Uber Eats(ウーバーイーツ)配達報酬 算出アルゴリズムの変更 【配送料算出方法の改訂】

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今回は2024年から適用されるUber Eatsの配送料(配達報酬)算出のアルゴリズム変更について解説していきます。

アルゴリズム変更についての詳細内容から、アルゴリズム変更後はどう変わるのか?アルゴリズム変更の真相についての話題に触れていきます。

目次

アルゴリズム変更の詳細内容

ここでは今回UberEatsから通知された配達報酬算出のアルゴリズム変更に関する内容を見ながら、具体的な内容を深堀りしていきます。

UberEatsからの通知内容①

2024年1月22日より、配送料の算出に使用しているアルゴリズムの変更を行います。この変更は、一部のアルゴリズムの複雑さを軽減するためのもので、全体的な配送料に影響を与えるものではありません。

当初配達報酬算出のアルゴリズム変更は2024年1月22日(月)からの予定でしたが、開始日直前で適用日延期の通知があり、現状 適用日は未定となっています。

※延期後の正式な適用日については分かり次第 本記事でもお伝えします。

アルゴリズムの変更理由は「アルゴリズムの複雑さを軽減するためのもの」ということですが、元々Uber Eatsの報酬はブラックボックス化されているので そもそもどう複雑だったのかは不明なところでもあります。

そして、お馴染みのフレーズとも言える「全体的な配送料に影響を与えるものではありません」との記載となりますが、この文面がある時は必ずと言っていいほど報酬額に変動があったので もはや信用している配達パートナーは皆無なのではないでしょうか…

UberEatsからの通知内容②

しかしながら、配送料は配達に費やす予定の時間と距離、複数の受け取り場所や届け先の有無、注文数や稼働中の配達パートナーの人数など、さまざまな要素により決定されているため、今回の変更に伴う実際の配送料への影響は各配達ごとに異なります。

通知内容①の最後に「全体的な配送料に影響を与えるものではありません」と言いつつも、上記の通知内容②では「実際の配送料への影響は各配達ごとに異なります」と即座に訂正する内容となっています。

このことから、結局は配達報酬の変更があるということが明らかになりました。

UberEatsからの通知内容③

※便宜的な説明としての一例ではありますが、一部の配達リクエストにおいて、この変更前の配送料と比較した場合、 同時に複数の注文を配達する場合の配送料が低くなる可能性があるものの、他方で1件のみの注文を配達する場合の配送料が高くなる可能性があります。

ただし、上記のとおり、実際の配送料の計算は複雑であり、需給のバランスを含む多くの要素が関係しています。

上記文面は「※」で始まることから注釈的な意味合いの文章ではありますが、内容自体は今回の通知文の中でも最も重要な内容とも言えます。

まず、「複数の注文を配達する場合」とはいわゆるダブル・トリプル(2件同時・3件同時)配達を示しており、アルゴリズム変更後は これらの配達報酬が下がる可能性があることを示唆しています。

次に、「1件のみの注文配達」いわゆるシングル配達は、アルゴリズム変更後に配達報酬が上がる可能性があることを示唆しています。

※これらの配達報酬が下がる・上がるの詳細内容については後述する『アルゴリズム変更後はどう変わる?』で詳しく解説するので ここではこれ以上の話は控えていきます。

そして、最後の「需給のバランスを含む多くの要素が関係しています」とあり、これは需要(注文数)と供給(配達パートナーの数)のバランスが配達報酬に影響を与えることを示唆しています。

この需給バランスによる配達報酬額変動については現状でもすでに適用されている事象であり、今回のアルゴリズム変更とは直接関係ないことと思われます。

ただ、需給バランスの影響度合いが変わってくるとなると、今後 配達パートナーの立ち回り方法に影響を与えることがあるかもしれません。

UberEatsからの通知内容④

各配達リクエストを承諾するかどうかは、配達パートナー様に全ての裁量権があります。

もし提示された報酬が不十分だと感じる場合、リクエストを無視または拒否していただいて構いません。

また、リクエストを無視または拒否しても、ご利用のアカウントおよびその後の配達リクエストの頻度や内容に影響することはありませんのでご安心ください。

上記の通知内容④もお馴染みの通知フレーズの1つではありますが、自分が納得しない配達依頼であれば キャンセルするのは自由でキャンセルしたからといって その後の配達リクエストの受信頻度や内容には特に影響がないということになります。

