今回は2026年1月19日から全国で導入されたUberEatsの選択制の週次日跨ぎクエストについて紹介していきます。
選択制週次日跨ぎクエストの仕様・事例をはじめ、選択制を導入した理由・選択制の懸念点・導入後の配達員への影響などについて解説していきます。
尚、本記事では 選択制週次日跨ぎクエストのことを選択制クエスト、既存の回数を指定された週次日跨ぎクエストを指定クエストという名称で話を進めていきます。
UberEats 選択制クエストとは

ここではUberEatsの選択制クエストの仕様・事例などを紹介していきます。
対象エリア・対象期間
2025年1月19日からUberEatsの週次日跨ぎクエストが全国一斉に選択制になりました。
選択制クエストは2025年10月頃から一部エリア・一部配達員のみ試験的に導入されていましたが、この度 全国の全配達員に導入されます。
※エリアによっては週次日跨ぎクエスト自体が配布されない可能性もあります。
尚、UberEatsからの事前通知では2025年1月16日から選択制クエストが開始されると告知がありましたが、該当日はクエスト発行だけであり、厳密には1月19日からの開始となりました。
選択制クエストの仕組み
選択制クエストは「月~木」「金~日」の2つに分けられ、それぞれを決められた期限内に選択する必要があります。
月~木のクエストは前週の金曜日夕方から日曜日の23:59まで選択可能で、金~日のクエストは同週の火曜日夕方から木曜日の23:59まで選択可能となります。
選択期間中であればいつでもクエストの再選択が可能となりますが、何もクエストを選択しなかった場合はクエスト無しとなるので選択期間中に選択が必須となります。
過去に実施されていた選択制クエストの時は何も選択しなかった場合は自動的に回数が最も多いクエストになっていたので、この点については配達員にやさしくない仕様と言えます。
選択制クエストの実例
ここでは選択制クエストの対象配達員に提供された実際の選択制クエストの実例を紹介していきます。
実際に東京エリアで配布された1週間の選択制クエスト(2026年1月19日(月)~25日(日))が以下となります。
月~木



金~日



月~木・金~日のいずれも全12パターンということで過去の選択制(全5~7パターン)よりもバリエーションが増えています。
回数のパターンについては今のところ全エリア共通の模様ですが、報酬額についてエリアごとに異なる模様です。
尚、達成回数が多い程 達成時の報酬単価が高くなっており、金~日のクエスト1(120回+10回)で1件あたり150円・クエスト12(10回+10回)で1件あたり70円となります。
このことから、より効率よく稼ぐためには達成できるギリギリのクエストを選択するのがベストと言えます。
UberEatsが選択制クエストを導入した理由とは
私が思う UberEatsが選択制クエストを導入した理由は以下の2つです。
次から上記理由について詳しく解説していきます。
以前の週クエストが不評だった
選択制クエストが導入される前の指定クエストが配達員から不評だったから選択制に変更したというのが、選択制導入の最大の理由ではないでしょうか。
指定クエストが配達員から不評だった最大の要因は「回数指定にも関わらず設定回数がやたらと高い」ことです。
指定クエストは基本的に過去の配達実績(配達回数)に応じて 各配達員のクエスト回数が設定される仕様なわけですが、途中から過去実績を無視するような設定回数が指定されるようになりました。
これは私の事例ですが、直近数週間 全然配達していなくても1段目の設定回数が月~木65回・金~日40回となり、直近どころか数年遡っても達成したことがない配達回数を設定してくることがしばしばありました。
こうした事例は私以外の配達員に多々見られ、自身の配達環境にそぐわないクエスト回数が設定されることで、クエスト達成の難易度が格段に上がってしまいました…
専業配達員であれば設定回数が多い方がトータルのクエスト報酬が増えるので良いかもしれませんが、副業配達員にとっては達成できなければ何も意味がないわけで もはや嫌がらせとも言える対応です…
そして、UberEatsのクエストが達成しづらくなったことで UberEatsでの配達自体を見切って他社で稼働する配達員が増えた模様です。
UberEatsからすれば1配達員あたりの配達件数を増やすために敢えて各配達員のクエスト設定回数を増やしたんでしょうけど、結果的にそれが裏目に出たのかと。
選択制クエストになれば自分の配達環境に適した回数を選択できるようになり、クエスト報酬目当てに副業配達員もUberEatsで稼働する機会が増えるかと。
こうしたことから、選択制クエストは指定クエストによってUberEats配達を辞めた配達員を取り戻すための施策と言えるのではないでしょうか。

配達員の報酬を下げるため
これまでのUberEats対応を見ていると、配達員にだけメリットがある施策を講じることは皆無であり、改定・仕様変更をする際は配達員以上にUberEats側に恩恵があることが基本です。
そして、選択制クエストにおけるUberEats側の恩恵とは「配達員へのクエスト報酬を下げる」ことです。
選択制クエストになることで従来よりもクエスト達成できる配達員が増え、UberEatsが配達員へ支払うクエスト報酬が従来よりも増えることが予想されます。
実際に選択制クエスト導入後は指定クエスト時よりもクエスト報酬が増える人が多くなると思いますが、その状況を考慮した上で 今よりもコストが増えないよう全体的に調整してくる可能性があります。
現状は、選択制クエストになったばかりということもあり最高設定回数全達成で1件あたり150円と 納得できる金額と言えますが、今後は徐々に下がってくることも覚悟しなければいけません。
注文数・アクティブ配達員数によって、クエスト報酬も上下する可能性もあり、3月下旬から訪れる閑散期には最高設定回数を達成しても1件100円を切る…なんてこともあるかもしれません。
UberEats選択制クエストの懸念点

