Uber Eats 複数注文の同時配達フロー変更【ウーバーイーツ】

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今回は2025年4月15日から適用される複数注文の同時配達のフローが変更される件について解説していきます。

目次

UberEats 同時配達フローの変更内容

ここでは今回UberEatsから発表された同時配達フローの変更内容について解説していきます。

配達フロー変更の概要

ここでは今回UberEatsからの通知文を引用し、この通知内容を元に私の補足説明を加えて、同時配達フローの変更概要をお伝えします。

まず、UberEatsから通知があった同時配達フローの変更については2025年4月15日(火)から適用されます。

そして、最初に紹介する以下の通知文は、配達フロー変更前である現状についての内容となります。

UberEatsからの通知文①

これまでは、配達パートナーが配達中に追加の配達リクエストを受諾した場合、既に受け付けていた全ての配達が完了した後でないと、追加の配達リクエストの商品をピックアップすることはできませんでした。

上記内容は現役配達員なら「えっ?もうすでに全ての配達完了前に追い注文のピックアップもあるけど…」と思う方もいるかと思います。

これについては後述するとして、今は上記通知文の内容通り、現状は受諾している全ての注文の配達が完了してからでないと新たに追加された注文の商品ピックアップができない仕様ということにしていきます。

そして、次からは配達フロー変更後の内容となります。

UberEatsからの通知文②

今回の変更により、より適切だと判断された場合には、全ての配達を終える前でも、新しい配達リクエストの商品ピックアップや配達ができるようになります。

上記通知内容を分かりやすく言うと、配達フロー変更後は注文受諾中の状態であっても いつ追い注文のピックアップが来てもおかしくないということになります。

極論を言えば、ドロップ先の家が目の前に見える状況でも、追い注文が来て 先に追い注文の商品を店舗で回収してこいという理不尽なルートに変更される可能性もあります。

上記の事例はあくまで極論なので、そうそう起きる事象ではないのですが、あながち こうした理不尽な追い注文もくるのではないかと思ってもいます。

そして、最後の通知文配達フロー変更後に配達員が受けれる恩恵の内容となります。

UberEatsからの通知文③

この変更で、配達の順番がより柔軟かつ効率的に調整され、配達パートナーは短時間でより多くの配達を完了できるようになります。

UberEatsお馴染みの こじつけ理由的な内容となりますが、配達フロー変更により配達がより効率的になり短時間で多くの配達ができるようになるとのことです。

確かに、配達フロー変更後は従来よりも多くの配達をこなせるようになるかもしれませんが、同時にこなす注文数が増えるものの報酬単価自体は下がる可能性大なので、報酬面で考えると非効率になるとも言えます。

そう考えると、恩恵を受けれるのは配達員ではなくUberEats側ということになり、配達員の気持ちを逆なでしているようにもみえます。

配達フロー変更の詳細内容

上記の変更概要を踏まえ、今回の配達フロー変更後の具体的な配達仕様をおさらいしていきます。

まず、配達フロー変更前の今でも受諾中の注文のドロップが完了する前に追い注文の新規ピックアップが来ることは多々あります。

これについては現状 都市部などの需要が多いエリアではすでに採用済みで、2025年4月15日からは全国一斉に適用されると見方もできます。

ただ、こうして告知があった以上 何かしらの現状とは仕様変更する部分があると思われます。

ポイントはUberEatsからの通知メールの表題となっている「複数注文の同時配達がより効率的にアップデートされます」の複数注文の同時配達という箇所です。

これまで、ダブル・トリプル注文受諾時は追い注文が来ない?仕様ですが、今後はダブル・トリプル受諾後も途中でピックアップを挟む追い注文が来るのではないでしょうか。

(そもそも今もダブル受諾中の時にピックアップを挟む追い注文が来ている気もしますが…)

そうなったとすると今後はダブル・トリプルに次ぐ「クアドラプル(4件配達)」になることもあるのではないでしょうか。

当然、最初から4件同時の配達リクエストは来ないと思いますが、トリプルを受諾した後に追加で新規リクエストが来て4件になるということはあり得るかもしれません。

4件は流石にないとしても、今後はダブル配達時にもバンバン追い注文が来ることが予想され、それを受諾することでトリプルになる頻度が増えるのではないでしょうか。

また、前述しましたが配達フロー変更後は注文受諾中の状態であっても いつ追い注文のピックアップが来てもおかしくない状況になる可能性もあります。

これまではダブル配達時 1件目のドロップが完了して2件目のドロップ先に近づいた時に次の追加注文が来ることがありますが、これは現在配達中のドロップ完了してからの新たな配達依頼となります。

