今回はUberEats(ウーバーイーツ)の2021年12月から開始された新たな日跨ぎクエスト(週クエスト)について、どのようにクエスト回数が決定するかの法則について私の実経験を元に解析していきます。
本記事では日跨ぎクエスト回数が決まる法則を始め、クエスト回数の増やし方・減らし方・維持の仕方なども解説していきます。
普段からクエスト回数が自分の思い通りにならないなど クエスト回数の調整に困っているという方には必見の内容となっています。
新日跨ぎクエスト(週クエスト)の特徴
ここでは2021年12月から適用されたUberEatsの新たな日跨ぎクエスト(週クエスト)の特徴を紹介していきます。
すぐにクエスト回数決定の法則・アルゴリズムが知りたいという方は次の「クエスト回数決定の法則」へお進みください。
まず新日跨ぎクエストの特徴は以下となります。
では次から上記の各特徴の詳細を解説していきます。
日跨ぎクエスト(週クエスト)は1週間単位
日跨ぎクエストの配達件数のカウントは各週の月曜日AM4:00から翌週月曜日のAM3:30までとなっており、実質月曜日から日曜日までの合計配達件数となります。
(場合によっては開始時間・終了時間が異なる場合があります)
新日跨ぎクエスト適用されたばかりの頃は週2回(月~木 と金~日)で分けられているエリアもありましたが、2022年5月頃から全エリアで週1回に統一された模様です。
(エリアによっては最初から日跨ぎクエストがない場合もあります)
報酬獲得は3段階
日跨ぎクエストの達成報酬は3段階で設定されています。
基本的には1段階目のノルマ件数は多めで2段階目・3段階目のノルマ件数は少なめの形となり、クエストによっては3段階目の達成報酬が高額に設定されることもあります。
クエスト回数はUberEats側から指定される
過去の日跨ぎクエストは各配達員ごとにUberEatsから提示された いくつかのクエスト回数パターンを選択できました。
しかし、新日跨ぎクエストになってからはクエスト回数の選択ができなくなり、配達員の過去の配達実績(配達件数)に応じて自動的にクエストが決定するという仕組みに変わりました。
クエスト回数は数パターンあり以下のクエストのパターンは東京で発行されたものとなりますが、これ以外にも「5-5-5」や「70-15-15」など少ない回数から多い回数まで幅広いクエストのパターンが存在します。
クエスト回数が決定する法則等については後述しますが、クエスト回数を自分で決めれないことから以前のクエスト選択制の時と比べて自由度が失われるというデメリットが発生しました。
ただデメリットばかりではなく自分にとって最も適切なクエスト回数が割り振られると、3段階目のクエスト報酬によってはクエストが選択できた頃よりもトータル報酬が貰えることも多々あるので一概にすべてが改悪ということではありません。
クエスト回数は前週の金曜日に提示される
各配達員の日跨ぎクエスト回数は前週の金曜日の夜に提示され、自身のUberDriverアプリのメニュー画面の「機会」から確認することが可能です。
通知される時刻は特に決まっていなく大体夜の時間帯となるのですが、稀に金曜日夜ではなくクエスト開始直前の日曜日に提示されたりと遅くなることもあります。
また、極々稀ではありますが、本来クエスト開始日時である月曜日のAM4:00を過ぎてから提示されたという事例もあり、あくまで金曜日夜というのは目安でありUberEats運営側の都合により提示日時が変わることもあります。
地域ごとに回数パターン・報酬額が異なる
クエスト回数のパターンは数種類あるということは前述しましたが、エリア毎にクエスト回数のパターンが異なり、報酬額もエリアごとに異なります。
仮に違うエリア同士で同じクエスト回数パターンであっても報酬額が異なる場合があり、それについては後述します。
報酬額には当たり・ハズレがある
同じエリア・同じクエスト回数でもクエスト達成報酬額が異なる場合あります。
これらは俗に「当たりクエスト」「ハズレクエスト」とも呼ばれ、基本的には3段階目の達成報酬が異なります。
以前までは3段階目の報酬額も数パターンあり 当たりクエストの中でも更に当たり・ハズレが存在しましたが、今は「当たり」か「ハズレ」の2択となっている模様です。
