今回は2026年6月25日(木)に更新される出前館のドライバーアプリのアップデート情報を紹介していきます。
アップデート内容の詳細情報をはじめ、アップデートに関する懸念点などについても解説していきます。
アップデート内容
ここでは2026年6月25日に更新される出前館ドライバーアプリのアップデート内容を解説していきます。
アップデート概要
2026年6月25日(木)から更新される出前館ドライバーアプリのアップデート内容は以下となります。
- オファーのPush通知に金額・距離情報を追加
アップデートリリースは当日AM8時を予定しており、手動アップデートをしなかった場合は6月30日に強制アップデートがかかる模様です
次からアップデート内容について詳しく紹介していきます。
Push通知に金額・距離情報を追加
出前館ドライバーアプリ起動中に本アプリをバックグランドで動作させている状態で配達依頼が来た際のPush通知の内容が変更されます。
まず通常オファーが来た場合は以下のPush通知が表示されます。

Push通知内に配達報酬金額/移動距離が表示されます。
次に、優先オファー(あなただけのオファー)が来た場合は以下のPush通知が表示されます。

Push通知内に配達報酬金額/移動距離の表示に加えて「優先オファーです。」と自分だけに届いている配達依頼であることが分かります。
以上が新たなるPush通知画面となりますが、従来までは「新しい配達依頼が来ました」という情報のみで、配達依頼内容を確認するためにはスマホ操作で出前館ドライバーアプリをメイン起動させる必要がありました。
しかし、アプリアップデートによりバックグラウンドのままでも配達依頼の必要最低限の情報を確認することができようになり、利便性が上がることになります。
出前館の懸念点
ここでは2026年6月25日の出前館ドライバーアプリアップデートのPush通知に金額・距離情報を追加に関連する現状の出前館への懸念点について触れていきます。
まず、今回のアップデート自体は何ら問題なく良い改善だと思っており、これに関しては何ら不満はありません。
しかし、今回のアップデート内容を良改善だと思ってしまう出前館のアプリの根本的仕様や出前館の取り巻く現状については不安を感じざるを得ません。
そんな、私が感じる懸念事項について紹介していきます。
距離表示の仕様について
今回のアップデートでPush通知に距離情報が表示されるようになったわけですが、Push通知に表示される距離は配達総距離ではなくピックアップ先からドロップ先までの距離となります。
言い換えると、Push通知に表示される距離には現在地からピックアップ先までの距離は含まれていません。
このため、Push通知のみの情報では 配達依頼の報酬が適切なのかは判断できません。
元々の出前館の表示距離の仕様がそうなので、当然Push通知の表示距離もそうなって当然ではあるんですが、この仕様に不満を感じている配達員も多いのではないでしょうか。
特に酷いのは他店セットのダブル案件(店舗→届け先→店舗→届け先)です。

