UberEats配達 タワマン攻略法・対策法 <ウーバーイーツ>

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今回はUber Eats(ウーバーイーツ)配達におけるタワマン攻略方法・対策方法を解説していきます。

UberEats(ウーバーイーツ)と敢えて会社名を記載しましたが、条件が揃えば他社(出前館・Wolt・menu)のフードデリバリーでも応用可能です。

私自身 今回解説する攻略法を実践してタワマン配達の苦しさから解放されたので、タワマン配達が苦手と感じいている方には是非一読して頂きたいと思います。

また、タワマン在住でフードデリバリーをご利用の方にも一部見て頂きたい内容も書いていますのでお時間があれば一読頂ければと思います。

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目次

タワマンとは

タワマン攻略法の前に、まずはタワマンとは何かということから解説していきます。
誰しもが知っているタワマン一般常識から配達員しか知らないタワマンの実情を取り上げていきます。

一般的なタワマンの定義


まずは一般的な話からしていきますがタワマンの正式名称は「タワーマンション」で別名「超高層マンション」とも呼ばれています。
どのくらいの高さになるとタワマンと呼ばれるかについては明確な定義はないものの、一般的には「高さが58mを超える建築物」と言われこの高さは階数だと18階以上に相当すると言われています。

ついでに少しだけタワマンの歴史にも触れますが、タワマンが建てられたのは結構最近になってからだと思われがちですが、実は1970年代から建築されていました。
しかしこの当時は建築基準法によりタワマンを建てるにあたり様々な制約があったため数えるほどのタワマンしか建築されませんでした。
そして時が経ち1997年の建築基準法改正により、タワマン建築の制約が緩和されたのを皮切りにタワマン建設が活発になりました。
おそらく皆さんがよく見かけるタワマンも1997年以降に建築されたものが多いかと思います。

そして昨今ではタワマンの老朽化問題などの不安要素も指摘されているものの新たに建築予定のタワマンもあり、今後もタワマンが増え続けていくのではないかと思われます。

以上が簡単にはなりますがタワマンの定義・歴史となります。

配達員にとってのタワマンとは


さてここからが本記事の核心部分となりますが、フードデリバリー配達員にとってのタワマンについて解説したいと思います。

フードデリバリー配達員にとっては超高層マンションだろうが高層マンションだろうが低層マンションだろうがエレベーターや階段で移動している時間が少し違うぐらいで届け先の建物・階数などはさほど気になりません。

ただし一部のマンションにおいては配達の手間・時間が大きく変わってきます。

配達の手間・時間がかかる建物は超高層マンション(タワマン)に限らず、低層マンションでもありえますが、全体的な傾向で見るとタワマンが圧倒的に多いです。

今回はそんな「厄介なタワマン(配達の手間・時間がかかる)」にスポットをあてて解説していきます。

配達の手間・時間がかかるタワマンがどれがけ厄介なのかは、すでにタワマン経験済みな方には説明不要かと思いますが、まだタワマン配達未経験者のために、どのくらい配達に手間・時間がかかるかを各セクションごとに解説していきます。

第一関門 入口までの道のり


まずタワマンの入り口ですが、建物により入り方は様々ですが厄介な所になると配達員等の業者は正面からの入館はできず裏口である防災センター・守衛室・警備室等から入館しなければなりません。

初見のタワマンでも正面玄関は比較的見つけやすいのですが防災センターとなると分かりづらい所にあったりして、それを探すだけで時間がかかります。

ましてやようやく正面玄関を見つけて入ったものの業者は別の入り口から入館してくれと言われた時の喪失感はなかなかのものです(笑)

第二関門 入館手続き


業者用の入口にたどり着くと、次は受付で記帳等の入館手続きが必要になります。

記帳自体は「時刻、配達会社名、自分の名前・連絡先、届け先部屋情報 等」を書くだけなのでこれ自体はさほど時間はかかりません。

問題は記帳する場所のスペースで、防災センターなどの受付の場合だとスペースも狭いことから1人ずつしか記帳できないので先着の入館希望者が受付をしていた場合はその業者の受付が終わるまで待たなくてはいけません。

しかも場所によっては受付のすぐ横にインターホンが付いてて、記帳後に住民に連絡を入れて開錠を依頼する必要があるのですが先客がいた場合はその一連の動作を完了するまで待たなくてはいけないということも…

第三関門 エレベーターホールへの道のり


入館手続きが終われば、あとは注文者の部屋に向かうのみですが、タワマンによっては受付からエレベーターホールまで結構歩かされることがあります。

多少距離があることは百歩譲って、問題なのは迷路のような構造をしているタワマンがあることです。

タワマンによっては通路の要所要所に案内表示があったり、受付で行き方の地図を渡されることがあるぐらい道順が複雑なところがあります。

中には受付で口頭のみの案内しかないところもあり、しっかり話を聞いていないと迷ってしまうことも…

第四関門 業者用エレベーター


無事エレベーターホールにたどり着き、もうあとは注文者のフロアにエレベーターで向かうだけになりますが、厄介なタワマンになるとフードデリバリー配達員は住民用エレベーターの使用はできず業者用エレベーターの使用となります。

この業者用エレベーターというのは他のフードデリバリー配達員はもちろんのこと郵便局員・宅配業者(ヤマト・佐川・Amazonなど)・設備点検業者・引越し業者など様々な業者の人が利用します。

そして様々な業者の人が利用するにも関わらずエレベーターは基本的に1機しかありません…

この1機のエレベーターがタワマンすべての階を移動するわけで、運が良ければすぐに乗ることができますが大抵はエレベーターがくるまで待つ必要があり、5分~10分待つこともざらです…

無事乗れたかと思ったら他の業者も同乗してて中々目的の階にたどり着かないということも…

個人的にはこの業者用エレベーターがタワマン配達の最大の関門だと思っています。

第五関門 客室からの帰還


数々の関門を突破し無事注文者に商品を渡し終えたら、あとは来た道を戻って退館するだけなんですが、エレベーターホールから注文者の部屋までの移動がスムーズに行っても、その逆の注文者の部屋からからエレベーターホールへの戻り方が分かりづらいタワマンがあります。

「来た道を戻るだけなので、迷いようがないでしょ?」と思うかもしれませんが住民フロアが広いところだと方向感覚がなくなり、場所によってはフロア内が薄暗くて壁か扉かの判別が難しくエレベーターホールへの入り口の扉が壁と同化してしてて非常に見つけづらいタワマンもあります。

