今回はUber Eats(ウーバーイーツ)の新規リクエスト停止方法と、それを実施するメリット・デメリット等を解説していきます。
配達中に新規注文が来てわずらわしいと思う方もいると思います。
特に初心者の方は新規リクエスト停止ができること自体知らなかったり・やり方が分からなかったりする場合があり、やり方を知っていてもそれのメリット・デメリットを知らなかったりするので、知らない方のみならず知っている方も一読し今後の配達に役立てて頂ければと思います。
尚、今回はAndroid端末ベースで話をしていきますのでiPhone端末は若干仕様が異なる可能性があります。
新規リクエストとは
ますは新規リクエスト(新規の配達依頼)とは何かという説明からしていきます。
大きく分けて2種類あり、1つ目は何も注文を受けていない状態で配達依頼が来ることで、オンラインにした後に受信する配達依頼です。
2つ目は、配達中に新たなリクエスト(配達依頼)が来ることです。
今回の記事ではこの2つ目の配達中に来る新たなリクエストについての詳細を解説していきます。
では配達中に来る新規リクエスト(新規の配達依頼)について、もう少し深く説明していきます。
配達中に来る新規リクエストは大きく分けて「追加リクエスト」と「先行予約配達リクエスト」の2つがあり、それぞれの特徴を説明していきます。
追加リクエストとは
追加リクエストとはピックアップ先(店舗)に向かう最中に来る別の注文者への追加配達依頼です。
この追加リクエストを受けるといわゆるダブルピックアップ(2件同時配達)となり、同じ店から2件の配達(2名への配達)をすることになります。
追加リクエストが来るタイミングはリクエストを受諾した瞬間から、UberDriverアプリ上で「配達開始」をスライドするまでです。
(仮に店から商品を受け取った後でも「配達開始」をスライドしてなければ、店から出た状態でも注文が来ることがあります)
追加リクエストが入った場合は追加報酬料金・予定時間・予定距離・追加ドロップ先住所が表示され、追加配達先の地図は表示されず文字情報のみの表示となります。
住所表示については上の画像のように、住所の番地やマンション名までの詳細情報が表示されるパターンと区・市までの概要情報しか表示されないパターンがあります。
また、追加リクエストを受諾した場合はリクエストが来た順番は関係なしにピックアップ先から近い方が1件目の配達になります。
このため追加リクエストの方が1件目の配達に変更になり、当初予定していた配達ルートが変更になることがあります。
先行予約配達リクエストとは
先行予約配達リクエストとはドロップ(注文者へのお届け)中に来る新たな配達依頼です。
この先行予約配達リクエストは配達員界隈では「数珠鳴り」と呼ばれ、受諾することでドロップ完了後すぐに次の配達(ピックアップ)に行くことが可能になります。
先行予約配達リクエストが来るタイミングは、ドロップ先にある程度近づいた時点から発生します。
厳密にドロップ先からどのくらいの距離近づけばリクエストが来るということは公表されていませんが、私の体感ではドロップ先の1km前後以内に入ると数珠鳴りが発生するように思われます。
上記のことからピックアップ先からドロップ先が近い配達の時はピックアップ完了後すぐに先行予約配達リクエストが来ることもあります。
先行予約配達リクエストが入った場合は報酬料金・予定時間・予定距離・ドロップ先住所が表示され、配達先の地図は表示されず文字情報のみの表示となります。
住所表示については上の画像のように、住所の番地やマンション名までの詳細情報が表示されるパターンと区・市までの概要情報しか表示されないパターンがあります。
新規リクエスト停止のメリット
それでは新規リクエストを停止する(「追加リクエスト・先行予約配達リクエスト」の受信を停止する)メリットを解説していきます。
焦らず配達ができる
次の配達が予約されている状況下(新規リクエストを受諾後もしくはダブルの1件目配達中)の話になりますが、次の配達が決まっている中、現在進行中の配達でトラブル等の想定していないことが起こると焦りがでます。
