Wolt 日本撤退【ウォルト 日本でのフードデリバリー事業終了】

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今回はフードデリバリーのWoltが日本から撤退する件について紹介していきます。

Wolt撤退の理由をはじめ、Wolt撤退後のフードデリバリー業界の動向などについて解説していきます。

目次

Wolt 日本撤退を発表

2026年2月25日(水)、Woltは日本でのフードデリバリー事業を2026年3月4日(水)に終了することを発表しました。

発表から 僅か1週間後に日本撤退と、かなり急な知らせとなり驚きを隠せなかった配達員も多かったのではないでしょうか。

そして、今回のWolt日本撤退に関する Woltからの通知文は以下となります。

Woltからの通知文

このたび、あらゆる選択肢を慎重に検討した結果、Woltは 2026年3月4日(水) をもって日本での事業を終了するという苦渋の決断をいたしましたことをお知らせいたします。

本決定は決して軽々しく決めたものではありません。

私たちはこれまで、ユーザーおよびパートナーの皆さまに優れた価値を提供すること、そして何よりも、配達パートナーである皆さまに柔軟で競争力のある機会を提供することを常に重視してきました。

日本で6年間にわたり、皆さまとともに築き上げてきた成果を誇りに思っております。

しかしながら、日本での状況を総合的に見直した結果、事業を終了することが最も適切であるとの結論に至りました。

上記通知文にあるように、日本では6年間に渡って事業を続けていたということで、日本のフードデリバリー業界での知名度もそれなりにあったのではないでしょうか。

私自身Woltでの稼働経験があり、新規登録キャンペーンでは報酬を貰うがために わざわざ他県で登録して・他県で配達したのは今となっては良い思い出です(笑)

なんだかんでWoltでは稼がせてもらったので、日本でのサービス終了は感慨深く「お世話になりました」という気持ちです。

今後のWolt

日本撤退を発表したWoltですが、サービス期限である2026年3月4日(水)終日までは現行通り注文及び配達業務が可能です。

そして、2026年3月5日以降、Woltプラットフォームへのアクセスはできなくなり、注文及び配達業務は完全に停止します。

尚、Wolt Drive(他プラットフォームからの注文をWolt配達員が運ぶサービス)も同時に終了する模様で、Wolt撤退後は 仮にマックデリバリーを注文してもWolt配達員が運ぶことはなくなります。

Wolt自体は健在

2026年3月4日(水)以降、Woltは日本での事業は廃止となるわけですが、今回はあくまで日本からの撤退であり 日本国以外での事業は引き続き継続します。

ちなみに、Wolt自体は2022年頃にDoorDashに買収されており、現在はDoorDash傘下の企業という扱いです。

DoorDash傘下ではあるものの、Woltというブランド名は健在で現在 世界30か国以上・1000都市以上で事業展開しており、日本撤退は事業閉鎖の極一部に過ぎないかと。

とは言え、日本において今後はWoltの名を聞くことはないでしょうし、異なる事業で再び日本展開するのであれば Woltとは異なる名称で事業展開するのではないでしょうか。

個人的にWoltのマスコットキャラクターの「ユーホ」は好きだったので、これだけは何らかの形で日本に残して欲しかったのかと。

Wolt 日本撤退の理由とは

ここでは、今回Woltが日本撤退した理由について、私の憶測を交えて解説していきます。

いつ撤退してもおかしくない状態だった?

Wolt撤退の噂は2024年から ちらほら聞かれ、その噂を鵜呑みにする配達員も少なくありませんでした。

時期はかなり遅くなったものの、結果的に日本撤退となり その噂は真実となったわけですが、日本撤退の噂に信憑性が出るほど 当時から「Woltは大丈夫なのか?」と不安視されていました。

実際に、今回の日本撤退を聞いて私は驚きよりも「やはりそうなったか」と、むしろ「2026年3月までよく持ったなー」と感心すらしたぐらいです。

それぐらい、昔からWoltのサービス展開には不安視する部分が多く、いつ日本撤退してもおかしくない状況だっと言えます。

撤退の決め手はロケットナウの進出?

