Uber Eats(ウーバーイーツ)配達依頼レーダー 導入・実装

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今回は2024年6月頃から導入されるUber Eatsの新機能である配達依頼レーダーに関する様々な情報を紹介していきます。

目次

配達依頼レーダーとは

ここでは配達依頼レーダーの仕組みをはじめ・配達依頼レーダーに関する基本的な情報を解説していきます。

導入日・導入エリア

配達依頼レーダーの導入日は2024年6月5日(水)予定で、東京・大阪をはじめとした各主要都市で一斉開始となる模様です。

仕組み

ここでは配達依頼レーダーの基本的な仕組みについて Uber Eatsからの通知文を交えて解説していきます。

まずは、配達依頼レーダーの基本仕様に関する内容のUber Eats通知文を見ていきます。

Uberからの通知文①

「配達依頼レーダー」により、1度に数人の配達パートナーに複数の配達依頼を共有できるようになりました。

配達依頼レーダーによるマッチングはランダムに行われます。一番早くタップした配達パートナーが配達依頼を受け付けるわけではありません。

配達依頼のマッチングが成立した場合、通知が届きます。その後、稼働を開始します。

配達依頼レーダーのポイントの1つ目は「同じ配達依頼が複数の配達員に同時に送信される」ことです。

これまでのUber Eatsの配達依頼は1名の配達員へのみ送信され、それを受信した配達員はその配達依頼を受諾するか拒否するかを選び、もし拒否した場合 その配達依頼は別の配達員へ送信されるものでした。

しかし、配達依頼レーダーでは、同じ配達依頼が複数名の配達員に同時に送信されることになります。

ただ、複数名の配達員に送信されたからといっても受諾できるのは、商品量が多いといった例外を除いて基本的に1名のみとなります。

もし、複数の配達員が同じ配達依頼を受けたいと希望した場合、どの配達員にマッチングするかはランダムとなり早押しではありません。

このことから、急いで操作せずともオファー受付の制限時間内にタップすればOKとなります。

そして、希望した配達依頼が無事自分にマッチングした場合は受諾通知が届き そのオファーの配達開始となります。

※複数の配達員が同じ配達依頼を受諾したいと希望した場合に、どの配達員に割り振られるかについては 後述する『オファーが決まる要素とは?』にて解説します。

続いて、配達依頼レーダーの案件選択に関する内容のUber Eats通知文を見ていきます。

Uberからの通知文②

配達パートナーは、今までは見ることができなかった複数の配達依頼を確認することができます。

「配達依頼レーダー」を確認し、希望する配達依頼にだけ申し込むことができるのです。

配達依頼レーダーのポイントの2つ目は「一度に複数の配達依頼が送信される」ことです。

この「複数の配達依頼」とはこれまでのダブル・トリプル案件とは異なり。1度の通知の中に全く異なる配達依頼が数件含まれているということになります。

そして、その複数の配達依頼の中から自分が受けたいと思う配達依頼を好きなだけ希望することが可能です。

極論、送信された配達依頼の全てを行っても良いと思ったのであれば、全てを希望することもできます。

ただ、最終的に受諾できる配達依頼は1件のみとなり、複数の配達依頼を希望した場合はその中のどれか1つがランダム割り振られる形となります。

利用条件

ここでは配達依頼レーダーを利用するにあたって 必要となる条件を紹介していきます。

配達依頼レーダーを利用するためには以下の2つの条件を満たしている必要があります。

  • オンライン状態であること
  • 配達依頼を受諾していない状態(待機状態)であること

通常の配達依頼と同様に、配達依頼レーダーを利用するためにはオンライン状態にしておくことが大前提となります。

更にオンライン状態にした上で、配達依頼を受諾していない もしくは配達を実施していない状態である必要があります。

仮に配達を実施している場合は、その配達を完了させ 待機状態になってからでないと配達依頼レーダーを使用することができません。

使い方

ここでは配達依頼レーダーの具体的な使い方を紹介していきます。

※現時点では配達依頼レーダーの使い方の詳細内容は発表されていないため、ここでの内容は私の憶測が含まれることをご了承ください。

まず、配達依頼レーダーはこれまでの配達通知とは異なり、自らの意志で(手動で)配達依頼レーダー用の配達依頼通知を受信するかを決めれることが予想されます。

上記のように思う理由については、以下のUber Eatsから通知文内容があったからです。

Uberからの通知文③
  • ドライバーアプリで「配達依頼レーダー」をタップするだけで、稼働を素早く開始できる機会を増やすことができます。
  • 「配達依頼レーダー」は、ドライバーアプリがオンラインかつご自身が配達をされていない場合で配達依頼が発生したときに表示されます。配達中は表示されません。

