今回はフードデリバリー業務(Uber Eats・出前館・Wolt・menuなど)における、配達時の商品梱包に役立つウレタン緩衝材を紹介していきます。
- 緩衝ウレタンで得られる恩恵・効果
- 緩衝ウレタンの具体的な使い方
- おすすめの緩衝ウレタン
- その他梱包アイテムとの比較
緩衝ウレタンとは
緩衝ウレタンは、ウレタン樹脂を主原料として製造される緩衝材料の一種で、軽量でありながらも耐久性・弾力性に優れており強力な衝撃吸収能力を持っています。
そうした性質を持つことから、衝撃吸収やクッション性を提供する目的で使用されることが多く、商品の梱包やソファーのクッションなどに使われています。
また、吸音性能も兼ね備えており 防音パネル・防音シートとして利用されることもあります。
そして、フードデリバリー配達においては 緩衝ウレタンの弾力性・衝撃吸収能力により、バッグ内での商品固定力アップ&安全に運ぶことが可能となります。
この緩衝ウレタンの恩恵により、料理をしっかり固定でき 汁漏れ・商品破損等のトラブルを防ぐことができるようになります。
緩衝ウレタンの使い方・活用方法
ここでは配達用バッグに商品の梱包・固定をするための「配達バッグ・デリバリーバッグに向いた緩衝ウレタン」「緩衝ウレタンの具体的な使い方」を紹介していきます。
使用するバッグについて
本記事で紹介する緩衝ウレタンについては、以下のウバッグ(Uber Eats公式バッグ)と併用して利用することを前提としていきます。
ただ、ウバッグでないと緩衝ウレタンが使用できなかと言うとそうではなく、その他バッグでも緩衝ウレタンを使用することは可能です。
ウバッグ以外の配達用バッグに適した緩衝ウレタンの使い方については本記事では言及しませんので、次の『』を参考に 自分のバッグに合った緩衝ウレタンの加工・使い方を見つけて頂ければと思います。
他の配達用バッグを使用している方も後述する『緩衝ウレタンの使い方【準備編】【実践編】』を一読頂き、自分のバッグに合った緩衝ウレタンの使い方を見つけて頂ければと思います。
尚、Uber Eats公式バッグを含めたおすすめの配達用バッグを以下の記事にて紹介しているので、バッグ選びに迷っている方はこちらもご参照ください。
使用する緩衝ウレタンのタイプ
今回使用する緩衝ウレタンは以下の製品となります。
片側が波型の面でもう片側が平らな面となっており表と裏で面の形状が異なります。
製品のサイズは横幅520mm x 縦幅340mm・厚さ50mmとなります。
最終的にこれを2分割して使用するわけですが(カット方法は後述します)このサイズがウバッグにいい具合に適合してきます。
また、厚さ50mmというのも重要なポイントであり、この厚みが適度な弾力性を生み出してくれます。
尚、上記製品には粘着シールありのタイプもありますが、どこかに貼り付けて使用するわけではないので粘着シールなしのタイプで問題ありません。
そして、次からはこの緩衝ウレタンの加工及び具体的な使い方を紹介していきます。
緩衝ウレタンの使い方【準備編】
ここでは先ほど紹介した緩衝ウレタンを配達用バッグの梱包材として使うための加工方法を紹介していきますが、加工と言ってもやることは非常に簡単です。
梱包材として使用するにあたって、緩衝ウレタンを以下のサイズで2等分します。
上のカット後の画像を見ると綺麗に2等分されていませんが、こんなカットでも全然問題ありません。
尚、カットにははさみがおすすめです。
以上が緩衝ウレタン使用前の準備となります。
次からは この加工した緩衝ウレタンの具体的な使い方を紹介していきます。
緩衝ウレタンの使い方【実践編】
ここでは緩衝ウレタンを配達用バッグの梱包材として使う具体的な方法を紹介していきます。
尚、ここで紹介する緩衝ウレタンの使い方についてはあくまで一例であり、必ずしもこれがベストな手段ではないことをご了承ください。
まず【準備編】で加工(カット)した緩衝ウレタンの「26cmの辺」を以下の向きにした状態でバッグ内に収納します。
上の左画像はウバッグを真上から見たもので、右画像は真横から見た断面図となり、緩衝ウレタンをこの向きにすることでいい具合にウバッグに引っ掛かり この状態でもそこそこの固定力があります。
これがデフォルトの配置となるわけですが、以下の画像のように緩衝ウレタンの片方もしくは両方を最初から曲げた状態でも構いません。
ちなみに私は基本的に上画像の左側の状態(片方は曲げて・もう片方は真っ直ぐ)にしていることが多いです。
