今回はUberEatsから発表されたブースト廃止について解説していきます。
ブースト廃止に関する詳細内容、ブースト廃止後に配達員としての最善の対応策などの情報を載せているので、UberEats配達員には必見の内容となります。
ブーストとは
まず、今回のUberEatsからの発表内容を紹介する前に、簡単にブーストについて説明していきます。
※すぐにブースト廃止の内容を見たい方は次の『ブースト廃止の発表』へお進みください。
ブーストとは、特定のエリア・時間帯に配達することで追加報酬が発生するプロモーションのことを示し、Uberドライバーアプリのマップ画面に以下のようにエリアとブースト倍率が表示されます。
ブーストが発生するエリア・時間帯は毎週金曜日の夜頃に翌週の月~日までの分が告知され事前にブースト状況を確認することが出来ます。
報酬はベース料金に対する倍率で表示され、仮にブーストが「1.6倍」の時にベース料金が100円だった場合は60円が追加報酬として発生します。
以下の実際の配達報酬画面で、ブーストが1.4倍時のものとなります。
昔よりもベース料金の配達報酬全体を締める割合が減ったためブーストの恩恵も減ったものの、同じエリアで十回・百回と配達した際の恩恵は軽視できない報酬ではあります。
そんな配達員にとって報酬の手助けとなっていたブーストではありますが、残念ながら この度 廃止されることとなってしまいました…
ブースト廃止の発表
ここでは今回UberEatsから発表されたブースト廃止について、UberEatsから通知された内容を見ながら詳細内容を紹介していきます。
まずは以下のUberEatsからの通知内容を見ていきます。
2023年11月6日より、「ブースト」の提供を取りやめ、基本金額に還元することといたします。この変更により、配達パートナーの皆さまには、より柔軟に収入を得る機会が提供されます。
2023年11月5日(日)をもって全国一斉にブーストが廃止されることになりました。
ブースト廃止後については基本金額に還元されるということで、これまでブーストが適用されていたエリア・時間帯においては引き続き報酬がやや高めの傾向は続く模様ですが、報酬が保証されるわけではないので少々怪しい部分もあります。
そして、最後の「より柔軟に収入を得る機会が提供されます」というのは余計な一言というか、結局報酬は下がるのであって そんな口だけのフォローは不要なのかと…・
また、基本金額の還元については以下の追記もありました。
今後は、リアルタイムでの注文状況をより加味して基本金額を算定することで、配達パートナーの皆さまに還元し、お支払いすることになります。
これまでブーストは決まったエリア・時間帯で発生していたのでブーストに該当するエリア・時間帯で稼働することでそれなりの報酬を得ることができていました。
しかし、ブースト廃止後は注文数・配達員数に応じての報酬増減の要素がこれまで以上に増すため、より稼ぎやすいエリア・時間帯を見極める必要がでてきました。
これによってブースト廃止後はエリア及び時間帯によって最適な稼働エリアを選択することの重要性が増したとも言えます。
ブースト廃止の理由とは
ブースト廃止の理由については、まずは以下のUberEatsからの通知内容を見ていきます。
今回の変更は、システム運用費を削減し、システムの持続的で効果的な運用を可能とする目的で実施されるものであり、全体としてはこの変更による配送料の変化はありません。
今回ブーストを廃止した理由の1つが上記にあるシステム運用費の削減というは納得できる理由でもあります。
というのも、ブーストは常時設定されているものであり、ブースト倍率・ブースト該当エリア・時間帯などを設定するにはそれなりのコストがかかっていたのではないかと予想されるからです。
ブースト自体がなくなれば そうしたブースト運用に関するコストを削減でき、Uberドライバーアプリでのブースト情報を無くすことでのシステム安定性の向上にも繋がるのではないかと考えられます。
ただ、本当の理由は配達報酬を下げることでの経費削減ではないかと個人的に思っており、ブースト廃止による配達員への報酬カットはシステム運用費削減よりも遥かに効果があるのではないでしょうか。
上記のUberEatsからの通知内容には「全体としてはこの変更による配送料の変化はありません」と言っているものの本当に変化がないかは疑わざるを得ません。
本当にこれまでと配送料(配達報酬)が変わらなければ問題ないんですが、過去のUberEatsの様々な仕様変更によって配達報酬が度々減少していることから 今回も報酬減になる可能性は高いかと。
ブースト廃止で影響を受ける人とは
まず、これまでブーストエリアをメインで稼働していた人は今回のブースト廃止の影響は結構大きいかと思われます。
UberEatsからは「ブースト廃止による配達報酬の変化はなし」とありましたが、これまでの各種仕様改定を見る限り 配達報酬減の可能性は高く、今回のブースト廃止で真っ先に影響を受けるのが かつてのブーストエリア稼働の配達報酬ではないでしょうか。
特にバイク稼働の配達員は基本的に高ブースト傾向だったことから、UberEatsの対応次第では大幅な報酬減になってしまうかもしれません。
ただし、ブーストの効果自体 実は怪しい部分があり、ブースト適用時でも報酬が300円(最低単価)ということもざらでした。
このブースト状態でも最低単価300円になるという現象は、UberEatsのダイナミックプライシングによるものかと思われますが、これによりブーストが機能していないと思われることも多々あり、結局はUberEatsのさじ加減で報酬の増減が決まってしまうかもしれません…
逆に、これまでブースト対象外のエリア(以下 非ブーストエリア)で稼働していた配達員にとっては、ブースト廃止による影響はほぼ無し・もしくは少ないのかと思われます。