上記通知文について補足説明をしてきます。

まず1つ目の文の「配達依頼レーダーをタップするだけで」と2つ目の文の「配達依頼レーダーは配達中は表示されません」とあるように、配達依頼レーダーを作動させるためのアイコン・ボタンがあることが予想されます。

次に2つ目の文の「配達依頼レーダーは配達依頼が発生したときに表示されます」とあるように、受諾できる案件が発生した場合のみ 表示されることが予想されます。

以上のことから、UberDriverアプリのトップ画面(マップ画面)に配達依頼レーダーを受信するためのアイコン・ボタンがあり、それをタップすることで配達依頼レーダーが作動するのではないでしょうか。

ただ、ひょっとすると配達依頼レーダーは通常の案件と同様に何も操作せずとも普通の配達依頼と同様に自動的に通知されるものなのかもしれません。

そう思ったのも、以下の通知内容があったからです。

Uberからの通知文④

普通の配達依頼では、配達依頼の左上に「限定」と書かれたアイコンが表示されます。

配達依頼レーダーの配達リクエストにはそのようなアイコン(限定アイコン)は表示されません。

自ら操作して配達依頼レーダーを受信したのであれば、受信したオファーが配達依頼レーダーのものを分かるはずであり、普通のオファーに「限定」と表示させる必要もないように思えます。

純粋にUber側が親切心で表示させているだけかもしれませんが、配達依頼レーダーがこちらの意志とは関係なく勝手に送信されるものであれば「限定」と表示させる理由も納得できます。

また、手動にした場合は、各配達員に同じ配達依頼を一斉送信することが難しくなり、場合によってはマッチングするまでに少し待つ必要があるという懸念もあります。

実際に、先行導入されている海外での動画を見たところ 何もせずに自動的に受信しているようにも見えたので、配達依頼レーダーは自動的に通知されるものなのかもしれません…

とにかくこればっかりは配達依頼レーダーが実装されてからでないと何とも言えないので、詳細が分かり次第 改めてお伝えしようと思います。

導入された理由

配達依頼レーダーを導入した理由については、Uber Eatsから以下の内容によるものだと記載がありました。

Uberからの通知文⑤

本機能は、昨年9月に行われた配達パートナー対話会で頂いた「複数のオファーの中から最適な1件を選んで受注できるようにしたい」といったお声にお応えする機能となっております。

配達依頼レーダーは「複数オファーの中から最適な1件を選んで受諾する」という要望を満たしているものの、複数名同時に送信し 必ずしも自分が受諾できるわけではないという点を考えると 見解の食い違いがあるとも言えます。

ただ、配達パートナーの希望を真に受けて、従来と同じように1名の配達員にだけ必ず受諾できる複数オファーを送信すれば 受信できた配達員だけが得し不平等になってしまいます。

そう考えると、平等性を保つために複数配達員へ同時送信はやむを得ないと言えます。

結局のところ、Uber Eats側としては 配達員の要望をきっかけに より早く案件がマッチングするシステムを作っただけなのかと。

というのも同じ配達依頼を複数名に送信した方が案件のマッチングも早くなりますし、配達依頼レーダーの仕様を考えると普段なら配達員が敬遠する案件も受諾させることが可能になるのではないかと。

以上のことから配達依頼レーダーを導入した真の目的はUber Eats側の損失を少しでも減らすためなのかと。

※配達員が敬遠する案件も受諾させることが可能になる については後述する『デメリット』にて解説します。

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配達依頼レーダーの気になること

ここでは配達依頼レーダーについて 皆が持つであろう疑問をピックアップし、それについて回答・解説していきます。

オファーが決まる要素とは?