正直、童話「ヘンゼルとグレーテル」みたいにパンくずを落としていかないと迷ってしまうところもあったりします(笑)

難なくエレベーターホールに戻れたからといって一件落着ではありません。

先程通過してきた関門の業者用エレベーターと受付までの道のりを再度突破しなければいけません。

特に受付階に降りたあとの受付までの道のりですが、行きは案内があっても帰りの案内がないところもあり、実際に私は帰りに迷ったことがあります…

それと業者用エレベーターホールから住民フロアへ移動する際に間違った扉を使ってしまうと業者用エレベータホールに戻る事ができないタワマンもあったりするので、帰りのみならず行きも十分注意する必要があります。

以上が厄介なタワマンの実情となります。

一つ誤解して欲しくないのは すべてのタワマンが上記のように手間・時間がかかるわけではありません。

タワマンによっては正面受付で記帳して住民用エレベーターで移動できるところもあれば、普通のマンションみたいに入館受付も不要でインターホンで開錠してもらうだけのところもあるのでタワマン配達すべてが面倒くさいというわけではありません。

ただ中には上記以上に厄介なタワマンもあり、その辺の詳細も解説したいのですがそれをしているとキリがないので今回は厄介なタワマンの代表例の解説のみとさせて頂きます。

そして本記事では上記で解説した厄介な要素を持つタワマンにスポットをあてて攻略法を解説していきます。

タワマン配達のデメリット

それでは上記の内容を踏まえてまずは厄介なタワマンへの配達のデメリットを解説していきます。

とにかく時間がかかる

上記の「配達員にとってのタワマンとは」を読んで頂ければお分かりかと思いますが、厄介なタワマンになるとタワマンに到着してから注文者へ商品を渡し退館するまでの時間がかかります。

これがタワマン配達の最大のネックであり、多くの配達員がタワマン配達を忌み嫌う最大の要素でもあるかと思います。

配達テンポが悪くなる

こちらも上の「とにかく時間がかかる」と内容が重複しますが、タワマンでの配達に時間がかかれば次の配達にも影響します。

特にタワマンがあるエリアはピークタイム時にヒートマップ(シミ)になりやすく、より多くの案件をこないたい中でタワマン配達を受けてしまうと配達テンポが悪くなり報酬の低下にも繋がります。

ましてや当日の時間制限がある雨クエを目標にしている場合にタワマン配達で時間を浪費してしまうとクエスト未達にも繋がる可能性もあり、テンポを悪くする要因となります。

Bad評価をもらう可能性がある

まずタワマンの注文者からBad評価をもらうことは非常に希少なので そこは心配する必要はありません。
問題はタワマン配達直後に控えている次の注文者です。

例えばダブルの1件目がタワマン配達で遅延してしまった場合、2件目の注文者への配達もタワマンでの遅延の影響を受け配達が遅れてしまいます。

2件目の注文者から見れば、なかなか自分への配達が開始されず「どこで道草を食っているんだ?!」思うかもしれません。

また自分の所への配達が2件目であることはUberEatsアプリ上で分かるものの配達員が1件目にどこへ配達しているかまでは分かりませんし、そもそもタワマン配達が無駄に時間がかかることを知っている方は極少数しかいないと思われます。
※注文者から配達員の行動がどう見えるかは別記事UberEats配達の注文者の視点」参照。

またダブル以外でもタワマン配達時に次のリクエストをすでに受諾済みの時も、次の配達開始時刻が遅れ結果的に配達完了時間が遅れ、注文者から遅いと思われるかもしれません。
(ただしこのケースの場合は受けキャンで回避することは可能です)

上記のことから、次の注文者から遅いと思われ結果的にBad評価に繋がる可能性があります。

精神的に負担になる

これまで紹介した無駄な時間の浪費・配達テンポの悪化・Bad評価を受けるということになれば当然配達員自身の精神的にも良いとは言えません。

それが1回ならまだしも同じ日に連続してタワマン配達が続いた日には精神的ダメージも相当大きくなり疲労度も大きく、その後の配達意欲にも影響しかねません。

そんな精神的な負担のせいでタワマン配達が嫌になって、タワマンがあるエリアを避けてしまうとなれば稼げるチャンスを逃す事にも繋がります。

とにかく精神的な負担を感じたら「そんな日もあるさ」と開き直ってみることも大事かと。

タワマン配達のメリット

記事の冒頭から立て続けにタワマン配達の悪いところを取り上げてきましたが、タワマン配達は悪いことだらけではなく良いところもあります。
そんなタワマン配達のメリットについて解説していきます。

配達調整金が付きやすい

UberEatsの配達員報酬は2021年5月から全国一斉に新報酬体系になり、実際の配達時間が予定配達時間よりも超過した場合は配達調整金が付くようになりました。

この配達調整金はタワマン等で現地についてから配達完了までに時間がかかった場合も対象となるので、万が一タワマン配達で遅延が生じた場合の補填となります。

ただし配達調整金の有無は配達開始から配達完了までのトータルの時間で見られるので、タワマン内ではかなり遅延したけどその前の過程(商品受け取り・目的地までの移動)は最速でこなしてて全体の配達時間としては予定時間内ということになると配達調整金はもらえません…
(予定時間内に完了しても配達調整金も貰えることがあります。稀に…)

それと予定配達時間を超過したからといって必ず配達調整金が付くわけではありませんので、遅延で報酬がアップするかはUber運営のみぞ知ることとなるので配達員はアップすることを祈るしかないです(笑)

とは言えタワマン配達で遅延を受けた場合 配達調整金が付きやすくなるので配達完了後の報酬アップ期待を胸にタワマン配達を頑張りましょう!

チップが貰いやすい?

