おすすめ WordPressテーマの選び方のポイント・コツ -テーマ比較サイトの闇も暴露-

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本記事ではWordPress(ワードプレス)をこれから始めようと思っていたり・WordPressテーマの変更を検討している方でどのテーマを利用すれば良いのか迷っている方向けにWordPressテーマの選び方のポイントやコツなどを紹介していきます。

おすすめのWordPressテーマを比較・紹介しているサイトは多数あるわけですが、いざ調べてみると各テーマの評価はサイトごとに異なっていて 良いと思っていたテーマも別のサイトではあまり評価されていなかったりと、どのサイトを信用していいのか迷うこともあります。

実は私自身もWordPressテーマ選びには非常に時間を使い迷いに迷ってテーマを決めたものの、テーマを購入してすぐにそのテーマが自分に合わないことが分かり別のテーマに切り替えて、それからさらに時が経ってから とある理由でテーマを変更して ようやくテーマ選びの本質が分かってきた次第です。

当然 誰しもが満足・納得する完璧なテーマというものはなく、人によってテーマの評価も異なるわけですが、実はWordPressテーマに関する ある裏事情を知っていると 各サイトのテーマ評価の見方ががらっと変わり より自分に合ったテーマを見つけやすくなります。

本記事ではそんな裏事情についても触れながら「他サイトのおすすめWordPressテーマ」のカラクリを紹介しながら、迷いがちになってしまうであろうWordPressテーマ選びを手助けしていきます。

目次

WordPressテーマの選ぶ基準

まずはどのようにWordPress(ワードプレス)テーマを選ぶべきかの基準について解説していきます。

WordPressテーマを選ぶ基準は人それぞれ異なるわけですが、WordPressをまだ触った事がない方や使って間もない方と長期間WordPressを使ってきた方では選び方の基準も変わってきて、しばらくWordPressを使っていると「最初にテーマを選んだ理由は今になってみると全然意味がなく やっぱり別のテーマにしておいた方が良かった」と後悔する方も少なくないと思います。

そうした後悔をしないためにも私自身の長時間WordPressを使用してきた経験を踏まえて、テーマを選んだ時から そのずっと先も満足できるテーマ選択基準を紹介していきます。

尚、各選択基準毎に★で評価をしていきますが、この★評価は私の個人的な見解であり 自身が運営したいサイトの内容によっては★評価も変わってくる可能性があるので あくまで目安の一例として見て頂き、各項目の内容を読んだ上で自分にとって重視すべき項目かどうかを判断して頂ければと思います。

サイトデザインで選ぶ

選択基準 重視度

サイトデザインでテーマを決めるというのはWordPressテーマ選びの基本とも言え、特にWordPress初心者の方は まずは自分が好きな・自分が理想とするサイトデザインのテーマで選ぶことをおすすめします。

何故サイトデザインが大事なのか

選ぶ基準にサイトデザインを上げた理由として、WordPressをやるからには長期間続けることは意識していると思うのですが サイトデザインが自分好みのものであれば長期間続けるためモチベーションも維持しやすくなります。

逆に自分があまり好きなサイトデザインでないと、自身のサイトへの愛着が弱まり 記事を書くモチベーションが下がり 結果的にサイトの更新がストップしてしまうことがあります。

こうしたことからサイトデザインはWordPressを長期間続けるためのきっかけともなる要素であり初心者の方には非常に重要となってきます。

サイトデザインはテーマによって異なる

どのテーマでも基本的にはサイトデザインのカスタマイズは自在にでき 同じテーマのサイトでもまったく別の見た目・レイアウトにでき個性的なデザインにすることか可能ですが、デザインカスタマイズにも限界があり何でもかんでも好きなようにデザインできるわけではありません。

私自身、テーマ選びの際に「サイトデザインはいくらでも変更できるから」と思っており、WordPress開始したばかりの頃はテーマ選択基準におけるサイトデザインはかなり軽視していましたが、いざテーマを購入しサイトデザインを編集してみると 予想以上にデザインカスタマイズの制約があり 購入したテーマだと自分の知識・技術では自分が理想とするサイトデザインにはできないことに気付きました。

