昨日、menu(メニュー)から各配達員へ「一部の地域において配達サービスを停止する」という衝撃的な発表があったので、今回はその発表内容について解説していきます。
発表内容
今回menu(メニュー)から各配達員へ発表された具体的な内容は「2022年3月22日(火)から一部地域のデリバリーサービスを停止します」とのことで この一部地域に該当するエリアは2022年3月21日(月)いっぱいでデリバリーサービスが停止することとなります。
また、サービス停止の通達メールにはmenuから以下の発表・説明がありましたので こちらは原文のまま以下に記載しておきます。
[box06 title=”menu公式 一部地域サービス停止の通達内容”]約1年前に、クルーの皆さまの支えのおかげで全47都道府県へ展開いたしましたが、今回デリバリーサービスが停止となる地域では、クルー・注文者・店舗・menuにとって継続的なサービス運営が難しい状況が続いており、このような判断に至りました。
該当地域で配達業務を行っていただいているクルーの皆さまには、突然のご案内によりご不便とご迷惑をお掛けしてしまいますこと、お詫び申し上げます。
3/22(火)以降は、該当地域にてオンラインにしていただいても、注文通知が届かなくなります。ご稼働いただく際には、デリバリーサービス対象エリアでオンラインにしていただきますようお願いいたします。 また、今回デリバリーサービス停止を予定している地域でのサービス再開予定は、現時点ではございません。
再開する場合は、またご案内させていただきます。
なお、該当地域の店舗さまへのテイクアウト注文は、引き続きご利用いただけます。 [/box06]
上記の文面を読み解くに、該当地域でのサービス終了ということではなくあくまでサービス停止ということでワンチャンサービス再開の可能性もあるわけですが、正直なところ現状のmenuを見るとサービス再開の可能性はゼロに等しく、該当地域においてはサービス終了とみるのが妥当でしょう。
また、サービス停止の該当地域でも引き続きテイクアウト注文は継続ということで 完全にmenuのサービスがなくなるということではないみたいです。
ただテイクアウト注文はあくまで店舗とお客様だけで成立するものなので、配達員にとっては該当地域での配達業務が完全終了することとなります。
サービス停止 該当エリア
今回発表されたサービス停止の具体的な該当エリアは以下となります。
北海道エリア
・室蘭市寿町エリア
・輪西町エリア
・若松町エリア
・海運エリア
・光和エリア
・新富士町エリア
・宮本エリア
・愛国西エリア
・緑ケ岡エリア
東北エリア
宮城県
・古川李埣エリア
・古川諏訪エリア
・古川江合本町エリア
・古川富長エリア
・古川鶴ケ埣エリア
・古川北稲葉エリア
・古川楡木エリア
青森県
全エリア サービス停止
岩手県
全エリア サービス停止
秋田県
全エリア サービス停止
山形県
全エリア サービス停止
福島県
全エリア サービス停止
関東エリア
栃木県
・磯岡エリア
・屋板町エリア
・下反町町エリア
茨城県
・水戸大町エリア
・元吉田町エリア
・千波町エリア
・苅間エリア
・取手新町エリア
・寺田エリア
・桑原エリア
・東エリア
群馬県
・太田市本町エリア
・太田飯塚町エリア
・朝倉町エリア
・内ケ島町エリア
・朝日町エリア
千葉県
・高師エリア
・中央北エリア
・木更津文京エリア
・下永吉エリア
・請西東エリア
・永井作エリア
・小林エリア
・浦部エリア
・築地エリア
・東郷エリア
・潮浜エリア
・八幡原エリア
・高西新田エリア
・桜井エリア
・茂原エリア
・中里エリア
埼玉県
・寿町1丁目エリア
・東松山幸町エリア
・下押垂エリア
・西インターエリア
・葛袋エリア
・坂田東エリア
・三ケ島エリア
・東松山松山町エリア
