今回は2024年11月頃に多発したUber Eats配達パートナーのアカウント停止(アカウントBAN)の話題について解説していきます。
「何故 突然アカウント停止が多発したのか?」「調整金詐欺の手口とは」「アカウント停止を避ける方法」「アカウント復旧方法」などの話題を紹介していきます。
アカウント停止の真相とは
ここでは今回 突如多発したUber Eats配達パートナーのアカウント停止について解説していきます。
突如多発したアカウント停止
2024年11月頃に突如SNS上にて「Uber Eats配達パートナーのアカウントが停止になった…」という報告が多発しました。
これまでのUber Eatsの配達パートナー(配達員)のアカウント停止 報告は見受けられましたが、今回は普段以上に報告が多いから配達員界隈では不穏な空気が広がりました。
こうしたアカウント停止が多発したことを受けて、中には「秋の垢バン祭り」と皮肉った呼び方まで浸透してしまいました…
アカウント停止対象となった行為とは
突如、Uber Eats配達員のアカウント停止の報告が多発したわけですが、アカウント停止になってしまった配達員達は何をしたが故にそうなってしまったのでしょうか。
そのアカウント停止の原因となった行為の大半が調整金詐欺(故意的に調整金を付与させること)であるとのことです。
調整金詐欺をはじめ調整金に関する情報は後述しますが、この調整金の仕様を悪用して報酬を多く受け取る行為は昨今問題視されていたので、こうしたUberの対応は当然と言えば当然のことと言えます。
何故アカウント停止が多発したのか?
調整金詐欺でアカウント停止になることは今にはじまったわけではなく 以前からあったことであり珍しいわけではありません。
しかし、今回のようにアカウント停止報告が多発することは異例でもあり、何故突如こうした事態になってしまったのでしょうか。
今回のアカウント停止が多発することとなった最大のターニングポイントは、利用規約が改定された2024年11月1日が濃厚とされています。
2024年11月1日から施行される新たな利用規約内に「不当に報酬を得るおそれのある行為」をおこなった場合にアカウント即時解除(アカウントBAN)の対象となる旨の記述があります。
そして、調整金詐欺は「不当に報酬を得るおそれのある行為」に該当するわけで、この利用規約に則して これまで調整金詐欺行為をしていた配達員が一斉に処罰されたのではないでしょうか。
尚、2024年11月1日から改定された利用規約の詳細内容については以下の記事にて解説しているので、興味がある方はこちらもご参照ください。
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調整金について
ここでは今回のアカウント停止のきっかけになったとされるされる「調整金」について詳しく解説していきます。
調整金の仕組み
まず、調整金とは 配達に要する時間が想定よりも長くなってしまった場合に追加される報酬金額となります。
調整金が付与されるアルゴリズム・仕様の詳細についてはUber Eatsからは公表されておらず、具体的にどのくらいの時間延びた場合に調整金が付与されるかは はっきり分かっていません。
しかし、配達員の間では日夜 調整金のアルゴリズム・仕様の考察・検証が行われており 昨今ではいくつかの説が濃厚ではないという噂があります。
そして、ここではその調整金アルゴリズムの仮説を紹介していきます。
見積り時間超過 説
これは見積り(リスクエスト画面)に表示された時間を超えてしまった場合に調整金が付くという説となります。
調整金が何分経過で付与されるかについては以下の画像の見積り時間によって変わってきます。
具体例として上記見積り画面には 配達予定時間が20分と表示されており、リクエスト受諾から配達完了までの時間が 20分を超えた場合(21分以上)に調整金が付くということになります。
尚、付与される調整金額については意見が少し割れていて、1分ごとに21円という人もいれば1分22円という人もおり、だいたい21円~22円の間の金額が設定されているのが濃厚とされています。
ただ、最新の情報によると神奈川ではこの金額設定が1分11円に変更しているという噂もあり、今後は調整金の金額が半減してしまうおそれがあります。
上記の見積り時間超過説では1分超えただけは調整金対象外で、6分以上超過してはじめて調整金が付与されるという話があります。
6分という時間が本当かの真偽は不明ですが、1,2分程度の時間超過では調整金が付与されることは皆無とも言えます。
分計算 説
これはUberが設定した最低時給(分単価)に則して調整金額が決定するという説になります。
まずUberが設定する最低時給を1,260円(分単位 21円)とし、配達員には最低減この時給分の報酬を与える前提で調整金額を決定していきます。
具体的にどういうことか、実際の見積り画面を使って解説していきます。
分計算説では上記画面に表示されている見積り時間は無視して構わず、重要なのは見積り報酬金額です。
まず、この見積り報酬金額を分単位の時給(21円)で何分になるかを以下の計算式で算出します。
513円(見積り報酬金額)÷21(分単位の時給)=24.4(分)