ただし、どのテーマでもサイトデザイン編集に限界があるのかというと必ずしもそうではなく、CSSやPHPを編集することによって よりデザインカスタマイズの幅は広がり どのテーマでも頑張って編集すれば自分がしたいサイトデザインにすることは可能ではあります。

しかし、それをするために必要な編集方法を調べたり実行する手間を考えると 最初から自分が気に入っているデザインに近いテーマを選んだ方がはるかに効率がいいです。

こうしたことから、まずは最初に自分が作りたいサイトのデザインを思い浮かべ よりそれに近いWordPressテーマを選択候補に絞ってみるのがおすすめで、テーマのサイトデザインは各テーマの公式ページにサンプルとなるデモサイトが設けられたりして 事前にどういったサイトデザインにできるかも確認できますので、そこで自分が求めるデザインを探してみてはいかがでしょうか。

デザイン性・カスタマイズ性は重要か?

WordPressテーマの比較サイトでは デザイン性・カスタマイズ性といった機能を評価しているところもありますが、これらはテーマを選ぶ上でどのくらい重要なのかを解説していきます。

デザイン性については、デザインの良い悪いというのは 各サイトの取り扱う内容によって どういったデザインが適しているか変わってきますし、デザインの捉え方は人ぞれぞれで完璧な答えはなく 評価すること自体が無意味だと思っています。

たまに「このテーマのサイトデザインはおしゃれ」と評価しているサイトもありますが、おしゃれという概念は時代によっても変わってくるものであり 数年経てばまったく別のデザインがおしゃれと評されることもあり 非常に不明確な評価でもあります。

どういうデザインが良いのか判断できない場合は そうしたデザイン性の評価で判断するのもありかと思いますが そもそもデザイン性で評価されるのはとある理由があるからであって (とある理由については後述します)評価しているサイト運営者も内心ではデザイン性の良し悪しが分かっていない可能性があるので、そうした不明確な評価に頼らず 自分で直感的に良いと思うデザインにするのがベストかと思います。

またカスタマイズ性については、サイトデザインのカスタマイズが豊富であることに越したことがないわけすが、いくらカスタマイズが豊富にできようと使用するデザインはその中から組み合わせた1つのパターンであり結局のところカスタマイズ性が豊富なことに対する恩恵があまりないようにも感じます。

もちろんサイトデザインは別のパターンに変更することもあり、その際はカスタマイズ性が豊富であることの恩恵は大きくはなりますが カスタマイズ性が豊富なことがサイトの見やすさ・集客・アフィリエイトへの誘導などに効果的かは微妙なところで カスタマイズ性が劣るテーマでも必要最低限のカスタマイズは可能で サイトにとっての重要な部分はカバーしているのでカスタマイズ性が豊富かどうかもテーマを選ぶ上で優先順位は低いのではないかと思います。

尚、カスタマイズ性にはサイトデザイン以外にも各種設定や記事の装飾などの要因も含まれていることがあり、カスタマイズ性が高いというのは一概にサイトデザインのみならず 他の要素もあるので カスタマイズ性が豊富と評価されている場合はどの辺のカスタマイズが優れているかをしっかりと確認し、そのカスタマイズできる部分が自分のサイトにとって本当に必要なのかを判断していきましょう。

記事の書きやすさで選ぶ

選択基準 重視度

記事の書きやすさはWordPressテーマを選ぶ上で個人的には最も重視すべき事項だと思っています。

なぜ記事の書きやすさが重要なのか

ワードプレスでサイトを運営していく上でその期間が長ければ長いほど記事を書くことに有する時間の割合が増え 記事が書きやすければ記事を書くスピードも早くなり 早くなった分 時間も有効活用することができるようになります。

もちろんワードプレスは記事を書くことだけでなくサイトのデザインなどの見た目の設定や それ以外の各種設定も重要ではありますが、サイトデザインや各種設定は最初にはかなりの時間要しますがある程度設定構築が済むとあとは少し手直しする程度でほとんど触ることがなく、サイトデザインを大幅に変えたい時などは再び時間をかけて手直しする必要はありますが、それも一時的となります。

