今回は2021年12月20日から適用されたUberEats(ウーバーイーツ)の報酬改定後の日跨ぎクエストについて、適用から数か月 経ち分かったクエスト設定回数の法則などの詳細情報について解説していきます。
新日跨ぎクエストの特徴
報酬改定からしばらく経ち分かってきた新日跨ぎクエストの特徴を解説していきます。
まずは新日跨ぎクエストの特徴を以下にまとめてみました。
- 配達員自身でクエストの設定回数を選択することはできない
- 日跨ぎクエストは1週間で「月~木」「金~日」の2回 発生する ※例外あり
- クエスト設定回数は「月~木」と「金~日」同じ設定回数
- 設定回数・報酬は数パターンあり、地域ごとに報酬が異なることがある
- 配達回数は3週前の実績を参照?
- 報酬額は時期により変動する
では上記の特徴について一つ一つ詳しく解説していきます。
配達員自身でクエストの設定回数を選択することはできない
新日跨ぎクエストの最大の特徴とも言える事項で、これにより日跨ぎクエストへの考え方もがらっと変わってしまいました。
旧日跨ぎクエストでは配達員は事前にUber側から複数のクエストが提示され、その中から最適なクエストを選択していたわけですが、新日跨ぎクエストに変更になってからは各配達員の過去の実績を元に強制的にクエストが決定するという仕様に変わってしまいました。
これにより自分の予定や天候に応じてクエストの設定回数を調整するといった臨機応変な対応ができなくなりました。
日跨ぎクエストは1週間で「月~木」「金~日」の2回 発生する ※例外あり
この特徴については全エリアが該当するわけではなく、一部のエリアでは「月~木」「金~日」の2回に分かれずに 「月~日」と週1回のケースもありますが、現状 大多数のエリアは週2回に分かれている模様なので週1回のケースは例外パターンとして、日跨ぎクエストは基本的に週2回発生するということで話を進めていきます。
さて、日跨ぎクエストが基本的に週2回発生することについては旧日跨ぎクエストから変更がないように見えますが、一部の配達員には決定的に違う点があります。
それは各日跨ぎクエストの終了時刻は日付が変わる瞬間のAM0:00となるんですが、次のクエストの開始時刻がAM9:00のため月曜日と金曜日のAM0:00~AM9:00の時間帯に配達してもクエストの配達回数に反映されません…
当然、月曜日と金曜日のAM0:00~AM9:00もUberEatsでの注文は受付しているわけで、この仕様だとクエスト回数にカウントされないなら配達を控えておこうと思う配達員もいるわけで、そうなれば注文者からすると配達員が中々決まらず商品の到着が遅くなり それが頻繁に続いたら注文者もうんざりしてUberEatsで注文しなくなるという悪循環が発生して誰も得しない状況になってしまう恐れがあります。
ただ、配達員が減る分 配達依頼が来やすくなるというメリットもあるので、敢えてそれを狙って配達する人がいるとすれば配達員の数もさほど変わらず、意外と注文状況も変わらないかのかもしれません。
※長らく週2回クエストだった東京エリアも週1に統合され、今後は全国的に週1になる可能性が高いです。
クエスト設定回数は「月~木」と「金~日」同じ設定回数
旧日跨ぎクエストもクエストは月~木の平日帯(4日間)と金~日(3日間)の週末帯に分かれていましたが、その時は稼働日数が考慮され週末帯の方が平日帯に比べてクエスト回数が少なめに設定されていました。
それに対して新日跨ぎクエストでは「月~木」と「金~日」という日程には変更がないものの設定回数がいずれも同じとなり、週末帯の方が日数が1日少ない分 ややクエストが達成しにくくなっています。
またこれは仮説その1で詳しく解説しますが、同じ週の「月~木」と「金~日」の設定回数は同じ配達員であれば同じということです。
具体的な事例を挙げると「月~木」の設定回数が25-10-10回だった場合は、同じ週の「金~日」も25-10-10回になるということです。
設定回数・報酬は数パターンあり、地域ごとに報酬が異なることがある
新日跨ぎクエスト開始直後は同じエリアでも配達員によってクエスト回数が異なり以下のようなパターンがありました。
このクエスト回数は新日跨ぎクエスト開始直後から、エリア毎にクエスト回数のパターンも異なるようで、同じエリアでも時期によってはクエスト回数も変動し一律ではない模様で、この辺は旧日跨ぎクエストと根本的には似ているかと思われます。
ちなみに2022年4月現在の東京では「1-2-2回」「5-10-10回」「25-10-10回」「45-15-15回」の4パターンの模様です。
(以前あったとされる「5-5-5回」は現在なし?)