昨今、出前館では一部のオファーの受諾率が低いと配達パートナーの評価が落ちる仕様を導入し、配達パートナーの束縛を強める負のスパイラルがある中で、Uber Eatsのキャンセル仕様にはありがたみを感じるようになってきました(笑)

一つ気になったのは、「アカウントおよびその後の配達リクエストの頻度や内容に影響がない」と言っている対象が受諾前の配達リクエストであって、受諾後の配達リクエストのキャンセル(受けキャン)については何も明記がないことです。

現状でも受諾後の配達リクエストキャンセル(受けキャン)を頻発させるとアカウントに影響が出る仕様であり、これについてはアルゴリズム変更後も現状と同じ対応であるということになります。

このことから、配達リクエストが来たらなりふり構わず受諾して、受諾してから配達するか否かを判断する方法は極力避けるべきかと。

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アルゴリズム変更後はどう変わる?

ここでは配達報酬算出のアルゴリズム変更後、具体的にどのような変更があるのかを私個人の予想を交えながら解説していきます。

ダブルの報酬減

前述した『アルゴリズム変更の詳細内容』でのUber Eatsからの通知にあった「同時に複数の注文を配達する場合の配送料が低くなる可能性がある」という内容からダブル・トリプル(2件・3件同時配達)の報酬が減少することが予想されます。

具体的にどう減少するのかは不明ですが、場合によってはダブルで400円未満・トリプルで500円未満ということもあるかもしれません。

同時に追いダブル(1件受諾した後に追加で配達依頼がくる場合)も+100円をきるかもしれません…

ダブルの解体にも注意が必要か

まず、解体とはダブル案件を受諾したのち 1件をキャンセル(受けキャン)することを示します。

そして、このダブル案件を解体することは今後注意が必要になるかもしれません。

というのも、アルゴリズム変更前の現状でもすでにダブルを解体すると1件の配達単価が300円を切ってしまうことがあります。

上の画像は実際に500円台のダブル案件を解体して1件だけ配達した時の報酬となりますが、サポートに問い合わせても「正しい金額です」ということで 300円以上になることはありませんでした…

このようにアルゴリズム変更後は今以上にダブル・トリプルを解体した時に報酬が激減する可能性があるのではないでしょうか。

シングルの報酬増

前述した『アルゴリズム変更の詳細内容』でのUber Eatsからの通知にあった「1件のみの注文を配達する場合の配送料が高くなる可能性があります」という内容からシングル(1件配達)の報酬が増加することが予想されます。

先ほどのダブル報酬減はUber Eats側の利益アップに繋がることなので納得できますが、シングル報酬増はUber Eats側の利益減少となるので、「Uber側にメリットはあるのか?」と思った方も多いのではないでしょうか。

もし本当にそうなるのであれば配達パートナーにとっては嬉しい誤算とも言える仕様変更ではありますが、そうたやすくUberが報酬を上げてくるというのは これまでの対応を見ていると にわかに信じられません。

何かしらUber側にメリットがあるから仕様変更したと考えると、昨今の立て続いた報酬減でバイク・軽貨物ドライバーが減少して それに歯止めをかけるための対応なのかもしれません。

このとこからシングル配達報酬増の対象となるのは経費がかさみやすいバイク・軽貨物ドライバーが対象となるのではないでしょうか。

自転車もシングル配達の報酬アップの可能性がありますが、極一部の案件のみが対象な気もしないでもないような…

ダブル・トリプルの急増

上記の『ダブルの報酬減』『シングルの報酬増』となれば、Uber側としては配達報酬が安いダブルをやって欲しわけで、これまで以上にダブル・トリプルの配達リクエストを飛ばす頻度が増えるのではないでしょうか。

ただ、ダブル・トリプルが増えたとしても配達員側としては受けキャンを駆使してシングル案件にしてくると思われます。

しかし、そうした配達員の対応も当然Uberは想定済みで、次に紹介する方法でUber側も対抗してくることが予想されます。

受諾後のキャンセルペナルティの強化

仮にUberがダブル・トリプル案件を今まで以上の頻度で増やしたとしても、配達員側はそれらを受諾して解体することでシングル案件にすることで報酬減を抑えることができます。

そうさせないためのUber側の対策として、これまで以上に受諾後のキャンセルによるペナルティを強化してくるのではないでしょうか。

具体的なペナルティ強化案は2つあって1つ目は「解体時の報酬減」です。

現状では、例として ダブル550円の案件を解体して1件だけやった場合は報酬が360円になり、1件当たりの単価としてみると解体した方がお得になります。

しかし、解体後の単価が激減するとなると話は変わってきて、550円案件を解体したら報酬が250円になるとなれば 解体せずに最初から2件・3件同時にやった方がお得となります。

