スマホホルダー Lamicall BP07 レビュー【自転車・バイク】

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今回はLamicall(ラミコール)から発売されているスマホホルダー(スマートフォンホルダー)改良版のBP07をレビューしていきます。

以前同じメーカーのスマホホルダーBM02をレビューしましたが、同社から2022年度版のスマホホルダーが発売されているということで最新版・改良版とも言えるスマホホルダーをレビューしていきたいと思います。

旧型であるスマホホルダーLamicall BM02のレビューについては以下の記事をご参照ください。

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ただ おすすめとは言え何から何まで褒めるわけではなく 悪い点もしっかりと紹介していきます。

尚、今回レビューするスマホホルダーは自転車・バイクに取り付け可能で、対応するサイズ・形状等については後述する製品仕様にてご確認ください。

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目次

ブランドについて

今回紹介するスマホホルダーのメーカーはLamicall(ラミコール・ロミコール)というブランド名で、このブランドに関する情報や考察についてはスマホホルダーLamicall BM02のレビューの記事の「ブランド名について」にて記載しているので気になる方はそちらをご参照ください。

同梱品

それではスマホホルダーBP07の製品レビューしていきます。

まずは同梱品を紹介します。

箱の中には以下のものが入っています。

ホルダー本体・・・1個
固定クランプ・・・1個
ネジ蓋・・・1個
取扱説明書・・・1部

取扱説明書は英語・日本語・ドイツ語・中国語のそれぞれで記載されています。

製品仕様

続いては製品仕様を紹介します。

スペック

まずは本製品の基本的なスペックを紹介していきます。

あくまでスマホを取り付ける道具なのでホルダー本体サイズ・重量はあまり気にする必要はないと思いますが念のため記載しておきました。

重要なのはホルダーに取り付けられるスマホのサイズで、4.7~6.8インチ・厚さ約15mmまでのスマホなら装着可能となります。

対応ハンドル径については15~40mmの範囲で取り付け可能となっています。

尚、本製品の色はブラッククリアグレイの2色あります。

私は両方所持していますが、色による材質の違いは見受けられないので「お好みの色・値段」でどちらを購入するか判断して頂ければと思います。

ちなみに、クリアグレイはスケルトン仕様でもあるのでスマホホルダー内部がどうなっているのか知りたい方はクリアグレイ一択かと。

使用用途

使用用途は言わずもがなスマホを装着して自転車・バイクの乗りながらスマホを片手で持つことなく両手でハンドルを握った状態でスマホが閲覧できるようになります。

そのスマホ閲覧については製品紹介画像を見るとスマホが縦向きの配置ばかりのものしかありませんが、スマホホルダーの回転も可能でスマホを縦向きから横向きへの変更も可能となっています。

保証について

サポートへの問い合わせ
Lamicallのスマホホルダーは購入日から12ヶ月間の保証対象となっているので、購入から1年以内であれば故障・不具合なのど症状があった場合は交換に応じてくれます。

サポートセンターへの問い合わせ先は以下となります。

support@lamicall.com

問い合わせの手順は状況により多少異なると思いますが、基本的に上記のメールアドレスに「購入時の注文番号」「氏名」「故障・不具合の症状」を入力して送ります。
その後、サポート側で新品を発送すると判断した場合は「配送先住所」「受取人名」を伝え 発送手続きをしてもらいます。

また、サポートとやり取りする中で故障した場合などは製品写真を送る必要もあるので、故障したからといってすぐに製品を捨てずに一旦手元に置いておきましょう。

私自身 旧型が破損し問い合わせをしたことがありますが、問い合わせした日に返事が来てすぐに交換品の発送手続きをして頂き2、3日ぐらいで商品が届きましたので、サポートの体制はしっかりしていると思われます。

尚、私の場合は製品が破損していたためか、サポートへの製品返却は求められず、サポートから新品を発送する対応で完結しましたが、不具合などの破損がない場合は商品返却もありえるので念のため1年間は外箱を保管しておいた方が良いと思います。

