UberEats(ウーバーイーツ) 改定後 日跨ぎクエスト 解説

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今回は2021年12月20日から適用されたUberEats(ウーバーイーツ)の新たな日跨ぎクエストについて、改定前の報酬データも交えて以前と比べてどう変わったのか・改定前よりも良くなったのかなど新日跨ぎクエストの詳細情報を解説していきます。

本記事は新日跨ぎクエスト適用直後の内容となりますが、以下の記事ではクエスト設定回数が決まる法則など最新の情報を記載しておりますのでこちらもよろしければご覧ください。

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目次

旧日跨ぎクエストについて

まずは2021年12月20日以前の日跨ぎクエスト(報酬改定前の日跨ぎクエスト)の特徴についておさらいしていきます。

旧日跨ぎクエストの特徴
  • 「月~木」「金~日」の週2回 発生する
  • 日跨ぎクエストはしばらく配達してからでないと出現しない
    (しばらく配達を休むと出現しなくなる)
  • 設定回数は配達員ごとに選択する
  • 設定回数を達成しなかった場合 報酬はなし
    (設定回数以上の配達をしても追加報酬はない)
  • クエストを選択しなかった場合は自動的に最も高い設定回数になる
  • 同一エリアの配達員の日跨ぎクエストの設定回数・報酬は共通
  • 設定回数・報酬内容は各エリアごとに異なる
  • 設定回数・報酬内容は週ごとに異なる

報酬改定前の従来の日跨ぎクエストということで、過去の情報を詳しく知ったところで今の配達には特別役立つこともないのでスルーしても良かったのですが、まだ旧日跨ぎクエストの仕様が残っているエリアもあることと報酬改定後の新日跨ぎクエストと比較するためにも情報を載せておきたく、実際に発行されていた旧日跨ぎクエストのサンプルが以下となります。

旧日跨ぎクエストは「月~木」「金~日」の週2回分けて出現し、各配達員が決められた設定回数を選択し、期間内にその設定回数を達成した場合 追加で報酬が貰える仕組みとなっていました。

その旧日跨ぎクエストの最大の特徴として設定回数を自分で設定するわけですが、一部の人(専業でどんな状況で配達できて配達回数が多い人・副業でほとんど配達しない人は設定回数で迷うことはないと思うのですが、最大回数と最小回数の間ぐらいの配達数をこなす人だと選択に迷うことが多々あります。

必ずしも配達時間=配達回数になるわけではなく、注文の入りやすさや天候による配達への影響など不測の事態もあるため設定回数で迷う人も多かったのではないかと思います。

わざわざ選択制ではなく達成回数が増えるごとに報酬を増やしてくれる仕様を誰もが望んでいると思うのですが、こうした方がUber側からしてみると 設定回数を達成するために配達員がより長い時間稼働してくれたり・配達件数を達成できなかった配達員には報酬を支払わず済んだりとメリットが多いためにクエスト選択制にしているのではないかという憶測もあります。

ただ完全にUber側だけが得すると言えばそうでもなく、配達回数を多めに設定したものの完了できる見込みがないため配達を途中で止めてしまったり、少なめの回数で設定して規定回数の配達が終わったらそれ以降配達しないという配達員がいた場合、状況によっては配達員不足で注文をさばききれないという事態も発生しかねないのでUber側にもデメリットはあります。

新日跨ぎクエストについて

ここでは2021年12月20日より適用される日跨ぎクエスト(報酬改定後の日跨ぎクエスト)について解説していきます。

まず、新日跨ぎクエストについては東京、横浜、大阪、福岡、京都、神戸、広島、仙台、岡山にて適用され、それ以外のエリアについては旧日跨ぎクエストを継続し今後 新日跨ぎクエストに切り替わる予定となっています。
(ただSNSの報告によると上記以外のエリアでも新日跨ぎクエストが適用されているとか…)

新日跨ぎクエスト報酬 解析

それでは実際に各配達員へ発行された新日跨ぎクエストを見ていきましょう。


※以降、各クエストは上記のパターン1、パターン2、パターン3の名称で解説していきます。

同じエリア内であれば全配達員同じ条件のクエストだと思っていたら、上記のように配達員ごとに異なるタイプの日跨ぎクエストが発行されました。

ここで一つ気になったのは、クエスト開始日時が月曜日の昼の12時からとなっていることで、これまでは月曜の早朝4時からの開始で月曜の朝の配達もクエスト件数としてカウントされていたので、この時間設定は改悪と言わざる得ません。

ただ今回の日跨ぎクエストが発行されたのがクエスト開始の月曜日当日の午前中だったこともあり、発行時間の兼ね合いで時間をずらしたのではないかとも予想されるので、今後は開始時間が変更になるかもしれません。
(12時だと日中に配達する人にとってはちょっと遅すぎる気もするので、ここは早めに改善して欲しいところです)

では次から具体的な内容について解説していきます。

報酬額は高いか?低いか?

