Uber Eats フラットレート 仕様・使い方 【ウーバーイーツ 固定報酬 徹底解説】

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今回は2025年8月から導入されたUberEatsのフラットレートについて解説していきます。

フラットレートの仕様をはじめ、使い方や より効率的に立ち回る応用テクニックなど配達員向けの情報を紹介していきます。

目次

UberEats フラットレートの仕様

ここではUberEatsのフラットレートの各種仕様について解説していきます。

尚、フラットレートは当初「固定報酬」という名称でしたが、各都市で本格的に試験運用開始と同時に名称も「フラットレート」に変更されました。

基本的な仕組み

フラットレートとは、稼働時間に基づいてあらかじめ決まった金額で報酬が得られる UberEatsの新システムで、稼働予定の時間を事前に予約しておくことで利用できます。

上画像のように「稼働時間」あたりの金額があらかじめ設定され、その金額が配達リクエストを承諾してから配達が完了するまでの実際の稼働時間に応じて支払われます。

具体例として、稼働時間あたりのフラットレートが2,100円であった場合は、配達リクエストを承諾してから配達完了まで30分かかった場合、報酬は1,050円となります。

また、稼働時間あたりのフラットレート報酬については変動するということで上画像のように時間帯によって異なり、フラットレートの対象時間は約3時間単位となる模様です。

※フラットレート報酬はエリア・時期によっても異なってきます。

選べる時間帯は「11:00~13:58」「14:00~16:58」「17:00~19:58」「20:00~22:58」の4枠となっています。

尚、注文者からのチップを受け取ったり 他のインセンティブ(クエスト)を獲得した場合の報酬もフラットレートとは別に追加で加算されます。

最低保証ではなく最高時給

フラットレートで重要なのは、提示された金額が必ずしも取得できるわけではないことです。

提示された1時間あたりの金額は あくまでフル稼働して取得できる金額であり、稼働しない間(注文を受諾していない待機時間)は報酬が発生しません。

つまり、1時間あたりの金額が2,100円だった場合はフル稼働して初めて時給2,100円分の報酬が発生するわけで、、逆に稼働しない時間が発生した場合は時給2,100円よりも下回ってしまいます。

このことから提示された時給というのはフル稼働できた場合の最高時給ということになります。

予約方法

フラットレートはUberドライバーアプリ上の「機会」から予約することが可能で、稼働開始時間の25時間前から先着順での予約となります。

UberEatsからの通知では24時間前から予約可能となっていますが、実際は25時間前となっているのでご注意ください。

具体例として10月5日14時から開始するフラットレートは、10月4日13時から予約することができます。

先着順ということで予約可能枠に限りがあるため できるだけ早めに予約することを推奨します。

実際にフラットレート予約状況を見たところ、予約開始直後であれば基本的に予約できる模様で、一旦予約が埋まっても予約キャンセルが出れば再び予約枠が出現します。

また、予約枠に空きがある場合は、フラットレートの開始時間を過ぎても予約することが可能です。

基本的にはどの配達員も予約可能

稼働しているエリアがフラットレート対象であれば、どの配達員でも全枠 予約可能となっています。

ただし、フラットレート稼働において故意的な遅延などUberからペナルティ判定を受けた場合は予約枠すら表示されなくなる模様です。

利用時の注意点

フラットレートを利用する際に以下の2点に注意する必要があります。

  • リクエストの拒否・キャンセル
  • 開始場所

まず、リクエストの拒否・キャンセルについてですが、フラットレートが適用されている間は1時間に1件まで配達リクエストの受諾拒否または 受諾後のキャンセル(受けキャン)することができます。

もし、1時間の間に 受諾拒否もしくは受けキャンを合わせて2回以上おこなった場合はフラットレートの適用が自動的に終了し、通常配達の報酬に戻ってしまいます。

このことからフラットレートを継続的に続けたい場合は 基本的には配達依頼の受諾拒否や受けキャンは禁止行為となりますが、仮にフラットレートが解除されてもペナルティは発生しません。

尚、追加配達依頼の拒否、もしくはダブル・トリプルの一部受けキャンをしてフラットレートが終了した場合でも、すでにフラットレートで受諾した案件は リクエスト通知通りフラットレートとして報酬が発生します。