トラブルの種類は様々ですが、実際に起こりやすい内容としては、
「移動途中 工事等で想定したルートで進めなく遠回りを余儀なくされた」
「ドロップ先付近まで着いたが注文者の家が見つからない」
「注文者に連絡が取れない」
などがあり、UberEatsの場合は10分タイマーがあるため注文者に連絡が取れないという最悪なケースでも10分経過すれば次の配達に移行できますが、次の配達予約が入っている状況での10分は非常に長く感じ焦りが増してきます。
特に配達経験が浅い方だとトラブルによる影響が顕著に出て、普通であればスムーズにできていたことが焦りにより正常な判断ができずにミスや遅延に繋がることがあります。
不測の事態に遭遇した場合は深呼吸をして心を落ち着かせ、次の配達のことは一旦忘れて現在進行中の配達に集中しましょう。
ということで最初から新規リクエストを停止していれば不測の事態に遭遇しても、次の配達のことは一切気にする必要がなく今の配達に集中できるので、心配な方は新規リクエストを停止することをすすめます。
Bad評価をもらいにくくなる
こちらも次の配達が予約されている状況下(新規リクエストを受諾後もしくはダブルの1件目配達中)での話になりますが、万が一トラブルが発生し現在進行中の配達が想定以上に時間がかかった場合、次の配達の開始時間が遅れ、注文者を予想以上に待たせてしまう可能性があります。
当然、注文者側からしてみればこちらの状況など知らずただただ商品到着を待たされるわけで、それで機嫌を悪くされて最悪注文者からBad評価をもらってしまう可能性もあります。
そうならないためにも新規リクエストを停止し、1件1件丁寧にやることにより注文者からの良い評価を維持しやすくなります。
ただ寛容な注文者も多く、私も新規リクエストを受諾している中で配達に手間取り相当な時間がかかることが何度もありましたが、それでBad評価をもらったことはありませんので、そうした理由でBad評価をもらうことはレアケースかもしれません。
とは言え次の配達に影響が出るのでは!?という不安もありますので、「どうしてもBad評価はもらいたくない!」とか「お客さんを待たせるのは忍びない!」ということであれば新規リクエスト通知を停止した方が無難ではあります。
ヒートマップの確認ができる
こちらは普段ヒートマップが発生するエリアで配達している方向けとなります。
まずヒートマップについてですがこちらは「シミ」とも呼ばれヒートマップが発生するとマップ画面にオレンジ色のシミが発生します。
このシミの場所でピックアップすることによりヒートマップエリアごとに設定されている金額が報酬に加算されます。
(この加算される報酬をピーク料金と呼びます)
そして新規リクエストを停止せずに数珠鳴りの受諾を続ける(絶え間なく配達を続ける)と今どの辺がヒートマップエリアなのか確認できなくなります。
配達に慣れている方であれば配達距離・見積報酬金額を見てそれがピークエリア料金かどうか判断できますが、初心者の方だと判断しづらいので現在のヒートマップエリア状況を確認する意味でも一旦新規リクエストを停止して確認すると良いかもしれません。
ピックアップ・ドロップ先の場所の確認ができる
配達中に新規リクエストが入った場合に表示される配達情報ではマップが表示されないので知らない住所だと どの方向に行くのかわからなくなります。
そのため報酬につられて受諾してしまったものの自分が行きたい方向と逆方法で結局戻る手間がかかり、あまり得しないということもあります。
しかし、新規リクエストを停止して、配達完了後に新しいリクエストを受信すれば例え知らない住所でもマップが表示されるため行く方向もわかるので意図しない方向に行くことを防げます。
普段よく行くエリアでも詳細の住所まで把握していないということもあるので、住所を聞いて すぐにその住所がどこなのか分からないということでしたら慣れるまでは新規リクエストを停止した方が良いと思われます。
誤タップによる不意な受諾を防げる
これまで紹介してきたメリットは わざわざ新規リクエストを停止しなくても、新規リクエスト通知を受諾しなければ済む話ではあります。