・久保稲荷エリア
・石橋エリア
・柏崎エリア
・仲田町エリア
・上尾村エリア
神奈川県
・秦野市本町エリア
・久里浜台エリア
・大川エリア
・楠ヶ浦町エリア
・東町エリア
・井ノ口エリア
・久里浜エリア
・佐野町エリア
・小園エリア
・早川エリア
・秦野市落合エリア
・浦賀エリア
・鷹取エリア
・扇町エリア
・下大槻エリア
・鴨居エリア
・小田原荻窪エリア
・秦野緑町エリア
・横須賀神明町エリア
・内川エリア
・平成町エリア
・今宿西町エリア
東京都
・勝沼エリア
中部エリア
岐阜県
・鵜沼東町エリア
・鵜沼小伊木町エリア
・藤江町エリア
・豊岡町エリア
・大垣大井エリア
・喜多町エリア
・大畑町エリア
・上面エリア
長野県
・上田中央エリア
・古里エリア
・上田市上田エリア
石川県
・弥生エリア
・金沢神田エリア
新潟県
・台町エリア
・西蔵王エリア
・中沢3丁目エリア
・三和エリア
・豊エリア
・長岡大町エリア
静岡県
・米山町エリア
・一番町エリア
・南1丁目エリア
・本エリア
・西沢田エリア
・大岡エリア
・上香貫エリア
・上香貫槙島町エリア
・東沢田エリア
・青木エリア
・下土狩エリア
・谷田エリア
・徳倉エリア
・伏見エリア
・光ケ丘エリア
・下俣エリア
・上西郷エリア
・菖蒲ヶ池エリア
・薗ケ谷エリア
・満水エリア
愛知県
・向山町エリア
・豊田深田町エリア
・八帖南町エリア
・渡町エリア
・西岩田エリア
・新田町エリア
・土井町エリア
・宮町エリア
・りんくう町エリア
・宝町エリア
・明大寺町エリア
・六軒屋町エリア
・不吹町エリア
・江島町エリア
・岩野町エリア
・保示町エリア
・岡崎市若松町エリア
・丹羽エリア
・赤見エリア
・浅野エリア
・西大海道エリア
・南小渕エリア
山梨県
全エリア サービス停止
福井県
全エリア サービス停止
近畿エリア
滋賀県
・里根町エリア
・六地蔵エリア
・本町エリア
・岡町エリア
・出庭エリア
・野尻エリア
・堀上町エリア
・池田本町エリア
・東横関町エリア
・本町3丁目エリア
・上田町エリア
・加茂町エリア
・鷹飼町北エリア
奈良県
・兵部町エリア
・曽我町エリア
・高殿町エリア
・栄和町エリア
・山之坊町エリア
・橿原豊田町エリア
・大谷町エリア
兵庫県
・亀井町エリア
・中崎エリア
・新明町エリア
・南車崎エリア
・玉津町エリア
・西八代町エリア
・荷山町エリア
・三輪2丁目エリア
・長尾町エリア
・貴志エリア
・三田桑原エリア
・塩田エリア
京都府
・小倉町エリア
・広野町エリア
・槇島町エリア
・東一口エリア
・佐古エリア
・宇治エリア
・田辺伝道林エリア
・呉服エリア
・田辺狐川エリア
・大住大畑エリア
・草内山科エリア
・東羽合エリア
・南小谷ケ丘エリア
・厚エリア
・土師町エリア
・男山エリア
大阪府
・藤ヶ丘エリア
・西浦2丁目エリア
・翠香園町エリア
・国松町エリア
・藤田町エリア
・はびきのエリア
・碓井エリア
・甲田エリア
・堀エリア
・向陽台エリア
・佐備エリア
・土生町エリア
・若松町東エリア
・下松町エリア
・錦織北エリア
・大堀エリア
・春木旭町エリア
・高槻緑が丘エリア
・南大伴町エリア
・西大路町エリア
・上牧町エリア
三重県
全エリア サービス停止
和歌山県
全エリア サービス停止
中国エリア
広島県
・大須エリア
・瀬戸ハイムエリア
・青崎中エリア
・みくまりエリア
岡山県
・井手エリア
・総社市駅前エリア
・総社三輪エリア
山口県
・小郡黄金町エリア
・小郡下郷山手上エリア
・防府市天神エリア
・協和町エリア
・岸津エリア
・華園町エリア
・泉町エリア
島根県
全エリア サービス停止
鳥取県
全エリア サービス停止
四国エリア
高知県
・南新田町エリア
愛媛県
全エリア サービス停止
徳島県