「タワマンの住民は富裕層が多いので当然チップ付与率がアップする」とお思いの方も多いと思います。
しかし現実はそうでもありません。項目のタイトルに?(クエッションマーク)を付けたのもその理由からです。

メリットとして挙げておきながら否定的な話になってしまいますが、私の体感では厄介なタワマンになればなるほどチップ付与率は低いと感じています。

厄介なタワマンでもチップを貰うこともありますが、そういった時はだいたい運よくスムーズに注文者の部屋へ到着できた時です。
(当然館内で遅延した時でもチップを付与してくれる注文者もいます)

では何故 厄介なタワマンのチップ付与率が低いかと言いますと、タワマン館内移動に要する時間が関係しているのではないかと私は考えています。

UberEats配達の注文者の視点の記事で解説していますが、注文時に注文者側のUberEatsアプリには配達予定時刻が表示されます。

この配達予定時間は地図上の目的地と配達員の現在位置で自動算出されるため、目的地の住所につけば配達予定時刻も現時刻とほぼ同じ時間になります。

しかしタワマンの場合は地図上では近くてもそこからの移動に時間がかかるので当初表示されていた配達予定時刻がどんどん延長され、もし注文者が予定時刻をこまめにチェックしていれば遅いと感じるでしょう。

ましてや配達員も住民同様正面から入ると認識していたら「なんでこんなに遅いんだ!」と思うかもしれません。

チップを貰いやすくする方法については後日別の記事で詳細を説明しますが、チップが貰えるかどうかは配達スピードが重要な要素の1つとしてあり、上記の理由で注文者から遅い配達と判断され、気も悪くしてチップが付与されないということは十分にありえます。

しかしながら知名度高い都市のタワマンには外人が多く住んでいるという話もあり、外人に当たれば高確率でチップを貰う事ができます。

ただし、すべての外人にチップ習慣があるわけでもなく、チップ文化がある国の方であるかどうは運次第です。

そもそもタワマンでなくても普通のマンションにも外人はたくさん住んでいるわけで、特にタワマンに外人が密集しているという詳細データーもないわけで…

否定的なことばかり言いましたが、遅配になったからと言ってチップが貰えないわけではなく、心が広い方もたくさんいらっしゃるので配達が遅れてもチップの望みがあると信じてタワマン配達を最後まで丁寧に遂行していきましょう!

一息つける

何か無理やりこじつけみたいに思えるかもしれませんが、これもタワマン配達の立派なメリットの一つです。
というかそうでも思わないとタワマン配達が報われないですし、配達を受けた以上はプラスに考えるしかないんです(笑)

仮にエレベーターで5分,10分待つとして そこでイライラしても何も始まりません。

そうなったらなったで現実を受け止めてゆっくり深々と深呼吸をして心を落ち着かせましょう。

特にその日の配達がせわしくて心の余裕がなくなってきた時などはゆっくりする時間も大事なので、タワマン配達での待ち時間を有効に使っていきましょう。

あと住民フロア内では高級感を堪能でき廊下はしっかり空調も効いていて快適な空間でもあるので配達中の一時的な心のオアシスにもなります。
(実際のところ堪能できる時間も僅かで、次の配達が入っていればそれどころではありませんが…)

とにかくタワマン配達で時間がかかったらそれをプラスに受け止めて、一旦心を落ち着かせて精神的な癒しを自分に与えてあげましょう。

タワマン攻略法


それでは肝心のタワマン攻略法について解説していきます。

攻略法とは

タワマンの攻略法とはズバリ タワマン配達を避けることです!

上記の紹介したタワマン配達のデメリット・メリットを総合的に加味するとタワマン配達をしないことが最も賢い選択になります。

タワマン配達は調整金が付くというメリットもありますが、そういったタワマンがあるエリアは調整金を貰うぐらいならその無駄に浪費した時間で別の配達やっていた方がストレスもなく報酬もアップするかと思われます。

新報酬体系になり遅延する案件への補填が入ったとは言え現状の調整金でもまだまだ足りないぐらいです。

具体的な攻略法

ではどうやってタワマン配達を回避するかと言うと、あらかじめ厄介なタワマンの住所を把握し すぐに確認できるようにすることです。

ここではその厄介なタワマンの住所を把握する方法と、把握した住所を迅速に確認する方法を解説していきます。

住所リストを準備する

現在のUberEatsの配達システムでは一部の状態を除き、基本的にリクエスト(配達依頼)を受諾する前にドロップ先(配達先)住所を確認することができます。

このシステム仕様を利用して、ドロップ先住所がタワマンだった場合はリクエストを拒否すればタワマン配達を避けることができます。

では肝心の厄介なタワマンの住所情報の入手方法ですが、基本的は自分がこれまで配達してきて二度と行きたくないと思ったタワマンをピックアップしリスト化する必要があります。

ただし少し簡単に集める方法があり、東京都内配達限定になりますが以下のサイトで東京都内の厄介なタワマンリストを上げているので、東京都内配達の方は以下のサイトをベースにタワマンリストを作ることが可能です。

東京都内以外の厄介なタワマンリストについては残念ながら私も探すことができなかったので、この後紹介する方法でタワマンリストを作成してみてください。

住所リストの集め方

基本的には自分が配達してきたタワマンで配達が厄介だと思ったタワマンをリスト化していきます。

TwitterなどのSNSをやっている方は、他の配達員からどこどこのタワマンは配達が面倒だった等の情報もあったりしますので、そういった情報を見つけたらタワマンリストに入れていきましょう。

またタワマンは基本的に目立つので、配達中にタワマンを見つけたら 見つけた場所を覚えておいて帰宅してからそのタワマンの入館方法等はどうなのかをネットで検索し厄介だとわかったらリストに追加しておきましょう。
(確認方法はGoogle検索で「○○○ Uber」(※○○○はマンション名)で検索するとどんなところか分かったりします)

東京都内を配達する方は上記のURLの情報をベースにタワマンリストを作成すると良いと思いますが、東京都内でも上記サイトには載っていないけれども個人的に厄介だと思うタワマンがあるのであれば、そこも厄介なタワマンリストに入れておきましょう。

ちなみに私の場合はタワマン以外にも一部のオフィスビルも配達に時間がかかるので、それらもリストに入れています。
(ただしオフィスビルは平日昼休みの時間帯のみ避けるようにして、それ以外の時間は配達に行くようにしています)

住所リストを準備したら

ではタワマン住所リストが準備できたら、あとはリストの住所に該当したタワマン案件を拒否すればいいんですが、東京都内のリストを見てお気づきかと思いますが数が多すぎてとても覚えることができません。

記憶力がある方なら自分の行くエリアだけであれば全部覚えることができるかもしれませんが、普通の方ならせいぜい10箇所前後ぐらいではないでしょうか。

そもそもタワマン住所を覚える労力を考えたら普段配達するエリアの市区町村・丁目の位置を覚えた方が遥かに有益かと思います。

では覚えられない人はタワマンリストを書いたノート等を用意すればよいのでしょうか?