上記の計算式から24分が最低時給のボーダーラインとなり、24分を超えた時(25分以上)にはじめて調整金が付与される形となります。
さらに別の見積りも見ていきます。
上記見積りの見積り報酬金額は1,314円となっており、先程の計算式を当てはめると「1,314円(見積り報酬金額)÷21(分単位の時給)=62.5(分)」となります。
つまり、上記案件だと62分を超えないと(63分以上)調整金が付与されないということになります。
こうしてみると 分計算説の場合 高単価案件になると調整金が付きづらい というか ほぼほぼ調整金は付かないということになります。
むしろ高単価案件の方が調整金が付きやすいという噂すらあるので、そうした実情を考えると分計算説は信憑性が低いのかもしれません。
両説 混合説
これは前述した「見積り時間超過 説」と「分計算 説」の両方が用いられているという説で、個人的にはこの説が最も信憑性が高いのではないかと思っています。
どちらの説のアルゴリズム(調整金計算)が使われるかの規則性は不明ですが、時と場合によって(ひょっとするとランダム?)これらのアルゴリズムが変わっているのではないでしょうか。
もし、どちらの説も採用されているとなると、今後はネットカフェの利用代金みたいに「自動的に安い方法のアルゴリズムが適用されます」なんてことになるのかもしれません…
調整金詐欺の手口
ここでは今回のアカウント停止の処罰対象となった行為である調整金詐欺の実際の手口について解説していきますが、ここで紹介する手法は絶対に真似しないでください。
仮に真似をしてしまうとアカウント永久停止の可能性大で、二度とUber Eatsでの配達ができなくなる可能性があります。
まず、基本的な情報として調整金詐欺とは「Uber Eatsの調整金システム」を悪用した手法であり、故意的に配達全体の時間を延ばして より多くの報酬を得る行為です。
配達時間を延ばすやり方は様々あり、一例として「店舗で商品を受け取ったにも関わらず出発しない」「配達完了したにも関わらず配達完了処理をしない」などの行為があります。
特に多いとされるのが配達完了スワイプをしない(配達完了処理をしない)行為であり、昨今では この遅延行為をする配達員の話が度々聞かれます。
「そんなあからさまな遅延行為をしてたら注文者も怪しむのでは?」と思う方もいるかと思いますが、不正者は悪知恵を働かせて遅延行為を怪しませない対策もしています。
その対策の代表例が、以下の画像のような アプリ不具合を装った手法です。
上記メッセージを注文者に送ることで、配達完了が遅れることをアプリ不具合を装うわけですが、Uberのシステムをまったく知らない人であれば これを信じてしまうかもしれません。
ただ、この手法は注文者が同じUberの配達員であった場合は 嘘だと見抜かれるという致命的な欠点もあります。
Uberで そこそこ配達経験がある人なら「アプリの不具合で配達完了できない」ことが嘘であることは一目瞭然であり、Uber運営に通報されて即アカウント停止の可能性大です。
ちなみに、もっと酷い配達員は複数のスマホを所持し、商品を届けたらスマホを機内モードにし、別のスマホで他社(出前館・menu・woltなど)配達をこなして それが終わってからUberの方を完了させる手法をとっています。
この方法を使えばUber運営から見ると まったく移動していないことになり、他社配達で報酬を得ながらUberでは調整金を貰えるという一石二鳥な手法でもあります。
以上が調整金詐欺の手口となりますが、冒頭でも言いましたが これらの行為は絶対に真似しないでください。
昨今では 注文者にも調整金詐欺の手法は広まっており、注文者に通報されたらアカウント永久停止の可能性も十分にあり得ます。
下手するとUberに訴えられてアカウント停止どころでは済まない可能性もあるので、くれぐれも真似をしないようご注意ください。
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アカウント停止を避ける方法
ここでは調整金システム関連において、アカウント停止になることを避けるための方法を解説していきます。
アカウント停止の判断基準とは
アカウント停止はUber運営側が それに値する行為だと判断された結果の処罰であり、どの行為がアカウント停止に該当するのかを知ることが大事とも言えます。
まず、前述した調整金詐欺とされる故意的な配達時間の引き延ばしは もっともアカウント停止になりやすい行為であり避けなくてはいけません。
逆に そうした故意的な配達時間の引き延ばし行為はせずに真面目に配達していればアカウント停止になることはないと言えます。
ただし、調整金関連のアカウント停止に該当する行為は詳細内容はUberのみぞ知る所でもあり、真面目に配達していたにも関わらず 偶発的に調整金を貰うことが頻発すると処罰対象になってしまうことがあるかもしれません。
そうした不本意なアカウント停止の対象になるかもしれない、意図しない配達時間の延長を避ける方法を次から紹介していきます。
できる限り迅速に配達する
これは配達の鉄則とも言えますが、できる限り迅速な配達(効率が良い配達)を心がけてください。
迅速に配達していれば調整金もまず付くことはありませんし、そうなれば不本意なアカウント停止も避けることができます。