全エリア サービス停止
九州エリア
福岡県
・筒井エリア
・大城エリア
・上大利エリア
・西海岸エリア
・北九州市大久保エリア
・枝国エリア
・潤野エリア
・小正エリア
・楽市エリア
・川津エリア
・立岩エリア
・鶴三緒エリア
長崎県
・魚の町エリア
・高丘エリア
大分県
・朝見エリア
・浜脇エリア
・幸町エリア
・別府北浜エリア
佐賀県
全エリア サービス停止
沖縄エリア
サービス展開エリアなし
まとめ
今回の発表について
今回の一部地域のサービス停止の発表の少し前に報酬改定の通達があり、数日の間にmenuのビッグニュースが続いたわけで、これらのいずれのニュースも配達員にとってはマイナスイメージを与える結果となり このニュースの影響が今後のmenu配達員減少に繋がらないか心配なところではあります。
私自身 当サイトで今年(2022年)中にmenuで何らかの大きな動きがあると言いましたが、まさか報酬改定直後にこのような発表が来ることは予想外でした。
そして、今回の一部地域のサービス停止についてはエリアによって縮小度合いも異なり、大都市があるエリアだとそれほど目立った縮小ではないのですが それ以外の地域だと県によっては県すべてのエリアのサービス停止ということで 該当の県で配達していた方にとっては今後menuでの活動ができなくなるという残念な結果となってしまいました。
ただ、menu配達を経験した方から見れば今回の発表はさほど驚くこともなく「あぁついにこの時が来たか…」と納得している方も多いのではないでしょうか。
その理由については当サイトでも度々言っていますがmenuはとにかく注文受注数が少なく、大都市エリアですら本当にこれで経営が成り立っているのだろうかと思えるぐらいの注文数で、おそらくサービス停止したエリアの注文数は相当酷かったのではないのかと予想され それらのエリアではすでに配達員も見切りをつけて他のフードデリバリーで稼働していたのかしれません。
今後の動向について
今後のmenuフードデリバリーの動向について、今回のサービス展開エリア縮小ということで今後は需要がまだ見込めるであろうエリアでの活動となりますが、今後menuの考えうる動向パターンを私なりに考え、それらのが発生した場合に配達員としてどういった対応をすべきかをまとめてみました。
今後の動向予想 その1 -サービス展開エリアの更なる縮小-
今後は残ったエリアでのサービス展開となりますが、menuが今後経営を継続するためには店舗数を増やすことが最重要課題なのではないかと思っており、店舗数を増やすためにも人的労力が必要となり、エリアが縮小したとは言え残ったエリアすべてで店舗拡充を図るのは非常に難しいと予想されます。
そのため今後はさらにエリア縮小をおこなって注文需要がより見込まれるエリアのみでの展開になるのではないかと予想されます。
そうなった場合を想定すると、サービス停止近辺のエリアで稼働している配達員はそのエリアも今後サービス停止対象になる可能性があるため、早い段階で別のフードデリバリーでの稼働を検討しておくべきかと思います。
サービス停止近辺のエリア以外でも今配達をしていて注文数が少ないと感じたのであれば すぐにでも別のフードデリバリーの準備をすべきかと思います。
今後の動向予想 その2 -さらなる報酬改定-
先日、menuの報酬改定があったばかりなのですぐにはないかと思いますが、menuが収益を最も上げやすい手段としては配達員のコストカットを行うことであり、今以上に配達員の報酬が下がることは十分にありえます。
ただ報酬改定するにあたって「今後の経営継続にあたり配達員の報酬を一律下げることとなりました」などとストレートな表現は配達員の不安をあおる結果となってしまい更なる配達員減少に繋がる可能性もあるので、そう簡単には報酬改定もできないわけですが、先日の報酬改定で使用した「よりフェアな距離報酬」という一見すると報酬アップにみせかけた表現が使われるのではないかと思います。