上画像の他店セット(2)の場合、「②お届け」から「③受取」までの距離は表示距離に加算されません。
実際に「②お届け」から「③受取」まで約1km(徒歩ルート)あるので実質2.4kmで、更に現在地から「①受取」の距離は表示されていないので実走距離はそれ以上です。
この詐欺紛いの表示距離に騙されて受諾している配達員も意外に多いのではないかとも思っており、何も知らない新人配達員なんかは表示された距離が現在地からの総配達距離だと勘違いしているかもしれません。
流石に少しやれば表示距離がおかしいと気づくとは思いますが、あまり考えない人だと「なんか移動距離が多い気がするなー…」と騙され続けて配達をしている可能性も…
昔は報酬を高く見せるためのものであったものが、昨今の出前館の報酬の低下傾向を見ていると 今では安い報酬を誤魔化すための距離表示仕様とも言えます…
特別 出前館を擁護するわけではないんですが、未だに表示距離で誤解している配達員が多いので説明しておきます。
出前館ドライバーアプリで表示される距離は直線距離ではなく徒歩距離です。
各地点を結ぶ線が直線なため直線距離に思われがちですが、それは違います。
この出前館の距離表示仕様を誤解している配達員は多く、未だに「出前館は直線距離だから」なんて言っている人を見ていると嘆かわしくなります。
距離表示の仕様がどうなのかは少し調べれば分かることであり、結果的に稼働効率にも影響することでもあるので、もう少し自分で調べる努力をして欲しいと思ったりもします。
露呈したアプリの欠陥
そもそも、今回のアップデートが良改善と思うのは、現状の出前館ドライバーアプリの欠陥を露呈しているとも言えます。
出前館ドライバーアプリの欠陥を挙げだすとキリがないので、今回のアップデートに関連することに絞ると「位置情報の更新が遅い」ことが不満点としてあります。
「位置情報の更新が遅い」というのは出前館ドライバーアプリ起動中に表示されるGPS情報(地図上での現在地の位置)の反映に数秒かかることを示します。
今自分がいる位置がリアルタイムに反映されないというのは地図機能において致命的な欠点と言えます。
この位置情報の反映の遅さは 自転車の私ですら遅すぎると感じるので、バイクなんかは使い物にならないレベルかと。
そうなれば Googleマップ等の別アプリをメインで起動せざるを得ない状況となり、自ずと出前館アプリはバックグラウンド起動となります。
実際に出前館アプリを使用している人なら分かると思いますが、これまでのバッググランド起動時の「次の配達依頼」を確認するのが手間で操作上のネックにもなっていました。
幸い今回のアップデートでこの欠点が多少は改善されるわけですが、Push通知を改善する前にGPS精度を即改善して欲しいというのが配達員の本音ではないでしょうか。
ただ、すでに日本を撤退したWoltも出前館と同じように位置情報更新が遅い仕様が一向に改善しないままサービス終了となったわけで、出前館もサービス終了まで改善されないとも思っています。
アルゴリズムの稚拙さ
現状、配達員が出前館に対して最も不満に思っているのは「アルゴリズムの稚拙さ」なのではないでしょうか。
どういうことかと言うと、出前館の配達依頼は やたらと遠い店舗の案件が多いということで、これでもかというぐらい遠い店舗の案件をバンバン飛ばしてきます。
店舗移動の距離も配達報酬に含まれていれば まだ許せるんですが、前述したように配達依頼には店舗までの距離は考慮されていないので店舗までの距離が遠ければ遠いほど配達員にとっては不利益となります。
この配達依頼の仕様は昔から言われていることで、最近になってはますますひどくなっている気もします。
一説では、昔に調理待ちで配達員が不満を爆発させて店に暴言を吐くことが多々あったため「敢えて遠い店にすることで移動時間を増やし調理待ちへのストレスを減らしている」とも言われてますが、真偽は不明です。
私個人の見解では意図的というよりは、出前館の配達依頼に関連するアルゴリズムに何かしらの欠陥があるのではないかと思っています。
というのも、どういうわけか案件を受諾してドロップ中に来る新しい配達依頼については、今受諾している案件のドロップ先から比較的近いピックアップ先のものが多くなります。
この時ばかりは配達依頼のアルゴリズムも比較的正常な模様で、配達完了後しばらくは この正常な状態が続いているようにも思えます。
このことから近くの店舗からの配達依頼を飛ばす設定はあるものの特定の条件下でしか有効にならず、基本的には何らかの理由でそれが正常に機能していないのかと。
このアルゴリズムの欠陥?稚拙さ?は配達員の不満だけでは収まらず、結果的に出前館自身の首を絞めていることにも繋がります。
配達員としては遠くの店舗の案件であれば それ相応の報酬がなければ受諾しないわけで、遠くの配達員ばかりに配達依頼を飛ばしていれば誰も受諾せずに徐々に単価は上がっていきます。
そうなれば出前館側としての支出(配達報酬)が増えてしまい、さらには注文がなかなかマッチングしないことで配達が遅延し顧客満足度も低下します。
最初から店舗に近い配達員へ配達依頼を送れば比較的安い報酬 且つ迅速に注文者へお届けできるはずなのに、この稚拙なアルゴリズムのせいで出前館自身も被害を被ってしまっています。
現状、出前館は配達員の報酬を下げることに躍起になっていると思われますが、そうする前に まずは根本的なシステムの欠陥を見直すべきなのかと…
価格競争の行く末
昨今、出前館で最も心配されるのは「今の価格競争(店頭価格での提供)が終わった後」です。
現状の低価格路線は他社に対抗するためのものであり、いずれはフードデリバリーとしての正規の価格に戻す必要があります。
そうなった時に、現状の低価格に慣れてしまった顧客達は出前館を引き続き利用してくれるでしょうか。
一定数の顧客は引き続き利用すると思いますが、大半の顧客は「現状安いからフードデリバリーを使っている」のであって、価格が戻れば 利用しなくなるのではないでしょうか。
いつまで、現状の低価格路線を続けるのかは分かりませんが、低価格路線を止めた時こそ出前館の真価が問われる時であり、個人的には出前館の終わりの始まりになるのではないかと思ってします。
私が特に今の出前館の状況が非常に危険だと感じたのは、店頭価格提供に関する出前館社長へのインタビュー内容です。
そのインタビューで出前館社長は「今は先行投資のフェーズです」と言っていたんですが、配達員の立場で言わせてもらうと「先行投資じゃなくて、ただの金のばら撒き」としか思えません。
おそらく、この発言は社長の本心ではなく 株主たちを不安にさせないためのパフォーマンスだと思っていて、ちょっとしたジョークでもあるとも思っています。
もし、今の店頭価格提供を本気で先行投資と考えているのであれば、早急に役員総入れ替えしない限りは永遠に赤字が続くことになるでしょう。
低価格路線を続ければ赤字が増え、それを止めても売り上げ大幅減となる可能性大であり、出前館は今 進むも地獄 退くも地獄の状況であるとも言えます。
正直な話、このままいけば出前館のフードデリバリー事業自体が無くなる可能性も十分にあり得るわけで、配達員の身としても 先行きが不安で仕方がありません。


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