今回は2026年2月16日から全国で導入されるUberEatsの連続稼働インセンティブ(連続クエスト)について紹介していきます。
連続稼働インセンティブの仕様・事例をはじめ、連続稼働インセンティブを導入した理由・連続稼働インセンティブの懸念点・導入後の配達員への影響などについて解説していきます。
尚、本記事では 連続稼働インセンティブのことを連続クエストという名称で話を進めていきます。
UberEats 連続クエストとは

ここではUberEatsの連続クエスト(連続稼働インセンティブ)の仕様・事例などを紹介していきます。
対象エリア・開始日
2025年2月16日の週より全国一斉にUberEats配達パートナーへ連続クエスト(連続稼働インセンティブ)が提供開始となります。
連続クエストは先行で一部エリア・一部配達員のみ試験的に導入されていましたが、この度 全国の全配達員に導入される模様です。
※エリアによっては連続クエスト自体が配布されない可能性もあります。
連続クエストの仕組み
連続クエスト(連続稼働インセンティブ)はピークタイム中に提示された目標配達回数を達成することで、日数に応じた報酬を獲得できるクエストとなります。
そして、連続クエストの達成条件&仕様は以下となります。
次から上記の各達成条件&仕様について個別で解説していきます。
対象は昼と夜のピークタイムのみ
※連続クエストにおけるピークタイムは以下となります。
- 昼のピークタイム:11:30〜14:30
- 夜のピークタイム:17:30〜21:30
例として、日ごとの目標配達回数が「6」だった場合は、昼と夜のピークタイム時に合わせて6件以上配達すれば、その日の条件クリアとなります。
昼にまとめて6件でもOK、夜にまとめて6件でもOK、昼に3件・夜に3件でもOKとなります。
初日の目標回数達成でカウント開始
連続クエストは適用開始の初日に目標配達回数を達成することで連続日数カウントが開始されます。
もし、適用開始の初日の昼・夜ピークの時間帯で目標配達回数を達成しなかった場合は、その時点で連続クエストは終了となり連続クエストは自動的に消滅します。
連続日数に応じて報酬アップ
連続クエストは指定された開始日から6日間連続で達成する必要がありますが、6日連続でなくても4日間連続達成から報酬が発生する模様です。
例として、6日間連続達成報酬が6,000円だった場合は「4日目達成で1,000円」「5日目達成で追加2,000円」「6日目達成で追加3,000円」という具合に途中から報酬が発生します。
注意して欲しいのは「連続での達成が必須」であることで、火曜日から連続クエストが開始した場合、火・水・木・金曜日は必ず達成しなければいけません。
仮に火・水・木・土・日曜日を達成したとしても、4日目の金曜日が未達成のため連続クエスト報酬は貰えません。
当然ながら、水・木・金・土・日曜日の5日連続 達成したとしても、適用初日の火曜日が未達成であれば連続クエスト報酬は貰えません。
ただし、この内容には例外もあり全日(指定された日すべて)達成しないと報酬が発生しないパターンも存在します。
他クエストとの重複が可能
連続クエストは日跨ぎクエストなどの他クエストとの同時進行が可能で、各クエストの条件を達成すれば各クエスト報酬が貰えます。
特に連続クエストと配達時間帯が重複するであろうピーククエスト(ランダム?で発行されるピークタイム時のクエスト)・雨クエスト(悪天候時に発行されるクエスト)とも重複可能で、同時にこなせば報酬が更に増えます。
ただ、ピーククエスト・雨クエストが発行されるかは運要素も絡んでくるので安定的な報酬アップとはいきません。
逆に、ピーククエスト・雨クエストが発行されているのであれば、それの実行ついでに連続クエストを消化すれば効率が良いとも言えます。
連続クエストの実例
ここでは、連続クエストの先行試験対象配達員に提供された実際の連続クエストの実例を紹介していきます。
まず、連続クエストは他のクエスト同様にUberDriverアプリの「機会」のところで内容を確認することができます。