次に、開始場所についてですが、予約したフラットレートを有効にさせるためには 該当時刻に自身の登録エリア内でオンライン状態にする必要があります。

登録エリア内で受諾した注文であれば店舗・届け先がエリア外でもフラットレートの対象となります。

また、上記仕様のことから、予約できるフラットレートは普段 自身が稼働しているエリアに限られる模様です。

禁止行為

フラットレートでは意図的な遅延行為が禁止されています。

具体例として、用もないのに特定の場所に留まる・わざと遠回りをして目的地へ向かう といった故意的な時間稼ぎ行為が該当します。

こうした行為を複数回繰り返し Uber側から故意的な行為と認識された場合はフラットレートの利用停止となり、最悪アカウント停止処分となります。

リクエスト通知画面に表示された推定時間を大幅に超えなければ問題ないと思いますが、どのくらい超過するとUberに目を付けられるのかは不明です。

基本的に故意的な遅延行為さえなければ警告はこないと思いますが、不運が重なって遅配が多発するようなら少し急ぎ目で配達した方が良いかもしれません。

開始時期・対象エリア

フラットレートは2025年8月4日より横浜・仙台にて試験運用が実施され、それから約1カ月後の9月9日より福岡・神戸・大阪・京都・名古屋・東京にて試験運用が実施されています。

試験運用とは言っていますが、これまでのUberEatsの新サービスの流れを見る限り、フラットレートも自然と正式採用になると思われます。

また、今回フラットレートの対象外となっているエリアについては今後導入されるかは不明です。

というのも、すでに先行して導入されているアメリカでは一部の地域のみ固定報酬(フラットレート)対象ということで、日本も同様にフラットレートが導入される地域・されない地域に分けられるかもしれません。

私個人的には最終的に日本全国でフラットレートは導入されるのではないかと思っており、今後の動向に注目したいところです。

UberEats フラットレートの使い方

ここでは、UberEatsのフラットレートの使い方・やり方を解説していきます。

予約

フラットレートを利用するためには事前に予約が必要となります。

予約はフラットレート開始時刻の25時間前からUberドライバーアプリ上の「機会」に表示されます。

表示された予約枠で稼働したいのであれば「予約」をタップし、さらに次の画面で画面下部で「予約」をタップします。

予約が完了すると「機会」に常時表示されるようになり、先程「予約」と表示されていた箇所が「キャンセルする」に変わります。

予約後のキャンセルも可能

フラットレートを予約したものの、やっぱりキャンセルしたという場合は「機会」に表示されている「キャンセルする」をタップすることで予約をキャンセルできます。

予約キャンセルによるペナルティは特にないので、フラットレートで稼働するかどうかを迷ったらとりあえず予約しておくことをおすすめします。

開始

フラットレートの開始時刻になったらオンラインにします。

フラットレートが有効になっていると以下のような推定時間が表示されたリクエスト通知が届きます。

ピックアップ先・ドロップ先の情報は通常配達と同様に確認でき、Android端末であれば地図を拡大して具体的な位置も確認可能です。

尚、オンラインは必ずしも開始時間後にする必要はなく、開始時間前にオンラインしても該当時刻になれば自動的にフラットレート案件を受信するようになります。

そして、フラットレート案件を受諾し 配達を終えると、以下の画像のようにフラットレートの時間給に応じた報酬が発生します。

発生する報酬については、案件受諾から配達完了までに要した時間で計算されます。

終了

フラットレートは終了時刻を過ぎると自動的に終了となります。

仮に「11:00~13:58」「14:00~16:58」と連続して枠を予約している場合は、自動的に後続枠のフラットレートが継続することとなります。

尚、枠の時間内でフラットレートを辞めて通常配達に戻したいという場合は、現状リクエスト通知を2回拒否するしかありません。

本来であれば「機会」のところから「終了した」をタップすればフラットレートを強制終了できてもいいのですが、現状 それをタップしてもフラットレートの説明文が表示されるだけキャンセルできません…

