今回は2024年11月1日からのmenuの規約改定及び出金手数料変更についての情報を解説していきます。
それ以外にもmenuの昨今の報酬単価減少事情や過去に予定していると言っていた調整金・特典についての話題にも触れていきます。
各仕様 変更内容
ここでは2024年11月1日から変更されるmenuの各仕様の変更内容について解説していきます。
業務委託元の変更
2024年11月1日より利用規約の以下の内容が変更となります。
改定前 | 改定後(2024年11月1日適用) |
---|---|
店舗様がクルーの皆様へ配送業務を委託 | menuがクルーの皆様へ配送業務を委託 |
結論から言うと、上記規約変更によって これまでの配達方法や報酬が変わるということはなく、あくまで利用規約を明確化しただけの形式的な規約変更となります。
これは私の憶測となりますが、上記規約変更の背景として2024年11月1日から施行されるフリーランス保護新法を考慮してかと思われます。
正直なところ、この規約変更についてはどうでも良いと言える内容であり、問題なのは次に紹介する『出金手数料の変更』です。
出金手数料の変更
2024年11月1日より銀行振込による報酬出金手数料が以下のように変更されます。
変更前 | 変更後(2024年11月1日適用) |
---|---|
出金金額が20,000円以上の場合、月に4回までは手数料が無料 20,000円未満もしくは月5回目以降の出金では、手数料400円 | 出金金額・回数にかかわらず、手数料一律300円 |
これまでは一定の条件を満たしていれば出金手数料が無料となっていましたが、変更後は条件問わず一律300円となってしまいます。
一見すると完全改悪かに見えますが、これまでは20,000円未満 or 月5回目以降の出金は 手数料400円だったのが変更後は300円と手数料が100円安くなり、改善する部分もあります。
ただ、20,000円未満での出金・月5回以上の出金をする配達員は ほぼほぼいないでしょうから やはり改悪と言わざるを得ません。
また、この変更を改悪だと決定づける要素がもう1つあり、それは報酬の出金期限が60日であるという点です。
報酬の出金期限が昔みたいに6ヵ月なら出金手数料が300円でも致し方ないと割り切れましたが、60日と短い期間だと300円という手数料は地味に大きな金額となります。
冒頭で出金手数料の変更日は11月1日からと言いましたが、厳密には10月31日17時以降から新たな出金手数料が適用されます。
更に17時から手数料変更の準備として同日の16時から17時までは出金申請ができなくなるため、実質10月31日の16時までが出金手数料 無料となります。
私自身、出金手数料変更後は銀行振込は使用しない予定であることから、10月31日までに残高を2万円以上にして 16時前に全額出金しようと思っています。
おすすめの出金方法
11月1日より出金手数料が一律300円になるとお伝えしましたが、これはあくまで銀行振込だけであって「Kyash」「au PAY」に関しては従来通り振込手数料無料(回数無制限)が継続されます。
そうなると今後、menu配達で稼いだ報酬は「Kyash」「au PAY」に出金(送金)するのが最適解とも言えます。
そうした事情を踏まえて、ここではKyash・au PAY送金を活用したおすすめの出金方法を紹介していきます。
Amazonギフトに還元
これは普段からAmazonを利用する人向けの出金方法で、menuの報酬をKyash経由で自身のAmazonギフトカード残高にチャージする方法です。
Amazonギフトカードをチャージすることで、その貯めた金額でAmazonにて好きなタイミングで買い物することが可能です。
更には チャージしたギフトカード残高は10年間有効であり、余程のことが無い限り 残高は使いきることができます。
ギフトカードということで他の人に贈るものかと思われがちですが、自分自身のAmazonアカウントにチャージでき自分自身で利用することが可能です。
そして、menuの報酬をAmazonギフトカード残高にチャージする手順は以下となります。
Kyashを利用するためにはKyashアプリのインストール及びKyashのアカウント作成・各種設定が必要となります。
※Kyashの登録方法は以下の記事にて詳しく解説しているので、まだの方はこちらをご参照ください。