製品外観

ここではスマホホルダーBP07の製品外観及び各名称を説明していきます。

本記事では以下の名称を度々使用していくので、どこのパーツ・部位かわからなくなったら以下の画像を参照ください。

各パーツ名称

まずはスマホホルダーBP07を構成する各パーツ名は以下となります。


スマホホルダーは「ホルダー本体」「固定クランプ」「ネジ蓋」の3パーツで構成されます。

各部位名称

上記で紹介したパーツ毎の部位名称は以下となります。

取付・着脱方法

本製品の車体への取り付け・スマホの着脱方法を紹介していきます。
各手順については本製品に付属している取扱説明書を引用していきます。

ホルダー本体の取り付け

まずはホルダー本体を車体のハンドル部分に取り付ける手順を説明していきます。


ホルダー本体 車体取り付け 手順
手順
     

ネジ蓋を締めれば締める程 ホルダー本体がガッチリ固定されるわけですが、この段階では少しだけ緩めといてジョイントボール部分は多少動かせる状態にしておきます。

手順
      
手順
     

以上でハンドル部分への取り付けは完了となります。

スマホの装着

続いてはスマホをホルダー本体にセットする方法を説明していきます。


上部アームと下部アームは連動して動くので、上部アームを広げると自動的に下部アームも広がるので、その構造を利用してスマホを装着していきます。

それではスマホの装着方法を実物の画像で説明していきます。

スマホ装着 手順
手順
スマホを斜めにして上部アームにあてます。
手順
スマホの下部を指で押して上部アームを持ち上げ、下部アームを開きます。
手順
スマホが入るスペースまで下部アームを広げたらスマホをスマホホルダーに収めます。

これで装着完了となります。

  

このように基本的には指だけでスマホを装着できるので片手でスマホホルダーにセットすることが可能です。

スマホをホルダー本体にセットしたら、実際に自転車・バイクに搭乗しスマホが見やすくなるようホルダー本体の位置を調整します。
最終的なホルダー本体の位置が決まったらネジ蓋を強く締めてジョイントボール部分を固定させホルダー本体の向きを完全にロックさせます。
(多少硬くはなりますがネジ蓋を強く締めてからでもホルダー本体の向きを変えることも可能です)

それとスマホホルダーを車体に取り付けた状態だと ネジ蓋をどちらに回したら締まるのか分からなくなることがあるので、スマホホルダー正面から見た時の締める向きの方向を記載しておきます。

ネジ蓋を締める緩めるという動作はスマホホルダーを車体に固定した状態で実施することが多く、ネジ蓋をきつく締めすぎると どっちに回したら緩められるかが分からなくなることがあるので、回す方向に困ったら上の画像を参考にして頂ければとおもいます。


最後にロックレバーを入れアームを固定してセット完了ですが、ロック機能なしでアームの抑える力だけでもホールド力が高いので短時間の移動であればロックしなくても大丈夫かと思われます。

ただホールド力が高いとは言え 車体に強い衝撃が入ると(高い段差などを降りた時など)その衝撃の勢いでスマホが外れることもあるので、長時間移動する際は念のためにロックを入れといた方が無難ではあります。

スマホの取り外し

最後にスマホをホルダー本体から取り外す方法を説明していきます。

スマホの取り外しは基本的にはスマホ装着の手順を逆にやる形となり、まずは下部アーム真ん中の隙間からスマホ下部を指で押します。

スマホが取り外せるスペースまで下部アームが開いたら、スマホホルダーからスマホを取り外します。

このようにしてスマホの取り外しも片手でおこなうことが可能です。

基本的に上記のスマホ取り外し方法が一番やり易いと思いますが、下の画像のようにスマホ上部から押してもスマホを取り外すことができます。

人によってはこの上からの方が取り外しやすいかもしれませんので、ご自分のやりやすい方を選んで頂ければと思います。

製品の特徴

ここではLamicallスマホホルダー BP07の良い点と悪い点を説明しながら本製品の特徴を紹介してきます。

良い点

まずは本製品の良い点を紹介していきます。

スマホの着脱が早い

本製品でのスマホの着脱は、基本的に片手で実行できるようになっているので着脱時の手間が最小限に抑えられます。

個人的にはこれが最も評価している点で、スマホホルダーを使えば使うほどスマホの着脱の手間がかからないことが重要になってきます。

特にフードデリバリーをしている人なら分かると思いますが、フードデリバリー業務中はとにかくスマホの着脱の機会が多く、この着脱の時間も惜しいぐらい配達が忙しいこともあります。