この辺の操作については今後改善されると思うので、いずれは わざわざリクエスト通知を拒否する必要がなくなるかと。

ちなみに、フラットレート開始時刻を過ぎてもオフラインであれば「キャンセルする」が表示されており、そこからフラットレートを強制終了することが可能です。

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UberEats フラットレート 応用テクニック

ここでは、UberEatsのフラットレート適用時に使えるテクニックを紹介していきます。

新規リクエストの停止

フラットレートは1時間の間に2回のリクエスト拒否・キャンセルをすると強制終了となることから、基本的には全受けのスタイルとなります。

このため、フラットレート適用時は何も考える余地を与えてくれませんが、唯一 対策できる方法が「新規リクエスト停止」です。

まず、新規リクエスト停止とは追加注文を受け付けなくさせる状態で、再び新規リクエスト停止を解除しない限りは次の注文を受信することがありません。

追加注文自体がなくなればキャンセルする心配もなくなり、フラットレートを継続すること可能となります。

具体的に新規リクエスト停止が活きるシーンは「受諾済み案件の行先が良い場合」「運ぶ商品量を極力抑えたい場合」です。

稼働するエリアにもよりますが、最初に受諾した注文が1件・2件だった場合は追加注文が来る可能性が高く、それらが来たら当然受諾しなければいけません。

強制的に受諾した結果「最終的な行先がとんでもないところになってしまった…」「運ぶ商品量が多くなりすぎて配達バッグに収まらない…」なんてことにもなりかねません。

そうした意図せぬ強制受諾を防ぐのに有効なのが新規リクエスト停止であり、これを実施することで不測の事態を防ぐことができます。

特に配達経験が浅い方は、そうした不測の事態に備えて、フラットレート適用時は普段から新規リクエスト停止をするクセをつけておくことをおすすめします。

逆に「受諾済み案件の行先がいまいち」「まだ運べる量に余裕がある」という場合は敢えて新規リクエスト停止をせずに追加案件を待つのも大いにありです。

自身の配達環境・状況に合わせて新規リクエスト停止を使い分けることで、よりフラットレートを有効的に活用できます。

尚、新規リクエスト停止をした際は、配達完了前に解除することをお忘れなく。

新規リクエスト停止を継続したままだと次の配達依頼の受信ができず、配達が完了してしまうと自動的にオフラインになってしまいます。

フラットレート適用時にオフラインにすることは何ら問題ありませんが、再びオンラインにして新たなる配達依頼の受信を待つ間は報酬が発生しません…

新規リクエスト停止をしたものの解除を忘れていた…というのは結構あるあるなので、使用する場合は十分注意しましょう。

最後に、新規リクエスト停止及び解除の手順を紹介しておきます。

新規リクエスト停止・解除 手順

【新規リクエスト停止】手順

配達依頼を受諾した後の状態でマップ画面の右下の「」をタップします。

画面下の「新規のリクエストを停止する」と書かれた文字の上のアイコンをタップします。


新規リクエスト停止状態になるとアイコンがグレーアウトします。

尚、このままの状態で受諾中の配達依頼が全て完了すると自動的にオフラインとなります。

【新規リクエスト停止解除】手順

配達依頼を受諾した後の状態でマップ画面の右下の「」をタップします。

「リクエストが停止されました」の欄をタップします。

「新規のリクエストを停止する」文字の上のアイコンの色が戻り、再び新規リクエストを受信できる状態に戻ります。

放置での解除回避

フラットレートは1時間の間に2回のリクエスト拒否・キャンセルをすると強制終了となるわけですが、強制終了の条件を満たした場合は以下の最終確認画面が表示されます。

実はこの状態で何も操作せずに放置するとフラットレートが終了せず継続することができます。

無限にこの手段でフラットレート終了を回避できるわけではありませんが、私が試したところ5,6回程 この方法でフラットレートを継続することを確認できました。

ただ、この仕様については一時的なバグの可能性が高いので、近い将来この方法は通用しなくなるのかと。

フラットレートは継続したいけど、この案件は受けたくない… という場合に活用してみてはいかがでしょうか。

受けキャンでの解除回避