ここでは選択制クエスト導入後に不安視される事項を紹介していきます。
クエスト報酬単価が従来よりも安くなる
前述した『配達員の報酬を下げるため』でも触れましたが、週クエストが選択できる代わりに指定クエストの時よりもクエスト報酬単価が安くなる可能性が高いです。
以下の選択制クエストは2025年1月の導入直後の週末クエとなりますが、これだけ見るとクエスト報酬単価も悪くはありません。



導入したて ということでクエスト報酬単価を高めに設定している可能性が高く、今後は下げてくるのではないでしょうか。
選択制により達成できる配達員が増えるということは純粋にUberEatsが配達員へ支払うクエスト報酬が増えるわけで、そうした支出を減らすためにはクエスト報酬単価を下げることが必須となります。
UberEatsが配達員を思いやる気持ちがあるのであればクエスト報酬単価を下げるようなことはしませんが、これまでの配達員への処遇を考慮すると 仕様改定によって配達報酬を上げるということは考えにくいです。
「選択制にして自由度を上げたんだから、その代償にクエスト報酬単価は下げるよ」というUberEats運営の声が聞こえてくる気もします(笑)
鳴りにくくなる?
週次日跨ぎクエストが選択制に変わって、一番の懸念事項は鳴りにくくなる(注文が来にくくなる)ことかもしれません。
というのも選択制クエスト導入を機に、これまでUberEatsから離脱していた人が戻り、アクティブなUberEats配達員が増えることが予想されるからです。
仮に注文数はこれまでと変わらずに配達員だけ増えたのであれば、各配達員へ配達依頼が以前よりも来にくくなります。
これだけ考えると選択制クエストは既存配達員にとって害悪とも捉えられますが、完全に鳴りが悪くなるとも言い切れません。
というのは、クエストが選択できるようになったことで これまで無理に回数をこなしていた配達員が自らの配達回数を減らす可能性があるからです。
クエスト達成のために仕方なく配達回数を増やしていたという配達員も多かったわけで、そうした配達員は選択制を機にUberEatsでの配達回数を減らすのではないでしょうか。
これらのことからアクティブな配達員は増えるものの、各配達員の配達回数は減少する可能性があるので、結果的に全配達員の総配達回数はさほど変わらないかもしれません。
とは言え、UberEatsが選択制クエストになることで「再びUberEatsで配達する!」という声が多数聞かれるので、以前よりも鳴りにくくなることは覚悟した方がよいかと…
UberEatsの選択制クエストで得する人・損する人

結論から言うと、指定クエストから選択制クエストに変わった場合、指定クエスト時と比較すると 副業の配達員は得をして、専業の配達員は損をする可能性が高いです。
副業の配達員は現状の指定クエスト環境下においては自身の身の丈にあったクエスト回数が設定されないということが多々あり、週クエストがうまく機能していないという人が多かったのではないでしょうか。
しかし、選択制クエストになれば自身でクエスト回数が設定できるので週クエストをフル活用できるようになります。
クエスト回数が選択できる代わりにクエスト報酬単価が下がるというデメリットもありますが、毎週最適な週クエストが選べることを考慮すると トータルでは今よりもクエスト報酬額はアップするのではないでしょうか。
その一方、専業の配達員は選択制になったとて やるのは基本的に最も多いクエストであり、これまでとクエスト環境には変化がないと言えます。
変化がない上に今後真っ先に報酬カットされるのは報酬取得比率が高い 専業勢なのではないでしょうか。
副業配達員のクエスト報酬が増えた分の専業配達員のクエスト報酬を下げることでUberEatsが配達員に支払うクエスト報酬を調整してくるかと。
選択制クエストが始まったばかりの今は報酬単価もそれなりに良い部類に入ってますが、気づいたころにはクエスト報酬単価が100円を切るなんてことも…
ただ、選択制クエストは専業配達員にメリットがないかというとそうでもありません。
というのも、これまでは常時最大クエスト回数を強制させており、中途半端にやるとクエスト1段目すら達成できずに損をするというプレッシャーがありました。
しかし、クエスト回数が選択できることで週によっては回数を少し減らして小休止しながら稼働することもでき、これまでと違って自身のスケジュールを調整しやすくなります。
また、クエスト回数を調整することで うまい具合にフードデリバリー他社と併用することも容易になり、うまく立ち回れば より効率的に稼げるようにもなります。
そういった意味では副業も専業も選択制クエストによって指定クエスト時よりも良い配達環境になるのではないでしょうか。
最後に
今回は2026年1月19日から全国で導入されたUberEatsの選択制クエストについて紹介してきました。
UberEatsも昔は選択制クエストでいつの間にか UberEats側が勝手に指定してくる週クエストに変わってしまい、最初は抵抗があったものの いつの間にか指定クエストが当たり前になっていました。
しかし、配達員の配達実績を無視した指定クエストの酷さが日に日に増し、UberEats配達を敬遠する配達員も多かったのではないでしょうか。
そうした状況の中、ようやくUberEatsも再び選択制クエストの導入を決定してくれたわけで、これは配達員にとっても喜ばしいことではないでしょうか。
選択制クエストがいつまで続くかは不明ですが、再び配達員がUberEatsから離脱しないよう 永続的に選択制を続けて欲しいものです。
選択制クエストが廃止=週クエスト自体の廃止になる予感もあり、そうなった時はUberEatsが日本から撤退する合図かもしれません…










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