それに対して記事を書くことはサイト運営で常に付きまとうことであり どんなにいいデザイン・設定のサイトを作ろうが記事を書かなければそれ以上の発展はありません。

そうしたことから記事の書きやすさは非常に重要であり、その記事の書きやすさとは何なんかを次から解説していきますが、まずはワードプレスにて記事を書く上で必要不可欠なエディターについて説明していきます。

ブロックエディターとクラシックエディターの概要

ワードプレスで記事を書く際はエディターを使用しますが、エディターは大きく分けて「ブロックエディター」と「クラシックエディター」の2種類があり、これらの内容は以下となります。

・ブロックエディターとは

ブロックエディターは現在のWordPress(ワードプレス)で標準搭載されている記事編集機能でGutenberg(グーテンベルク)との呼ばれています。

使用感についてはややクセがある感じで最初は直感的に使いづらく慣れるまでに多少の時間がかかります。

・クラシックエディターとは

クラシックエディターはWordPress5.0以前で使用されたいた記事編集機能で現在のワードプレスには標準搭載されていないもののプラグインを使用することでクラシックエディターを使用することが可能となり、クラシックエディターは「ビジュアルタイプ」と「テキストタイプ」の2種類の使用方法があります。

クラシックエディターを使用するためにはクラシックエディター機能を持つプラグインをインストールする必要がありますが、こちらの使用感はWord(ワード)に近い感じがあり普段からWordを使用する方はもとより、Wordを使ったことがない方でも直感的に使用でき万人受けしやすいエディターとなっています。

クラシックエディターで記事編集をするためには「Classic Editor」「Disable Gutenberg」などのプラグインを適用する必要があります。

以上がブロックエディタークラシックエディターの説明となりますが、上の説明だけ読むとブロックエディターよりもクラシックエディターの方が使いやすいのでは?と思われるかもしれませんが、両方のエディターをそれぞれ長時間使用した私の感想としてはブロックエディターの方が断トツで使いやすいです。

何故ブロックエディターがおすすめなのか

先程のエディター概要の説明の最後に「ブロックエディターの方が断トツで使いやすい」と言いましたが、ブロックエディターとクラシックエディターをそれぞれ長時間使用した方なら大半の方はブロックエディターが使いやすいと言うはずです。

確かにブロックエディターは 操作したての頃は「記事を書くだけのところなのに画面がビジュアル的になっていて 表示されているアイコンが何を示しているのか分かりづらい」と戸惑うことが多々ありますが、ブロックエディターをしばらく操作していくうちに操作が慣れてきて、いつの間にかクラシックエディターを使っていた時よりも早く記事が書き上がるようになっています。

逆にクラシックエディターの方が使いやすいという方はブロックエディターを使って間もない段階で使いにくいと判断してしまったか、ブロックエディターと相性が悪いテーマを使用している方ぐらいなのでは?と思うぐらいで、ブロックエディターをしっかりと使った上で「やっぱりクラシックエディターの方がいい」という人はそうそういないかと思われます。

また、ブロックエディターの特徴として本記事のような文字中心な記事ではなく画像や絵などを使用したビジュアル的な記事を作成するのにも非常に優れており 知識がない人でもバリエーション豊かな記事作成が可能となっており、クラシックエディターでもそれらを再現することは可能ではありますが ブロックエディターと比べるとその労力は莫大で ある程度の専門的な知識がないと作成するのも難しくなってきます。

ブロックエディターの魅力はそれ以外にも様々あり それらについては本記事では省略しますが、調べて頂ければブロックエディターの魅力も分かるので WordPressをまだ導入したことがない方は特にブロックエディターが何なのかを事前に調べて頂ければと思います。

ブロックエディターと相性がいいテーマとは

ここではブロックエディターを使用していく前提で話を進めていきますが、ブロックエディターが良いからと言って 使用するテーマがブロックエディターと相性が良くなくては、せっかくのブロックエディターの利点が失われてしまいます。

まだワードプレスに触れたことがない方であれば「同じブロックエディターなのにテーマによってブロックエディターとの相性があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、テーマによってはブロックエディターに付随する機能が多く ブロックエディター上でできることが豊富なテーマもあれば、逆にブロックエディター自体の利用を推奨しないテーマもあったりします。