ノートでなくてもルーズリーフ1枚あれば表裏にかなりの数のタワマンが記載できるわけですが、そもそもその用意したノート・用紙がすぐに見えるところになくては意味がありません。

しかしながら常にノート・用紙を手元に持っているわけにもいかず、用紙なら折りたたんでポッケ等にしまえますが出し入れする内に紙も劣化してきて定期的に交換する手間もありますし、リクエスト通知来る度にポッケから紙を出すのも結構な手間になります。

あとは物理的に用意するのではなく、スマホのメモ帳アプリ等にタワマンリストを入力してデータとして常に確認する方法もあります。

これに関しては非常にスマートでいい方法だと思いますが、私のスマホではこの方法は駄目でした…

というのもタワマンリストのメモ帳をあらかじめ起動させバッググランドで動かしていたとしてもリクエスト通知が来るとメモ帳の画面を開くことが出来ません…

これはOSや機種に依存する可能性が高いので、リクエスト通知が来てもメモ帳アプリの確認ができるという方は端末内のアプリで確認するのがベストかと思います。

では上記の方法が使えない人はどうするのか?

それはズバリ、リクエスト通知が来た際にすぐに確認できる場所 つまりスマホの裏面にタワマン情報を用意しておけばいいのです!

具体的な実践方法はこのあと解説しますがこれから紹介する方法には把握できるタワマンの数は制限がありますので、自分が良く行くエリアのタワマンに絞ってタワマンリストを作成することを推奨します。

攻略法に必要なもの

それでは上記で解説した攻略法を実践する上で必要な物をを紹介していきます

タワマンリスト

これがなくては何も始まりません。

まだタワマンリストが用意できていない場合は厄介なタワマン情報を収集することを優先し、タワマンリストがある程度できたら以下の物を用意しましょう。

スマホケース

特にこの形の物 という指定はありませんがタワマンリストの耐久性・メンテナンス性を考慮すると透明のスマホケースがベストです。

ただし透明である必要もなく色が付いたスマホケースや手帳型のスマホケースでも可能で、加工には適さないスマホケースとかであればスマホケース自体なくても攻略法の適用が可能なので、この後解説する加工方法を見て新規で用意するか否か判断してください。

タワマンリストを書くために必要になります。

書き方も様々で私の場合はあらかじめパソコンでタワマンリストをテキストファイルに入力し、それをプリンターで印刷しています。
プリンターがない方は手書きでも構いませんので、ご自分の環境に適した紙・書き方を準備しましょう。

くれぐれも文字が小さすぎて読むのが困難ということにならないよう注意しましょう。

テープ類

上記で用意した紙をスマホケースに貼るために使用します。

こちらは一般的な家庭用のセロハンテープで結構ですので別途購入する必要はないかと思いますが、使用するスマホケース次第では別のテープの方がいいかもしれませんので必要であれば別途テープを用意しましょう。

ハサミ・カッター

上記で紹介した「紙」「テープ類」をカットする際に使用します。

一般家庭にあるもので十分ですので別途購入する必要もないと思われます。

攻略法のための加工作業

ここでは具体的な加工方法を解説していきます。

タワマンリスト用紙の準備

まずはタワマンリストを印刷した紙または書いた紙を作成し、スマホケース内に収まるようハサミやカッターで適切なサイズにカットします。

用意サイズの確認・テープ貼り付け

カットした紙をスマホケースの裏面に一旦セットして紙のサイズに問題ないか確認します。

サイズに問題なければ紙をスマホケースから取り外して、紙の裏面にテープを貼り付けます。


※透明のシールの方が見た目がよかったんですが、加工作業を見やすくするために色付きテープを使用しました。

スマホケースへの貼り付け

紙にテープを貼り付けたら、マホケースの内側に紙を貼り付けます。

あとはスマホケースにスマホをセットして完成です。

今回は透明なスマホケースで紹介しましたが、色付きのスマホケースであれば以下の画像のようにスマホケースの表面に直接貼り付けてもOKです。
(同様に普段スマホケースは付けずに配達しているのであれば同じ要領で直接スマホに貼り付けてもOKです)


ただしスマホケースの表面に直接貼り付ける場合はテープの貼り付けを紙の四方だけにしてしまうと、擦れたり濡れたりしたら簡単に文字が消えてしまうので、セロハンテープ等で全面を覆うように貼り付けていきましょう。

この場合であればセロハンテープよりも梱包テープの方が面積が大きく厚さもセロハンテープ並に薄く、しかも丈夫でしっかり粘着するのでかさばらず防水効果も高くなります。


ちなみに付属カッターなしの梱包テープ単体の方が若干安く買えますが、テープを別途ハサミ等で切るとしても付属カッターがないと毎回テープを剥がすことがかなり面倒になるのでカッター付属のものの購入を推奨します。

また、手帳型のスマホケースでカード・定期券を入れるスペースがあればそこに入るサイズにカットしたタワマンリストを入れるのもありかと思います。
ただ、カードホルダー部分が透明ではなく毎回取り出しが必要な作りだと、取り出す作業が地味に面倒になるので、紙を収納するのではなく貼り付けてしまうのもありかと思います。

攻略法の実践

スマホケースにタワマンリストの貼り付けが完了したらあとは実際の配達で使うのみです。

使い方は説明不要かと思いますが念のため説明させてもらうと、リクエスト通知が鳴ったらドロップ先の住所を確認し、スマホをひっくり返してその住所がタワマンリストと一致していないかを確認して、一致していればリクエスト拒否でタワマン回避完了です。

また普段から信号待ちなどの僅かな空き時間にタワマン住所をちょくちょく確認して、ある程度覚えておくと良いです。
特に現在地近辺にタワマンがあるようでしたら そこへドロップで行く可能性も十分ありえるので、事前に近場のタワマンリストに目を通しておくと良いです。

住所を覚える際は細かく覚えるえるのではなく、東京都内であれば「丁目」ぐらいまで覚えておけばいいとおもいます。
例えば新宿区であれば「西新宿のこの丁目は危険だ」という具合に町名・丁目ぐらいまでの情報を把握し、ドロップ先住所に危険な丁目が表示されたらタワマンリストを確認するようにしていけばリクエスト通知が来るたびにタワマンリストを見る必要もなくなります。

それと、このタワマンリストを貼り付けたスマホケースは配達業務中のみ使用するようにしてください。
プライベートでこれを貼っていて見つかってしまうと危ない人と思われかねないので(笑)