配達回数は3週前の実績を参照?
各配達員のクエスト回数を決めるルール・法則は未だ明らかになっていませんが、私自身の実績及び他の配達員の方からの情報を考慮すると3週前の配達実績がクエスト回数に反映されるのが濃厚ではないかと推測しています。
3週前の配達実績が反映されるという推測に至った理由については仮説その3で解説しています。
ただし、この3週間前というのはクエストが週2回の時のルール・法則であり、日跨ぎクエストが週1回(月~日)の場合は2週間前の配達実績が参照されるのが濃厚であり、これの理由についてはもう少し私自身のデータが集まってから 改めて本記事で解説させてもらいます。
報酬額は時期により変動する
これは旧日跨ぎクエストの時もそうでしたが、エリア・時期により同じクエスト回数でも報酬が変動することがあります。
新日跨ぎクエスト開始直後は基本1件100円の報酬単価で設定クエスト回数が最も高いパターンのみ若干のプラス報酬がありましたが、東京エリアでは以下の画像のように2022年2月下旬から突然 最後の設定回数を達成した場合の報酬が一気に跳ね上がる仕様に変わりました。
高額報酬発生直後は配達員が比較的少ない時期で配達員確保のための報酬アップかと思ってましたが、本記事を書いている2022年4月現在の配達員が増えてきている状況でも高額報酬継続中で、できればこの報酬をデフォルトにして欲しく、クエスト回数を選択できない分 このぐらいの報酬が妥当なのではないかと思っています。
ただし、この高額報酬体系は全エリアの配達員が対象というわけではなく、一部のエリアのみが高額報酬の対象となっています。
中には同じエリアで同じクエスト回数でも配達員によって報酬が異なるという噂もありますが真偽のほどは定かではありません…
クエスト設定回数はどのようにして決まるのか?
ここではどのようにして日跨ぎクエストの設定回数が決まるのかを私自身の実績や他の配達員の方からの情報を加味し、各仮説を出しながら解説していきます。
尚、本記事では週2回のクエスト(月~木、金~日)について解説しており、週1回(月~日)については以下の記事にてクエスト回数が決定する法則などを解説していますので、週1回の日跨ぎクエストの法則を知りたい方はこちらをご参照ください。
まずは数カ月間の配達実績及び割り当てられた日跨ぎクエストの内容を紹介し、以下のデータを元に日跨ぎクエスト設定回数の法則を解析していきます。
上の表は私自身の直近約5ヶ月程の配達実績となり、簡単に各項目を説明していきます。
表の「開始日」は各週のクエスト開始日となり、基本的に各週のクエストは月曜日から始まるものとして月~木の平日帯と金~日の週末帯という形で分けています。
尚、新日跨ぎクエストは過去の実績を参照しているということなので、新日跨ぎクエストが適用される前の旧報酬体系時の配達実績も掲載しました。
表の「クエスト回数」はUberから割り振られたクエスト内容となり「25-10-10」と記載されている場合は25回・10回・10回という3段階のクエスト設定回数を示してします。
また、旧報酬体系時のクエスト回数については選択制だったため空欄としています。
表の「配達件数」は自分自身が配達した件数となり、最後の行は本記事を書いている段階では まだ配達件数が確定していないため空欄としています。
次からは上記の表を元に日跨ぎクエスト設定回数の法則を仮説を立て解説していきます。
-仮説その1- 同じ週のクエスト設定回数は共通
これは同じ週の「月~木」「金~日」のクエスト設定回数は共通なのではという仮説で、以下の表は最初に掲示した表のクエスト設定回数の種類で色分けしたものです。
ここで注目したいのは、配達件数は同じ週の「月~木」と「金~土」でかなりばらつきがあるにも関わらず、クエスト設定回数はどの週も「月~木」と「金~日」は共通です。
このことからクエスト設定回数は同じ週の「月~木」「金~土」は共通という仮説が成り立ちます。
-仮説その2- 参照する配達実績は1週間の合計配達回数
これはクエスト設定回数を決定する要因となる過去の配達実績で 参照される配達回数は同じ週の「月~木」と「金~日」の合計数なのではという仮説で、仮説その1が成り立つという前提の話になりますが、「月~木」「金~日」のクエスト設定回数は共通であったと考えると「月~木」と「金~日」を別々でカウントする必要がなく双方の合計配達件数でカウントするのが妥当ではないかという考えに結び付き、以下の表は各週の合計配達件数を追加したものです。