今回のWoltからの発表では、日本撤退の理由については「日本での状況を総合的に見直した結果、事業を終了することが最も適切であるとの結論に至りました。」という一文だけで具体的な内容については言及していません。

「事業終了が最も適切であるとの結論に至った」ということで、Woltのフードデリバリー事業は採算が取れていなかったとも読み取れます。

その採算が取れなかった最大の理由は、昨今の日本のフードデリバリーで起きている価格競争ではないでしょうか。

2025年頃から「店頭価格での提供」「サービス料・配送料の無料」など各フードデリバリー会社があの手この手で値下げを講じ、今や低価格が当たり前の状況にもなっています。

そして、元々 薄利多売とされていたフードデリバリーが価格を下げようものなら利益も更に下がるわけで、結果的にWoltは その価格競争についていけず事業撤退という道を選んだのではないでしょうか。

そんなWoltの撤退原因と思われる価格競争のきっかけをつくったのが、2025年1月から日本展開を開始したロケットナウです。

ロケットナウは店頭価格・送料ゼロ・配送料ゼロというフードデリバリー界隈では破格とも言える価格を売りに知名度・勢力を上げ、現状 最も成長力があるフードデリバリー会社として注目されています。

そして、そんなロケットナウに負けじと他社もそれに対抗して値下げを実施し、その結果 価格競争が激化する事態となりました。

無理に価格競争に参戦せず、これまで通りの価格でサービスを継続していくという選択肢もあったと思われますが、そうなると今後は 皆が価格の安い他社に移行してしまうリスクが生じ、もはや後に引けない状況なのかと。

そんな価格競争での最初の脱落者がWoltであり、ロケットナウの戦略が功を奏したのかもしれません。

今後のフードデリバリー業界

ここではWoltが日本撤退した後の、日本のフードデリバリー業界の今後について解説していきます。

4強の時代へ

Wolt撤退により、日本の大手フードデリバリー業者は「UberEats」「出前館」「menu」「ロケットナウ」の4社となりました。

そして、これは東京エリアの話となりますが、東京エリアに関しては今回のWolt撤退による影響はほぼ皆無かと思っています。

まず、これまでWoltメインで注文していた人にとっては、Wolt撤退は痛手かもしれませんが、冷静に考えれば他社に乗り換えれば良いだけです。

配達員についても、そもそもWolt自体の注文が少なく Woltメインでやっている配達員なんていないでしょうし。Woltから配達員が他社に流れてくるという心配も杞憂に終わるでしょう。

もしかするとWoltの法人部隊は大きな仕事を失うかもしれませんが、法人といっても不法就労している外人の拠り所みたいなものでしょうし、そんな違法外人がどうなろうと知ったことではありません(笑)

以上のことから、東京エリアではWolt撤退前からすでに4強に等しい構図であり、名実ともに本当のフードデリバリー4強の時代が来たかもしれません。

ただ、4強とは言っても各社の格差は大き、現状の勢力はUberEats >> 出前館 >>> menu > ロケットナウといったところでUberEatsの一人勝ちとも言えます。

配達員の身としては稼働できるフードデリバリー業者が多いに越したことはありませんが、中途半端な注文数なら無い方がマシかと。

そう考えると、3社ぐらいで拮抗しているぐらいが配達員にとってベストな環境なのかもしれません。

次に撤退するのはどこ?

今回のWolt撤退を知り「次はどこが撤退する?」と思った方も多いのではないでしょうか。

個人的に最も撤退に近いと思うのが「menu」です。

menuについては、本サイトにて2025年8月頃に「menu オワコンの危機?」という記事にて menuの悲惨さについて解説しています。

私が何故memuはオワコンの危機と思った理由については省略しますが、上記事を書いたときは「menuとWoltどちらが先に撤退する?」と思っているぐらいmenuも撤退の可能性があると思っていました。

この考えは今も変わっておらず、Wolt撤退発表を聞き menuもそろそろ潮時なのでは?と思っている次第です。

ただ、次の撤退はmenuだと思う一方で、もうしばらくは続くのではないかと思うこともあります。

というのも、ここ最近menuでは新規エリア拡大や新規配達員募集のキャンペーンをしているからで、これだけ見ると「撤退」という雰囲気をまったく感じません。

とは言え、突然の撤退発表も無きにしも非ずなので、私の中で次に撤退する本命はmenuだと思っています。

撤退の可能性があるのはmenuだけではなく、個人的には「ロケットナウ」も怪しいと思っています。

ロケットナウは現状 最も勢いがあると言われ、撤退するどころか これからも益々躍進していくと思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、躍進しているのはロケットナウの価格に魅力があるからであって、現状今の価格のままであればロケットナウは利益が出るどころか赤字になっているはずです。