そして、連続クエストの箇所をタップすると以下の画像のように連続クエスト詳細内容が確認できます。

前述した『連続クエストの仕組み』で説明したように、上記の事例では6日間全てを達成せずとも 4日間達成(4日連続達成)の時点で一部報酬が発生する模様です。
1日の回数については6回ではなく12回というケースもあります。

連続クエストの対象時間帯が「11:30〜14:30」「17:30〜21:30」であることを考慮すると、1日12回になった場合 昼稼働のみだと稼働時期によっては達成困難にもなりそうです…
全国導入後の東京エリアにて配布された連続クエストが以下となります。


各配達員にはいずれかの連続クエストが配布された模様で、全国展開初週は1日12回(最大6日)と18回(7日必須)の2パターンとなります。
1日12回でも多いと思っていたのに、まさかそれをさらに凌ぐ1日18回という設定回数は想定外でした…
しかも18回の方は1週間(7日間)という設定日数で更に全日配達しなければいけなく「連続日数に応じて報酬アップ」という話はなんだったんでしょうか…
そんな厳しい状況でありながら報酬はたったの8,000円(1件あたり63円)と、専業でも初日から諦めるレベルの酷さで、これを達成する猛者は果たして何人いるのやら…
UberEatsが連続クエストを導入した理由とは

UberEatsが全国で連続クエストを本格導入した理由は、「アクティブな配達員を増やすため」しかないと思っています。
「アクティブな配達員を増やすため」すなわち「昨今、UberEatsで配達する配達員が減った」と言えます。
UberEats配達員(配達パートナー)が減った主な原因は昨今の配達報酬の安さであり、Uberの報酬安さに嫌気が差し他社配達に乗り換えた人も多いのではないでしょうか。
少し前にUberEatsは選択制週次日跨ぎクエストを復活させ、これにより適切なクエスト回数が選択できるようになり、多くの配達員がUberEatsに戻ることが期待されていました。
しかし、配達員待望の選択制になったもののクエスト報酬が安く、更に肝心の配達報酬は依然安いままであり、日跨ぎクエスト仕様変更の効果は薄かったのかもしれません。
そして、試験的に実施されていた連続クエストによる配達員稼働率アップの成果があったであろうことから、連続クエストでアクティブな配達員を増やすという算段なのではないでしょうか。