WordPressテーマ比較サイトによってはブロックエディターとの相性も評価しているので、この時ばかり比較サイトを参考にしてみてもいいかもしれません。

あとは実際のリアルな声としてSNSなどで「ブロックエディター テーマ名(調べたいテーマ名を入力)」というキーワードで検索すると 実際に そのテーマでブロックエディターを使った感想などでてくるので それらを参考にするのも良いかと思います。

また、ワードプレスに触れたことがない方だとブロックエディターで記事を書くという実感が沸かず、ブロックエディターとの相性を調べてみてもピンとこないかもしれないので、そういった場合は試しに無料テーマを導入してみて(ワードプレスにデフォルトで搭載されているテーマでも構いません)実際にブロックエディターがどんなものなのか体験してみるのが良いかと思います。
(テーマの変更は簡単にできるので、すぐに別のテーマに切り替えることができます)

記事の装飾で選ぶ

選択基準 重視度

記事は文字・画像だけでなく それ以外に「マーカー・ボックス・吹き出し」などなど装飾することが可能で、この装飾機能はテーマによって異なります。

では装飾とは具体的にどういったものかいうと、以下のようなものになります。

記事装飾のサンプル例

ボックスサンプル
  • 枠タイトル・枠内に好きな文字を入力することが可能です。
  • こうしたボックス内でも文字を強調したりマーカーを入れたりすることも可能です。
  • 当然文字の色も変えることができます。

枠自体の色も自由に設定できます。

こうした吹き出しも簡単に作れます。

紹介してきた記事装飾はごく一部であり

これ以外にも様々な記事装飾があります

以上が記事装飾のサンプル紹介となります。

上記の物はあらかじめテーマ上でフォーマットが用意されており、それらを選択して文字などを入力するだけで簡単に記事に反映することができます。

尚、当サイトはSWELLというテーマを使用しており、上で紹介した記事装飾もSWELLに標準搭載されているものとなります。

記事装飾の定型フォーマットはテーマごとに異なりますが、使用頻度が高いであろう記事装飾に関しては どのテーマでも概ね搭載しており、具体的にどんな装飾が可能なのかは各テーマの公式ページにて確認することができます。

記事装飾はテーマ選びで重要か?

記事装飾がWordPressテーマ選びで重要かどうかは記事内での装飾の仕様頻度によって変わり、記事内では基本的に文字・画像がメインで装飾することはあまりないという人であれば重視する必要がありませんが、記事内で装飾をふんだんに使いたいという方は重視すべきかと思います。
※尚、冒頭の「選択基準 重要度」は人によって異なることから中間の星3としました。

まだWordPressを始める前で まだ記事装飾をどのくらい使うか分からないという場合は、一度自分がどういった記事を書きどういった装飾が必要になってくるのかを思い浮かべ それらを満たしているテーマを探すのがいいかと思います。

また記事装飾については種類が豊富かどうかという要素以外に、記事装飾がブロックエディターと連動しているかも選ぶ要素の一つで、ブロックエディターとの相性が悪いテーマだと記事装飾を引用するのに手間がかかったりして記事を書く時間を無駄に浪費してしまうことがあるので、記事装飾を重要視する方はその点にも注意して確認していただければと思います。

テーマ更新頻度で選ぶ

選択基準 重視度

テーマ更新頻度はテーマ選びの決め手となるほどの重要度はありませんが、使いたいテーマをいくつかに絞って 最終的にどれにすれば良いか迷った時にテーマ更新度を選択基準に含めると良いかもしれません。

テーマ更新頻度が高いのに越したことはないわけですが、リリースされて間もないテーマは各種設定が充実していないことも多く それらを追加するために更新することも多いために更新頻度は高い傾向にあり、リリースされたからだいぶ時期が経っているテーマは各種設定が整いきって余り追加する要素がないために更新頻度が低い傾向にあるので、一概に更新頻度が高いからと言って優れているというわけでありません。

しかし新しいテーマ・古いテーマであろうがWordPress側のバージョンアップがあった場合はテーマとの相性で不具合・バグが発生することも多々あり そうした場合はどのテーマも更新が必要になってくるわけで、そうした対応がほとんどされていないというテーマは少々警戒した方がいいかもしれません。

テーマの更新頻度については各テーマの公式ページに更新履歴が記載されており、中には探しづらいところに記載されているテーマもありますが探せば必ず見つかるはずなので 確認してもらえればと思います。