あとは商品のサイズに合わせて以下の画像のように緩衝ウレタンの圧力で商品を固定していきます。
波型の面を表にするか裏にするかはお好みで構いませんが、特殊な形状の商品については波型の面が活躍し それについては後述します。
商品の数量・大きさに合わせて緩衝ウレタンの配置も臨機応変に変えていきます。
緩衝ウレタンの配置・形状を変えることで様々なタイプの商品をしっかりと固定して運ぶことが可能です。
上の緩衝ウレタン使用方法はあくまで1例であり、必ずしもこの配置がベストというわけではありませんので、ご自分の配達スタイルに合った使い方・配置を探して頂ければと思います。
商品の固定で少々厄介なのが以下のようなどんぶり容器です。
この容器は梱包時に以下の画像のように斜めになってしまうことがあります。
この時に活躍するのが波型の面で、以下の画像の向きで緩衝ウレタンを設置することで波型の面がいい具合に商品の引っ掛かり 平らの状態をキープできます。
このように波型の面をうまく活用させることで、より緩衝ウレタンの使用効果をアップすることができます。
ウバッグを自転車・バイクのリアキャリアなどに固定しているのであれば衝撃吸収のために下敷きとしてもう1枚用意するのをおすすめします。
ただ、そのままのサイズではウバッグ内には収まらないので、ウバッグの内寸(25cm x 43cm)に合わせてカットする必要があります。
上のカットサイズはあくまで目安であり、最初はもう少し大きめのサイズでカットし一度バッグに入れてみて、そこから微調整(さらにカット)することをおすすめします。
カットし終えたら波型の面を底に向けてバッグの底に配置します。
底の緩衝ウレタンはあくまで自転車・バイク移動時のショック吸収の目的なので、商品を固定するための緩衝ウレタンを別途用意することをお忘れなく。
そして、底の緩衝ウレタンはそのまま底に固定した状態で、あとは商品のサイズに合わせて上2つの緩衝ウレタンの毛状を変えていきます。
緩衝ウレタンの長所・短所
ここでは緩衝ウレタンの長所・短所 及び短所を補う方法を解説していきます。
長所
長所は『緩衝ウレタンの使い方【実践編】』のところで紹介したように変形させやすい形状であることから、様々なタイプの商品をしっかりと固定できることです。
優れているのは商品の固定力だけでなく、変形させやすい形状が故に商品の梱包も素早くでき、それによって配達全体に要する時間も短縮でき より効率良く配達ができるようになります。
また、緩衝ウレタン自体非常に軽いため バッグを背負う人でも負荷を感じずに運べるという長所もあります。
長所は以上となりますが、使用用途は多様であり 最強の梱包アイテムと言っても過言ではない優秀な製品なので、使ったことがない方は是非とも使って頂ければと思います。
短所
短所は 緩衝ウレタン自体の面積がやや大きいために、サイズが大きい商品の梱包には若干の手間がかかることです。
特に平面積が大きい商品との相性は悪く、一度緩衝ウレタンをバッグから取り出さないと梱包できないということも多々あります。
ただ、バッグから取り出す手間がかかるといっても 1つの塊として簡単に取り出すことができるので、後述する他の緩衝材アイテムに比べて取り出す手間は遥かに少ないと言えます。
そして、もう一つの短所は細かい隙間を埋めるのが難しいことです。
商品・料理の中にはサイズ・形状が特殊なものもあり、緩衝ウレタンだけではうまく固定できないことがあります。
この緩衝ウレタンの欠点を補う方法として、私は緩衝ウレタンとは別に少量の気泡緩衝材(プチプチ)を使用しています。
これは100円ショップで購入できるもので、このままのサイズでは大きすぎるので3等分したうちの1つ(30cm x 120cm)を隙間埋め用として以下の画像のように使用しています。
上の梱包例は比較的対象方法が簡単な部類であり、中には以下の画像のように容器の上に別の容器をただ載せるだけの状態で渡してくる店舗もあります。
上の画像だと少々分かりづらいのですが、玉子と書かれた容器は何も固定されておらず 少し揺らしただけで簡単に下の容器の上からズレ落ちる状態です…
本来こうしたことは店舗(レストラン)側で崩れにくように梱包すべきなんですが、商品を渡された以上 そう不満を言っているわけにもいきません。
こうした店側が不安定な梱包をしてきた場合でも、上記のプチプチを使うことで上段の容器も安定させた状態で運ぶことができます。
このように他の緩衝アイテムと併用することで緩衝ウレタンの欠点を補うことが可能です。
他の梱包方法との比較