攻略法の注意点

上記のタワマン攻略法を実施する上での注意点を解説していきます。

リストの数を絞る

上記の東京都内タワマンリストを紹介しているサイトを見るとわかりますが港区のタワマンの数が半端なく、これすべてをスマホ裏面にびっしり用意するのは無理があります。

私の場合は港区はあまり行かないということもあり、港区に関しては最低限のタワマンに絞っています。

リンク先の東京都内タワマンリストでは港区だけランク付けされており、私は最も入館が面倒くさいと評される「SS」のみをリストに入れています。
SSだけ避けておけば最悪他のランクに当たってもそれほど大変な思いはしないだろうと割り切っています。

タワマンリストに載せれなかった建物については下記の「その他の攻略法」で解説している方法で回避してみてはいかがでしょうか。

住所偽装には要警戒

極一部の注文者に限定されるので、頻発している事象でありませんが、注文者が居住しているタワマンが配達員から避けられることを恐れて、敢えて違う住所を記載して配達員が決まってから「すみません実際の住所は違います」と言ってタワマンまで誘導させる人もいます。

こうされては本攻略法では対処することができません。

しかしながら偽装先の住所もタワマンからそれほど遠くないところを指定してくる可能性も高く、地図上で確認してピンの位置が人が住んでいなさそうな所であれば受けない方が無難かもしれません。
(受けなかった場合は住所・地図のスクショを撮って、後ほど この場所がどんなところか確認しましょう)

また、Uber側では注文者側が住所を間違えて登録している場合は、登録された住所へ注文者に来てもらっても良いという通達も来ていますので、意図的に住所偽装していると分かればそこに来てもらうという対応方法も全然ありです。


英語を直訳したのか少しわかりづらい文章ですが、変更先住所へ行っても良し・行かなくても良しということで、来てもらう場合は自分がピンの場所に着いたら10分タイマーを作動させ10分経過しても注文者が来なければ廃棄という対応でも問題ありません。

10分待つぐらいなら注文者の方に行って届けた方が早いとお思いの方もいると思いますが厄介なタワマンだと10分どころでは済まないことも多々あるので、10分タイマー使った方が早かったりします。

ただし不公平なことに 本来の住所へ行くことを拒否した場合は注文者からBad評価をもらう可能性が高くなり、Bad評価を恐れて結局タワマン配達をしてしまう人も多いとか…

その他の攻略法

上記の攻略法で大抵のタワマンは回避できるものの、自身で用意したタワマンリストには載せていない厄介なタワマンがあったり、まったくノーマークのエリアに行った場合は 自身で厄介なタワマンを判別する必要があります。

そこでここではタワマンリストを使用せずにタワマンを回避する方法を解説していきます。

マンション名に「塔」がつく所は避ける

まず「塔」とつくマンション名があるところは聞いたことがありません(笑)
(今後、純和風なタワマンが出来れば塔が付くかもしれませんが…)

ここで言う「塔」というのは、「塔」を外国語に変換した名称で具体的には「タワー(英語)」「ラトゥール(フランス語)」「トッレ(イタリア語)」「トゥルム(ドイツ語)」などになります。
良く聞くのはタワーラトゥールで、これらの名前が付くマンションはほぼ間違いなくタワマンです。

リクエスト通知に建物名が出ない場合はこの方法は使えませんが、建物名が表示されたらまずはタワー・ラトゥールが付くかどうか確認すると選別しやすくなります。

正方形に近い建物は避ける

これは地図上で判別する方法となりますが、UberEatsの現システムではリクエスト通知時に地図を拡大し建物の形を確認することができます。
(ただしそれができるのは現状ではAndroid端末のみの模様です…)

その建物の形が他の建物に比べて大きめで且つ正方形(縦横比が1:1)に近い形をしている場合はタワマンの可能性が高いです。

住所だけなく場所も把握する

いくら完璧なタワマンリストを用意しても、ダブルのリクエスト通知ではタワマンリストも役に立ちません。
というのもダブルのリクエスト通知時は2件目の住所しか表示されないので、1件目がタワマンかどうかは地図で判断するしかありません。

行ったことがないタワマンは 時間があるときにGooglMap等でどこにあるのかを確認しておきましょう。

数珠鳴りの際のダブルは拒否

数珠鳴り(配達中に次のリクエスト依頼がくること)のダブルが来た場合は要注意で、数珠鳴りダブルの場合は地図は表示されず2件目の住所概要しか表示されません。


上の画像は東京都内でダブルが数珠鳴りした例ですが、住所が新宿区とだけ表示されています。
距離的にも十分タワマンの可能性があり、1件目か2件目のどちらがタワマンの可能性があるので拒否するのが賢明です。
(最悪両方ということも無きにしもあらずなわけで…)

仮に上記のリクエスト通知のドロップ先住所が「中野区」と表示されていても、配達距離次第では新宿区のタワマンを経由してから中野区に行くということも十分にあり得るので現在地と配達距離を考慮してタワマンの可能性があれば拒否していきましょう。

しかしながら、いくらタワマンの該当地域だとしてもタワマンにあたる確率は低いので、報酬が良かったりどうしても件数が欲しいということであれば受けてみるのもありです。

ただ、これは経験したことがある人にしか分からないと思いますが、ダブルの1件目がタワマンだった時の絶望感は半端ありませんので、地図なし住所不明のダブル案件を受けるか否かの判断は自己責任でお願いします(笑)

またダブル以外でも数珠鳴りした場合に以下の画像のように概要住所しか表示されないパターンもあるので、詳細住所が表示されず移動距離がタワマンの射程圏内でしたら避けるのが賢明です。

拒否したタワマンは後ほどチェック

どうしても厄介なタワマンを避けたいのであれば上記に該当するタワマンは手あたり次第 避けるのが賢明です。
しかしながら中には手間・時間をかけずに配達ができるタワマンも多々あり、配達しやすいところも避けてしまっている可能性もあります。

そういったドロップ先の選択肢を絞りすぎてしまわないように、未経験のタワマンを避けた場合は必ず住所情報のスクショを撮って、後ほどそのタワマンが本当に配達の手間がかかるかどうかを確認しましょう。

確認方法はGoogle検索で「○○○ Uber」(※○○○はマンション名)で調べるとどんなところか分かったりしますし、厄介なタワマンであればTwitterでマンション名を検索すると他の配達員の方がツイートしていたりしますので多方面から情報を収集してみましょう。

