UberEats(ウーバーイーツ) 利用規約改定(2022年8月) 解説

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今回は2022年8月1日から適用される UberEats(ウーバーイーツ)の利用規約の改定(契約の改定)について、Uberから発表された内容の詳細の説明から 利用規約が改定されたことにより配達パートナー(配達員)・注文者(顧客)にどのような影響が出るのかを、また今後どういった対応をすべきかを解説していきます。

2022年8月1日以降に実際稼働してみて分かったことを以下の記事にまとめていますので、気になる方は以下の記事もご参照ください。

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目次

利用規約の改定内容

ここではUberEats(ウーバーイーツ)より告知された利用規約の内容を抜粋しながら、それらの内容について説明していきます。

配達パートナー(配達員)向けの内容

まずは配達パートナー向けに送られたメールに記載されていた UberEatsからの通達内容を抜粋していきます。

配達パートナーへの通達内容

Uber Eats では、配達サービスの提供プロセスをよりシンプルなものとすべく、2022 年 8 月 1 日(以下「本変更効力発生日」といいます)に、Uber Eats プラットフォームを介して配送依頼を受け取る配達パートナー様を通じての配達に関して、加盟店がユーザーに対し配達サービスを提供するビジネスモデルからUber がユーザーに対し配達サービスを提供するビジネスモデルに変更いたします。

これに伴い、当社は利用規約(契約)を改定いたします。ビジネスモデルが変更しても、配達パートナー様におけるサービス提供の自由度は変わりませんのでご安心ください。とりわけ、配達パートナー様は引き続き選んだ時間と場所で従事でき、Uberからの配送依頼を受諾する義務はありません。なお、本変更効力発生日は諸般の事情により延期することがあります。

結論から言うと今回の利用規約改定はインボイス制度への対策として実施された可能性が濃厚です。

インボイス制度の詳細については今回の記事では省略しますが、先日の参議院選挙の結果によりインボイス制度が2023年10月1日(令和5年10月1日)から施行されることがほぼほぼ確定し、この状況を見てUberEatsからの利用規約の改定が入ったと思われます。

特に通達内容冒頭の「加盟店がユーザーに対し配達サービスを提供するビジネスモデルから、Uber がユーザーに対し配達サービスを提供するビジネスモデルに変更いたします。」という契約形態の変更というのは明らかにインボイス制度を意識したものと思われます。

それ以降の文章はインボイス制度とは直接関係はありませんが、今後の配達スタイルに影響する可能性がある部分で これについては後ほど掘り下げて説明していくので一旦ここではスルーしておきます。

では具体的にどう改定されるのかについて、UberEatsからの同メールに記載されていた「利用規約の改定事項」を抜粋しながら個別に解説していきます。

配達パートナーの改定事項 -その1-
  • 配達パートナー様に対する配達サービスの委託は加盟店ではなく当社が行うこととなります。
       
  • 今回のビジネスモデル変更自体は、配達パートナー様に支払われる予定配達料の金額に影響しませんが、配達パートナー様が当社にサービス手数料を支払う必要がなくなります。

上記2点については冒頭で話したようにインボイス制度への対策となり、配達員の配達サービスの委託先が加盟店(店舗)からUberEatsに変更したからといって 店舗の調理に関するシステムの変更や受けキャンの仕様変更などは一切なく 従来通りのままでピックアップ時に何か変わるということはありません。

一方、配達報酬については内部で細かい変更があり、これまでは報酬の一部からサービス手数料が引かれていましたが規約変更後はサービス手数料が引かれることがなくなります。
(報酬の詳しい仕組みについては以下の記事をご参照ください

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ただし、改定事項内に記載があるようにサービス手数料が引かれなくなったからといって、その分の報酬が増えるわけではなく 最低報酬額の300円(スリコ)は変わらず継続したままで 最低報酬額が300円よりも増すということはありません。

配達パートナーの改定事項 -その2-
  • 導入時期は検討中ですが)商品を異なる複数のマーチャントからピックアップする依頼を受けることがあり得ます

上記の改定事項については今回の利用規約改定のおまけ的な要素になるかと思われますが、配達員からするとこちらの改定の方が大きな追加要素になるかもしれません。

「複数のマーチャント」とは複数の店舗を示し、これまではダブルピックアップ(同じ店舗から2件分の商品を受け取る)がありましたが、新たなダブルピックアップ形態(異なる店舗からそれぞれの商品を受け取る)が追加されることが予想されます。