登録の際に注意して欲しいのは、menuに登録している電話番号とKyashで登録する電話番号は同一であることです。
もし、双方の登録電話番号が異なると送金できなくなるのでご注意ください。
Kyashアプリをインストールしてアカウント作成が終了したら、menuアプリを起動し「マイページ(トップ画面の顔アイコン)」→「出金」をタップして出金画面を開きます。
出金画面が開いたら「Kyash」の欄をタップします。
※初めてmenuアプリからKyashへ送金する場合は、指示された手順に従い連携手続きをしていきます。
あとは送金したい金額を設定して、画面下部の規約同意にチェックを入れ「送金を確定する」をタップしてKyashへ送金完了となります。
menuアプリからKyashへの送金が完了したら、Kyashアプリを起動して送金した金額がKyash側に反映されていることを確認します。
最後にKyashアプリの残高をAmazonギフトへチャージしていきます。
※KyashアプリからAmazonギフトへチャージする方法は以下の記事にて詳しく解説しているので、こちらをご参照ください。
以上がAmazonギフトへの還元方法となります。
menuアプリからKyashへの送金は月何回実施しても手数料無料となっており、Kyash側の残高の保持期限は特に定められていません。
このことからmenuの報酬の出金期限60日を超過しない程度に定期的にKyashへ送金し、ある程度Kyash残高が溜まってからAmazonギフトへチャージする方法が最も効率が良いのではないでしょうか。
現金で引き落とし
これはmenu報酬を手数料無しで現金として受け取りたい人向けの出金方法で、menuの報酬をau PAY経由でauじぶん銀行へ入金し、最終的にATMから引き落とす方法です。
この方法を使えば「セブン銀行」「ローソン銀行」「イーネット」「三菱UFJ銀行」「ゆうちょ銀行」のATMから手数料無料で現金を引き出すことが可能です。
自身のauじぶん銀行のステージによって無料で使える月間の回数は異なりますが、最も低いステージでも月2回 手数料無料でATMから現金を引き出せます。
そして、この出金方法を使うためには まず「au PAY」「auじぶん銀行」に登録する必要があります。
本記事では双方の登録方法については省略させてもらいますが、これらの登録が完了したらau PAY側でauじぶん銀行へ自動出金する設定をおこないます。
この自動出金設定を「頻度:毎日、金額:全額を出金」にしておけば、au PAYの残高すべてを自動的にauじぶん銀行へ出金してくれるので、設定後に配達員がおこなう作業はmenuアプリからau PAYに送金するだけです。
あとは手数料無料対象となる各ATMにて引き出せば 手数料なしで配達報酬を現金として受け取れます。
最初のau PAY・auじぶん銀行のアカウント作成等は少々面倒ですが、一度設定してしまえば後は ほぼ手間をかけずに出金できるので、現金が必要な人にはおすすめの方法と言えます。
尚、au PAY・auじぶん銀行ともにauの通信サービスに加入している必要はなく誰でもアカウント作成・設定・使用することが可能なので ご安心ください。
気になるあれこれ
今回はmenuの規約改定関連の内容を紹介ついでに、「最近のmenuの動向」や「過去にmenuが実施するといっていた施策はどうなったのか?」について紹介していきます。
報酬単価が激減…
これは東京都の話になりますが、2024年10月頃からmenuの報酬単価が激減した気がします…
激減というのは大げさな表現かもしれませんが、報酬単価が下がったというのは紛れもない事実です。
まず、menuの報酬単価はダイナミックプライシングであり、必ずしも配達総距離に比例して報酬が増えるわけではありません。
ただ、ダイナミックプライシングではありながらも現在地からピックアップ先までの移動に要する報酬はやや低めの扱いになります。
具体例として以下の2案件の配達総距離がいずれも5kmとします。
- 「現在地→ピックアップ先:1km」「ピックアップ先→ドロップ先:4km」
- 「現在地→ピックアップ先:3km」「ピックアップ先→ドロップ先:2km」
この場合は上段の方がピックアップ先からドロップ先が長いので、結果的に上段の方が報酬が高い傾向にあります。
現在地からピックアップ先の移動も多少は報酬に考慮されていたようで、僅かならも報酬はプラスされていた模様です。