攻略法が失敗した場合

上記の方法を実践すれば基本的にタワマン回避ができますが、時には人為的なミスでタワマン案件を受けてしまう可能性もあります。
ドロップ先がタワマンと分かっていながら操作ミスでタワマン配達を受諾したのであれば受けキャンで回避可能ですが、受諾したもののドロップ先が分からずピックアップ後にドロップ先がタワマンと分かった場合は配達せざる得ません。
(ピックアップ後も配達キャンセルは可能ではありますが自身のアカウントに傷がつくのでお勧めはできません)

そんな万が一にもタワマン配達を受けてしまった場合の対応方法を解説していきます。

新規リクエスト受付を停止する

わざわざ新規リクエストを停止しなくても、リクエスト通知が来たら拒否すればいいだけなのですが、誤タップで受注してしまうこともあるので念のために新規リクエスト停止を実施した方がいいと思います。

新規リクエストを受諾した後でも受けキャンできる余裕があるようでしたらタワマン入館前の段階でも強気にリクエストを受諾して、もし退館まで長時間かかってしまったら受けキャンするというのもありかと思います。

どうしても受けキャンは使いたくないけどなるべく次の配達をすぐにしたいということでしたら帰りのエレベーターから降りたぐらいで新規リクエスト停止を解除すれば次の配達へスムーズに移行できると思われるので状況に応じて新規リクエスト停止を使い分けていきましょう。

受付の人の話をしっかり聞く

初見のタワマンは当然のこと、一度行ったことがあるタワマンでもしばらく配達をしていなかった所はもう一度受付の人の話をしっかり聞くようにしましょう。
配達に急いでいるからと言って受付の人の話をろくに聞かず、迷ってしまったら本末転倒です。

タワマンによってはエレベーターで特定階に降りるためには受付でもらったカードキーをかざしたり挿したりする必要があったりするので、受付で話も聞き流しているとエレベーターに乗ってから慌てふためく羽目になってしまうかもしれませんので注意しましょう。

エレベーターの乗った階をしっかり覚えておく

裏口から入館しても乗るエレベーターの階数は大抵1階になりますが、中には1階ではないタワマンもあります。

住民用エレベーターであればロビーが1Fでない場合にロビー階のボタンがあったりロビーを知らせてくれるシール等貼ってくれていますが、業者用エレベーターはそういった親切な案内がないことが多いので最初に乗った階数をしっかり覚えておいた方がいいです。

特に1階から乗ってきたと思い込んで1階で降りたものの違うフロアで非常階段も使えないところであれば、また次のエレベーターが来るまで待たなくてはいけないので要注意です。

どの階から乗ってきたのかを忘れた場合、もし帰りのエレベーターで他の業者の方が乗っていれば その人と同じ階に降りれば間違いないと思いますが、業者によっては自分が来た階と違う階で降りる場合もあるので完全に信じてしまうのも危険です。
他の業者の方が押した階に確信が持てなければ、恥を忍んで自分がこのタワマンに初めて来たことを説明してどの階で降りるべきなのかを聞きましょう。

来た道をしっかり覚えておく

受付からエレベーターホームまでの道順、エレベーターホールから住民フロアへ移動するために使用した扉の場所等、通ってきた道は必ず覚えておきましょう。

住民フロアで本気で帰りに迷ってしまいそうだと思ったら、自分が出てきた扉の所に何か目印の物(タオル・メモ帳の端切れ・ペンなど)を置くと良いと思います。
仮に扉の所に何か置いたとして、それが住民に見つかり不信がられたり回収されてしまうのでは?という心配もあるかもしれませんが、そうそう住民フロアを歩いている住民はいません。
というか私はタワマン配達で住民フロアで住民に遭遇したことは一度もありません。

それでも住民フロアの行き方を間違えてエレベーターホールに戻れなくなってしまった場合は、住民用エレベーターを使ってフロントの階に戻りフロントで事情を説明しましょう。

エレベーターホールに戻れないからといって注文者に相談するのは間違ってますし、ネットでそのタワマンの電話番号を調べて管理室に電話して助けを求めて誰かが来てくれるとしてもその人が来るまで待ちますし、来てくれる保証もないです。
そう考えると誰かの力を頼るのではなく自身で出来る最善の方法が住民用エレベーターの使用となり、セキュリティーがしっかりした所でもあっても専用のカードキー等なしでフロントには行ける可能性があるので、一旦住民用エレベーターに乗ってみましょう。

もし住民用エレベーターも使えないということで八方塞がりになってしまったら、恥を忍んで注文者に所に行き事情を話して住民用エレベーターでフロントまでいけるよう手配してもらいましょう…

イライラしない

業者用エレベーターが全然来ないからといってイライラしても何も始まりません。
エレベーターがなかなか来ない時は、ゆっくり深呼吸をして心を落ち着かせて次の配達に備えましょう。

それでもイライラが抑えられないということでしたら、そのイライラを糧として次こそはこのタワマンに行かないと心に誓いましょう(笑)

この悔しさを忘れない

ノーマークだったタワマンが面倒なところであれば、次から自分のタワマンリストに追加して避ければいいのですが、すでにタワマンリストに載せていたにも関わらず受諾してしまったとあれば自分のミス以外の何ものでもありません。

今後同じミスが二度とないように、受諾してしまった悔しさを忘れずに心に刻んでおきましょう。
(そのタワマンの住所も忘れないように)

何か一流アスリートみたいな台詞ですが結構大事なことで、タワマン回避に限らず他のことで何らかのミスをしたら何故ミスをしたかの原因を考え、今後同じミスがないように意識して配達をしていくことが大事です。

時と場合によっては敢えて受諾する

基本的に厄介なタワマン配達は回避一択ですが、時と場合によってはタワマン配達を受諾するのもありかも思います。

タワマン配達を受諾するいくつかの例として

クエスト回数のラスト1件が欲しい時

日跨ぎクエスト、雨クエストを目標としている中であと1件で終わるという時で次の配達は特に急いでなければ受諾するのもありです。

報酬が高い時

注文者が注文時にチップを付与しているのか、他の配達員から敬遠されすぎて報酬が増えたのかは分かりませんが、稀に移動距離に対して報酬が多いことがあります。
正直、報酬が高くても敬遠したいところですが高い報酬にプラスで配達調整金が付き更に報酬アップもワンチャンあるかもしれないので配達ペースに余裕があれば受諾するのもありです。

逆を言うと異様に報酬が高い場合、何か訳ありのピックアップ先・ドロップ先である可能性が高いので、ピックアップ先・ドロップ先が分からず報酬が異様に高い時は避けるのも一つの手かと思います。