ただ、これはウーバーあるあるでもあるんですが、新規リクエストはタップするだけで受諾してしまい、この画面タップ判定の範囲が結構広いためドロップ最中の時など誤ってタップして受諾しまうことが多々あります(私だけかもしれませんが…)
誤タップの直前に新規リクエスト画面を一瞬でも見ていて次の配達内容がある程度把握できていて新規リクエストが好ましくなかった場合は受けキャンをすれば済みますが、画面も一切見れずに受諾してしまった場合は次にどこへ配達するのかわからない状態となります。
次の配達情報が不明で配達したくないということであれば、これも受けキャンすれば解決はしますが、受けキャンを多用することはあまり勧められないので、普段から誤タップで新規リクエストを受諾することが多い方はあらかじめ新規リクエストを停止にした方がいいです。
※受けキャンのやり方等の詳細については配達キャンセル方法・注意点 解説にて解説しています。
新規リクエスト停止のデメリット
続いては新規リクエストを停止する(「追加リクエスト・先行予約配達リクエスト」の受注を停止する)デメリットを解説していきます。
配達テンポが悪くなる
まず新規リクエストを停止していない、つまりデフォルトの新規リクエスト通知が来る状態であれば配達終了間際になれば新規リクエスト受信可能となるので、うまくいけば絶え間なく配達を続けることができます。
逆に新規リクエストを停止した場合は配達が完了してから新たなリクエスト通知を待つことになり、次のリクエストを受信するまでタイムロスが生じ配達のペースが落ち結果報酬減にも繋がります。
ということでとにかく1円でも多く稼ぎたいという方は基本的には新規リクエストは停止せずにデフォルトのままの状態で配達するのがベストかと思われます。
おいしい案件の逃す可能性がある
もし新規リクエストを停止していなければ配達終了間際の時間にもリクエスト通知がくるので、リクエストが受けやすくなることは先程説明しましたが、この時にもし新規リクエストを停止していた場合、本来自分に来ていたリクエスト通知が近くの他の配達員にいく可能性があります。
そしてそのリクエストがおいしい案件で他の配達員が受諾すれば当然その案件は自分にまわってこなくなり損することになります。
あくまで可能性があるという話で、もしかしたら新規リクエストを停止していたら、後にもっとおいしい案件が来ていたかもしれないので、一概に新規リクエスト停止が損をするというわけでもありません。
結論として新規リクエストを停止していない方が受信する案件数も増え、結果おいしい案件を受けやすくなると思うので、多くの案件から吟味したい場合はデフォルトのまま(新規リクエスト受信可能状態)で問題ないと思われます。
新規リクエスト停止方法
それでは新規リクエスト停止方法を解説していきます。
デフォルトでは新規リクエストを受信できる状態になっているので、受信をしたくない場合は以下の手順で新規リクエスト通知を停止させます。
※ピックアップ中・ドロップ中いずれも同じ操作方法となります。
配達依頼を受諾した後の状態でマップ画面の右下の「三」をタップします。
画面下の「新規のリクエストを停止する」と書かれた文字の上のアイコンをタップします。
新規リクエスト停止状態になるとアイコンがグレーアウトして「リクエストが停止されました」と表示されます。
あとは画面を戻せば新規リクエスト停止状態のまま配達を継続できます。
また、新規リクエスト停止状態で配達が完了すると自動的にオフラインになるので、その後配達を継続する場合はオンラインにする必要がありますのでご注意ください。
※新たに配達が始まると新規リクエスト受信状態に戻るので、再び新規リクエスト通知を停止させたい場合は、上記手順を再度実施する必要があります。
新規リクエスト停止状態 解除方法
一度新規リクエスト停止をしたけど、やっぱり新規リクエストを受信したいという場合は以下の手順で停止状態を解除します。
※ピックアップ中・ドロップ中いずれも同じ操作方法となります。
配達依頼を受諾した後の状態でマップ画面の右下の「三」をタップします。