会社として利益を出すためには遅かれ早かれ 適正な価格で提供する必要があり、そうなってしまえばロケットナウの魅力が完全に失われてしまいます。

上記のことから、一見すると勢いがあるように見えますが、実のところ 背水の陣であり 他社も低価格路線になった今 ロケットナウは焦っているのではないでしょうか。

また、これ以外にも不安要素があって、少し前に「ロケットナウを運営するクーパンが契約職従業員に対して賃金未払いがある」という報道がありました。

上記の報道内容については「労働基準法違反に対し法的対応に入った段階」ということですが結果次第ではクーパンの評判が下がりロケットナウの運営にもなんらかの影響が出るかもしれません。

今回のWolt撤退によりマクドナルドと提携しているフードデリバリー会社が一枠減るわけですが、これによって「次はロケットナウがマクドナルドと提携!」なんて言っている人もいます。

私個人的には、ロケットナウがバーガーキングを推している時点でマクドナルドとの提携は考えにくく、それが関係なかったとしても マクドナルドが労働基準法違反が疑われている会社と提携するんでしょうか?

こうしたことから、一見するとロケットナウの未来は明るいかに見えますが、実際はギリギリの状態で、いつ撤退してもおかしくない状況であり、menuが撤退の[本命]であればロケットナウは[対抗]といったところでしょうか。

そして、最後に 私が思う次に撤退するフードデリバリーの大穴は「出前館」です。

出前館は日本のフードデリバリー業界で2位のシェアを持っており、UberEatsには及ばないものの安定した売上を上げています。

しかし、肝心の最終利益は赤字続きで 現状8年連続の赤字がほぼ濃厚となっています。

おそらく出前館の経営陣は黒字化するためには配達員の報酬を下げる方法しかないという上辺だけの考えでしょうし、本当にそう思っているのであれば今後一生黒字化はできないとも思っています。

正直、このまま赤字経営を続けるよりも、潔く撤退した方が社会のためになるのではないかとも思っており、突然撤退(事業終了)を発表しても何らおかしくありません。

以上が「次に撤退するフードデリバリー」の私個人の予想となりますが、UberEats以外は いつ撤退してもおかしくない状況であると思っています。

もしかすると、年内にもう1社撤退するなんてこともあるかもしれません…

フードデリバリーの終焉も近い?

前述した『次に撤退するのはどこ?』で話したように、現状UberEats以外の3社(出前館・ロケットナウ・menu)はいつ撤退しても何らおかしくないと私は思っています。

それだけ現状のフードデリバリー業界は悪い意味で肉薄した状況であり、どこもギリギリの状態で経営しているのではないでしょうか。

そもそも、日本で安定したフードデリバリー経営をすることは非常に難しく、今後のフードデリバリー業界は衰退の一途を辿る可能性も大いにあります。

今、フードデリバリー業界は低価競争が盛んであり、一見すると物凄く盛り上がっており、注文者にとっても嬉しい状況だと思います。

ただ、現状の低価格では各社の利益は低いどころか 赤字で利益すらないかもしれず、そうなれば各社は「配達員の配達報酬を下げる」ことで経費を削ってきます。

実際に各社は常にあの手この手で配達員の配達報酬を下げようとしており、配達員の報酬値下げも歯止めが利かない状況になりつつあります。

しかし、配達員には感情や自身の生活があるわけで、一方的に報酬を下げられて黙っているわけがありません。

現状の報酬状況冷静に判断でき、まともな職に就ける人であればフードデリバリーから離脱し、そうなれば配達員は減ります。

また、フードデリバリーしか道がない人も報酬が下がったとなれば仕事に対するテンションも下がり、仕事に対する姿勢も悪くなり、その結果 配達員の量・質 共に低下するのではないでしょうか。

そして、ゆくゆくは注文しても中々配達員がマッチングせず、決まったかと思えば質の悪い配達員が届けにきて、挙句の果てに料金も高い…というのが当たり前になりフードデリバリー利用者も減ってくるのではないかと…

これらのことから、今回のWolt撤退は単に1社で起こった出来事に留まらず、フードデリバリー業界の終わりの始まりを意味しているかもしれません。

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