また、「当たりクエスト」の報酬額もエリアによって異なり、仮に異なるエリア間でまったく同じクエスト回数であったとしても当たりクエストの報酬額は異なることがあります。
尚、当たりクエスト・ハズレクエストを決める基準については未だ判明してなく、これは私の根拠のない憶測なので信憑性は非常に薄いのですが、おそらく毎週当たりクエストを割り当てる配達員の割合を決めていて その割合でランダムに当たりハズレを振り分けているのではないかと思っています。
仮に当たりクエスト配布率60%に設定した週に クエストを有している配達員が1万人いたとした場合に、過去の配達実績は一切考慮せずに完全にランダムで6000人は当たりクエスト・4000人はハズレクエストにしているのではないかと。
クエスト回数決定の法則
ここでは私自身の配達実績を元に どのようにクエスト回数が決定するかの法則・規則を解説していきますが、あくまで私の仮説であり、時期やエリアによってはこれらの仮説が変わってくる可能性があることをご理解ください。
まず、今回導き出した法則のベースとなった私自身の配達実績は以下となります。
(配達場所及び配達エリアは東京となります)
上記の配達実績について簡単に説明していきます。
「開始日」は各週のクエスト開始日である月曜日の日付となっており、週クエストの期間はこの日を含めて7日間となります。
「クエスト回数」は各週のUberEatsから提示されたクエスト回数で「1段階目-2段階目-3段階目」の表記方法となり、例として「30-10-10」は1段階目30回・2段階目10回・3段階目10回の合計50回の日跨ぎクエストを示します。
「配達回数」は同じ列の週の月曜日から日曜日までに配達した総件数となります。
そしてこれらの配達実績を元に導いたクエスト回数決定の法則が以下となります。
- クエスト回数は基本 2週間前の配達実績が参照される
- 前週のクエスト回数も参照される
- 4週連続 2段階目クリアで昇格
次から上記の法則の内容及び導き出した理由について詳しく解説していきますが、本記事では前週よりもクエスト回数が増えたことを「昇格」、減ったことを「降格」、変更がなかったことを「維持」と呼んでいきます。
仮説その① クエスト回数は基本 2週前の配達実績が参照される
まず各週のクエスト回数は過去の配達実績(配達回数)を元に決定する仕様となっていることを大前提として以後解説していきますが、クエスト回数は基本的に2週前の配達実績が参照されるという仮説となり、要するに各週の配達実績は翌々週のクエスト回数に反映されます。
具体例として 上のカレンダーの4月3日~9日の期間で50回配達したとして、その配達結果を元に4月17日の週のクエスト回数(30-10-10回)が決定することになります。
この仮説の裏付けとしては、まず金曜日に翌週のクエスト回数が決定することから 仮に1週間前の配達実績を参照するとなると土日の配達実績がまったく考慮されないわけで、現実的に考えて1週間前の配達実績を参照することはあり得なく 候補から除外されます。
そうなると それよりも更に前の2週間前・3週間前・4週間前の配達実績が候補に挙がってくるわけで、あとは実際の配達実績とクエスト回数を見比べて何週間前が一番整合性が取れているかを見た時に2週間前が最も適切という結論に至ったため この仮説となりました。
上の画像については、クエスト回数の違いを分かりやすくするために「30-10-10」と「50-10-10」で色を分け、各週の配達実績が2週間後にクエスト回数へ反映されるということを矢印で示しました。
その矢印の中で青矢印は特にクエスト回数への反映が分かりやすい箇所となっており、これらを見ると2週前の配達実績を参照しているという法則は現実味を帯びてきます。
また配達実績とクエスト回数の関連性については、基本的に配達実績と近い回数のクエスト回数が割り振られる傾向にあります。
ただし、一部の箇所では配達回数とクエスト回数がやや異なるパターンもあり、それについては次以降の仮説で理由を解説していきます。
尚、これ以降の仮説も「2週前の配達実績が参照される」という前提で解説していきます。