ここでは配達バッグ梱包における 緩衝ウレタン以外の梱包方法・梱包アイテムの特徴を紹介しながら、緩衝ウレタンと比べて使い勝手はどうなのかを紹介していきます。
仕切り板
基本的にどの配達用バッグにも付属しているアイテムであり、これを使用した梱包方法がもっとも普及しているとも言えます。
仕切り板の特徴
仕切り板は保温・保冷性能を持っており、板自体をバッグ内に固定することが可能で、ウバッグに至っては以下の画像のように横置き・縦置きが可能です。
仕切り板の位置も前後左右に移動できるため 、商品のサイズ・量に応じて臨機応変に対処することが可能です。
そして、仕切り板はマジックテープで好きな位置に固定できるわけですが、ウバッグに関して言えば その固定力はかなり強力で どんな商品がもたれかかろうがびくともしません。
更に仕切り板は基本的に遮熱効果もあり、温かい物・冷たい物を同時に梱包する場合でも仕切り板一枚隔てれば簡単に商品の鮮度を保つことが可能となります。
そんな便利な仕切り板ですが、その強力な固定力が故に位置を変えるのに手間がかかるという欠点があります。
バッグが空の状態であれば仕切り板の位置替えもそれほど面倒ではありませんが、商品を受け取ってから位置替えするとなると非常に面倒になり、場合によっては梱包だけで時間を浪費していまいます。
この位置を変える手間があることから私自身は付属している仕切り板は使用せず、敢えてマジックテープにくっつかない自作仕切り板を使用しています。
※自作した仕切り板の使い方は後述します。
仕切り板と緩衝ウレタンの比較
仕切り板は自在に位置を調整できることからどのサイズの商品にて適応できる反面、仕切り板を移動させる手間がかかるという欠点があります。
それに対して緩衝ウレタンは仕切り板の固定力には及ばないものの 商品を安定して運ぶための十分な固定力は備えています。
その上 緩衝ウレタンは商品のサイズに合わせての配置等も非常に簡単におこなえることからトータルで見れば緩衝ウレタンに軍配が上がるとも言えます。
ただ、緩衝ウレタンでカバーできないのが遮熱機能であり、これについては仕切り板ならではの特性とも言えます。
こうした緩衝ウレタンの欠点をカバーすべく、温かい物・冷たい物を同時に運ぶ場合 私は以下のような自作の仕切り板を使用しています。
これはマジックテープにはくっつかない ただの遮熱板となっていて、以下の画像のように使用しています。
この仕切り板はあくまで温かい物・冷たい物を分けるためだけのものであって、商品固定については緩衝ウレタンを使う形となります。
ただ、この自作仕切り板を使わなくても 緩衝ウレタン1枚(厚さ5cm)の隔たりで それなりの遮熱効果が見込めます。
それほど面積が大きくない商品・料理であれば 以下の画像のように緩衝ウレタンを仕切り板代わりにすることも可能です。
普段から仕切り板を使用していて「毎回位置を変えるのがわずらわしい…」と思っている方は是非とも緩衝ウレタンを試して頂ければと思います。
尚、上で紹介した自作板の具体的な作成方法については以下の記事にて解説しているので、気になる方はこちらをご参照ください。
サバイバルシート
サバイバルシートを梱包材として使用する方法であり、これを使用している配達員も多く見かけます。
サバイバルシートの特徴
サバイバルシートのメリットは、その保温保冷性能であり、商品を包み込むことで更なる保温保冷効果が見込まれます。
製品の特性である断熱性能を応用して、冷たい物・温かい物の間にサバイバルシートを挟むことで互いの温度の緩衝を防ぐことができ仕切り板代わりとしても使用できます。
また、サバイバルシートの材質自体は非常に柔らかく梱包材として商品を固定する力が乏しいかに見えますが、サバイバルシートを丸めて 固い塊を作れば 立派な商品固定のアイテムとして使用することも可能です。
デメリットは、それなりに大量のサバイバルシートが必要になることで、大量に用意するとなんだかんだでかさばり、商品の出し入れの際に邪魔になることも多々あります。
塊として使用する場合はそれほどかさばる印象はありませんが、塊自体がバッグ内の面積を取ってしまったり、塊の形を変形させるのにも手間がかかってしまいます。
また、アルミシート特有のカサカサ音が地味にうるさく、音を立ててはいけないような場面では 取扱いに神経を使うことも度々あったりします。
サバイバルシートと緩衝ウレタンの比較
サバイバルシートはそのまま商品を包んでも良し、塊にして商品の支えとするのも良しと万能な梱包アイテムである判明、商品サイズに応じて その都度 形状を変形させる手間が発生します。