具体的に今後報酬改定が見込まれそうな部分としては「ランク制度の廃止」で、このランク制度は配達を継続的にこなすことでランクが上がり 同じ報酬単価でもランクが上の人の方がより多くの報酬が貰える仕組みとなっており、ランクを廃止することで高ランク者への報酬負担を減らすことが可能です。
ただ、このランクはある一定期間の配達実績で決まるもので しばらく配達をしないとランクが下がることから配達員をmenuに定着させる狙いもあるため、この制度を廃止するということはmenu専業の配達員を失う可能性が増すデメリットがあり、当然ながら高ランクに限らずランク所持者全員へのあからさまな報酬減にもなってしまいます。
そのデメリットを補うための対応策として、現在の距離報酬x40円の部分を例えば45円といった具合に僅か数円値上げをして全体の報酬を底上げするかのように見せ「過去の配達実績を問わないフェアな報酬」ということで、あとはおまけでほぼ達成不可能な経験値LEVELUP報酬を増額しておけば、良い改定に見せることか可能かと(笑)
上記はあくまで私が勝手に予想した報酬改定ですが、もしランク制度が廃止されれば専業menu配達員が離れてしまう可能性もあります。
しかし逆にこれまでランク制度を敬遠していた配達員を戻すチャンスでもあり、もうmenu専業で働いてもらうことは諦めて他のフードデリバリーと兼用して稼働してもらうことに前提にサービス展開した方がいいのではないかと思ってます。
さて 前置きが長くなってしまいましたが、今後こうした報酬改定が起きた場合は、正直なところサービス展開エリア縮小どころかmenu自体のサービス終了間近の可能性が高いので、すぐにでも別のフードデリバリーで稼働できるよう準備すべきかと思います。
とにかく次の報酬改定があった場合は要注意すべきかと。
今後の動向予想 その2 -サービス完全終了-
何だかんだでこれが一番可能性が高いのでは?と思っているわけですが、昨年同じフードデリバリー業界で突如foodpanda(フードパンダ)の日本撤退の発表があったこともあり、menuでも突如サービス終了ということも十分ありえます。
こうしたことが起こりうる可能性を考えると、いずれにせよmenuをメインとして稼働している配達員は予期せぬ事態に備えて今から他のフードデリバリーに登録して、すぐに切替らえるようにすべきかと思います。
また上記の動向予想その1・その2のケースの際もそうですが、menuの報酬はこちらから任意のタイミングで出金が可能ですが、2万円未満の場合は振込み手数料400円が引かれてしまうため 1円でも多く報酬を貰いたいという方は2万円以上の報酬になるまでは他のフードデリバリー業務の合間でも良いのでコツコツ稼働し続けた方がよいかと思われます。
最後に
ここ最近のフードデリバリー業界の動向は配達員にとってはどれも暗いニュースばかりで先行き不安なところもありますが、新しい風としてすでに日本国内の一部地域で展開中のDoorDash(ドアダッシュ)が2022年4月から東京にて本格稼働するという明るいニュースもあり、ドアダッシュにはいい意味で他のフードデリバリーにプレッシャーを与え それにより各社切磋琢磨し 今後配達員にも喜ばしい方向に展開して欲しいところでもあります。
そんなDoorDash(ドアダッシュ)はサービス展開予定地域以外に在住の方でも配達員登録が可能で、登録すれば無料でバッグなどのノベリティも貰えるので、もしものことを考えてドアダッシュ配達員への登録をしておくと良いかもしれません。
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