仮説その② 前週のクエスト回数も参照される
クエスト回数は基本的に2週前の配達実績が参照されていることを前提とした上で、前週のクエスト回数も参照されているという仮説になります。
この仮説を裏付ける箇所を見ていきたいと思います。
配達回数50回実施した週に反映された結果をピックアップしていますが、同じ50回でも「30-10-10」になることもあれば「50-10-10」になることもあり一見すると統一性がないように見えます。
しかし、前週のクエスト回数(黄色の枠)を見るといずれも前週のクエスト回数と同じクエスト回数になっていることが分かります。
要するに同じ50回の配達実績でも前週のクエスト回数によって割り振られるクエスト回数が変わり、前週が「30-10-10」であれば「30-10-10」となり、前週が「50-10-10」であれば「50-10-10」になるということになります。
仮説その③ 4週連続 2段階目クリアで昇格
4週連続でクエストの2段階目をクリアすると自動的に昇格するという仮説で、具体的には「30-10-10」のクエストを維持し続けていても40回以上の配達を4週連続で達成すると「50-10-10」に昇格します。
上画像の赤枠の先の青矢印で示した箇所は特に多くの配達回数をこなしていないにも関わらずクエスト回数が昇格しており、いずれも4週連続で40回以上達成(2段階目達成)していることからこの仮説が生まれました。
厳密には40回以上でなくても40回付近の39回・38回でも昇格条件になるのかもしれませんが、私自身の配達実績では その回数は出せていないので 具体的に何回以上から昇格の対象になるのかは分かりません。
どの回数まで昇格対象になるのか検証したいところではありますが、2段階目達成報酬が1,000円だとしても後1,2回で追加報酬が出るという状況になってしまうと検証そっちのけで配達を続けてしまうという悲しい配達員のさがが捨てきれず 未検証のままになりそうな気もします…
ちなみに青矢印以降の週も継続して「50-10-10」となっており、仮説②のパターンでこうなったという見方もできますが 以下の画像のように「4週連続 2段階目クリア」が1週ずつスライドして「50-10-10」となったという見方もできます。
個人的にはこの見方の方が分かりやすいので、直近の2週~5週前の配達回数を把握しておくことをおすすめします。
仮説まとめ
以上の仮説「クエスト回数は基本 2週前の配達実績が参照される」「前週のクエスト回数も参照される」「4週連続 2段階目クリアで昇格」が私の配達実績を元に導き出した仮説となり、今のところ 私のクエスト回数は これらの仮説ですべて立証できており、この仮説により自分自身のクエスト回数調整も容易になりました。
一つ残念なのは私自身が受けているクエストが「30-10-10」「50-10-10」の2種類しかなく、もう少しバラエティに富んだクエスト回数をお見せできれば より仮説の信憑性や新たな仮説も発見できたのではないかと。
普段より多く配達するのはまだしも、少なく配達することならいつでもできたわけですが毎度毎度クエスト報酬の欲に負けてしまい ついつい配達してしまうということを同じ配達員としてご理解頂ければと思います(笑)
今後も配達を続け、新たな法則・より細やかな法則が分かり次第 本記事内にて紹介していこうと思うので、お時間があれば定期的に覗いて頂ければと思います。
クエスト回数の調整方法
ここでは先程紹介した法則を元にクエスト回数の調整方法を解説していきます。
尚、ここではクエスト回数を前週から増やすことを「昇格」、減らすことを「降格」、変えないことを「維持」と呼んでいきます。
クエスト昇格の方法
クエストの昇格は至って簡単で、より多くの配達回数をこなせばクエスト回数も増え、身の丈にあった配達回数をこなしていけば自然と自分にとって最適なクエスト回数になるので 特に何かを意識して配達する必要もないかと。
基本的にクエストの昇格については徐々に増えていく傾向にあるのではないかと思っており、「5-5-5」クエストの週で一気に200件配達したからといって翌々週にいきなり「100-15-15」に昇格することはないと思われます。