※この新たなダブルピックアップ形態については既存のダブルピックアップとの違いを分かりやすくするために本記事ではマルチピックアップという名称で紹介していきます。

尚、マルチピックアップの導入に関しては改定事項の冒頭にも記載がありますが「導入時期は検討中」とあるように、利用規約改定直後には導入されず 導入されるまでには もう少し時間がかかる模様です。

マルチピックアップの詳細については後述する「マルチピックアップが導入される」にて解説していきます。

配達パートナーの改定事項 -その3-
  • 貴殿が通常の配達パートナー(すなわち、フリートパートナーの配送人ではない配達パートナー)である場合には、技術サービス契約の Part 1 のみが適用されます。貴殿がフリートパートナーの配送人である場合、技術サービス契約の Part 2 のみが適用されます。

上記の改定項目については、インボイス制度に関連する規約改定かと思われ、フリートパートナーとは法人委託の配達員のことを示しているのではないかと思われ、個人委託配達員と法人委託配達員の契約をきっちり分ける意味なのかと思います。

正直、「改定事項 -その3-」の内容については私自身詳しく理解できかねない部分でもあるので 本記事ではこれ以上の説明は省略させていただきます。

以上が「配達パートナーの改定事項」の説明となりますが、これらの変更に対して配達員側で どう対応していくかについて同メール内に記載がありましたので、こちらも以下に抜粋していきます。

規約変更後の対応方法について

本変更効力発生日(2022年8月1日)以降において、貴殿が初めて Uber Driver アプリを開いた時に、新しい契約に「同意する」旨のボタンが Uber Driver アプリに表示されます。こちらでご同意いただけない場合、本変更効力発生日以降、貴殿は Uber Driver アプリを利用できなくなります。
※本変更効力発生日以前においては、何もご対応いただく必要がありませんのでご安心ください。

対応方法は至ってシンプルで2022年8月1日以降にUberDriverアプリを起動した際に表示される「同意する」旨のボタンをタップするだけとなり、UberDriverアプリをいつものように起動して オンライン前に1度限り一手間増えるだけで特別何かする必要もなく、必ずしも2022年8月1日ぴったりに同意する必要もなく配達したいと思った時にUberDriverアプリを起動させればOKです。

また、規約変更前に実施すべきことはないので、配達予定がない方は 慌てて無理にUberDriverアプリを起動させる必要はありません。

ユーザー(注文者)向けの内容

UberEatsの利用規約改定に関するお知らせは配達パートナーのみならず、UberEats利用者(注文者)にもUberから通達がありましたので、注文者向けの通知内容も抜粋して紹介していきます。

注文者への利用規約改定に関する通達内容

Uber Eatsでは、配送サービスの提供プロセスをよりシンプルなものとすべく、2022年8月1日(以下「本変更日」といいます。)に、Uber Eats プラットフォームを介して配送依頼を受け取る配達パートナーを通じての配達に関して、ビジネスモデルの変更および利用規約を改定いたします。

【ビジネスモデル変更前
加盟店がユーザーの皆様に対し配達サービスを提供
【ビジネスモデル変更後
Uberがユーザーの皆様に対し配達サービスを提供

ユーザーの皆様がサービスを利用するにあたって、今回の新しいビジネスモデルへの変更に伴うUber Eats アプリの仕様や料金体系に関する変更点はございません。

注文者への通達内容も基本的にはインボイス制度への対策にともなうビジネスモデル変更のお知らせであり、「今回の新しいビジネスモデルへの変更に伴うUber Eats アプリの仕様や料金体系に関する変更点はございません。」と記載があるように注文時のアプリの仕様や注文代金が変更するといういったことは一切なく 利用規約改定後もこれまでと同じようにUberEatsを利用できる形となります。

ただし、上記の文章では一切触れてはいませんが、配達パートナー向けに送られた一部の改定内容に関しては注文者にも若干の影響が出てくるのではないかと予想しており、どう注文者に影響してくるのかは「マルチピックアップが導入される」にて詳細を解説していきます。