アルゴリズムの変更で解体後の報酬額の変更はあり得る話でもあるので、アルゴリズム変更後の解体は注意した方がいいかもしれません。

ペナルティ強化案の2つ目は「受けキャンの制限」です

受けキャン自体はこれまで通り 実行できるようにしつつも、これまで以上に受けキャン使用によるアカウントへの影響を強めてくるのではないかと。

受けキャンをする度に配達リクエストの受信率を下げたり、受けキャンが多すぎる配達パートナーに対してはアカウント停止措置など、今までよりも受けキャンを気軽にできない状況にするのではないでしょうか。

現に、アルゴリズム変更前でも極めて稀なケースではありますが受けキャンをしすぎてアカウント停止になったという報告もあり、アルゴリズム変更後はそうした配達員が増加するかもしれません。

ただ、アカウント停止処置はUber側にとっても配達パートナーを失う行為でもあるため、いくら前よりも厳しくしたからといって ちょっとやそっとの受けキャンではそう簡単にアカウント停止にはならないかと。

とは言え、受けキャン自体はUberから見れば嫌がる行為でもあるので、受けキャンのキャンセルペナルティが強化されなかったとしても極力受けキャンは避けた方が良いかと。

注文時の新オプション追加

これは前述した『シングルの報酬増』に関係がある話となるわけですが、Uberが安易に配達パートナーへの報酬を上げることは考えにくく、何か別の案があるからではないでしょうか。

その別の案とは、注文者に対するアプローチであり 注文時の新オプションの追加です。

現状、Uber Eatsの注文では以下の画像のように自分への配達を優先してくれる有料のオプションサービスがあります。

この優先オプションは自分の注文を必ず1件目配達にしてくれるサービスとなりますが、これを申し込んでもダブル・トリプルの案件の中に組み込まれることはあります。

1件目配達は優先させるもののダブル・トリプルとなってしまえば、配達員は他の店舗にも行くことになるので あまりお得感はなく、そうした注文者の不満を解消するために新オプションを用意します。

この新オプションは従来の優先オプションよりも更に金額は高くなるものの、配達員は自分の注文だけの配達しかせず最短で届けれくれるサービスで、さしずめ「独占」オプションと言ったところでしょうか。

そして、追加で注文者が払ったサービス料を配達パートナーに還元することで、配達パートナーのシングル配達の報酬がアップすることとなります。

また、上記のように新オプションを追加せずとも既存サービスの応用として、ある一定額以上(例:1万円以上)注文し優先オプションを付けることで 自動的に自分だけの独占配達に切り替わるサービスもありかもしれません。

注文額が高ければUber側が注文者から徴収できるサービス料も増え、そのサービス料を配達パートナーに還元すればシングル配達の報酬がアップすることになります。

これらの新サービスが全ての注文者へ好評とは考えにくいですが、「絶対に自分だけに配達して欲しい!」と要望する注文者にとっては待望のサービスで、それでUber Eats・配達パートナーが潤えばWin-Winなのではないでしょうか。

アルゴリズム変更の真相とは

アルゴリズム変更の理由についてはUber側から「一部のアルゴリズムの複雑さを軽減するためのもの」とのことですがにわか信じがたく、本当は別の理由があるからではないかと勘繰ってしまいます。

そこで、ここではアルゴリズム変更の真の原因であろう仮説を紹介していきます。

調整金 不正取得 しわ寄せ 説

報酬に関する仕様変更は直近で2023年11月21日に適用され、それからわずか2か月後にアルゴリズム変更が入り 急ピッチで報酬の仕様変更が実施されています。

そして、この短いスパンでの仕様変更の原因の発端が「配達調整金 不正取得」で、これによってUber Eatsに発生した損失を補うために今回アルゴリズムを変更したのではないかというのが「調整金 不正取得 しわ寄せ 説」となります。

「配達調整金 不正取得」の詳細内容については悪用される恐れもあるので深くは説明しませんが、簡単に言うと配達完了までの時間を故意的に長引かせて配達調整金を強引に付与させる行為となります。