それに対して、緩衝ウレタンはサバイバルシート程の形状変形はできないものの、形状を変形させる手間はほぼなく様々な商品サイズに即材に対応することができます。
また、サバイバルシートは保温保冷・断熱性能があるのに対して 緩衝ウレタンにはそれらの性能はありません。
ただ、サバイバルシートに断熱効果があると言えども 薄いシート1枚で冷たい物・温かい物を隔てるとなると断熱効果は見込めず 数cmの隔たりは必要になります。
そう考えると緩衝ウレタン1枚(厚さ5cm)の隔たりでも それなりの断熱効果が見込めるわけで、断熱効果に関しては特別サバイバルシートにアドバンテージはないのかと。
そして、商品をより安全に運び且つすばやく梱包するというトータル面においては緩衝ウレタンに軍配が上がるのかと。
ただ、完全にサバイバルシートが不要かと言うとそうでもなく、緩衝ウレタンと併用してサバイバルシートを使うのは大いにありかと思います。
緩衝ウレタンをメイン梱包材として使用し、小さな隙間を埋めるために少量のサバイバルシートを用意します。
こうすることで緩衝ウレタンで埋めにくい隙間がある時にサバイバルシートでその隙間を埋めたり・温かい物冷たい物を分ける断熱材として活用することもできます。
普段からサバイバルシートを使用していて「商品の固定力が弱い…」と思っている方は是非とも緩衝ウレタンを試して頂ければと思います。
気泡緩衝材(プチプチ)
気泡緩衝材と言うとピンとこない方もいるかもしれませんが、俗に言うプチプチです。
(以降 本記事では気泡緩衝材のことをプチプチという名称で呼んでいきます)
プチプチは一般的な商品の梱包ではお馴染みの緩衝材であり、このプチプチをフードデリバリーでも同様に使用して商品を固定する方法です。
実は私も緩衝ウレタンを使用する前は このプチプチをメインとして商品の固定をしていました。
プチプチの特徴
プチプチは緩衝材ということで、その本質を活かして商品の梱包に優れており、それなりの量を用意すればバッグ内の商品を固定することも可能です。
大量のプチプチはバッグ内でかさばってしまうと思われがちですが、プチプチ自体どの隙間にも入れることができるため 大量に用意しても意外と邪魔にはなりません。
デメリットは保温保冷機能がないことで温かい物・冷たい物を同時に運ぶ場合は互いの商品を離したり、もしくは別途仕切り板を用意して対応する必要があります。
また、商品固定力がやや乏しい部分もあり、大量のプチプチを用意したとしても商品自体の重量が重く傾きやすいと安定して運べないことも多々あります。
これらのことから単体ではなく他の梱包材と併用して使用されることが多いのかと。
プチプチと緩衝ウレタンの比較
プチプチは素材の柔らかさ から小さい隙間を埋めることに関しては得意な反面、大きな隙間を埋めることに関しては苦手です。
それに対して緩衝ウレタンはその逆で小さい隙間を埋めることは苦手で、大きな隙間を埋めるのは得意です。
また、商品固定力については緩衝ウレタンが方が圧倒的に優れており、トータル的に見ると緩衝ウレタンに軍配が上がります。
また、サバイバルシートは保温保冷・断熱性能があるのに対して 緩衝ウレタンにはそれらの性能はありません。
ただ、完全にプチプチが不要かと言うとそうでもなく、緩衝ウレタンと併用してプチプチを使うのは大いにありで、実際に私の配達においてはプチプチも必須アイテムとなっています。
緩衝ウレタンをメイン梱包材として使用し、小さな隙間を埋めるために少量のプチプチを用意します。
以下の画像はプチプチの使用例ですが、鑑賞ウレタンでは埋めづらい隙間にプチプチを入れることで より商品を安定して運ぶことができます。
※私が使用しているプチプチの量は(30cm x 120cm)で、120cm四方のプチプチを3分割して そのうちの1辺を使用しています。
上記画像のようにプチプチを使用することで緩衝ウレタンの欠点をカバーできるので、サブ梱包材としてはプチプチも非常に有用かと思われます。
緩衝材(緩衝ウレタン)
こちらもバッグ内の商品を固定するために使用するもので、個人的に超おすすめアイテムとなります。
彼是7,000回ほど配達をした結果、商品固定にはこれがもっとも最適なアイテムであるという結論に至りました。
使用方法は、まず緩衝ウレタンを以下のサイズで2等分しますが、きっちり綺麗に2等分する必要はなくある程度ざっくりでも構いません。
上のカット後の画像を見ると綺麗に2等分されていませんが、これでも全然OKです。
