Uber One 配送料・サービス料無料化【Uber Eats・ウーバーイーツ】

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今回はUber EatsのサブスクリプションサービスであるUber Oneにおいて、配送料・サービス料無料を実施する話題について紹介していきます。

配送料・サービス料無料化の話題から、無料化によってフードデリバリー業界に与える様々な影響などの話題を配達員目線で解説していきます。

目次

Uber One 配送料・サービス料無料化へ

ここではUber Oneの配送料・サービス料無料に関する内容を紹介していきます。

サービス詳細内容

2026年1月頭にUberEatsから UberOne加入者に対して 2026年12月31日まで 配送料・サービス料を無料にするという発表がありました。

UberOneとはUberEatsのサブスクリプションサービスで月額498円(年額3,998円)払うことで送料(配送手数料)が無料となるサービスです。

※送料無料には一部条件あり

UberOneのその他詳細内容については本記事では省略しますので、詳細を知りたい方は以下の記事をご参照ください。

元々 UberOne加入者に対して 基本的に配送料(送料)無料のサービスはデフォルトで付いていたわけですが、この度 期間限定(2026年12月31日まで)でサービス料も付与される形となりました。

ちなみにUberEatsのサービス料とは注文した商品代金に対して約10%加算される手数料で、これが地味に注文価格を上げる要因となっていました。

そして、このサービス料がUberOne加入者に対して無料となるということで、普段からUberOneを活用していた人にとっては嬉しい展開と言えます。

ただ、注意して欲しいのはUberOneに加入しているからといって、全ての注文のサービス料が無料になるというわけではありません。

サービス料無料対象外の商品もあれば、エリア・店舗によってはサービス料無料対象外となっているケースもあるためサービス料は完全無料とは言い切れません。

尚、サービス料無料適用時はクーポンの利用は不可となっているため、「クーポンとサービス料無料の合わせ技で更にお得にUberEatsを利用する」といったことはできません。

このため、注文金額によってはサービス料が有料だったとしてもクーポン利用の方が安く済むなんてこともあるので、状況に応じてクーポンを使い分けていく必要があります。

店頭価格提供も実施中

サービス料無料以外にもUberEatsでは実店舗と同じ価格でデリバリー注文できるサービスも始めています。

現時点では松屋・ウェンディーズ・ファーストキッチンと対象店舗も少ないんですが、今後は店頭価格提供店舗が増えるのではないでしょうか。

デリバリー注文する際は通常の店頭価格に何割か上乗せされており この上乗せ分の負担が最もネックになるわけで、実のところ店頭価格で注文できることが注文者にとって一番有難いかもしれません。

これでマクドナルドが店頭価格提供になろうものならビッグニュースになるわけですが、マック自身が展開しているマックデリバリーがあるので 流石にそれは実現不可能かと。

サービス料無料化の理由とは

UberOneでのサービス料が無料となった理由はUberEatsから正式に発表されていませんが、昨今のフードデリバリー事情を考慮すると他社への対抗手段として導入したのは明らかと言えます。

その他社で最も影響を受けたのが、2025年1月に日本展開を開始したロケットナウではないでしょうか。

ロケットナウは配送料・サービス料無料は元より店頭価格(お店と同じ価格)で提供するという、 これまでの日本のフードデリバリー業界の常識を打ち破る破格の価格を提示してきました。

そして、ロケットナウが日本展開して しばらくすると、それに対抗するかのように他フードデリバリーも様々な値引き施策を講じ、UberEatsも今回のようなサービス料無料や店頭価格提供を実施しました。

これは私の予想となりますが、ロケットナウの店頭価格提供によって 他社のシェア減少が想定以上に大きかったのではないでしょうか。

ロケットナウは現状他社に比べて展開するエリアはまだまだ小さいわけですが、ロケットナウが展開するエリアでは他社の脅威になっていることが想像できます。

他社としてはロケットナウの体力がなくなる(資金が尽きる)のを待つ予定だったものの、このまま放置しておくと社エアが奪われると判断し急遽対抗策を講じたのではないでしょうか。

現状・今後のフードデリバリー業界

ここでは、今回紹介したUberOneの配送料・サービス料無料の件を踏まえて、現状のフードデリバリー業界事情及び今後フードデリバリー業界はどうなっていくかを解説していきます。

激化する低価格競争

昨今のフードデリバリー業界はロケットナウの登場によって低価格競争が激化している状態と言えます。

今回紹介したUberEatsは元より、出前館・Wolt・menuでも今では低価格を意識した各種サービスを提供が当たり前になりつつあります。

低価格競争が激化することで、これまで高価格を理由にフードデリバリーを敬遠していた人達が利用する機会が増える可能性があり、フードデリバリー業界の活性化にも繋がるとも言えます。

そういった意味ではロケットナウの登場は日本のフードデリバリー業界にとって良い風潮を与えたのかもしれません。

ただ、個人的には低価格競争でフードデリバリー業界が活気づくというのは最悪のケースだと思っています。

というのも、この低価格競争が続くと顧客(注文者)にとって それが当たり前となってしまい、低価格を辞めた途端 顧客離れが起きることが危惧されます。

今の低価格は各社いずれも一時的な他社への対抗策であり いつかは通常価格に戻さなくてはいけません。

その通常価格に戻した時に低価格に慣れてしまった顧客は注文してくれるのでしょうか?