配達依頼レーダーのオファーがどの配達員に決まるかはランダムであり、Uber Eatsからは「さまざまな要素を含めて決定されます」とのことで、気になるのはその要素が何かです。

私が思うに、配達通知レーダーのオファーが誰に決まるかについては以下の3段階の要素であると予想しています。

  • オンリーワン
  • 報酬の安さ
  • ランダム

まず、最初に優先されるのが「オンリーワン」要素であり、これは自分だけが特定のオファーを希望した場合です。

同じオファーに対して他の配達員が拒否し自分だけが希望すれば 自動的にマッチングが成立します。

次に優先されるのが「報酬の安さ」要素であり、これは報酬が安い配達員の方が優先されるということです。

配達依頼レーダーが送信される距離範囲は不明ですが、基本的に皆違う場所にいるわけで、場所が違えば配達総距離も変わり、結果 配達員ごとに配達報酬が異なってきます。

仮に同じ配達総距離でも自転車・バイク・軽貨物でも配達報酬が異なります。

上記の内容を踏まえ、同じオファーへの希望が重複した場合は その中で最も報酬が安い配達員をマッチングさせます。

Uber Eatsとしては少しでも安い報酬で配達して欲しいでしょうから、報酬額の安さを優先するのは当然かと。

そして、最後の決定要素が「ランダム」であり、これは純粋に抽選によって誰が配達するか決定することになります。

仮に同じオファーを希望した配達員が3名いて、各配達員の報酬が「①:320円」「 ②:350円」「 ③:320円」だったとします。

その場合、「報酬の安さ」要素によって、②350円の配達員は自動的にマッチング対象から除外されます。

あとは 残った同じ報酬の①と③のどちらかがランダムで決まるという仕組みです。

ここから更に評価・キャンセル率も考慮されるのでは?という意見も聞かれますが、私は その部分は考慮されず完全にランダムになると思っています。

以上が配達依頼レーダーの配達員がマッチングする仕組みとなります。

あくまで私の憶測なので、これ通りになるとは限りませんが、このやり方がUber Eatsにとって 最も合理的かと思われます。

上記仕組みで最も重要となるのが報酬が安い方が優先されるという「逆オークション」の要素なのではないでしょうか。

本当に上記の仕様通りになるとすれば、報酬が安めの傾向にある自転車配達員の方が配達依頼レーダー案件を受諾しやすくなるかもしれません。

マッチング通知までの時間はどのくらい?

配達依頼レーダーで自分が希望したオファーがマッチングするか否かは、通常の配達依頼とは異なり 少しの時間 待つことが予想されます。

配達依頼レーダーは複数配達員に同時に送信される仕組みで早押しが優先されるわけではないため、すべての配達員が受諾・拒否を選択し終えて はじめてマッチングするか否かが決まります。

これは配達依頼レーダー通知が手動か自動かで時間が変わってくると思われます。

手動(任意で配達依頼レーダーを起動)であれば、配達員ごとにオファーの受諾・拒否のタイミングがずれるでしょうから、マッチング通知まで 最長で数分待つことになるかもしれません。

一方、自動(勝手に配達依頼レーダーのオファーがくる)であれば、他の配達員と同じタイミングでオファーが来ているはずなので、オファー受付の制限時間が終了すると同時にマッチング通知が来るのでないでしょうか。

受諾した案件の受けキャンは可能?

こちらは完全に私の憶測となりますが、配達依頼レーダーでマッチングした案件については通常の配達依頼と同様に受けキャンが可能だと思われます。

配達依頼レーダー案件も受諾すれば通常の配達依頼と変わらないというのが私の見解であり、受諾後の操作全般は 何ら変わりないのではないでしょうか。

仮に配達依頼レーダー案件は受けキャン不可となれば、大半の配達員は敬遠し、配達依頼レーダーがほぼ機能しなくなるのかと。

もし、受けキャン不可だったら、私は絶対に受諾することはありません(笑)

配達依頼レーダーのメリット・デメリット

ここでは配達依頼レーダー機能が導入された際に生じるメリットデメリットについて紹介していきます。

メリット

配達依頼レーダーのメリットは「配達員」と「Uber Eats・店舗・注文者」とで変わってくるので、それぞれのメリットを個別に解説していきます。

まず、配達員にとってのメリットは「行き先を調整しやすくなる」です。

配達依頼レーダーは複数の案件がまとめて送信されるということで、その中に自分の行きたい場所のオファーが含まれる確率が通常の配達依頼に比べて増えます。

その行きたい場所が含まれるオファーが受諾できるかは確定でないにせよ、ある程度の位置調整をしたい場合は配達依頼レーダーに頼るのもありかもしれません。

次にUber Eats・店舗・注文者にとってのメリットは従来よりもマッチングしやすくなる」です。

配達依頼レーダーは一度の複数の配達員へ通知が送れることから 通常の配達依頼よりも早く案件がマッチングすることが予想されます。

また、配達依頼レーダーの仕様を見るからに、通常であれば配達員が敬遠するような不人気な案件も受諾させることができそうなことからオファーのマッチング率も増加することが見込まれます。

