今回は2025年4月7日からUberEatsで導入される配達リクエストの再依頼システム(他配達パートナーへの再依頼)について紹介していきます。
配達リクエスト再依頼システムの詳細内容から導入にあたって注意すべきこと・再依頼に該当しないための防止策など配達員に役立つ情報をお届けします。
UberEats 配達リクエストの再依頼システムとは

配達リクエストの再依頼システムとは言い換えれば、配達遅延を防止するための機能となります。
具体的な機能・仕組みは以下となります。
配達パートナーが配達リクエストを受諾した後にピックアップ場所(店舗)への移動が確認できない場合、その配達リクエストを他の配達パートナーに再依頼します。
ここでのポイントはピックアップ時(配達依頼を受諾した場所から店舗へ向かう時)のみ再依頼の対象となることです。
言い換えると、ドロップ時(商品受け取り完了処理から注文者宅へ向かう時)は再依頼の対象とはなりません。
そして、上記の仕組みによって配達員のピックアップ時の予期せぬ遅延(配達員の故意的な遅延行為など)を防げるようになります。
尚、本システムは2025年4月7日より全国一斉に導入される予定となっています。
配達リクエスト再依頼システム 導入の目的とは

配達リクエストの再依頼システムを導入する目的については、UberEatsから特に具体的な内容は公表されていませんが、おそらく配達員の不正行為防止という意義が最も強いかと。
というのも、ある時期からUberEatsの調整金システムを悪用した 配達員の故意的な遅延行為が横行するようになりました。
配達員界隈では調整金詐欺とも言われる不正行為ですが、これに対してUberEatsは2024年11月頃から 以前よりも調整金を付きにくくするようにしました。
これによって故意的な遅延行為がなくなると思いきや これまでの名残なのか とある条件下においては調整金が付きやすいことを知っているのか 定かではありませんが、依然 不正行為を行う配達員が一定数います。
※とある条件下とはダブル・トリプルを解体時のことを示すさけですが、あまり詳しく話すと悪用される恐れがあるので これについては詳細内容を控えさせてもらいます。
こうした未だに残存する不正行為を防止するために配達リクエスト再依頼システムを導入したのではないでしょうか。
また、調整金狙いの不正行為対策以外にも、自宅待機者の対策も兼ねているのではないかと思っています。
自宅に待機して配達リクエストを待ち 受諾してから配達を開始する配達員も一定数おり、この自宅で配達リクエストを受諾する行為自体は悪いことではありません。
しかし、配達員の中には配達リクエストを受諾してから 出発の準備をして 10分前後経ってからようやく店舗に向かうケースもあります。
実際にライブ配信者で自宅にて配達リクエストを受諾して、そこから着替え始めて 特別急ぐ様子もなくのんびりと出発している光景をみたことがありますが、自分が注文者だったら絶対に嫌ですね…
こうした、すぐに自宅から出発しない配達員への対策も兼ねて本システムを導入したのではないでしょうか。
そして、こうした遅延行為を防止することで無駄な調整金の支出を抑え 且つ 顧客(注文者)満足度の低下を防ぐことができ、UberEatsからすれば一石二鳥と言えます。
配達リクエスト再依頼システムの気になること

ここでは配達リクエスト再依頼システムに関して、配達員として気になるであろうこと・疑問などについて解説していきます。
再依頼が作動する条件とは?
配達リクエスト再依頼が作動するケースは、UberEatsからの通知によると「ピックアップ時(配達依頼を受諾した場所から店舗へ向かう時)のピックアップ場所(店舗)への移動が確認できない場合」となっています。
正直なところ具体性には乏しい表現で、配達員としては もっと具体性が欲しいところです。
ここからは私の予想になりますが、リクエスト受諾後の行動が 最も重要視されるのではないかと思っています。
これは前述した『再依頼導入の目的とは』で触れた自宅待機者への対応も兼ねて、受諾後 一定時間・一定距離の移動がなければ再依頼が作動するのではないでしょうか。
移動したか否かの判別はGPS機能を用いて 受諾場所から半径5~10mぐらいの移動が5~10分ぐらい無いと再依頼の対象となるといったところでしょうか。
では、受諾地点から移動し始めたら あとは心配無用かと言うと そうも言いきれません。
というのは以下のUberEatsからの通知文です。
配達リクエストの他配達パートナーへの再依頼を防ぐための方法はありますか?
以下の点を意識いただくことをお勧めします。
- 配達の準備が整ってから配達リクエストを受諾する
- 配達リクエストを受諾したら、できるだけ早く店舗へ出発する
- 不要な寄り道は避ける
注視すべきは一番最後の「不要な寄り道は避ける」の箇所で、言い換えれば 店舗への到着が大幅に遅れた場合も再依頼の対象になるのではないでしょうか。
もしそうだとすると、受諾地点からの出発後はUberドライバーアプリ上に表示される到着予定時刻に対してUberEatsが設定した超過時間を超えるかどうかで判別してくるのかと。
一つ心配なのは 予期せぬ停滞(事故渋滞・踏切待ちなど)に遭遇したケースで、これもUberEats側からすれば大幅遅延に該当していると見られてしまいます。
注文者からしたら 道路交通状況は知ったこっちゃないわけで、こうした場合は残念ながら再依頼の対象になるかもしれず、そうなったら不運としかいいようがありません…
店舗で待たされた場合も対象になる?
前述した『再依頼の作動条件』として店舗への到着が遅れた場合も再依頼の対象となるのであるとすると、気になるのは店舗到着後の調理待ちです。
これについては私の憶測となりますが、自身のGPS現在地が店舗に近い位置にあるのであれば再依頼の対象からは除外されるのではないかと思っています。
あくまで私の憶測なので「店舗に到着すれば再依頼の対象にはならない」とは言い切れないので、どうしてもキャンセルにしたくない案件であれば、商品を受け取る前に「配達を開始する」をスワイプする手段もあります。
しかし、これはこれで 注文者から見れば「商品受け取り後に店舗からまったく移動していない…」と思われてしまうので、あまりおすすめできません。
個人的におすすめな方法は、店舗詳細画面に記載されている『顧客名・注文番号』の箇所をタップして、『準備中』をタップする方法です。