利用規約改定後に変わること

ここでは利用規約改定によって配達員・注文者にはどのような影響があるのかを予想も踏まえて解説していきます。

マルチピックアップが導入される

今回の利用規約改定では おまけ的な存在であった通達事項ではありますが、配達員にとってはこれが一番興味深い内容でもあるかと思うので、より詳しく解説していきます。

改定事項内に「商品を異なる複数のマーチャントからピックアップする依頼を受けることがあり得ます」という記載があり、このことからマルチピックアップが今後導入されることが濃厚となりました。

ではマルチピックアップとは具体的にどういうものなのかを図を交えて詳しく解説していきます。

ダブルピックアップについて

まずはUberEatsにて すでに導入されているダブルピックアップから見ていきたいと思います。

同じ店舗から異なる注文者の商品を受け取る仕組みの配達で、配達員の間では「ダブル」と呼ばれ UberEatsではお馴染みの配達形態となっており、報酬は通常の2回配達に比べ安い事が多いのですが ピックアップは1箇所の店舗だけで2件の配達件数として扱われるのでクエスト回数を多くこなしたい場合には有効的な配達方法とも言えます。

ダブルピックアップについての詳細は以下の記事にて解説しているので興味がある方はこちらをご参照ください。

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マルチピックアップ【パターン1】について

続ては今度導入されるであろうマルチピックアップについて紹介しますが、2パータンの配達形態があると予想されるので それぞれのパータンについて解説していきます。

まずは マルチピックアップ パターン1のケースです。

異なる店舗でそれぞれの商品を受け取り、受け取ったすべての商品を同じ注文者に届ける形となります。

これまでであれば注文者が異なる店舗へ注文した場合は、それぞれの店舗に違う配達員が向い 複数の配達員が注文者の元へ向かいましたが上記の配達形態が適用されれば一人の配達員で複数店舗を周りすべての商品をまとめて配達するようになります。

ただ、一人の注文者が複数の店舗で同じ時刻で注文したからといって すべて上記のようになるとは限らず 店舗と注文者の位置や距離によっては大幅にタイムロスすることもありえるので上記のケースはダブル以上にレアなケースになるかもしれません。

そしてこの配達形態で心配なのは、配達件数が何件でカウントされるかで、すでに他社のフードデリバリーでは上記の配達形態が導入されており他社では上記の配達をこなした場合 配達件数は1件となっています。

もしUberも1件とカウントされるのであれば、配達報酬は通常の1件+1件よりも間違いなく減るでしょうし、配達員にとっては旨味がなく、注文者にとってもどちらかの店舗で大幅に調理遅延が生じれば 料理が鮮度が落ちる可能性がありリスクの方が高く、唯一コスト削減できたUberEatsだけが得をする仕組みにも感じとれます。

マルチピックアップ【パターン2】について

続いてはもう一つのマルチピックアップ形態であるパターン2を見ていきたいと思います。

こちらのパターンは通常の2件配達の「最初の配達 A店舗→注文者Aが終わってから、次の配達 B店舗→注文者B」という一連の流れを一度におこなう配達形態で、途切れることなく2件分の配達を同時におこないます。
(配達件数は2件でカウントされることは間違いないかと)

こちらの配達形態もすでに他社では導入しているところがあり、導入している他社では非常の稀なケースとはなりますが、注文数が比較的多いUberEatsではこのマルチピックアップ パターン2は比較的に該当するケースが多いのでないかと思っており、パータン2が本当に導入されれば今のダブル以上に注文依頼がくるのではないかと予想されます。

ただし、パターン2の配達依頼が多く来たとしても、配達報酬については通常の1件+1件よりも下がってしまうことが予想されるのでわざわざこのマルチピックアップを受けずとも堅実に1件づつこなした方が無難にも思えます。

唯一のメリットとしては閑散期などの注文が少ない時などには間髪入れずに2件分配達できることから件数稼ぎにはうってつけかと。

マルチピックアップの注文者への影響

ここまで配達員目線で紹介してきましたが、注文者側にとってはマルチピックアップ導入はどのような影響があるのでしょうか。

結論を言うと、もし上記のマルチピックアップが導入された場合は注文者にとってはデメリットの方が大きくなると予想されます。

まずマルチピックアップ パターン1についてですが、こちらは2店舗で注文した場合は1人の配達員がまとめて届けてくれるため配送料が若干安くなる可能性があり 受け取りも1度で済み手間も減ります。