(何故、不人気案件がマッチングしやすくなるかについては後述する『デメリット』にて解説します)

オファーのマッチング率が増えれば廃棄になる商品も減少し、Uber Eatsはもとより、店舗・注文者にとっても喜ばしいことであります。

以上のことからUber Eats・店舗・注文者にとっては、配達依頼レーダーの導入は願ったり叶ったりなのではないでしょうか。

デメリット

配達依頼レーダーのデメリットに関しては基本的に「配達員」のみとなり、「Uber Eats・店舗・注文者」にとっては皆無とも言えます。

その配達員にだけ発生するデメリットとは「不人気案件を受諾してしまう」です。

配達依頼レーダーは複数の配達依頼が同時に送信されるということですが、複数の配達依頼が同時に来るということは各オファーの確認できる情報はせいぜい「店舗名」「届け先の簡易住所」ぐらいなのではないでしょうか。

Uber Eatsが公表している以下の配達依頼レーダーのサンプル画像では住所の詳細情報が表示されており、これであれば問題がないように思われます。

しかし、複数の配達依頼を同時に送信となれば、上記内容だと表示しきれない可能性があり、表示される届け先 住所情報は「〒594-1106 大阪府和泉市はつが野」ぐらいになってしまうのではないでしょうか。

具体的な配達依頼レーダーの仕様が判明していないので確実にそうであるとは言い切れませんが、もし 届け先住所詳細が分からなければ配達エリアによっては致命的な情報不足と言えます。

そうした影響を受けるのが「配達完了までに時間を要するタワマン」が点在するエリアであり、タワマンと知らずに受諾しようものなら配達効率の大幅ダウンも否めません…

上記のようなことはごく一部のエリアに限られるわけですが、こうした情報不足により 誰も行きたがらない不人気案件を受諾してしまうというデメリットが発生していまいます。

また、すでに先行して導入されている海外の情報では、配達依頼レーダー案件の大半は配達員が敬遠するものばかりとい話もあり、そうした不人気案件をまとめて送信される可能性が高いかと。

尚、上記で触れたタワマンに関する情報は以下の記事にて解説しているので、普段からタワマン配達に苦戦している方は一読頂ければと思います。

配達依頼レーダーの活用方法

配達依頼レーダーのオファーは、他の配達員が敬遠するような不人気案件が多いことが予想されます。

そうなれば基本的に受諾しないことが推奨されるわけですが、唯一受諾すべき案件も存在します。

それは自分だけのオンリーワンの案件です。

オンリーワンの案件とは、他の配達員は拒むものの自分にとっては非常に好都合な案件で、具体的には帰宅時の自宅近辺へのドロップ案件です。

多少割に合わない案件であったとしても、帰宅時の自宅方面に移動できる案件であれば「是非 受諾したい!」と思う配達員も多いかと思います。

それ以外にも配達ついでに特定の場所へ移動したいという場合にも配達依頼レーダーは有効で、配達依頼レーダーをうまく使えば位置調整がやり易くなります。

移動先によっても案件の人気度は変わってきますが、行きたい場所が都心部から外れていればいる程(僻地など) 不人気案件となり受諾できる確率もアップします。

このことから、帰宅時など 配達案件が少ないであろう特定の場所へ配達ついでに移動するには配達依頼レーダーはもってこいなのかもしれません。

最後に

今回はUber Eatsの新機能である配達依頼レーダーを紹介しました。

まだ、実装前の段階なので 詳しい仕様については不明となるわけですが、今までのUber Eatsの仕様変更を見る限り あまり期待はできない機能とも言えます。

より詳しい配達依頼レーダーに関する情報については、導入後に私自身が実際に使ってみた体験談を踏まえて 当サイトで改めて紹介しようと思います。

それでは良い配達ライフを。

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