「リクエストが停止されました」の欄をタップします。
「新規のリクエストを停止する」文字の上のアイコンの色が戻り、再び新規リクエストを受信できる状態に戻ります。
あとは画面を戻せば新規リクエスト受信可能状態で配達を継続できます。
新規リクエスト停止の注意点
上記で手順を解説した新規リクエスト停止はあくまで新たなリクエストの受信を停止することであって、すでに受諾してしまった新規リクエスト(予約した配達)を取り消すことはできません。
もし誤って新規リクエストを受諾してしまった場合は、今行っている配達を終わらせてから受けキャンをすることで配達をキャンセルすることができます。
これはUber初めて間もない頃、私自身が新規リクエスト停止とは次に予約した配達のキャンセルかと勘違いしていたので載せました(笑)
新規リクエスト停止はこんな方・こんな時におすすめ
それではこれまで解説したメリット・デメリットを踏まえて、実際どんな方・どんな時に新規リクエスト停止が有効かを解説していきます。
配達を始めて間もない方
メリットでも取り上げた「焦らず配達ができる」ことから配達を始めて間もない初心者の方は、配達に慣れるまでは新規リクエストを停止することを推奨します。
ではどのくらい慣れたら新規リクエスト停止しなくていいのかの基準ですが、そこそこ不測の事態を経験してからが良いかと。
ただ運が良ければ不測の事態なしで行けることもあるので大体50~100回ぐらい配達を経験して配達業務も滞りなくできるタイミングで良いと思います。
ただ新規リクエスト停止は結構忘れやすいこともあるので、停止し忘れた時に不測の事態に遭遇したことも考慮して受けキャンの方法も事前に確認しておくと良いです。
馴染みのないエリアに行った時
普段配達しない場所だと住所だけ提示されてもそこがどこなのわからないことがあります。
配達中の新規リクエストはマップが表示されず住所情報だけで判断する必要があるので、下手に新規リクエストを受諾して 結果行きたい方向と逆方向に飛ばされることもあります。
上記のことを考慮して、馴染みのないエリアに行った際は一旦新規リクエストを停止させ、マップを確認しながら次の配達依頼を受諾するかどうか判断すると良いでしょう。
ただ全く知らない住所でも短距離の配達なら受諾するのもありで、私の場合は馴染みのないエリアに行った際も新規リクエストは停止せずに、ドロップ先がどこかわからなくて2km未満の距離であれば受諾するようにしています。
2km未満であれば最悪反対方向に飛ばされてもすぐに戻ることができるので住所知らなくても問題ありません。
ただしスリーコイン(300円)だったら受諾するかどうか考えますが…(笑)
帰宅する時
今の配達が終わったら帰宅しようということであれば、新規リクエストを停止することを推奨します。
わざわざ新規リクエスト停止をしなくても配達が完了してからオフラインにすれば済む話ですが、万が一誤タップして新規リクエストを受諾してしまうと面倒なことになるので、できれば新規リクエストを停止した方が良いです。
私自身の体験例としては、オフラインにしようとしてオンラインのボタンをタップしようとした瞬間にリクエストが入ってそれを受諾してしまい、嫌々配達するか受けキャンするかの2択を迫られ悔しい思いをしたことが何回かあります(笑)
もし自宅方面に移動しながら配達を続けたいということであれば、配達の度に新規リクエストを停止させて、配達が終わってからリクエストを受信して、毎回リクエストでマップを確認しながら選別した方が無難かと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
新規リクエスト停止は初心者用の設定に見られがちではありますが、使い方によってはストレスを減らしたり・凡ミスを減らせたりと配達効率アップに貢献できる設定でもあります。
設定するタイミングは人それぞれなので、より快適な配達をするために自分に適した「新規リクエスト停止」のタイミングを見つけれて頂ければと思います。
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