顧客からすれば低価格競争は大歓迎かと思いますが、それを素直に歓迎できない層もいるわけで、それについては次の項目で解説していきます。

しわ寄せは配達員に

前項にて昨今の日本のフードデリバリー業界では低価格競争が激化していると言いましたが、配達員にとっては今の状況はあまり歓迎できるものとは言えません。

確かに低価格化によりフードデリバリー利用者は増加傾向にあるかもしれませんが、問題なのは低価格によって発生する各社の赤字です。

元々フードデリバリーは薄利多売なビジネスなわけで、そんな状況で他社に対抗するために低価格にしようものなら薄利どころか赤字になることは火を見るより明らかです。

国からフードデリバリー促進のために補助金が出ているとかであれば分かるんですが、当然そんなことはあるわけもなく低価格で生じた損失は各社 自らが補う形となります。

こうした損失を埋めるためにできる最も簡単な手段が配達員への配達報酬削減なわけで、今の低価格路線において最も被害を受けているのは配達員と言っても過言ではありません。

現に、この低価格の影響なのか昨今の配達報酬は過去最低水準まで落ちており、配達依頼はたくさん来るが まともの受諾できる案件が少なすぎるという悲鳴も多々聞かれます。

低価格で注文は増えたものの配達報酬が安すぎて配達員がマッチングせずに配達遅延が多発し、なんとか配達員を確保するために遅延が発生してから配達報酬を高くする。

その結果、配達遅延で顧客満足度を下げた上に配達員には高額の報酬を与え、フードデリバリー会社は顧客からの信頼を失った上に売上げでもマイナスになるという2重の損失を被ることになります。

せっかく低価格で顧客の注目を集めたにも関わらずサービス品質が悪い印象を植え付けようものなら、価格が戻った時に顧客は注文しようと思うでしょうか?

こうしたことから、低価格の損失を配達報酬削減で補うという考え方は根本的に間違っているわけで、今は我慢と時を見切りをつけて より早く注文者に商品を届けることを最優先に考えるべきかと。

ただ、残念ながらフードデリバリー各社は こうした実情をまったく把握しておらず、この低価格路線が続く限り 同じ過ちを繰り返し続け 将来的な顧客離れを加速させるのではないでしょうか。

そういった意味で低価格化における一番の被害者は配達員なのかもしれません。

ロケットナウの快進撃はいつまで続く?

今のフードデリバリーの低価格競争のきっかけを作ったのは間違いなくロケットナウなわけですが、昨今のロケットナウの勢いはとどまることを知りません。

知名度はグングン上昇しており、ロケットナウが展開するエリアにおいての利用率も日に日に増していると言えます。

現状の勢いが続けば出前館・Wolt・menuを追い抜いてフードデリバリー業界2位になるということも現実的にあり得るわけですが、一つ大きな不安があります。

それは、ロケットナウの体力(資金力)がいつまで持つかです。

ロケットナウは他社よりも遅れて日本展開しているということで、その圧倒的に不利とも言える状況を打開するために低価格で自社をアピールしています。

更に、商品を届けるためには配達員も必要となるわけで、高額報酬を餌に配達員をかき集めています。

顧客には商品を低価格で提供して、配達員には高額報酬を与えるようなことをしていれば当然黒字になるわけがなく、現状は赤字続きの経営とも言えます。

配達報酬については、現状かなり下がっているので日本進出初期程の負担はないと思いますが、低価格(店頭価格提供)が続く限りは赤字は免れないでしょう。

当然、最初は赤字になることを百も承知で日本進出したでしょうから、現状の展開は想定通りで特に焦っていないと思います。

一つ誤算があったとすれば、他社の動向であり、他社もロケットナウに対抗してくることは果たしてロケットナウの想定内だったのでしょうか。

ロケットナウが いつ黒字化に向けて舵を切るのが不明ですが、このまま他社も低価格路線を継続しようものならロケットナウが先に根を上げてしまうかもしれません。

そして、不安要素は上記内容だけにとどまらず、つい最近 ロケットナウを運営するクーパンにおいて 以下の不穏なニュースが報道されています。

「日本の青年労組が、クーパンがロケットナウの契約職従業員の賃金未払いなど労働基準法違反に対し法的対応に入った事実が伝えられた」

上記ニュースは、虚偽に近い採用広告により数千人の契約職従業員を募集し、短期間で相当数を解雇しながらも賃金をまともに支払っていないという疑惑が出ているもので、結果次第では会社の評判が下がるかもしれません。

会社の評判が下がるならまだしも、日本でのフードデリバリー運用が困難になるなんてことも無きにしも非ずなわけで、低価格がいつまで続くどうこうの問題では済まされません。

それ以外にも、ロケットナウのドライバーアプリで顔認証がないことをいいことに、アカウントを不正取得した外国人が多数稼働しているという報告が多々あります。

その外国人の多くが不法就労ではないかという噂もあり、そう遠くない日に出前館と同様にロケットナウでも逮捕者がでる可能性もあります。

破竹の勢いで展開しているロケットナウですが、一番最初に日本撤退するのはロケットナウなのかもしれません。

最後に

今回はUberOneの配送料・サービス料無料の話題を中心に紹介してきました。

個人的には今回紹介したUberEatsのサービス料無料を始め各社の低価格路線はフードデリバリー業界にとっては非常に悪い流れだと思っています。

この低価格路線が続けば続く程、フードデリバリー各社の企業寿命が下がっているようにも思えます。

UberEatsに関しては2026年内いっぱいはサービス料無料を継続するということなので、他社もこれに対抗して低価格路線はまだまだ続きそうです…

低価格路線が続いた結果 赤字が増え、最終的にサービス終了なんてことにならなければ良いのですが、果たしてどうなることやら…

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