これは既存の受けキャン(受諾後の案件キャンセル)の仕様を活用した手法となります。

このキャンセル方法だとキャンセルカウントが無効になり、キャンセル率にも影響が出ません。

やり方は至ってシンプルで、案件詳細画面の「配車/配車サポート」をタップして、キャンセル理由の「店舗が閉まっていた」を選択すればOKです。

ただ、「店舗が閉まっていた」の項目は店舗の近くに行かないと表示されないため、この手法を用いるには店舗の近くまで移動する必要があります。

もし、次の配達依頼がない状況だと 店舗まで移動する時間は無報酬となってしまうので、他の配達依頼を受諾している状態での使用が望ましいと言えます。

特に同店舗ダブル・トリプルなどを無傷で解体したいという場合には非常に有効な手法となります。

特定の案件では使用不可

この手法は特定の案件(マックデリバリー・セブンNOWなど)では使用できないのでご注意ください。

というのも、一部の案件については「店舗が閉まっていた」は表示されないからです。

これらの例外的な案件は「営業時間外」という項目があるので、それで同様にキャンセルカウントを無効できるかと思うのですが 実際のところ不明です。

UberEats フラットレートの豆知識

ここでは、UberEatsのフラットレートに関して配達員が気になるであろうこと・知っておくべきことなどを紹介していきます

開始直前・終了直後の仕様

まず、フラットレート開始直前(開始時刻前)に通常配達を受諾したケースについて説明していきます。

フラットレート開始時間前に受諾した通常案件ががフラットレート開始時間を過ぎた場合は、そのまま通常案件で表示された報酬内容となり、次のリクエスト通知からフラットレートの配達依頼が来るようになります。

次に、フラットレートを受諾した状態でフラットレート適用時刻を過ぎたケースについて説明していきます。

フラットレートとして案件を受諾し、配達完了がフラットレート適用時刻を過ぎていた場合は超過した時間もフラットレートの対象となります。

具体例として「11:00~13:58」のフラットレートが有効になっている際、13時50分に案件を受諾し 14時15分に配達完了した場合はフラットレート25分の報酬が発生します。

また「11:00~13:58/時間報酬2,300円」「14:00~16:58/時間報酬1,950円」の2つを連続して予約していた場合は13時58分までに受諾した案件であれば14時を超えても、受諾した時間帯側の報酬 つまり1時間あたり2,300円が適用されます。

鳴りは良くなる?

東京都内でフラットレートを実体験した者として、結論から言うと通常配達とフラットレート配達の鳴り(注文依頼の来やすさ)は変わらないという印象です。

まず、UberEatsからの仕様説明では以下の文章のように、フラットレートは通常配達に比べて鳴りやすいと謳ってます。

ただ、実際のところ 鳴りが良くなったという感じはなく、通常とほぼ変わらないという印象です。

逆に配達員界隈では「フラットレートにしたら全然鳴らなくなった」などと、通常配達に比べて鳴りが悪くなるという声が多数聞かれます。

確かに鳴りが悪いと思うこともあるのですが、言われているほど鳴らないわけではないという印象です。

私が実際に感じたのは、配達員が嫌がる案件が優先的にフラットレートに割り振られているという印象です。

都心部から郊外に向かう案件・ピックアップが面倒くさい商業施設・ドロップに時間がかかるタワマンといった案件が多いと感じました。

他の配達員が拒否した案件が回ってきてるのであれば 残りものしか来ないということで鳴りも悪くなるでしょうし、最初からUber側で人気がない案件と判断したものが率先して来るようなら鳴りは良くなるかもしれません。

フラットレート案件のアルゴリズムは不明ではありますが、他の配達員が拒否した案件&人気がないと判断された案件を軸にフラットレート案件が構成されているようにも思えいます。

これらのことから、私の体感ではフラットレートと通常配達の鳴りは変わりないという考えです。

提示された額よりも増えることがある

フラットレートの仕様』のところで 提示された報酬額は最高時給と言いましたが、短時間で配達を完了した場合は提示額よりも稼げることがあります。

というのも フラットレート適用時でも、1件配達の報酬単価は最低320円が保証されているため かかった時間次第ではフラットレートの表示報酬よりも上振れすることがあるからです。