尚、カットははさみで簡単にできます。
あとは、このカットした2枚の緩衝ウレタンをバッグに入れて、商品のサイズに合わせて配置を変えていけばバッチリ商品を固定することができます。
使い方として、カットした緩衝ウレタンを以下のようにバッグ内に収納しておきます。
上の収納方法はあくまで1例であり、特にこの入れ方でないと駄目ということはないので ご自分のお好きなようにバッグに入れておいて構いません。
あとは先程紹介したプチプチ(気泡緩衝材)と組み合わせ、商品の形状に合わせて 緩衝ウレタンの向きを変えたり折り畳むなどして商品を固定していきます。
緩衝ウレタンは変幻自在でもあり、以下のような形でも商品を固定することができます。
また、先程紹介した自作の仕切り板を使うことで、以下の画像のように温かいもの・冷たい物を隣接して収納することも可能です。
このように緩衝ウレタンとプチプチ(気泡緩衝材)を使うことでどんな商品でも安全に固定できるので、商品梱包に悩んでいる方は是非試して頂ければと思います。
どの緩衝ウレタンを買うべきか
ここではフードデリバリー業務において、配達バッグ内の商品梱包に向いている緩衝ウレタンを紹介していきます。
使用すべき緩衝ウレタンは『緩衝ウレタンの使用方法』でも紹介した以下の製品となります。
製品のサイズがウバッグに絶妙にマッチしており、個人的にはこの緩衝ウレタンがウバッグにはベストマッチと言えこれさえ購入しておけば問題ありません。
ただし、緩衝ウレタンを使用する上で 注意すべき点が2つあり、1つ目は消耗品であるということです。
製品自体それなりの頑丈な作りとなっていますが、使用する中で汚れ・破損・劣化が生じます。
汚れに関しては水で洗って乾かせば それなりに綺麗になりますが、破損・劣化については防ぎようはありません。
どのくらいで使用の限界が来るかは配達頻度は使い方でも変わってくるので一概に期間は明記できませんが、商品梱包に支障がでると感じたら交換すべきです。
このことから、いつ破損・劣化しても良いように替えの緩衝ウレタンを用意しておくことをおすすめします。
そして、2つ目の注意点は 稀に在庫切れになるということです。
上記製品はタイミングによっては在庫切れになることがあります。
そうした時に代用できるのが以下の製品となります。
平面サイズは25cm四方(25cm x 25cm)で、厚さは最初に紹介した製品と同じ5cmとなっています。
平面サイズは最初に紹介した緩衝ウレタンとは微妙に違うものの、このサイズであれば加工なしでそのまま使用することができます。
また、この製品は4枚セットとなっているので2枚は交換用の予備として保管しておくことができ、長期間の利用が可能となります。
ウバッグ以外のバッグを使用している場合でも、基本的には今回メインで紹介した以下の緩衝ウレタンをおすすめします。
これをおすすめする理由は単純に価格が安いからです。
購入後は各自バッグの内寸にあわせてカットする必要はありますが、緩衝ウレタンでの梱包がどんなものかを体感するにはもってこいかと。
ただ、バッグの内寸が25cm四方でうまくフィットしそうということであれば、以下の25cm四方の緩衝ウレタンがおすすめです。
基本的にこの緩衝ウレタンはカットしなくても使いやすいサイズとなっているので、すぐに使うことができます。
また、小さめのバッグを使用しているということであれば以下の3mm厚の緩衝ウレタンもおすすめです。
3mm厚は商品固定に必要なウレタンの硬さはやや弱いものの、厚さが薄い分 バッグ内でも邪魔にならないというメリットもあります。
どのタイプの緩衝ウレタンが良いかはご自身の使用している配達バッグ及び配達スタイルによっても変わってくるので、本記事の内容を元にベストな製品を見つけてみてください。
最後に
今回はフードデリバリー業務において、配達バッグ内の商品・料理固定に役立つ緩衝ウレタンを紹介していきました。
私自身これまで様々な梱包材・梱包方法を試してきましたが、この緩衝ウレタンを使った梱包方法が最適解という結論に至りました。
とにかくフードデリバリー配達において活躍すること間違いなしの超おすすめアイテムとなりますので、まだ緩衝ウレタンを使ったことがない方は これ機に是非とも使って頂ければと思います。
そして、本記事がきっかけで より快適な配達ライフを実現していただければこれ幸いです。
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