いくら探しても更新履歴が見つからないテーマや更新履歴が載っているもののいつなのか分からないテーマ(月日の記載はあるが年の記載がないなど)は少々危険で今は良くても将来的に不安な部分もあるので警戒した方が良いかもしれません。

テーマ使用率で選ぶ

選択基準 重視度

テーマ使用率とはワードプレスユーザーが具体的にどのテーマを使用しているのかを示した割合となり、2021年のテーマ使用率は以下のサイトにて公表されています。

日本国内のWordPressテーマシェア率ランキングのグラフを見るとその他が76.4%とあり、日本国内だけでも 使用されているワードプレスのテーマ数がいかに多いかを物語っており、この数多くのテーマの中で上位に入るということは何かしら優れている点があるという見方もできます。

ただ、必ずしも[使用率=良いテーマ]というわけではなく、使用率が高いテーマでも人によっては相性が悪いということもありえるので「調べるのが面倒くさいからとりあえず皆が使用しているテーマにしよう」と安易に決めるのはおすすめしません。

しかし、テーマ使用率が高いということはテーマの使用者も多いということであり、使用者が多ければそれだけ情報共有がしやすくなり何か調べたい時や困った時の解決策も見つかりやすくなるというメリットがあるので、どのテーマ選べばよいかまったく分からなければ とりあえず使用率上位のテーマから順に調べて自分に適しているかどうかチェックしていくといいかもしれません。

また、これはWordPressテーマを決めてから少し先の話にありますが、選んだテーマを使い続けるうちに 魅力的なテーマが新たに登場して その新テーマに移行をするようなことがあった場合に、新テーマ側も既存WordPressユーザーを獲得するために 使用率が高いテーマからの移行方法を何らかの形でサポートしてくれる可能性が高く、テーマが使用率が高いテーマを使っていた方が使用率が低いテーマよりも テーマ移行がよりスムーズにいくのではないかと思います。
(できればテーマは変えずに済むのが一番ではありますが)

サポート体制で選ぶ

選択基準 重視度

サポート体制が整っているのかそうでないのかは実際にテーマを導入してからでないと分からない部分でもあるので判別が難しいところでもあります。

特にテーマ比較サイトで「サポート体制が充実している」評価されていても、それは昔の話で今ではサポートに問い合わせても返事が全然こないということもあったりするので評価を鵜呑みにするのは少々危険でもあります。

ただ、サポートはリアルタイムで問い合わせるだけでなく、過去質問のフォーラムなども残っており それらを遡って調べて解決もできるので[昔はサポートが充実していた]テーマであっても 過去に蓄積された情報が多く それらで事足りることが多々あります。

サポート体制が充実しているかどうかでハッキリ言えるのは有料テーマの方が無料テーマよりも圧倒的にサポート体制は整っており、当然と言えば当然ですがお金を払っている分 手厚いフォローがされるようになります。

サポート体制の充実度はテーマ選びに必要か?

サポート体制が充実しているのに越したことはありませんが、必ずしも皆がサポートを利用するわけではなく、自己解決する能力が高い人であればサポート体制が充実しているかどうかはテーマ選びにおいて軽視して良いかと思います。

私自身、複数のテーマを使ってきましたがテーマが変わる度に大なり小なりのトラブルに遭遇してきました。

トラブルに遭遇した際に私の場合はまずネット上(各種情報サイトやSNS)で同様の症状が出ている人がいないかを確認し、そこでも解決しなければ テーマで用意された過去の問い合わせフォーラムを確認し、それでも見つかれなければサポートへ問い合わせを実施する手順を想定していますが、これまでトラブルが発生した場合も上記の手順で進め結局サポートへ問い合わせる前に解消しています。

ただ解消できたのも 私が使ってきたテーマの使用率が比較的高いこともあり そうした情報がネット上にあふれていたおかげかもしれず、使用率が高いテーマはトラブル解決しやすいという利点があります。

逆に使用率が低いテーマだとトラブルに関する情報も少ない可能性が高いため、知名度が低いテーマの導入を検討する場合はサポート体制がどうかを選択基準として重視した方が良いかと思います。

WordPressテーマ選びで知っておくべき点

ここではWordPressテーマをより選定しやすくするために知っておくべき点について解説していきます。

ここでの内容は他のWordPressテーマ比較サイトでは ほぼ語られることがない内容であり、本記事の中では最も読んで頂きたい箇所でもあり これらの内容を知ってるか知らないかでテーマ選びの考え方もがらっと変わってくるので、WordPressテーマを新規導入・変更を検討している方 いずれも必見の内容となっています。

テーマによってSEOの強さは違うのか?