タワマンの場所が自分の行きたい方向にドンピシャだった時

今いるエリア付近での注文が見込めず鳴りも少ない場合に少し遠くまで移動したいと思った場所がタワマンで付近であれば、タワマン配達を受諾するのもありかと思います。

ただしタワマン配達を受諾せず何も案件ないままタワマン付近まで戻ってから別の案件を受諾した方が結果的に効率よく回れるということもあるので注意です。

その日は次で最後にしようと思っている時であればタワマンの場所と自分の目的地が一致していれば受けるのも全然ありかと。

今後のタワマンのあり方について

ここでの項目は私個人の意見となり、攻略法には関係しない内容なので、攻略法しか興味がない方には不要な情報となりますので読み飛ばして頂ければと思います。

また、タワマン在住でフードデリバリーをご利用の方には一部読んで頂きたい内容もあるのでよろしけば一読お願いします。

現状のタワマンの問題点


ここではタワマン配達を厄介にしている原因やタワマン配達の遅延による周囲への影響について解説していきます。

タワマン問題の起源

現在、フードデリバリー配達員にとって手間・時間がかかる厄介なタワマンが多数あるのは建設時期の影響もあるのかと思われます。

冒頭に解説したタワマンの歴史の中でタワマン建築ラッシュは1997年以降と書きましたが、その当時はフードデリバリーはもとより通販サイト等の利用者数もそれほど多くなく、そういった事情は考慮せずにタワマンが建築されてきたと思います。
そして時が経ち 昨今では通販サイトの利用者数も爆発的に増え、フードデリバリー需要も増えつつあり、更にはコロナ禍の影響でこれまで以上にネット通販・フードデリバリー需要が増加したと思われます。

そんな需要の伸び方はタワマン側からしてみれば想定外で、そのために増築・改築することなんてできるはずもなく今ある環境で対応せざる得ないので、同情するところもあります。

しかしながら現状のタワマン管理側の対応方法は怠慢と言わざるを得ないところもあります。

タワマン問題による周囲への影響

タワマン管理側の対応方法が怠慢だと思う最大の要因はすべての業者の移動を業者用エレベーターに集約してしまっている点です。

タワマン管理側から見れば住民以外の人は業者用通路・エレベーターを使ってもらえばいいで完結するかもしれませんが、業者側からするとそのタワマンだけでの業務しかないのであればまだしも基本的にはそれ以外の場所での業務も控えており、業種によってはタワマン遅延の影響を受けるのはタワマンを使用する本人だけにはとどまりません。

フードデリバリー配達員で見た場合、一見するとタワマン配達の遅延で困るのは配達員だけかと思われますが、実はそれらを取り巻く人々にも影響があります。
まずタワマン入口到着から部屋への到着に無駄に時間がかかることにより、注文者は出来立てで美味しい食事を受け取れなく出費に対しての真っ当なサービスを受けれなくなります。

そして遅延の影響を受けるのは配達員・注文者にとどまらず、注文してもらった店側からすると出来立てで美味しい食事を提供できず注文者からの満足度が下がり、場合によっては時間が経ったことにより料理の味が低下し、その味を酷評され今後リピーターになってくれず今後店側の収益増加が見込めない可能性があります。

更には配達員の配達時間が長引けばUber側も調整金を出す必要がありUber側の利益も減り、それだけにとどまらず配達員の遅延が重なれば手が空いている配達員が不足し他の注文を依頼したいが配達員が確保できず時間切れで一方的に注文がキャンセルされ、注文自体がなくなることになりUber側も収益を得られず、結果経済が回らなくなります。

こうした周囲への影響はフードデリバリー配達員の業務に関係する周囲にとどまらず、フードデリバリー配達員が業者エレベーターを使用した場合に同じエレベーターを使用している郵便局員や宅配業者の配達遅延も招くことになり結果誰1人得をせず、配達に取り巻くすべての人が損することになってしまいます。

極論になりますが料理を鮮度が良い状態で提供できない上に他の業者にも迷惑がかかるぐらいならいっそのこと、そこへの配達は止めてしまった方が経済が回るのではないかと思っています。

以上が私が実際にタワマン配達をしてきて感じた現状の問題点となります。

配達員にできること


上記で話した問題点の不満をここで話しているだけでは何も解決の方向には向かいません。

ではそれらを伝えるために我々配達員からタワマンの管理会社の方へ現状の問題点について電話する もしくは帰り際にでも現地の人に問題点を伝えるという方法もあるかもしれませんが、一介の配達員が言ったところで管理会社側は聞く耳を持ってくれませんし、例え聞いてもらえたとして その意見はその場で話した人だけにとどまり上層部に伝わることなく終了してしまうのは明白です。

ではどうすればタワマン管理会社へ現状の問題点を伝えるかというと、そのタワマンに住む住人の方から声をあげてもらうことです。

そして住人の方から声をあげてもらうための第一歩として、我々配達員ができることが「厄介なタワマン配達を拒否していく」ことです。

配達員のタワマン配達拒否により、タワマンの注文者は注文してもなかなか配達員が決まらず注文した商品が中々届かない、酷い時にはピックアップ前に一定時間が経過し注文自体がキャンセルになってしまうということになり、そうなればタワマン住民の方も不満に思うでしょう。

タワマン住民が不満に思えば次に取る行動は「ここに住んでいる以上は遅配は避けれないと割り切って今後も注文する」「他社のフードデリバリーサービスを使う」「フードデリバリー自体の使用を辞める」「なぜこんなに遅延したり・注文キャンセルになったりするのか調べる」のいずれかになり、大半の方は遅延を割り切るか他社を使うとかになると思います。

しかし僅かながらでも一部の住民の方がこの遅配に疑問を持ち、原因を突き止めタワマン管理会社に配達サービスの改善に声を上げてくれればタワマン対応の改善の兆しは見えてきます。
(一朝一夕では成し得ぬ 気が遠くなる話ではありますが…)

それか自分がそのタワマンに住んでクレーマーのごとく毎日のように管理会社へ言い続けた方が早いかもしれませんが、果たして私がタワマンに住める日が来るかどうか…(笑)
そもそもそのタワマンに住めたとしてもタワマン配達の遅延の実情を知っている以上 そんな厄介なタワマンに住みたいとは微塵も思いません(笑)