UberEats連続クエストの懸念点

ここでは連続クエスト導入後に不安視される事項を紹介していきます。
配達報酬は依然安いまま?
今回UberEatsが連続クエスト導入した理由は「アクティブな配達員を増やすため」と前述しましたが、配達員を増やしたいのであれば現状の激安な配達報酬を適切な額にすることが最優先と言えます。
配達報酬を現状よりも高くするといっても、他社を圧倒する程のマグロ・クジラ案件並み高さは求めてなく、1km200円前後の報酬単価でも配達員はそれなりに満足すると私は思っています。
そうしたことが簡単にできない(敢えてやらない?)ということは、やはり報酬アルゴリズムは容易に変更できない(日本では管理していない?)ということを示唆しているのではないでしょうか。
これらのことから、連続クエストは配達報酬を調整できない代わりの調整手段の1つと言えます。
言い換えると、配達報酬に関しては現状の安い傾向のままであり、UberEats配達における稼働環境は厳しい状態が続く可能性が高いかと。
地域・配達員格差
連続クエスト導入で心配なのは、皆が同じ条件ではなく地域・配達員によって提供されるクエスト内容が異なってくる可能性が高いことです。
地域(エリア)によってクエスト内容が異なるのは まだ分かるんですが、問題なのは同じ地域なのに配達員によってクエスト内容が異なることです。
現にピーククエスト・雨クエストに関しては同じエリアなのにも関わらず、配達員によってクエスト内容が異なり 俗に言う当たり・ハズレが存在します。
そして、前述した『連続クエストの実例』でも紹介したように、全国導入後 連続クエストでも同じエリア内で配達員ごとにクエスト内容が異なることが判明しました。
こういう意味不明な格差が配達員の不満を募らせていることにUberEats
先行して提供されている連続クエストに関しては正確な情報が集まっていないので現状なんとも言えませんが、こちらもピーククエスト・雨クエストと同様に配達員格差があるのではないでしょうか。
当たり・ハズレならまだしも、配達員によっては連続クエスト自体提供されていない…なんてことも十分あり得るわけで、更にUberEats配達離れを起こしそうな気もします。
鳴りにくくなる?
連続クエスト導入によって、連続クエストのためにUberEats稼働するという配達員が増え、結果的に配達員増加で鳴りにくくなる(注文が来にくくなる)かもしれません。
全国導入前は上記の心配をしていましたが、実際に導入された内容(詳細内容は『連続クエストの実例』にて紹介)を見る限り、鳴りにくくなる心配は杞憂に終わりました。
東京エリアの連続クエスト本格導入初週(2026年2月16日~)の内容を見る限りは、UberEatsの配達員が増えるどころか更に減りそうな気もします。
さすがにUberも今後は連続クエスト内容を上方修正してくると思うので、その時には一時的に配達員が増加する可能性もあります。
もし、まともな連続クエストが提供されたのであれば、回数カウントがピークタイムに限定されていることから、稼ぎ時の時間帯に配達員が密集する恐れもあります。
ただ、連続クエスト内容の現状を見る限りは配達員増加も考えにくく、当面の間は配達員が減ってUberEatsが他社よりも圧倒的に鳴りやすい状況がしばらく続くのではないでしょうか。
UberEatsの連続クエストで得する人・損する人

結論から言うと、連続クエスト導入で、専業の配達員は得をして、副業の配達員は損をする可能性が高いです。
『連続クエストの仕組み』のところで説明したように、連続クエストは最低でも4日連続で達成する必要があり、クエスト開始日から4日間は必ず配達しなければいけません。
しかも、連続クエストのカウント対象となる時間帯も決まっているので、限られた時間でしか稼働できない副業配達員にとっては達成難易度が非常に高くなります。
これらのことから、連続クエストは副業配達員にとっては相性が悪いと言えます。
その一方で、専業配達員にとっては日々の稼働ついでに連続クエストによって追加報酬が発生するわけで、純粋に報酬アップへ繋がるのではないでしょうか。
ただ、専業配達員にとって良いことばかりでなく稼働日を縛られるというデメリットもあります。
連続クエスト報酬をフルで貰うのであれば6日間連続稼働は必須なわけで、当然その6日間は休むことはできません。
会社員みたいに必ず週休二日という専業配達員は少ないと思いますが、1日の稼働時間を長くする代わりに週2,3日休みを取っているという事例はそれなりにあるのではないでしょうか。
いずれにせよ、連続クエストを意識することによって、これまで以上にUberEats配達に縛られるという状況となり、好きな時に働けるという魅力が減少してしまいます。
UberEats側としては連続クエストで配達員を確保できることはしてやったりでしょうけど、配達員側としては専業・副業問わず 自由が奪われる可能性があるわけで 素直に喜べないかもしれません。
最後に
今回は2026年2月16日から全国で導入されるUberEatsの連続クエストについて紹介してきました。
連続クエストによって報酬アップの機会が増えるのは喜ばしいことですが、これだけ拘束要素が強いと 心の底から喜んでいる配達員が本当にいるかはなはだ疑問です。
連続クエストを提供しないと配達員を繋ぎとめることができなくなってしまったUberEatsを見ていると、UberEatsの先行きに少々不安を感じざるを得ません…
少し前までの配達員はUberEatsをメインとして稼働していたかもしれませんが、昨今の配達員はUberEatsはあくまでサブという扱いに変わってしまった気もします。
配達員から好まれるUberEatsが再びやってくる時代は来るのでしょうか?










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