具体例として 1件320円を時給に換算した場合、6分で終えると時給3,200円8分で終えると時給2,400円10分で終えると時給1,920円となります。

こうした時給を把握して、早く配達完了できそうであれば 最速配達を狙うのも大いにありです。

ただ、フラットレート適用時に そうしたショート案件が来ることは稀であり、仮に来たとしても その次の配達依頼通知が来なければ 報酬が発生しない空白の時間ができてしまうの、現実的に報酬上振れは厳しいと言えます。

UberEats フラットレートのメリット・デメリット

ここでは実際にフラットレートを体験して私(配達員)が感じたフラットレートのメリットデメリットを紹介していきます。

メリット

フラットレートの最大のメリットはなんといってもストレスがないということです。

店舗への行き方が複雑であろうが、長時間の調理待ちを受けようが、届け先の入館が面倒であろうが、注文者がなかなか出てこなかろうが、それらの時間にも全て報酬が発生します。

特に昨今のUberEatsは調整金の改悪により、多少の遅延では調整金が付かなくなり店舗側・注文者側で不足の事態が発生しようものなら 無駄に時間を浪費するだけでした。

そうしたストレスの原因となっていた事象も、フラットレートであれば一切感じる必要はなく むしろ遅延してくれてありがとうと感謝すらあります(笑)

配達員に袋詰めをやらせるマクドナルド・バーガーキングなどでも、この時ばかりは積極的に喜んで懇切丁寧に袋詰めをさせてもらいます(笑)

UberEatsの業務自体 元々ストレスフリーなのに、フラットレートはそれをさらにストレスフリーにしてくれます。

また、安定した報酬を得ることができるのもフラットレートのメリットと言えます。

配達依頼を受信し続けるという条件はありますが、配達依頼さえ来てしまえば非効率な立ち回りでも稼働時間に見合った報酬が貰えます。

逆に配達依頼がなければ無報酬となってしまうわけですが、それは通常配達も同じであり、むしろ案件選別が必要となるであろう通常報酬の方が稼働機会が減ってしまうのではないでしょうか。

こうしたメリットであることから、普段がむしゃらに効率を求めて稼働している人にとってはフラットレートは一息つける場とも言えます。

あと、これはおまけ的なメリットとなりますが、フラットレート配達は通常配達に比べてチップが貰える傾向にあります。

たまたま運が良かっただけなのかと思っていましたが、他の配達員もチップを貰える率が上がっているということでフラットレート特有の現象なのかもしれません。

チップ取得率アップの明確な理由は不明ですが、普段から配達員に敬遠される店舗・届け先の注文をしている人がフラットレートになって すぐに配達員がマッチングしてくれることに感謝されたといったところでしょうか。

このように通常配達以上に注文者に感謝してもらえたとすれば フラットレートも捨てたものじゃないのかと。

デメリット

フラットレートのデメリットは以下となります。

  • 行き先の選択ができない
  • 運ぶ商品量が多くなりがち
  • クエストとの相性が悪い

行き先の選択ができない」については、フラットレートの配達依頼が基本的にキャンセルできない仕様の最大のデメリットと言えます。

通常配達であれば うまい具合に行き先を調整できますが、フラットレートでは基本的に通知された届け先に向かうしかなく、気づいたらとんでもない所に来てしまった…なんてこともあり得ます。

私も実際に都心部から開始してフラットレート一枠分 終わる頃には 通常配達ではまず来ることがない僻地にいました(笑)

もし、フラットレートは他の配達員が拒否する案件が優先的にまわってくるということであれば、都心部から離れてしまう案件が来やすくなるのも頷けます。

ただ、必ずしも僻地に行くわけでもなく、都心部をぐるぐるまわって 終わってみたらスタート地点と さほど変わらない場所にいたということもありました。

まぁこればっかしは運の要素もあるわけで、フラットレートをやるからには僻地行きの覚悟も必要かと。

商品量が増える可能性が高い」については、フラットレートの基本的にキャンセルできない仕様からダブル・トリプルは当たり前になるが故に発生する事象と言えます。

稼働エリア・時間帯にもよりますが、普段から注文が多い場所であればシングルで受けたとしても すぐに追い注文が入りあっという間にダブル・トリプル案件になってしまいます。