という具合に少し前までは上記のような形で まだ納得できる報酬だったんですが、2024年10月上旬頃から急変しました…
どう変わったかと言うと、これは私の体感なんですが まず 現在地からピックアップ先までの距離はどんなに長くても報酬のプラス要素には一切ならないことです。
次にピックアップ先からドロップ先までの距離は4kmを少し超えて(約4.5kmぐらいから?)初めて報酬追加されます。
要するに「現在地→ピックアップ先:3km」「ピックアップ先→ドロップ先:4km」の案件は最低報酬単価になるということです。
以下の画面は実際のリクエスト画面となります。
一見するとキロ100円ぐらいの単価で ちょっと報酬が低め程度にしか思えないかもしれませんが、この報酬は最低単価です。
たまたま、私がこの時S2ランクになっていたこともあり 最低報酬がプラスされていますが、ランクが全く上がっていない人は最低報酬の330円になってしまいます。
あくまで私の体感なので、この上記内容が合っているという確証はできませんが、目に見えて報酬単価が下がったのは紛れもない事実です。
閑散期を考慮しての報酬単価なのかもしれませんが、冬が訪れて繁忙期に入ったら 再び以前のような報酬単価に戻るかは怪しい気もします…
調整金はいつになったら付く?
まず、調整金とは店舗調理遅延などの想定以上に待ち時間が発生した場合に追加で支払われる報酬で、Uber Eatsではお馴染みの仕様であり、調整金という名称はUber Eatsで使用されているものです。
その俗に言う調整金は、menuでは店舗待機報酬という名称で呼ばれています。
そして、2022年12月頃のmenuから店舗待機報酬として「店舗での待機時間に応じた報酬もしくは経験値の付与を予定している」という通知がありました。
しかし、その通知を最後にそれ以降は店舗待機報酬に関する告知などは一切なく、当然 店舗待機報酬は実装されていません…
店舗待機報酬を予定しているという通知から もう間もなく2年が経つので そろそろ実装されるのでは?と思いつつも昨今のmenu報酬体系を見ていると それどころではない気もします…
もはや、店舗待機報酬への期待をしている配達員は皆無でしょうから、これはこれでmenu側としては してやったりなのかもしれません…
各特典はどうなった?
遥か昔、menuにはレベルアップ報酬という、ある一定の経験値を貯めることで累計レベルが上がり、そのレベルに応じて追加経験値・報酬が貰える制度がありました。
しかし、その制度は2022年に廃止となり、その代替として「貯めた経験値をグッズやクーポンに交換」するという新たな特典を予定しているという告知がありました。
しかし、その代替案に関する連絡は一向に音沙汰はありませんでした…
その後、代替案のさらなる代替案?として2023年7月頃にmenuから「KDDI社との資本業務提携の強化に伴い、KDDI資産を活用したクルー(配達員)への特典を拡大していくことを検討中」という通知がありました。
今度こそ何かしらの配達員向けの特典がある?と期待も僅かにありましたが、通知から1年経過しても何もなく続報すらありません…
これについても前述した『調整金はいつになったら付く?』と同様に続報はでないまま消滅する可能性が大なのかと…
幻のメールマガジン
2022年11月にmenuではクルーの皆さまとのコミュニケーションをより活発にするという目的で新メールマガジン「menuクルーミーティング(仮)」を開始しました。
ここまでの内容を読んだ方なら察しが付くと思いますが、この開始の通知がメールマガジンの最初で最後であり、名称も仮称のままでメールマガジンも自然消滅しました…
今後、時を経て第2回「menuクルーミーティング(仮)」が来るかもしれないので自然消滅したとは断言できませんが、これまでの対応を見ていれば 期待するのは無意味と言えます。
ちなみに、このメールマガジン発足当初、正式名称を募集しており、私は「センスが良い名前を応募してみよう!」と最初 意気込んでいました。
しかし、冷静に考えれば名前が採用されたところで粗品等貰えるわけでもないですし、そもそも このメールマガジンが存続するか怪しいと思い 考えるだけ時間の無駄ということで応募を見送りました。
今にして思えば その考えは間違っていなかったとしみじみ感じます(笑)
バグはいつ修正される?