ただ、まったく影響がないと言うとそうでもなく、ブースト廃止を機にこれまでブーストエリアで稼働していた人が非ブーストエリアに移動してくる可能性があります。
それによって同じエリア内の配達員が増え「注文が入りにくい」「配達員過多で報酬が減った」ということもあり得るので非ブーストエリアの配達員もそうした事態を覚悟する必要があるのかと。
ブースト廃止後の対策は
ここではブースト廃止後に配達員として対策すべき事項を紹介していきます。
立ち回りの基本
まずブースト廃止後の立ち回りの基本として、注文数に対しての配達員数の割合が より少ないエリアを狙って稼働することです。
現行(ブースト適用時)でも注文数に対して配達員数の割合が低いエリア程、より高い報酬を得られる傾向にあり、これはブースト廃止後も継続される要素とも言えます。
ただし、配達員が少なければどこでもいいわけではなく、ある程度の注文数が見込めるエリアである必要もあり、注文数が多いながらも配達員が少なめのエリアを選別する判断力が重要となってきます。
※比較的稼ぎやすいエリアを探す方法については後述します。
そして、もう一つの立ち回りの基本は、積極的に雨の日に稼働することです。
雨の日は配達員数が通常よりも少なくなることから注文依頼の増加と配達報酬の増加が見込めます。
また、雨の日は基本的に雨の日クエスト(以下 雨クエ)があり、更なる報酬アップが見込めます。
むしろ雨の日に雨クエが出ない方が、稼働する配達員が更に減り 配達効率が格段にアップすることもあるので、雨クエがあろうが無かろうが雨の日の稼働には大きな価値があります。
ただし、雨稼働は稼ぎやすい反面 普段の天候に比べてやりづらい部分も多々あり、雨の日が稼げると分かっていても雨を敬遠する人は少なくないかと思われます。
そうした雨稼働が苦手という方は、当サイトの別記事にて雨の日でも快適に稼働できるようにするための雨対策方法を紹介しているので、これを機に雨の日稼働を検討してみてはいかがでしょうか。
現在のブースト状況をチェック
UberEatsからの発表内容に嘘がないのであれば、現在ブースト対象のエリア・時間帯はブースト廃止後も当面の間は引き続き報酬が高めの傾向が続くと思われます。
このことから、ブースト廃止する前に今一度 現在ブースト対象のエリア・時間帯をチェックすることをおすすめします。
ブーストの確認方法は、Uberドライバーアプリを起動して、画面左上の「三」をタップし「機会」をタップします。
表示された「機会画面」の日時をタップすることで該当する時間帯の各エリアのブースト状況を確認することができます。
必ずしも このブースト表記に比例して報酬が高めになるということではありませんが、ある程度の指標にはなるので 自分が稼働できる場所で ブースト状況を把握していないのであれば確認しておきましょう。
尚、ブーストの適用状況は過去のものは見ることができず現在および先の日時しか見れませんので、確認するのであればお早めに実施することをおすすめします。
アプリの売上を活用
上記のブースト状況を確認する方法以外でも、Uberドライバーアプリから別の方法で報酬が高いであろうエリアを確認することができます。
上記のグラフは該当エリアの過去28日間の配達によって生じた売り上げ(注文代金・チップ・配達報酬など)の結果となり、グラフが高い時ほど稼ぎやすいということになります。
ただ、各エリアのグラフを見たところ、グラフの大半は注文代金(注文数)に依存しているように見えるので、グラフが高い時間帯だからといって 配達報酬が良いわけではないかと…
それでも何もないよりは 遥かに有益な情報ではあるので、行ったことがないエリアであれば、まずはこのグラフを参考にして稼働時間を決定するのも良いかもしれません。
そして、上記 売り上げグラフの確認方法は以下の手順となります。
Uberドライバーアプリを起動して、画面左上の「三」をタップし「売り上げ」をタップします。
表示された売り上げ画面に「この地域における売り上げのこれまでの傾向を見る」をタップします。
すると「$」マークがついたマップが表示されます。
この$マークは$なし・$・$$・$$$・$$$$の5段階ある模様で、$の数が多いエリア程稼ぎやすいエリアとうことになります。
更に上記マップの$の箇所をタップすることで、該当エリアの時間帯別の売り上げ推移が確認できます。
以上が売り上げグラフの確認方法となりますが、実際のマップを見てもらえれば分かりますが、各エリアのマップは広域を示しているため、具体的にどの辺が効率良く稼げるかは自分の足で確かめる必要があるのでご注意ください。
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最後に
今回は2023年11月5日をもって廃止されるブーストサービスについて紹介してきました。
ブースト廃止が発表される少し前に東京エリアでは週クエストの報酬が下がるという悲しいことがあり、そうした中で追い打ちをかけるように今回の発表がありました。
今のところは現行のブースト適用エリアの報酬が減るということは確定していないので まだ落胆するには早いのですが、これまでのUberEatsの動向を見る限り遅かれ早かれ 更なる報酬減は免れないかと。
そうなってくると専業・副業を含めてUberEats1本では稼ぎづらくなり、早い段階で他社(出前館・Wolt・menu)などと並行稼働も検討した方が良いかもしれません。
現状、当サイトでは「出前館の配達方法」「Woltの配達方法」も別途解説しているので、他社配達未経験の方は参考にして頂ければと思います。
それでは良い配達ライフを。
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