そんなスマホ着脱のストレスから解放してくれる本製品は、フードデリバリー配達員にとってはマストアイテムと言っても過言ではないぐらい優れたものとなっています。

対応スマホサイズが幅広い

製品仕様の項目でも紹介しましたが、本製品の対応スマホサイズは4.7~6.8インチ・厚さ15mmまでとなっており幅広いサイズに対応しています。

対応するインチサイズについては他のスマホホルダーも結構幅広く適応していますが、厚さ15mmまでというはそれほど多くないかと。

厚さ15mmまで対応のおかげでスマホケース・スマホカバーを装着したままでもホルダーへのセットが可能です。

更には以下の画像のように夏場など冷えたタオルを挟む余裕もあり、暑い日はタオルを使用することによりスマホの熱暴走を抑えることが可能です。

上記のタオルを使用した暑さ対策方法については以下の記事にて紹介しています。

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ホールド力が高い

本製品にはロックレバーが付いているので、走行中に強い衝撃を受けてもスマホホルダーからスマホが落ちることがありません。

自転車利用している方なら歩道から道路の移動した際に その段差による衝撃でスマホホルダーからスマホが外れてしまった… という経験はないでしょうか。

特にスピードが出ている状態では僅かな段差でも車体に強い衝撃がかかり、そんな状態でスマホを落とせば最悪スマホが破損なんてことも起きかねません。

そうしたトラブルを防ぐ意味でも しっかりとスマホをロックしてくれる機能は非常に重要になり、本製品のロック機能を使えば並大抵のことではスマホが外れることもなく段差の衝撃などを恐れる必要もありません。

ちなみに、元々の上下アームのホールド力が高いのでロック機能を使わずとも、多少の衝撃であればビクともしないので あまりスピードを出さないで走る方でしたらロック機能なしでも問題ないかもしれません。

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悪い点

続いては本製品のイマイチなところを紹介していきます。

スマホの着脱が少しやりづらい

これは良い点で紹介した「ホールド力が高い」の代償とも言える仕様なんですが、上下アームの圧力がやや強めのためスマホを装着したり取り外したりするのに少々力が必要になり少しやりづらい印象を受けました。

ただ、これについては使い始めの段階ではスマホの着脱がやりづらい印象ですが、着脱を繰り返すうちに慣れてくるので、使い始めて硬すぎると思ってもしばらく使い続けていくうちに この欠点も克服できるようになってきます。

私も最初は「少し硬いなー」と思っていたのですが、数時間で この硬さに慣れ、今では特に着脱がやりづらいということも感じなくなってしまったので 着脱のやりづらさは時間が解決してくれるかと、

ちなみにアームが硬いかどうかはスマホのサイズにも依存し、縦が長ければ長いほどアームの影響を受けるものであり、装着するスマホによっても着脱の硬さ具合が変わってきます。

見た目がややゴツイ

他のスマホホルダーと比べると本体サイズがやや大きい印象があります。

ただ昨今のスマホ事情を考慮するとスマホサイズが徐々に大きくなっている傾向もあり、新しめのスマホを所持している方は従来のスマホホルダーでは装着できないということもありえます。

それに最初は少し大きいと思っていても使っているうちにホルダーの大きさにも慣れてきて自然とのこの大きさが普通だと思えるようになってきます。

ただスタイリッシュな見た目にこだわる人には不向きな製品かもしれません。

盗難に遭いやすい(かもしれない…)

これは本製品に限らず他のスマホホルダー全般にも言えることではあるのですが、本製品はスマホホルダーを工具なしで取り付け・取り外しができることから固定クランプまるごと盗難される可能性があります。

特に本製品に関しては、取扱説明書を見なくても直感で取り外し方ができる作りとなっているので、他のスマホホルダーよりも盗難に合う可能性が高くなるかもしれません。

とは言え、スマホホルダーの盗難はそうそうあるわけでもなく私自身もスマホホルダーは常時自転車に取り付けたままにしていますが盗難の被害に遭ったことはないのでいらぬ心配かもしれません。

ただ、スマホホルダーの着脱もほぼ手間がかからずできるので長期間(数日以上)車体を放置する際は、一旦スマホホルダーを外しておいた方が無難かもしれません。

旧型との違い

ここでは旧型(BM02・BM05)から大きく変わった部分について解説してきますので、現在Lamicallの旧型(BM02・BM05)を使用している方・過去に所持していた方は本製品に切り替えるか否かの判断材料にして頂ければと思います。