「このテーマはSEOに強い」と評価しているテーマ比較サイトは多々あり、WordPressテーマ選びで各テーマがSEOに強いか弱いかを気にする方は少なくないと思いますが、本当にテーマによってSEOの強い弱いがあるのでしょうか。

結論を言うと、テーマによってSEOが強い弱いの差はありません。

テーマによりSEOへアプローチ方法は若干異なったりはしますが、基本的に有料テーマ・無料テーマ問わず どのテーマもSEOに対する基本的なアプローチ効果は同じであり、テーマの中には敢えてSEO機能を搭載さずにプラグインにて補足するようしているものもあり、仮にSEOが弱いテーマであっても プラグインにて補填できるので 後からいくらでも対応することは可能です。

テーマ比較サイトの中には難しい用語・単語などを使って あたかも特定のテーマがSEOに強いと表現したりしていますが、結果的にはどのテーマもSEOは一緒です。

たまに「テーマを変更したらGoogleの検索順位が上がりました!」という声も聞かれますが、本当に検索順位が上がったのかも怪しいですし、もし本当に上がったとしたらそれはテーマに依存しない別の方法で上がった可能性も大いにありえます。

ではなぜテーマ比較サイトではテーマ毎にSEOを評価しているのでしょうか?

それは そのテーマを紹介することでテーマ比較サイト運営者に報酬が入るからであり、それについては次の項目で詳しく解説していきます。

テーマ比較サイトの闇 (アフィリエイト報酬の闇)

各テーマは特徴は基本的には点数で評価できるものではなく、強いて数値化できるのは有料テーマの価格ぐらいで 各テーマの評価は使用する人によっても変わってきます。

ただ、点数などを付け数値化することで テーマの違いを把握しやすくなるのは事実で、特にWordpressテーマに詳しくない人にとっては数値化してもらえることでテーマを選択しやすくなります良心的な評価方法でもあります。

しかし数値化するということは必ずしもいいことばかりでなく、無意識に数値が良い方に誘導させられるという欠点もあり、Wordpressテーマに詳しくない人を簡単にミスリードさせることも可能となります。

テーマ比較サイトで「AFFINGER5」「THE THOR」「Diver」「賢威」というテーマがおすすめテーマとして取り上げられているのをよく見かけないでしょうか?

これらのテーマは紹介することで得られる報酬(アフィリエイト報酬)が高いテーマであり、テーマ比較サイトではこの高額報酬が欲しいがために うまい具合にこれらのテーマを評価して購入してもらえるように誘導させていることが多々あります。

誘導の仕方も様々で多くのWordPressユーザが気にするであろうSEOをネタに「このテーマはSEOに強い!」と紹介したり、「デザインがおしゃれ」と曖昧な表現を使ってあたかも そのテーマのデザインが集客しやすそうに見せたりと あの手この手で高額報酬テーマを購入してもらうように誘導してきます。

ただ誤解して欲しくないのは上記のいずれのテーマもすばらしい機能・ 実績を兼ね揃えた優良テーマであり、決してこれらのテーマを選ぶことが駄目ということではありません。

アフィリエイト報酬が高いという理由で敬遠される方もいるかもしれませんが、形はどうであれ有料テーマにおいて新規顧客を獲得するということはテーマの運営管理をしていく中で必要事項なわけで 今後のテーマの発展やサポートへも良い方向に働きかけ 既存及び新規のテーマユーザーにとってもメリットとなるので使用者から見れば喜ばしいことでもあります。

逆に新規顧客を紹介できる環境を一切作らないままの状態であると、新規ユーザーが一向に増えずに収益がなくなり 結果テーマの更新も滞ってしまうということに成りかねなく、そうしたことを考えると紹介報酬は大事な要素でもあります。