また、私の配達実績で分かったこととして、以下の実績のように50回クエスト時に もう1ランク上のクエスト最大回数(70回)を達成することで昇格することが確認できました。
このことから翌々週のクエストを昇格させたいのであれば、もう1つ上のランクのクエスト回数を調べて その1ランク上の最大クエスト回数を達成すれば良いのではないかと思われます。
UberEatsに登録したばかりの方・久々に配達を再開した方などで出来る限り早くクエストを出したい・昇格させたいという気持ちが早まり必至で配達する方もいるかもしれませんが、配達実績の反映が2週後であることと 急にはクエスト回数が増えにくい ということを理解した上で焦らず無理のない範囲で配達をこなして頂ければと思います。
クエスト降格の方法
クエストの降格も至って簡単で、配達回数を減らせば自然とクエストが降格していきます。
降格のための具体的なクエスト回数については明記できませんが、1段階目のクエスト回数未満であることは必須のようで これよりも大幅に低い配達回数だと降格する模様です。
どのくらいの配達回数が降格のボーダーラインかは私の配達実績だと判明していないので、機会があれば「30-10-10」のクエスト時に20回台に留めて検証してみようかと思っています。
(ただ、1段階目の報酬に目がくらんで結局30回配達してしまいそうな予感もしますが…)
クエスト維持の方法
クエストの維持は意外にも難しく、維持するためには過去の配達回数を把握する必要があります。
まず 各週だけで見た場合は基本的にその週に与えられたクエスト回数の範囲内もしくは範囲外でもある程度クエスト回数に近ければ昇格・降格はありません。
問題なのは仮説③の「4週連続 2段階目クリアで昇格」で、完クリ(3段階目まで達成)を繰り返すと自然と昇格してしまうので毎週コンスタントに配達している人ほど不意なクエスト昇格を受け 配達目標を狂わされることがあります。
クエスト回数を維持させるためには2段階目クリアを最大3週連続までとして、3週連続で2段階目以上クリアした場合は次の週は1段階目クリアに留めておく必要がありますが、それが分かっていながらも それができない問題に直面することもあります。
その問題とは「当たりクエスト」の存在で、配達回数を抑えようとした4週目に限って当たりクエストになり 分かっていながらも意図せぬ昇格を受けてしまうことがあります。
実のところ私も当たりクエストの誘惑に負けて意図せぬ昇格をしているわけですが、どういうわけか昇格目前のタイミングで よく当たりクエストがくることがあり、当たりクエスト自体いつくるのか全く予想できないので 無下に逃すこともできずに結局は3段階目までクリアしてしまっています…
ちなみに昇格直後は、私が達成できない可能性が高いのを見越しているのか必ずと言っていいほど当たりクエストになります…(笑)
このことからクエスト回数を維持したいという方は3週ギリギリまで完クリせずに1週・2週完クリした後にハズレクエストがきたら そのタイミングで配達回数を抑えるのが良いかもしれません。
(当然人によっては配達できる週・できない週があるので ご自身の予定などを最優先にすることはお忘れなく)
最後に
今回はUberEatsの新日跨ぎクエストの週1回のパターンに絞って、私の配達実績を元にクエスト回数決定の法則を仮説として紹介してきました。
日跨ぎクエストはエリアによっても設定クエスト回数自体が異なることがあり、できるだけ具体的な配達回数を明記せずに他のエリア・クエスト回数の方でも分かりやすいように記載したつもりなので、より多くのUberEats配達員の役に立てれば これ幸いです。
また、今回紹介した仮説はもしかするとエリアによっては異なったり、今後これらの法則・アルゴリズムが変わることがあるかもしれないので 全国で常にこれらの仮説が適用されるとは限りませんが、何かしらの法則があってクエスト回数は決定しているはずなので、本記事を元に別の法則・新たな法則を探してみてはいかがでしょうか。
それでは良い配達ライフを。
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