配達員が最も気になるのが報酬額かと思うのですが、新日跨ぎクエストの報酬は一部を除き非常にシンプルで、日跨ぎクエストを達成した場合は1件あたり単価100円がアップする仕組みとなっています)
(パターン1で75回達成した場合は1件あたり単価125円がアップします)

旧日跨ぎクエストは達成した配達件数が多ければ多いほど1件あたりの単価が上がる仕組みでしたが、新日跨ぎクエストは基本的には配達件数が少なくても多くても同じ単価ということで、どちらかと言えばあまり配達しない人の方が恩恵を受ける報酬体系ではないでしょうか。

まだ始まったばかりなので、次回以降変更する可能性もありますが、金額的に分かりやすく しばらくはこの報酬単価が続くのではないかと予想しています。

達成時の報酬単価100円が高いか低いかは各配達員によって変わってくると思うのですが、過去の日跨ぎクエストと比較してどうなのかは後ほどの「日跨ぎクエストの新旧比較」にて解説します。

設定回数のパターンはどのようにして決まる?

さて改定後の初回の日跨ぎクエストでは配達員により設定回数のパターンが異なり自動的に決まったわけですが、どういった法則で各配達員の設定回数パターンが決まるのでしょうか。

まだ始まったばかりで不確定な部分が多々ありますが、今回の日跨ぎクエストの設定回数については直近(1週間~1ヶ月)の配達件数に影響している模様です。

全く配達していない人や、日跨ぎクエストの最低回数に達していない人は「パターン3」で
日跨ぎクエスト最低回数を達成してはいるものの、それほど多く配達していない人は「パターン2」で
パターン2の人よりも配達件数が多い人が「パターン1」となっているようです。

私自身は大抵の月~木の日跨ぎクエストは最低回数(25~35回)に設定し大体は35回達成しており、今回はパターン2のクエストが割り振られました。

SNSを見る限り旧日跨ぎクエストの最低回数の1つ上の45~55回のクエストを達成していた人は、最も回数が多いパータン1が割り振られているような感じがします。

ここで気になるのは、今後の設定回数はどの時の配達状況を参考にして決定するかで、先週の配達件数を参考にするのか、もしくは直近1ヶ月程の配達件数を参考にするのかで、配達員によっては下手に一つ上の設定回数に上げないようにするために配達件数を調整する といった駆け引きが必要になってくるかもしれません。

ただ、その辺を気にしすぎて配達件数を減らしてしまうと当然報酬を減るわけで、本来配達で報酬を得るという目的とは真逆の行為となり本末転倒になりかねないので、とりあえず今はこれまでどおり出来る範囲で配達をこなして、ある程度回数設定の仕様が分かってから配達件数を調整を検討してみるといいかもしれません。

設定回数・報酬額はエリア毎に違うのか?

現在確認できる範囲では全エリア同一の設定回数・報酬額ですが、一部異なる設定回数・報酬額の報告もありました。

ただ、その異なる設定回数・報酬額のエリアを調べてみると、今回の新日跨ぎクエスト適用外エリアみたいで、東京、横浜、大阪、福岡、京都、神戸、広島、仙台、岡山では今のところ共通の内容の模様です。

まだ試用運転的な部分もあると思う脳で、今後はエリア毎に設定回数・報酬額が変わってくることも考えられます。

日跨ぎクエストの新旧比較

さて、新日跨ぎクエストが発表されて報酬も分かりましたが、実際のところ新日跨ぎクエストになって報酬は高くなったのか低くなったのかを 報酬改定前の東京エリアの日跨ぎクエストの報酬データと比較して見ていきたいと思います。

クエストパターン1(75回配達)の新旧比較

まずは新日跨ぎクエストのパターン1(55回+10回+10回=75回)をすべて達成した時の報酬額と、それと同じ回数にあたる旧日跨ぎクエスト(東京エリア)の75回達成時の報酬額をグラフで比較していきます。


※旧日跨ぎクエストの報酬データは2021年8月~12月各週の月~木のものを掲載しています。

青線が今回の新日跨ぎクエストの報酬となり、グラフを見ると直近4ヶ月の旧日跨ぎクエストと比べるとやや低い傾向になります。

ここで注意すべきなのは上のグラフは75回配達達成時の比較であり、旧日跨ぎクエストで最大回数が75回止まりだったことは一度もなく、回数が少ない時で90回・多い時で110回と専業で配達している人にとっての75回は結構あっさりと達成できてしまう設定数でもあります。

具体的な過去データは後述しますが、旧日跨ぎクエストの上記期間内にて最大設定回数が90回の時に一番低い報酬の時でも12,560円あったので、以前のように90回・95回・110回と達成している人にとっては大幅な報酬減と言っても過言ではありません。

