今回はUber Eats Market(ウーバーイーツ マーケット)の閉店について解説していきます。
Uber Eats Marketの閉店に関する詳細情報から、閉店の理由・閉店後はどうなってしまうのか?などの情報をお届けします。
Uber Eats Market とは
Uber Eats Marketとは、食品・日用品の専門店であり一般店舗販売は行わず 商品ピックアップに特化したUber Eats専門の店舗となります。
飲食店で言うところのゴーストレストランの位置づけに相当する形となり、こうした業務形態は「ダークストア」とも呼ばれています。
そして、Uber Eats Marketは 2021年12月15日に第一号店「日本橋兜町店」がオープンし、その後「世田谷赤堤店」「神宮前店」「西五反田」「杉並井萩店」「高田馬場店」が新規オープンし、東京都に計6店の運営を展開していました。
Uber Eats Market 閉店へ
2021年12月15日に1号店「日本橋兜町店」を皮切りに続々新店舗がオープンし、2022年12月16日には6号店「高田馬場店」のオープンもあり順風満帆かに思われました。
しかし、2024年1月にUber Eatsから以下のスケジュールで各店舗が閉店するという通知がきました。
- 2024年1月31日(水)
- Uber Eats Market 日本橋兜町店
- Uber Eats Market 世田谷赤堤店
- 2024年2月29日(木)
- Uber Eats Market 神宮前店
- Uber Eats Market 西五反田
- Uber Eats Market 高田馬場店
上記店舗リストの中に「杉並井萩店」が含まれていなかったので、「杉並井萩店だけは継続?」と思ったんですが、すでに杉並井萩店は閉店済みということでした…
このことから2024年2月いっぱいで日本におけるUber Eats Marketの展開は終了という見方が濃厚かと。
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Uber Eats Market 閉店の理由とは
ここでは、Uber Eats Marketの閉店理由について 私の憶測を交えて解説していきます。
まず、今回のUber Eats Marketの閉店で「Uber Eatsが日本から撤退する前兆なのでは?」と心配している人もいるかもしれませんが、個人的な予想として それとはまったく関係ないと思っています。
閉店の最大の理由としては純粋に採算が見合わなかったからではないかと。
Uber Eats Marketに常駐するスタッフの接客は基本的に商品を渡す配達パートナーに対してのみとなり、接客の手間は通常のスーパーマーケットに比べて遥かに少なく 人件費も抑えることができるかに見えます。
しかし、商品管理や商品運搬にも人手が必要になるわけで、それなりに人件費がかかってしまいます。
そして、人件費以外にも店舗の賃料・商品の運搬費用・水道光熱費などの固定費が発生し、これらはUber Eats Marketの売上の増減にかかわらず一定に発生してしまいます。
そうした、固定費がUber Eats Marketの売上と比較して採算が合わないという結果だったために今回の閉店に至ったのではないでしょうか。
決して明るいニュースではありませんが、無駄な出費を抑えるために比較的早い段階?で見切りをつけたという意味では朗報と見ても良いかもしれません。
閉店後はどうなる?
ここではUber Eats Marketが閉店した後に各方面に及ぼす影響や今後の展開について解説していきます。
注文者への影響は?
当然ではありますが、Uber Eats Marketのヘビーユーザーにとっては今回の閉店により買い物手段の1つが無くなるわけで残念に思っている人も多いのではないでしょうか。
ただ、Uber Eats Marketの店舗は比較的都心部に集中していたこともあり、Uber Eats経由での食品・日用品の購入手段の変わりはすぐに見つけられるかと思うので、買い物難民を強いられる事態にはならないかと。
そもそも、Uber Eats Market利用者はそれなりに生活水準が高いことが予想されるわけで、Uber Eats Marketが無ければ別の店舗への利用に切り替えるでしょうから、影響は皆無かもしれません。
配達員への影響は?
Uber Eats Marketの閉店の影響は注文者のみならず、それらの配達を受け持っていた配達員(配達パートナー)にも影響があります。
Uber Eats Market店舗があるエリアで稼働している人であれば1度はUber Eats Market案件を担当したことがあるのではないでしょうか。
私自身もちょくちょくUber Eats Marketへピックアップすることがあり 、私個人の感想としてはスタッフのレスポンスや報酬なども良さげで とてつもない重量の商品もなくUber Eats Market案件は好んで受諾していました。
(商品にネギがあった時はさすがに困ったわけですが、それも今となってはいい思い出です(笑))
そして、Uber Eats Marketが閉店するということはUber Eats Market分の案件が無くなってしまうわけで、結果に配達依頼が減る恐れがあります。
ただ、この配達依頼の減少については、先ほど『注文者への影響は?』でも話したように注文者はUber Eats Marketがなければないで類似した別の店舗で注文する可能性が高いので、結果的に配達依頼数に影響はないのかと。
どちらかというUber Eats Marketという良案件が無くなってしまうことが配達員にとっての最大のデメリットなのではないでしょうか。
Uber Eats Marketが閉店することで、ピックアップ先が他の食品・日用品を取り扱う店舗に変わるだけのことかもしれません。
しかし、他の店舗だとピックアップ場所へ行きづらかったり・店舗スタッフが接客してて中々こちらの対応に応じてくれないということもあり、そうした不便さを考えるとUber Eats Marketが無くなることは地味に配達効率が落ちるかもしません。
新たなサービスもある
Uber Eats Marketは閉店となるわけですが、他方ではそれを代替えするようなサービスも新規展開しています。
具体例で言うと、2023年11月21日からマックスバリュ関東のネットスーパー(オンラインデリバリー)で注文された商品の一部をUber Eatsの配達パートナーが配達します。
対応する店舗は現状一部の店舗のみとなっていますが、需要が増えていけば徐々に店舗が拡大されるのではないでしょうか。
これ以外にも食品・日用品を取り扱う提携先は徐々に増えており、こうした店舗が増えることは配達員にとっても歓迎すべきことでもあります。
Uber Eats側からしても、こうした提携先を増やすことは自社の売り上げアップに繋がるわけで、今後も食品・日用品に限らず様々な業態の店舗と提携していくことが予想されます。
Uber Eats Marketの閉店自体は残念なニュースではありますが、そうしたマイナス分をプラスに変えるぐらいの朗報があることを期待しましょう。
最後に
今回はUber Eats Market閉店に関する話題について解説してきました。
日本においてのフードデリバリー事業はまだまだ発展途上の段階であり現状 試行錯誤を重ねる状態だと思っています。
そうした試行錯誤の一つが今回のUber Eats Market閉店であり、残念なお知らせではありますが今後のフードデリバリー事業の発展における一つの通過点なのではないでしょうか。
こうした紆余曲折を経て、配達員にとって そして注文者をより満足させるサービスを展開させてくれれば何よりです。
それでは良い配達ライフを。
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