今後のタワマンの対応について


タワマンの改善をして欲しいと散々言ってきましたが、では具体的にどういった改善策があるのか私個人的な案を話したいと思います。

フロントで商品を預かる

フードデリバリーサービスにおいて重要なのはサービス面・衛生面を踏まえて出来立ての料理を鮮度のいい状態でより早く注文者に届けることです。
そして最も早く商品を注文者に届けられる方法はフロントに預けフロントスタッフが注文者の部屋まで届けるか注文者がフロントまで降りて商品を受け取るかのどちらかになると思っています。

ただ最速で届けられるとはいえ、フロントスタッフは他の業務もありますし、いちいちフードデリバリーの注文が入る度に届けていたら優先すべき業務が疎かになってしまい本来のフロントスタッフとして働きができなくなります。

かと言って注文者がフロントまで降りて商品を受け取るというのも、注文者側に手間をかけてしまいますし、そもそも部屋まで届けるサービス対価を含めた代金を払ってもらっているので少し違う気もします。(でも厄介なタワマンだと部屋まで届けるにしては報酬が安い気もするのでやっぱり来てもらうべきかも(笑))

そんな事情も分かりながらも敢えて言わせてもらいますが、「それでも臨機応変に対応していただきたい!」の一言につきます。

フロントスタッフについては常に来客の対応・住人からの問い合わせを受けれる状態にする必要があるので、たとえどんなに暇であってもフロントにとどまることが最優先なのは分かりますが、複数人スタッフがいて何もすることがなければ1人ぐらい届けてくれてもいいのではないかと思います。
住民用エレベーターを使えばものの数分で届け終わるでしょうし、変な話 暇つぶしになって座り過ぎによる健康リスク回避もでき軽い運動にもなるので一石三鳥になりませんか?(笑)

注文者については部屋からフロントまで僅かな距離・時間であろうと部屋から外出するからには服装やメイクなどに気を遣う必要もあり、少しの手間では済まないかもしれません。
しかし商品が届くのが遅いと毎回不満に思っているのであればいっそのことフロントに受け取りに行った方が遥かに早く受け取ることができますし、散歩がてら下界の下層民がどんな人物でどんな身なりで配達してるのか高みの見物でもしてみてはいかがでしょうか(笑)

実際のところ、以下の画像のようにエントランス受け渡しを実施しているタワマンもあり、今後タワマン側で積極的に改善して頂けることを祈るばかりです。


この画像に対して、「こういう対応していたらUberで注文する人いなくなりますよ」という声も見受けられましたが、個人的にはエントランス受け渡しが嫌なら注文しないのは大歓迎です。
それを受け入れてくる方のみへの配達に絞った方が他の配達案件にもスムーズに行けるようになるので、Uber側でも損するどころか寧ろ得するのでは思っています(笑)

住民用エレベーターの使用を許可する

厄介なタワマンの最大のボトルネックは業者用エレベーターにすべての業者を集約していることであり、一部の業者だけにでも住民用エレベーターの使用を許可すれば、フードデリバリー配達員のみならず他の業者にとっても恩恵があります。

しかしそうは言っても住民用エレベーターは住民専用と定義しているタワマンもあるでしょうし、住民専用ということを含めた価値も家賃に含まれているかもしれません。
それに部外者が同じエレベーターに乗ってきたら嫌がる住民もいるでしょうし苦情に繋がる可能性もあります。
ましてはフードデリバリーや宅配などまったく使わない住民にとっては、自分には何のメリットもない人たちにエレベーターを使われた上にエレベーターの移動に前よりも時間がかかってしまってはいい迷惑です。

そういった事情も考慮した上で敢えて言わせてもらいますが、それでも一部の業者には住民用エレベーターの使用を許可すべきかと思います。

上記で「一部の業者」と書いたのは誰でも彼でも住民用エレベーターの使用を許可するのではなく、業種・身なりが問題ない人のみ許可してみはいかがでしょうか。

例えばですが受付側で配達員の身なりが問題ないか判断し、問題なければ住人用エレベーターを許可し、問題があれば業者用エレベーターに回す。
住民用エレベーターを使用してもらう場合にバッグなどが住民の邪魔になると判断すればバッグを一時的に預かり配達員は商品だけを持ってエレベーターに乗る。
また身なりに問題ない配達員でも台車の使用や大きい荷物だった場合は業者用エレベーターに回すなど、臨機応変に住民用エレベーターを解放してみてはいかがでしょうか。

正直なところ、フードデリバリー配達員は誰でもなれることからどこの馬の骨かわからない人間も多々いるので身なりが問題なくても住民用エレベーターを使わせたくないという気持ちはわかります。
それならそれで他の配達業者、特に各社の制服を着用して配達に来る人達だけにでも住民用エレベーターを解放してはくれはないでしょうか。

ただでさえ効率が悪い業者用エレベーターなのに、フードデリバリーが普及してしまったせいで更に利用者増えて、前から使用していた業者から見たらいい迷惑で、こちらも業者用エレベーターを使用していると何か悪い気がしてあまり居心地がよくありません(笑)

以上が私個人的のタワマン側の対応案となります。

そもそも正面から入館がNGなのはセキュリティ面を考慮しての対応なんでしょうけど、入館に際して住民の許可がいるとはいえ、住民フロアに部外者を通してしまっている時点でセキュリティの意味がまったくないと思うんですが…

長々と現状のタワマンの不満を語ってきたわけですが、それでもタワマン側からしたら「それは業者の都合であって我々には関係ないことだ」とお思いでしょう。
しかし、そうした怠慢な対応がタワマンを利用するすべての業者を取り巻く業務のボトルネックとなりひいては経済の活性化を止めることにも繋がります。

今後はそこに住んでいる住民のみならず、そこを利用する者すべての満足度を高める管理運営をしてもらうことを切に願います。

最後に

この記事を書いたきっかけとして、私は以前からタワマン配達が苦手で何度も苦渋を味わってきましたが今回解説したタワマン攻略法を実践してからはタワマン配達のストレスから解放され、よりストレスフリーな配達ができるようになり、私と同じようにタワマン配達が苦手・困っている方のお役に立てればと思った次第です。

また攻略法以外の内容もそこそこのボリュームになってしまいましたが、もしタワマン建設関係者が一人でも本記事を読んで現状の問題点に興味を持っていただけたのであれば、今後建設するタワマンは配達需要が増加していることを考慮して、タワマンの住民のみならずそこを利用するすべての人が満足できるタワマン作りを目指して頂ければと思います。

一人でも多くの方に本記事を読んで頂いて、近い将来 本記事のタワマン攻略法が不要になるぐらいタワマン配達環境が変わる日が来ることを期待しています。

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