あくまで悪いのは自分のアフィリエイト報酬のために、使用者に利用目的にマッチしない高額報酬テーマにミスリードさせる比較サイトであり、テーマ自体は何も悪くありません。

それにすべてのテーマ比較サイトがミスリードしているわけでなく、中にはすべてテーマを正当に評価し アフィリエイト報酬が発生しないテーマを強く推奨するところもあったりするので、正しく評価しているかどうかは「WordPressテーマの選ぶ基準」を参考にご自身で正しい判断をしていて頂ければと思います。

WordPressテーマ選びで注意すべき点

ここではWordPressテーマを選ぶ際に注意点について解説していきます。

テーマ移行は早めに

WordPressのテーマは一度導入すれば、テーマ自体を変更するという機会は非常に少なく 同じテーマをずーと使い続ける方が大半かと思います。

しかし、中には「導入したテーマが自分には合わなかった」「もっと自分に合うテーマを見つけた」という理由などでテーマ移行をすることがあります。

WordPressテーマ移行自体の作業は非常に簡単であり数回の操作で完了しますが、デザインの再設定や既存記事の修正などには結構な時間がかかり、デザインの再設定はそれほど苦労しませんが 既存記事の修正は記事の装飾の仕方によっては非常に手間がかかってしまいます。

基本的に記事装飾は各テーマの機能に依存しているので 使用するテーマが変われば既存の記事装飾がほぼ使用できなくなり 場合によってはレイアウトがおかしくなる事象も発生し 新たに導入したテーマに合うように修正が必要になります。

まだ記事数が少なければ記事装飾の修正作業も大した手間にはなりませんが、記事を何年も書き続けたとなれば その数も莫大で修正するのに相当な手間と時間がかかってしまいます。

かくいう私も一番最初に購入したWordPressテーマは自分には合わないとすぐに気づき、別のテーマを購入し そのテーマでは長年記事を書いていたんですが とある問題が発生し、それがきっかけで別の自分に合ったテーマを見つけ テーマの移行を繰り返してきましたが、長年使用してきたテーマを変更した際は既存記事を修正するのにかなりの時間を要し非常に苦労しました…

そうしたことを考慮すると、導入したテーマが有料テーマであれば自分と合っていないと思ったのであればすぐにテーマを変更することをおすすめします。

テーマの購入価格に対する価値観は人それぞれで 中にはテーマ購入は大きな買い物であり 購入してしまったからには使用しないと勿体ないと思う方の気持ちも分かりますが、自分に合わないテーマを使い続けるのは購入代金以上の損失と言っても過言でないぐらいサイト運営に支障をきたすので、出来る限り早い決断をおすすめします。

また、テーマを移行することを決断した場合は 何故テーマが自分に合わなかったのかを考え テーマに具体的に何を求めるかをしっかりと考え、次に選ぶテーマは自分にベストマッチしたものになるよう慎重に探していきましょう。

尚、私自身が長年使っていたテーマを変更した時に苦労した話やテーマを変更して気づいた話などを以下の記事に記載しており、テーマ移行を検討している方のみならずテーマを新規で導入しようとしている方にも参考となる情報もありますので、気になる方は一読して頂ければと思います。

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最後に

WordPressテーマはブログやポータルサイトを運営する中で非常に重要な要素でもあり、そのWordPressテーマを選ぶとなると慎重にならざるを得なく、特に初めてWordPressテーマを導入される方にとって有料テーマを導入するともなると「本当にこのテーマで良いのか?」と なかなか決断に踏み切れないことも多々あります。

どのテーマが自分にとってベストなのかは各個人で変わってくるものであり万人におすすめできるテーマはなく、現在私が使用しているテーマは個人的には非常に気に入っており他の方にも使ってもらい その素晴らしさを体感してもらいたい気持ちもありますが、必ずしも万人に適しているとは限らないこと考慮し、本記事では敢えて特定のテーマを推奨することを控えました。

本記事では自分自身のWordPressテーマ選びで失敗したことなど体験を踏まえて、自分の持ちうるテーマ選びに関する情報をすべて公開したので、本記事をきっかけに 自分自身により適したWordPressテーマを見つけて頂き その後のより良いサイト運営に貢献できればこれ幸いです。

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