それとアカウント停止以外の面でも、故意的に調整金を狙ってちんたら配達するよりも、すぐに配達を終わらせて より多くの配達件数をこなした方が結果的に稼げるとも言えます。
迅速に配達することは稼ぐための最速手段であり、はした金 欲しさにだらだら配達することは本末転倒とも言えます。
ちなみに、より効率的に稼ぐ方法は以下の記事にて解説していますので、興味がある方はこちらもご参照ください。
時間がかかる店舗は避ける
ここで言う「時間がかかる店舗」とは「調理の待ち時間が長い」「辿り着くまでに時間がかかる」店舗のことを指し、こうした店舗は配達遅延の原因にもなります。
調理の待ち時間が長い店舗については、タイミングよって変わってくるので判断が難しいわけですが、行く度に調理待ちしているような店舗は自身のブラックリストに入れ 案件自体を拒否した方が得策です。
辿り着くまでに時間がかかる店舗については、主に商業施設に出店している店舗を指し、地図上では簡単に行けそうにみえるものの行き方が複雑なところがそれに該当します。
中には入館手続きが必要で 使用できるエレベーターも従業員用のみで、無駄に時間がかかる店舗なんかも存在します。
一般客と同じ窓口にも関わらず「配達員は裏口から来い」といった上から目線の店舗は 配達効率自体低下するので常日頃から避けたいところでもあります。
私自身、そうした到着するまでに無駄に時間がかかる店舗は よほどの高報酬か ドロップ先が行きたかったところドンピシャでもない限りは避けるようにしています。
タワマンを避ける
まず、タワマンがあるエリアは限られてくるので、自身の配達エリアにタワマンはないという方は この項目は読み飛ばして構いません。
タワマン配達は配達遅延の定番であり、不本意なアカウント停止を招く元凶でもあるので避けるべき案件の代表とも言えます。
また、アカウント停止の可能性を上げるだけでなく、配達効率を著しく下げる案件でもあるので 常日頃から避けていきたいところです。
ただし、全てのタワマンが移動に時間がかかるというわけではなく、中には正面突破できる配達員に優しいタワマンも存在します。
こうした良いタワマン(スムーズに移動できる所)と悪いタワマン(無駄に時間がかかる所)を自分の中で分別していくことが必要となります。
尚、タワマンを避けるコツについては以下の記事にて詳しく解説しているので、タワマン配達に常日頃から苦しめられているという方はこちらをご参照ください。
アカウント停止になった場合の対処法
ここでは、万が一アカウント停止になってしまった場合の対処方法を解説していきます。
仮にアカウント停止になってしまった場合は放置していても復旧する望みは薄く、自らUberサポートに問い合わせアカウントを復旧してもらう必要があります。
そのアカウントを復旧させるための問い合わせ手順は以下となります。
まずUberDriverアプリを起動します。
- 左上の横線3本の所をタップします。
- メニュー画面で「ヘルプ」をタップします。
- 「アカウントやアプリ・管理画面の問題」をタップします。
- 「サインインできない、またオンラインにできない」をタップします。
- 「配達パートナーアカウントが停止された可能性がある」をタップします。
- [配達パートナーアカウントが停止された可能性がある]と表示された画面が開いたら、「アカウントが停止していますか?」の欄については「はい」と入力し、必要事項を入力します。
- あとは「ご質問の詳細」の欄に「突然アカウント停止になったので復旧して欲しい」という旨の内容を記載し、最後に「送信ボタン」をタップします。
「送信」タップ後はサポートからチャットにて返答が来ますが、返答のタイミングはまちまちですぐに来ることもあれば数時間~1日近くかかることもあるので気長に待ちましょう。
また、サポートから返答が来た際は アプリ通知にてスマホに表示されるので、送信タップ後にUberDriverアプリは閉じてしまって構いません。
以上がアカウント復旧を依頼する問い合わせ方法となります。
普段から真面目に配達していれば、早い段階でアカウント復旧になると思われますが、その後 再びアカウント停止を受けると最悪アカウント永久停止の恐れもあります。
そうしたことから、アカウント復旧後は配達時間がかかりそうな案件は極力避けた方が良いかもしれません。
尚、Uberサポートの各種問い合わせ方法については以下の記事にまとめているので、その他の件で問い合わせしたい場合はこちらをご参照ください。
最後に
今回は2024年11月頃に多発したUber Eats配達パートナーのアカウント停止(アカウントBAN)の話題について紹介してきました。
今回の一斉アカウント停止騒動は一旦は沈静化すると思われますが、処罰の姿勢は今後も永続的に続くことでしょう。
そうなると、真面目に配達していたにも関わらず ある日突然アカウント停止になってしまった… ということも十分にあり得ます。
そうした いわれもないアカウント停止にならないためにも、本記事の内容を参考にし 今後の配達ライフに役立てていただければ幸いです。
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