ダブル・トリプルとなれば必然的に運ぶ商品量も増えるわけで、当然それらを運ばなくてはいけません。

ただ、この商品量が増えるデメリットについては前述した『新規リクエストの停止』で軽減することもできるので、立ち回り方 次第では ある程度対応できます。

とは言え、小さい配達バッグだったばかりに やりたい案件の荷物が運べずにキャンセルしたとなればフラットレートに限らず機会損失になってしまうわけで、大きい配達バッグを持つに越したことはありません。

尚、配達バッグに関しては以下の記事にて紹介しているので、デリバリーバッグの新規購入・買い替えを検討している方はご参照ください。

クエストとの相性が悪い」については、フラットレートは1件1件をじっくりやることに向いており配達件数を稼ぐことは二の次と言えるからです。

フラットレートでも効率的にやれば配達件数を稼ぐことも可能ですが、肝心のリクエスト選別が実質できなくなるので、より短時間で配達件数を増やすことが難しくなります。

特に雨天時は高単価案件がきやすいことと所定時間内に配達件数を求められるため、フラットレートの相性は最悪と言えます。

こうしたことからクエスト達成を最優先にしたい時はフラットレートを解除して通常配達に切り替えた方が良いかもしれません。

UberEats フラットレートはやるべき?

都内で自転車にて稼働する身からすると、フラットレートは大いにありだと思っています。

フラットレートは熟練配達員には不向きという声も多数聞かれ、本気で稼ぐなら 確かに通常配達の方が効率が良いと言えます。

ただ、昨今のUberEatsは報酬減・クエスト改悪という流れであり、通常配達は以前よりも稼ぎにくくなっており、ストレス面を考慮するのであればフラットレートの方が良いと思う時が多々あります。

通常配達・フラットレート どっちが優れているかはエリア・時期にもよりますが、現状 東京の報酬設定(時給2,000円前後)・鳴り具合を考慮すると、稼ぎ面では五分五分ではないでしょうか。

まだ配達を始めたてで配達ノウハウが分からないという人にとって フラットレートは自分のペースで学べる機会とも言えるので、初心者にはもってこいの機能と言えます。

ただし、これは自転車稼働の話であってバイク・軽貨物にとってはフラットレート稼働がストレスになることもあります。

バイク・軽貨物は自転車と違って駐禁の悩みがあるわけで、店舗・届け先で長時間待たされることがプラスどころか むしろマイナスになってしまうこともあります。

また、バイク・軽貨物はガソリンをはじめとした維持費がかかるという問題もあります。

バイク・軽貨物は駐禁問題を考慮すると郊外で稼働した方が適切と言えますが、郊外にいくと配達総距離も増えがちで ガソリン代の消費も激しくなります。

これらのことを総括するとフラットレートは自転車向きの機能とも言えるでしょう。

ただ、今はフラットレート報酬が高めに設定されているからまだいいのですが、フラットレート報酬が激減したら自転車でも やらない方が良いということになるかもしれません。

いずれにせよ、配達手段は問わず まずはフラットレート稼働をしてみて フラットレートが自分に合っているかどうかを見極めることが大事かと。

とにかく自転車・バイク・軽貨物問わず フラットレートで数十時間の稼働・数十件配達の配達をおすすめします。

数時間だけフラットレートで稼働して「フラットレートは駄目だ…」という方も多いようですが、少し稼働したぐらいでフラットレートが自分に向いているかどうかは分かりません。

毛嫌いしていたけど しばらく続けてみたら自分の稼働スタイルに合っていた ということもありえるので、是非 自身で体験してフラットレートの本質を見極めてください。

最後に

今回は2025年9月から本格運用したUberEatsのフラットレートについて解説してきました。

フラットレート機能の良し悪しについては、現状 配達員界隈で賛否が分かれていると言えます。

私個人的には今のフラットレートは良い機能だと感じていますが、今後の提示される報酬(最高時給)次第では この考え方も変わる可能性は十分にあります。

フラットレートが導入された時期が8月・9月という繁忙期とも言える時期であり、今後 閑散期に入った時にどうなっていくのかが最大の注目ポイントではないでしょうか。

フラットレート対象エリアであるものの まだフラットレートをやったことがないという方は、これ機にやっていることをおすすめします。

そして、フラットレートを初めてやる方が本記事を参考にして、よりスムーズに稼働できれば これ幸いです。

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