これらの不正行為をした配達パートナーはアカウント停止になったという報告もありUber Eats側も対応はしているものの、そうした対応にも限界があると思われます。

そもそも、配達調整金をまっとうに受け取ったか不正して受け取ったかはUber側でも判断が難しいと思われ、今更調整金を取り消すことも無理かと思われます。

そうした不正行為で損失した分を、アルゴリズム変更による配達パートナーへの報酬減でカバーするのではないでしょうか。

ただ、わざわざアルゴリズムを変更しなくてもブラックボックス化した報酬を一時的に下げて 補填すれば良い話なので この仮説の信憑性は低いかと。

仮に、この説が本当だとしたらまっとうに配達している人にとってはたまったものではないわけで とんだとばっちりもいいところですが…

調整金 不正取得防止 説

これは前述した『調整金 不正取得 しわ寄せ 説』に付随する説となりますが、調整金の発生についてはUberEats側でもまっとうなのか不正なのか見分けがつきにくいところでもあります。

そこで根本的に配達調整金の不正取得がしにくなるよう アルゴリズムを変更したというのが「調整金 不正取得防止 説」となります。

調整金の不正取得をなすくためにどういったアルゴリズムにしているかは不明ですが、Uber Eatsの技術であれば そうしたことも可能なのではないでしょうか。

ただ、この仮説はどちらかというとアルゴリズムがより複雑化しそうで、Uber Eatsからの「この変更は、一部のアルゴリズムの複雑さを軽減するためのもの」という通知内容とは真逆となってしまうわけで…

それと、これを導入せずとも 現状でも注文者に対して「何時何分ぐらいに商品を受け取りましたか?」という入力を施しているようで、アルゴリズムとは別のところで調整金の不正取得は対策済みなのかもしれません。

これが最適解 説

ダブル報酬減でシングル報酬増となれば、ダブルの受諾率が減ることが予想されます。

配達員界隈ではダブル400円・トリプル500円といった低単価で稼働する配達員はいないと思っている人は大多数かと思われますが、そうした案件でも積極的に受諾する配達員が一定数いるのではないでしょうか。

実際に配達距離と配達報酬が見合わない案件の全体の受諾率は配達パートナーには分からないわけで、実は我々が思っている以上に受諾率が高いのかもしれません。

そうした見積報酬額と受諾率の統計を取った結果、現状よりも更に報酬を下げても注文を回していけるとUber側で判断したからではないかというのが「これが最適解 説」です。

ただ、やみくもに報酬減を繰り返すと配達パートナーが激減し、いざという時に注文がまわせなくなるので、最低限の配達パートナーを確保するために 敢えてシングル案件の報酬増をちらつかせたのかと。

こうしたことから、一見無謀な仕様変更に見えても実はUber Eatsにとっては最適解な対応であるかもしれません。

データ収集完了 説

Uber Eatsのマルチピックアップ(他店舗同時ピックアップ)が2023年11月に始まり 早1年経過したわけですが、この間にUber Eatsは配達に関する相当数のデータが収集できたのではないでしょうか。

そして、Uber Eatsが次のフェーズに進むために必要としていたデータの収集が完了したことでアルゴリズム変更の至ったというのが「データ収集完了 説」です。

これまでのデータ収集の結果を踏まえて、アルゴリズム変更を加えることで 今まで以上にダブル・トリプルの案件を組みやすくなるのではないでしょうか。

ダブル・トリプルの構成も単に注文者の位置・店舗の位置・注文タイミングだけにせず、配達員が拒否しがちな案件(調理が遅い店舗・タワマンなど)を省くことでダブル・トリプルの受諾率を上げることも可能かと。

そして、配達員が拒否しがちな案件はシングルに回すようにするとなれば、シングル報酬増の理由も納得できます。

Uber Eatsの技術力は未知数ではありますが、フードデリバリー業界においてはトップの技術力を誇ることは間違いなく、こうした細かい配車システムを組むことも容易なのではないでしょうか。

最後に

今回は2024年から新たに実施されるUber Eatsのアルゴリズム変更について紹介してきました。

これまでUber Eatsが仕様変更する度に配達パートナーの報酬は減少傾向にあり、今回もそれは例外でないと思われます。

しかし、Uberにしては珍しく「シングル配達の報酬が上がる可能性ある」という報酬増を示唆する内容があったことから今回はひょっとすると悪いことばかりではない?と少しだけ期待もしてしまいます。

期待しつつも、やはり不安の方が大きいのは事実なわけで 本当のところどうなるかは その時になれば全て分かるので、今は何も考えず配達するのが一番かと。

それでは良い配達ライフを。

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