この『準備中』のタップが本当に効果があるかは定かではありませんが、やってみるに越したことはないかと。
再依頼は強制的に実施される?
ピックアップ場所への移動が大幅に遅れ再依頼される可能性がある場合は、事前通知(SMSメッセージ&プッシュ通知)送信される仕様となっています。
このことから、突然 自身の配達がキャンセルされるわけではなく、事前に警告となる通知が送られてきます。
ただし、あくまで警告としての通知であって、「配達を継続します」的な何かをタップするような選択肢はなく 警告からある一定時間経てば強制的に配達キャンセルされる模様です。
複数同時配達案件の場合は?
ここまでは1件配達を受諾した場合のシンプルなケースで再依頼システムを紹介しましたが、複数同時配達案件(ダブル・トリプル)を受諾した場合はどうなるのでしょうか。
これについてUberEatsから以下の通知文を引用していきます。
【ピックアップ場所が1か所の場合】
- 全ての注文の配達が再依頼の対象になります。
【ピックアップ場所が2か所以上の場合】
- 1店舗目へ商品のピックアップに向かう途中で配達の再依頼が発生した場合は、全ての注文の配達が再依頼の対象になります。
- 1つ以上の店舗で商品のピックアップを完了後、次の店舗へ向かう途中で再依頼が発生した場合、まだピックアップが完了していない注文の配達のみが再依頼の対象になります。
- ※すでに商品のピックアップが完了した注文の配達はそのまま続行いただけます。
複数同時配達案件であろうが、基本的な仕様は1件配達と変わりありませんが、最初の店舗へ向かう場合は1件配達以上に注意が必要になるかと。
この最初のピックアップ時の段階でUberEats側から大幅遅延と判断されると受諾したすべての依頼がキャンセルされることとなります。
せっかくマグロ・クジラ案件を受諾したにも関わらず 再依頼の対象となってしまっては目も当てられないので、高額案件を受諾した場合はできる限り早く店舗へ到着したいところです。
配達員評価に影響する?
これは配達リクエスト再依頼システムと同日に発表があった「高評価配達パートナーマッチングシステム」に関連する内容となります。
「高評価配達パートナーマッチングシステム」とは、Uber Oneメンバーの注文時に高評価の配達パートナーを優先的にマッチングさせる特典となり、高評価配達員が優遇されるものとなります。
この高評価配達員の定義については、UberEatsから具体的な内容は提示されていませんが、高評価と認められるには以下の事項を意識すべきとも言っています。
引き続き高品質な配達を行うことで、配達リクエストを受け取るチャンスを最大化できます。
推奨される配達のポイント
- 準備が整い、配達を開始できる状態で、配達リクエストを受諾するようにする。
- 配達リクエストを受諾したら、できるだけ早く店舗へ向かう。
- 不要な遠回りは避ける。
これらの内容は再依頼を防ぐ方法と一致しており、再依頼の対象となった場合は配達員としての評価が落ちるということを示唆しているようにも思えます。
根本的に上記のような内部評価的な内容が配達員評価に該当するか自体が定かではありません。
しかし、仮に内部評価があるとすれば 再依頼になってしまうと配達キャンセルされた上に配達員評価まで下がってしまうという2重のデメリットとなるので、極力 再依頼の対象となることは避けるべきかと。
ちなみに、もし配達遅延が評価に考慮されるとすれば 再依頼の前段階の事前通知が来た時点で評価に影響してしまうのではないでしょうか。
尚、高評価配達パートナーマッチングシステムに関する詳細内容については以下の記事をご参照ください。
他配達パートナーへの再依頼を防ぐ方法とは

配達員としては、現在進行中の配達案件が再依頼となってしまうことはデメリットでしかないわけで、絶対に避けたいところですが、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
この再依頼を防ぐための方法については、UberEatsから以下の通知がされています。
配達リクエストの他配達パートナーへの再依頼を防ぐための方法はありますか?
以下の点を意識いただくことをお勧めします。
- 配達の準備が整ってから配達リクエストを受諾する
- 配達リクエストを受諾したら、できるだけ早く店舗へ出発する
- 不要な寄り道は避ける
普段から真面目に配達している人にとってはごくごく当たり前の方法であり、何か特別なことをする必要はありません。
逆に普段から調整金を狙って 遅配が癖になっている人は要注意で、今から行動を改める必要があります。
また、自宅待機しながら配達依頼を受諾する人も注意が必要で、受諾してから 準備を開始してのんびりと出発する人も同様に 今後は行動を改める必要があります。
とにかく、自分自身が注文者になった時に 担当配達員にして欲しくないことを想像し、それらの行為を配達員として避ければ良いだけです。
最後に
今回は2025年4月7日からUberEatsで導入される配達リクエストの再依頼システムについて紹介してきました。
このシステム導入には配達員から批判的な意見も見受けられますが、至って当たり前のことであり、むしろ導入されるのが遅すぎるぐらいです。
同タイミングで発表された高評価配達パートナー優遇システムについては やり過ぎ感は否めませんが、再依頼システムについては妥当な内容かと。
本システムによって、不真面目な配達員が淘汰されてくれれば 配達員の質も上がり 注文者からの満足度も上がり、結果的に良い方向に向かうのではないでしょうか。

コメント