ちなみに上記グラフ期間から更に遡った2021年6月・7月には90回配達で8,690円や9,020円というのもあったのでその時と比べれば高い報酬ではあります。

クエストパターン2(45回配達)の新旧比較

こちらも先程と同様に新旧日跨ぎクエストで同じ回数を達成した場合の報酬額をグラフで比較していきます。

こちらは直近4ヶ月の旧日跨ぎクエスト報酬と比較すると高くもなく低くもなく平均値と言ったところでしょうか。

また、45回も35回も1件あたりの報酬単価が変わらないことから、グラフはありませんが回数が少ない35回の方が以前と比較してより報酬増の傾向となっています。

決して以前と比べて高いとは言い切れませんが、以前から月~木の期間で35件~45件ほど配達していた人にとっては新日跨ぎクエストの報酬は悪いものではないかと。

クエストパターン3(15回配達)の新旧比較

タイプ3については設定回数が少ないことから比較対象のサンプルがないのでグラフ化はできませんが、パターン1・2の比較グラフを見てきた方ならお分かりと思いますが、元々存在していない設定回数であったことから、ごくごくたまにしか配達していない人にとっては新日跨ぎクエストはメリットでしかありません。

旧日跨ぎクエスト詳細データ

ここでは上記グラフで掲載した期間の旧日跨ぎクエストの詳細データを掲載しておきますので、以前と比べて具体的にどう変わったかが気になる方は参考にして頂ければと思います。


※表をタップすると拡大画像が見れます。

まとめ

最後に報酬改定後の新日跨ぎクエストについてまとめていきます。

新日跨ぎクエストの特徴

これまで解説してきた内容を踏まえて現在分かっている新日跨ぎクエストの特徴をまとめてみました。

新日跨ぎクエストの特徴
  • 「月~木」「金~日」の週2回 発生する ※未確定
  • 配達員の過去の配達実績によりクエスト内容が異なる(しばらく配達をしていなくてもクエストあり)
  • 配達員自身でクエストの選択はできない
  • 設定回数を達成するごとに報酬あり(設定回数以上の配達をしても追加報酬はない)
  • 設定回数・報酬は3パターンあり、適用対象地域では同一内容 ※未確定

まだ始まったばかりなので未確定な所が多いのですが、最大の特徴として「配達員によって配布されるクエストが異なる」ことで、過去の配達実績により3段階のクエストに分けられ、今後段階の数は変わるかもしれませんが、クエスト選択制ではなくなった代わりにクエスト指定制に変更したといったところでしょうか。

※新日跨ぎクエストから数か月経ち分かってきた新たな特徴、そしてクエスト設定回数がどのようにして決まるのかを解説した「改訂版」を以下の記事にまとめているので、よろしければこちらもご覧ください。

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新日跨ぎクエストは得か損か

以前、UberEats報酬算定方法の改定 解説の記事で、報酬改定後は「ごく一部の配達員は報酬が増え、大半の配達員は現行と同等か減少する可能性があり、クエストの最大回数を達成できる専業の配達員が日跨ぎクエスト報酬の恩恵を受け、中途半端な回数をこなす配達員はクエストの恩恵は激減する可能性がある」と書きました。

しかし、フタを開けてみれば 配達件数が少なければ少ない人ほど恩恵がある形となり、専業組が恩恵を受けるようになるという予想は大きく外れました…
(ある意味「ごく一部の配達員は報酬が増え、大半の配達員は現行と同等か減少する可能性がある」ということは別の意味では当たっているような気もしますが…(笑))

今思えばUberからの通達内容の「より多くの働き方にも適合できるようになると考えております」というのは専業ではなく副業として空いてる時間で配達する人への考慮とも感じられます。

まだ開始したばかりで今度どのように変わるか分かりませんが、現時点では専業組には厳しくなり、配達回数が少ない人ほど恩恵がある結果となりました。

このことからUber的には専業でより多く配達する人よりも、短時間でもいいから配達をしてくれる人を増やしたいという意図も見えますが、専業の人を度外視できるはずもなく、多少の感謝を込めて最後の+10回だけ2875円に変更したといったところでしょうか。

ただ配達件数が多い人にとって悪いことばかりではなく、今回の報酬改定で日跨ぎクエストだけでなく通常の配達単価自体も見直され、現状まだ開始したばかりなので本当に良くなかったどうか決めるには早いのですが、一部では以前と比べて報酬が上がったという声も聞かれるので(相変わらず300円のままという報告もありますが…)、結果的には専業組の報酬も増えた ということもあるかもしれません。

そして、他社の話になりますが出前館もいよいよ配達システムを変更する?という噂もあるので、いざという時はフードデリバリー他社での配達も視野に入れつつ、今は様子見ということであまり悲観的にならずにこれまで通り配達を続けていきましょう。

本記事は新日跨ぎクエスト適用直後の内容となりますが、以下の記事ではクエスト設定回数が決まる法則など最新の情報を記載しておりますのでこちらもよろしければご覧ください。

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