以前から、menuアプリ上で注文者へ電話を試みるとmenuアプリが強制終了してしまい電話ができないバグが発生しています。
注文者へ電話が必要となる場合は基本的に緊急な要件なため、この電話ができないバグは致命的とも言えます。
ただ、全員に起きているというわけではなく一部ユーザーに発生している事象のようで、使用しているスマホの機種・端末に依存しているものだと思われます。
端末のスペックが低すぎて起きているのなら まだ納得できるのですが、私が使用している端末は決して古いものでもなくスペックも高めの部類に入るにも関わらずバグが発生するのは、何か致命的な問題があると疑わざる得ません。
根本的な原因はmenuアプリのメモリ使用量かと思われるのですが、menuアプリは他社フードデリバリーのアプリに比べて異様に重くスマホへの負担もワーストワンと言えます。
このmenuアプリ自体が重いのはしょうがないとして、CM打つ予算があるのなら その予算をシステム構築に充てて早急にバグ修正に注力して欲しいものです。
私自身 何度かこのバグの件でサポートに問い合わせいますが、一向に修正されず困っています。
こうした重要な問題を依然放置している状況を見ていると、menuは配達員に都合が悪いことは全て後回しにしているようにも思えます。
まとめ
ここ最近の報酬減もそうですが、これまで数々の予定・約束を水に流してきた運営体制を見ていると今後の先行きに不安しかありません…
100歩譲って特典などの配達員のオプション的な付加サービスはどうでもいいとして、問題は昨今の報酬単価です。
今の流れだと、報酬単価が安いことで配達員のマッチングがしにくくなり、注文者への商品が到着遅れるという事象が頻発することが予想されます。
そうなると、注文者からすればmenuは注文しても配達員がマッチングしにくくて商品到着が遅いというイメージが付き、いずれ注文者は別のフードデリバリーに鞍替えしてしまうかもしれません。
もし、そうなれば配達員側としてはオンラインにしても注文依頼が全然来ない上に配達報酬が安い…となり、ゆくゆくはmenuアプリ自体を起動しないということにもなりかねません。
更に配達員が減ることで、これまで以上に商品が到着しにくくなれば 更なる注文者離れが発生し、注文数が減ることで更なる配達員離れも加速します。
そうした、負のスパイラルになってしまうとmenu自体のサービスの存続が危ぶまれる事態になってしまうのではないでしょうか。
昨今ではmenuもCMを打ち 今後も繁忙期で継続的にCMを打つかもしれませんが、そうした肝心な時に配達してくれる配達員がいなければ上記の負のスパイラルが発生しかねません。
そうならないためにも、現状の報酬に関してはテコ入れして欲しいところで、このまま報酬が改善されないようであれば後戻りできない状況になるかもしれません。
これらのことから、menu専属で配達しているという人は最悪のケースも考慮し 今のうちに他社配達や別の仕事を探した方が良いかもしれません。
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最後に
今回はmenuの規約改定及び出金手数料変更について解説してきました。
メインの話よりも その他の話題の方に熱中してしまった感じではありますが、それぐらいmenuの先行きに対する不安が拭えない状況とも言えます。
今回の銀行振込手数料の一律有料化と昨今の報酬単価減が続いている状況を見るに、menuの運営状況は逼迫しているのではないでしょうか。
今後のmenuの命運は12月頃に迎えるであろう繁忙期にかかっていると言っても過言ではないかもしれません。
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