これが、今後は2件目のドロップ先に近づいた時に 今の配達のドロップよりも先にピックアップを優先させなければいけない追い注文が来ることが想定されます。

あと100mでドロップ先に到着するところで、追い注文が来て 受諾したら その追い注文のピックアップを先に行けと指示がでるかもしれません…

とにかく、配達フロー変更後は追い注文が来る頻度が上がることは ほぼ確定なのではないでしょうか。

UberEats 同時配達フローの変更による影響とは

ここでは配達フロー変更によって注文者・配達員にもたらすであろう影響について解説していきます。

注文者にもたらす影響

注文者にとって今回の配達フロー変更はデメリットが大きすぎると言えます。

前述したように配達フロー変更後は配達員の動きが より不規則になるケースが多くなり、「配達員が自宅へ向かってきていると思いきや、突然 別方向に移動し始めた…」ということも当たり前になるかもしれません。

注文者からすれば 到着予定時刻がころころ変わる可能性がでるわけです。

まだ「他の注文が入って到着予定時刻に変更がある場合は少し割引します」とかであれば注文者も少しは納得してくれるでしょうけど、今回の仕様変更に不満を持つ注文者も多いのではないでしょうか。

ただ、全ての注文者にデメリットがあるというわけではなく、ごく一部の注文者にはメリットもあります。

そのメリットとは自分の注文が 先行ピックアップを伴う追い注文になった場合で、タイミングが合えば 注文したらすぐに配達員がマッチングして 最短で届けてもらえるかもしれません。

そんな都合が良いことがそうそう起きるわけではないので、微々たるメリットかもしれませんが…

そして、トータルで見れば配達フロー変更はサービス低下を招くわけで、今後はUberEatsで注文する人が減ってしまうという懸念は拭えません。

配達員にもたらす影響

配達員にとって今回の配達フロー変更は短期的に見ればメリットの方が大きく長期的に見ればデメリットの方が大きいという見解です。

まず、短期的に見ればメリットの方が大きいということですが、追い注文(追加リクエスト)を受けるかどうかは配達員自身で選択できるわけで 今後も それは変わりません。

それに、追い注文の配達報酬は必ずしも低いわけではなく、稀に高報酬の案件があったりもして そうした美味しい案件が これまで以上に受諾できる可能性が増えるメリットがあります。

もちろん、他の配達員が追い注文を受諾しまくることで自分へ注文が来にくくなるというデメリットもありますが、追い注文を拒否する率の方が圧倒的に多くなるので そうした心配は無用かと。

そして、長期的に見ればデメリットの方が大きいということですが、これから徐々に注文者がUberEatsから離れていき その結果 注文数自体が減り 配達リクエストが減少してしまうかもしれません。

何故、注文者がUberEatsから離れていくかは、前項の『注文者にもたらす影響』で話したように 配達フロー変更による注文者へのサービス低下による影響です。

配達フロー変更後 すぐに注文数が減ることはないと思いますが、徐々に注文者の間で「UberEatsは到着するのが遅い」という噂が広まり やがて不満が爆発して「UberEatsではもう注文しない!」という人が増加するのではないでしょうか。

ただでさえ、1月頃に配達遅延騒動などでUberEatsの印象が悪くなっている状態なのに、これで今回の仕様が公になって 再度配達遅延が増えたとなれば顧客離れも加速してしまうのではないでしょうか。

こうした理由から今回の配達フロー変更は配達員にとってもデメリットの方が大きいのではないでしょうか。

恩恵を受けれるのはUberEatsだけ?

前述した内容を踏まえると今回の配達フロー変更によって 一番恩恵を受けるのはUberEats自身ということになります。

単純に考えて、追い注文を今以上に増やすことができれば 配達員へ支払う配達報酬を更に減らせます。

具体例として、プラス1kmの追い注文をプラス100円で配達してくれれば、UberEatsとしては本来 別配達員へ320円払うべきところを220円削減できることになります。

配達員側としては そうした割に合わない追い注文は受諾しなければ良いわけですが、注文者はそうもいきません。

配達員の中には安くても追い注文を受ける人もいるでしょうし、私自身も割が良い追い注文なら 注文者にとって理不尽なルートであれ受諾してしまうと思います。

そう考えると、今回の配達フロー変更はUberEats自身の利益のために顧客へのサービス低下を加速させる これまでも仕様変更でも過去最低の部類に入るかもしれません。

今後のUberEats配達員としての対応方法とは

配達フロー変更後は受諾の仕方によっては配達経路が複雑になる可能性がありますが、配達員としてはアプリ上に表示されている目的に向かうだけで良いわけで、特別 面倒くさくなるというわけではありません。

このことから仕様変更後も従来の配達スタイルに影響がでることはほぼないと思われます。

ただ、追い注文の中には報酬高めの美味しい案件も極まれにあったりするので、そうした案件を逃さないための準備は必要になってくるかと。

その準備とは、できる限り多くの商品を運べるようにすることで、できる限り容量が大きい配達バッグを使用することが最適解と言えます。

大きい配達バッグを使用する以外にも自転車・バイクに積載する配達バッグの数を増やすなど 運べる量を増やすことが今後は必須となるのではないでしょうか。

おすすめの配達バッグについては以下の記事にて紹介しているので、バッグ選びに迷っている方はこちらをご参照ください。

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