ただし、配達員は1人で異なる店舗に行くことからA店舗で出来立ての商品を受け取ったとしても、B店舗に寄る時間とB店舗で調理遅延が発生するとA店舗での商品の鮮度が落ちてしまうという欠点があります。

続いてマルチピックアップ パターン2についてですが、こちらは従来のダブルと同様に自分への配達前にもう一人の注文者の家を経由するデメリットと、もう一人の注文者が注文した店舗で配達員が調理待ちを受けたら更に配達到着時間が遅くなるという二重のデメリットが発生する可能性があり、注文者としてはパターン2の配達だけは避けたいところではあります。

マルチピックアップを避ける唯一の手段として 注文時の配送時間オプションで配送料を多く払う必要があり、普段から配送料を多めに払っている人からすればマルチピックアップが導入されようが これまでと変わりなく商品を受け取ることができますが、配送料をデフォルトのままか 安く設定した場合は 今以上に商品の到着が遅れる可能性が増すことを覚悟した方がいいかもしれません。

※注文する店舗の場所によっては配送料の選択ができないことがあります。

上記のことから複数の店舗でUberEatsを注文する人にとっては多少の恩恵があるかもしれませんが、1店舗のみの利用の場合は これまで以上に商品の到着が遅くなる可能性があるので、できればマルチピックアップのパターン2は導入しないで欲しいというのが注文者側の本音ではないでしょうか。

尚、従来のダブルピックアップ注文や配送時間オプションの種類などの注文者から見た配達の視点については以下の記事にて解説しているので、興味がある方はご参照ください。

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マルチピックアップのまとめ

実際に導入されるマルチピックアップの配達形態はまだ未定で、どちらかのパターンもしくはパターン1・2の両方の適用になるは分かりませんが、ハッキリと分かっているのは これらを導入することでUberEats側のコスト削減が可能となります。

現状のダブルもそうですが、マルチピックアップの配達になろうが注文者の支払う送料は現状と変わらずに且つ配達員への配達報酬を削減できることからUberEats側の利益がより増える形となるわけで、これまでのUberEatsの様々な改定内容を見るに 配達員にとっては更なる報酬減が予想されます。

配達員の配達報酬が減る理由は言わずもがなではありますが、マルチピックアップが配達員側から見て通常の配達よりも効率よく稼げてしまってはUberEats側にとっては何もメリットがないので導入するはずもなく、新しいシステムを導入するということは何かしらでUberEats側にメリットが発生するわけで これに関しては報酬面でUberEatsにメリットがあるかと。

更にマルチピックアップでのデメリットは報酬以外にも注文者へのサービス品質の低下があるのではと懸念しており、理由としてマルチピックアップのいずれのパターンもどちらかの店舗で調理遅延を受けると注文者への配達の遅延及び商品の鮮度の劣化に繋がる可能性があり、通常のダブルと比べてもややリスクが高い配達形態になるのかと。

当然ダブル配達時でも1つの店舗で片方の料理だけが遅延するということもあり同様のリスクはあるんですが、これまでの配達経験から推測すると2つの店舗を跨ぐ方が調理遅延を受ける可能性が高く、マルチピックアップの方がよりリスクが高いと感じます。

私自身どちらのマルチピックアップが採用されるのか?報酬額はどうなるのか?配達件数はどうカウントされるのか?と気になって仕方がないのですが、導入時期自体が未定となっているので気長に待ちたいと思います。

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報酬は増える?減る?

まず改定通知に記載されていた「配達パートナー様に支払われる予定配達料の金額に影響しません」を前提とすると、利用規約改定後に配達報酬が増えることもなければ減ることもなく 報酬額の変動はないということになります。

ただし、報酬が増減しないのは今だけであって、今回のインボイス制度対策であろう利用規約改定は後に配達報酬減への準備とも言えます。

というのも まだ確定はしていませんが、今回のUberEatsの利用規約改定は「インボイス制度導入後(2023年10月以降)は配達員自身が消費税を納める形態にして、もし配達員自身が消費税を納めない場合はUberEatsが配達員に変わって消費税を納めるが その支払った分の消費税と支払いに要する手間賃は予め報酬から引かせてもらう」と解釈できるのではないかと思っています(あくまで私の予想なのでこの通りになることが確定したわけではありません

仮に配達員自身が消費税を納めることとなれば、UberEatsからの報酬額がまったく変わらなかったとしても消費税分の金額は減るわけで、結果的に報酬減へと繋がります。