尚、Lamicallの旧型を使用したことがない方はここの項目は読み飛ばして次の「総評」へ進んでもらって構いません。

ロック部分の変更

旧型ではアームをロックする際はロックスイッチをスライドするというシンプルな作りでした。

シンプルな作りである点にはまったく不満はありませんでしたが、このロックスイッチが異様に硬く その形状から いつレバーが折れてもおかしくないという形状でもありました。

このレバーが固いが故にロック・ロック解除時に「本当にこっちの方向が正しい?」と どちらにレバーを動かして良いのか分からなくなることがあります。

普段からアームロックを頻繁して使用していれば直感的に操作を覚えますが、たまにしか使わないと「使う度にスマホホルダーの背面を確認する」という手間が発生します。

その欠点を解消すべく 本製品ではロックレバーの仕様が大幅に変更されました。

ロックレバーが上の画像の仕様に変わったことによって、軽い力でも簡単にロックレバーのオンオフが可能となり、わざわざ背面を覗かなくても正面から直感的に操作できるようになりました。

これにより旧型では余り使用しなかったロック機能も、新製品では気軽に使えようになり この改善はスマホホルダーとしての大きな進歩とも言えます。

アームの作り

旧型と新型では以下のようにアームの開く方向が若干異なります。

旧型では下部アームがそれぞれ斜め方向に分離して開くのに対して、新型では下部アームは真下に開くようになりましたが、スマホを着脱する際は上部アームにスマホを当てるわけで下部アームの開き方はさほど重要ではありません。

ちなみにアームの開き方が変わったのは「ロックレバー」の構造の変更に伴ってなのではないかと予想しています。

ただ下部アームの開き方が変わったことでホルダー本体内部の構造も根本的に変わったようで、そのためか以前よりも上下アームの閉じようとするパワーは増しています。

それとホルダー内部構造の変更に伴ってか アームの形状も以下のように変わりました。

上の画像は下部アームを側面から撮影したものとなりスマホを装着した状態のものとなりますが、新型になりスマホ下部の露出部分が減りました。

これについては少しマイナスポイントでスマホを取り外す際は このスマホ下部を指で押すわけですが、スマホ下部の露出が減ったことにより 少し押しづらくなりましたので旧型を長いこと使っていた方は、使い始めはこの形状変更に戸惑うかもしれません。

ホルダーの向き固定の強化

旧型はものによってはジョイントボールとソケットの相性が悪く、ネジ蓋をいくら強く締めても走行中に勝手にホルダー本体がずれて最初に設定したホルダー本体の向きが徐々に変わるという事象がありました。

こうした場合はジョイントボール部分を少し加工すれば事象は解消・軽減できたのですが少々手間がかかるのがネックでした。

しかし、新型はこの欠点を克服すべくソケットの奥にゴムカバーが付着しています。

このソケットの奥のゴムカバーが滑り止めとなっており、ジョイントボールとしっかりフィットして 走行中にホルダー本体の向きが変わるという事象を防げるようになりました。

これは地味な改良ではありますが、スマホホルダーを使用する上でもホルダー本体がブレないというのは非常に大事な要素でもあるので素晴らしい改良点ではないかと。

総評

スマホホルダーの使用頻度が高い人は買い!更なる進化を遂げたスマホホルダーの決定版!

旧型も素晴らしいものでしたが、旧型で指摘されていた欠点を改良し さらに素晴らしい製品になったのではないかと思います。

ただ、改良がすべて面で品質向上したというわけではなく、悪い点の項目でも指摘しましたがスマホを装着する動作が旧型よりも硬くなり、以前よりも少し指の力が必要となるのでスマホの形状や人によっては装着しづらく感じるかもしれません。

装着時の硬さについては文章で表現しづらい部分でもあるので、こればっかしは実機で確認してもらうしかないのですが、最初は硬いと思っても使っていくうちに慣れてきていつしか片手で楽にスマホ着脱ができるようになってくるので 是非片手でのスマホ着脱の快適さを実感して頂けると幸いです。

また、こうした本製品の特徴からスマホの着脱の頻度が多いフードデリバリー配達員にとってはおすすめの製品であり、フードデリバリーをやっていない方でも普段自転車・バイク走行中にスマホを閲覧する方やマップやポケモンGo・ドラゴンクエストウォークなど位置情報ゲームなどを利用する方にもおすすめです。

これからスマホホルダーを買おうと検討している方・新しいスマホホルダーに買い替えを検討している方など、本記事を読んで自分のニーズに合っていると思ったら迷わず買うことをおすすめします。

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