

何もトラブルなく注文が成立した場合、出前館は商品(料理)代金から手数料を引いた金額を店舗に支払います。
一方 注文が不成立になった場合、まず顧客から出前館への料金を支払いがなくなり、出前館から店舗への支払いもなくなります。

一見すると注文不成立の場合は店舗側は何も損はないように見えますが、すでに料理を作っていた場合 調理に要した食材費・人件費を丸々損してしまうことになります。

尚、UberEatsは顧客から注文があった時点で店舗には代金を支払うことが確定しており、注文が不成立であった場合 店舗側で商品を破棄する手間は発生しますが 代金は通常通り支払われるという話です。

上記の話が本当であれば、これが出前館の調理遅延の原因の一つであり、出前館の調理が他社に比べて遅いというのも頷けます(配達員が来てから調理開始するようにすれば配達員がマッチングしないというリスクが回避できるため)

そして受けキャン機能が実装されると、店舗側にとっては調理を早くしないと配達員がキャンセルしてしまい次の配達員が決まらないまま注文が不成立になってしまうリスクと、調理完成してても配達員が決まらなければ注文が不成立になるリスクを抱えることになり それなら初めから契約しない方が良いと判断する店が増える可能性があり、それは出前館本部としても避けたいところではあります。

こうしたことから上記の仕組みが変わらない限り 受けキャン機能の実装は難しく、アプリの仕様云々というよりも契約上の問題に関係してくるので 実装されるのは現実的ではないかと思っております。

新ドライバーアプリの総評

私自身実際に新ドライバーアプリを使ってみての評価としては

改善すべき点も多いが 各配達員への平等性は増し受注しやすくなった、今後のアップデートに期待

といったところで「新ドライバーアプリの問題点」で紹介した内容の改善すべきところは多々ありますが、以前から配達員の不満の一つとして指摘されてきた早押しに関しては、新アプリで大幅な改善はされました。

依然 特定の自動差配以外の場面では他の配達員よりも早く受諾しなければいけない状況は変わりありませんが、皆が2件までしか注文を持てない仕様のため特定の配達員が注文を独占するということはなくなり 以前よりも注文が取りやすくなった印象はあります。

この仕様変更により これまで早押しで勝ち 常時複数の注文を回していた配達員にとっては改悪の仕様となってしまいますが、逆に早押しに勝てずにほとんど注文が取れていなかった配達員にとっては良アップデートであり、早押しが嫌で出前館の配達を敬遠していた人にとって再び出前館の配達をやる よい機会かと思われます。

ちなみに配達員の間では新ドライバーアプリに変わってからUberDriverアプリのようになったという声もありますが、私個人的には基本的な作りはMenuアプリに非常に似ており、Menuアプリからメッセージ機能と受けキャン機能を無くして ダブル配達機能を追加したアプリとも言える仕様となっています。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は出前館の新ドライバーアプリの機能・特徴をピックアップして紹介してきました。

新ドライバーアプリは2022年8月から ようやく全国で導入されたばかりであり、現状アプリ改善の余地は多々ある部分はしょうがないとして、大きな前進ではないかと思っています。

今後はこの新アプリをベースとして より配達業務のストレスが減るアップデートをしてもらい、そのアップデートが配達員の満足度の向上に繋がり ひいては顧客(注文者)にも満足がお届けできるようになり、結果的に皆がWin-Winの関係になれる体制を構築してくれれば良いと思っています。

また、新ドライバーアプリの具体的な使い方については別途紹介していこうと思っていますので、出前館での配達を初めてみたいという方はそちらの記事の完成をお待ち頂ければと思います。

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