上記の内容通りになるのかは今後のUberEatsからのお知らせの内容次第であり、もしも配達員自身が消費税を納めることになった場合は、その消費税を払うために適格請求書発行事業者の登録申請をする必要があり、登録の申請期限が2023年3月31日となっていることから、近い将来(遅くても2022年中?)UberEatsからインボイス制度に関するお知らせがくるのではないかと思われます。

そのUberEatsからのインボイス制度に関する続報が出てから、改めてインボイス制度による配達員への影響やインボイス制度に向けて配達員のやるべきことを解説していきたいと思います。

キャンセル率・応答率が考慮される?

これについてはUber側からの具体的な明記はなく配達員の間で「過去のキャンセル率・応答率が考慮されて優先配車が実施される可能性があるのでは!?」と言う具合に憶測として情報が飛び交っています。

この憶測が飛び交った発端は以下の画像にあるとも言われています。

これは配達員のプロフィール画面となりますが、Uberからの利用規約改定が通知される数日前に突如プロフィール画面に「キャンセル率」と「応答率」が表示され配達員をざわつかせました。

この表示は1日もしないうちに消え今では従来通りの表示となっていますが、これらが表示された数日後に利用規約改定の中に「配達パートナー様に対する配達サービスの委託は加盟店ではなく当社が行うこととなります」という表記があったことから、「キャンセル率・応答率」が今後の配達に影響するのではないかと言われるようになった次第です。

※「キャンセル率」とはリクエスト受注後のピックアップ前にキャンセル(受けキャン)をした割合を示し、「応答率」とはリクエスト通知を受諾した割合を示します。

では、もしも「キャンセル率・応答率」が配達に影響するとなった場合ですが、基本的にキャンセル率が低く・応答率が高い配達員を優秀とみなし、これらが数値が優秀な配達員に率先してリクエスト通知を流すという優先配車システムとなり、仮に応答率が低い(リクエスト通知を受諾する頻度が低い)配達員はリクエスト通知が届きにくくなる可能性があります。

あくまで優先配車システムが適用されたらの話ではありますが、応答率がリクエスト通知の頻度に直結するようになれば 受注リクエストを選択できるという自由性が奪われることになりUberEatsのストレスフリーの魅力が一つ失われることになります。

上記の内容を読んで心配された方もいるかと思いますが、今回の利用規約改定の通達でUberEats自身が以下の内容で優先配車システム導入を否定しています。

ビジネスモデルが変更しても、配達パートナー様におけるサービス提供の自由度は変わりませんのでご安心ください。とりわけ、配達パートナー様は引き続き選んだ時間と場所で従事でき、Uberからの配送依頼を受諾する義務はありません。

この内容は本記事の冒頭でもお伝えした通達内容となりますが、これを見る限りは今のところは利用規約を改定は優先配車とは関係ないということが分かります。

ただ、「キャンセル率・応答率」が一時的であれプロフィール画面に表示されたことが将来的に優先配車を導入することを示唆しているのかもしれませんが…

ちなみに今後プロフィール画面に「キャンセル率・応答率」が表示される仕様になった場合、「キャンセル率・応答率」は注文者・店舗には表示されないとのことですので ご安心ください。

利用規約に関する問い合わせ

今回のUberEatsの利用規約に関して質問がある場合は、以下の電話サポート予約サイトにて受付をしているので、UberEatsに問い合わせたい方は以下のサイトにアクセスし電話予約をお取りください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回のUberEats利用規約改定はインボイス制度への対策として見るのが妥当と言え、今後さらにUberEatsからインボイス制度に関するお知らせが近い将来届くと思われ、それらの続報については今回の通知以上に重要な内容である可能性が高く 通知があり次第 当サイトでも紹介していきたいと思います。

個人的にはマルチピックアップがどういった形で導入されるのか気になるところで、ダブルピックアップ好きな私としてはこちらの続報が待ち遠しく感じています。

利用規約改定直後は基本的に配達に関する面での変更はないので8月1日から何かが変わるということはないのですが、ひょっとしたらスリコ(300円)報酬もなくなるのでは?と淡すぎる期待をしているのと、出前館では8月1日から全国的に新ドライバーアプリが導入開始ということで いろんな意味で熱い夏になりそうな予感がします(笑)

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