※クエスト回数は「月~木」「金~日」は同一内容という前提で統合した表示に変更しています。
いつの配達実績を参照しているかは次の仮説その3で解説しますが、上の表だと「金~日」は全体的に配達件数が少ないことが多いにも関わらず、クエスト設定回数が一段階落ちることは稀であることから、参照する配達実績は1週間の合計配達回数という仮説が成り立ちます。
この仮説が成り立つのであれば、参照するのはあくまで配達件数なので クエストを達成しようが未達成であろうが関係ないということになります。
-仮説その3- 参照される配達実績は3週前
これはクエスト設定回数は3週前の実績を参照しているのではという仮説で、表を3週ごとに同じ色で塗りつぶしてみました。
クエスト回数が少ない週がいくつかありますが、これを3週前の実績を参照していると仮定してみると、丁度配達回数が少ない週の3週後にクエスト設定回数が減っていることが分かります。
他にも2週前・4週前・5週前を参照するパターンも検証してみましたが、上の表で2回発生しているクエスト設定回数の「5-10-10回」と合致するのが3週前ということで、クエスト設定回数は3週前の実績を参照しているという仮説が濃厚になります。
よく配達員の方からクエスト設定回数をもう1段階上げるためには 多く配達することをしばらく続けなくてはいけないとか、しばらく配達しなくてもクエスト設定回数が減ることはないと言っているのは この3週後に反映されることからではないかとも思っています。
何回配達したらクエスト設定回数が変わるのか
上記の3つの仮説が本当だとした場合、もっとも気になるのは「特定のクエスト設定回数にするためには何回配達すればよいか?」ということで、ここでは各クエスト設定回数にするためには具体的に何回配達すれば良いのかを解説していきます。
ただ、これについてはエリア毎にクエスト設定回数が異なっていること、今後同じエリアでもクエスト設定回数が変更される可能性があるということ、収集している情報量が少ないということ から具体的な数値を割り出すのが難しく、私がお伝えできる範囲で参考にして頂ければと思います。
私の実績を参照すると、1週間の配達回数が35回以下の時は「5-10-10回」となり、1週間の配達回数が36回から71回の時は「25-10-10回」となっています
また、他の配達員の方の情報だと「月~木」「金~日」いずれも完クリ(45回x2=90回)したら「45-15-15回」になったということなので、72回~90回のどこかで「45-15-15回」になるボーダーラインがあるかと予想されます。
また、ここからの話は私の憶測になってしまいますが「5-10-10」のクエストが割り当てられている時と「25-10-10」のクエストが割り当てられている時とでは同じ配達件数をこなしても3週後のクエスト設定回数が異なるのではないか?と思っています。
それと、設定回数が一気に2段階アップすること(例:「5-10-10」から「45-15-15」に変わること)もないのではないか?と思っています。
単純に配達回数だけしか参照していないのであれば、その時に割り当てられたクエスト設定回数は関係ありませんし、いきなり2段階アップすることもありえるので、この推測についてはもう少し私がバリエーションに富んだ配達実績を残したり、他の配達員の方からの情報提供があれば判別できるかもしれません。
まとめ
これまで紹介した「仮説その1・2・3」の内容をまとめると以下となります。
- 同じ週のクエスト設定回数は「月~木」と「金~日」で共通となる
- 参照される配達実績は「月~日」の合計配達回数となる
- 参照される配達実績は3週前の配達回数となる
あくまで私自身の実績から算出した結論となり、これが確実な情報ではなく私の仮説であるということをご了承ください。
上記の仮説で一つ懸念しているのは、一配達員の実績だけでクエスト設定回数の法則が分かってしまうような算出方法をUberが適用するのだろうか?ということです。
Uber側で何かしらクエスト設定回数を算出するアルゴリズムはあるはずで、手動で各配達員のクエスト設定回数を一人一人決めているというのは非常に考えにくいかと思われます。
(出前館なら手動で一人一人のデータを管理しててもおかしくないのですが、UberEatsに限ってはそんなことはないはずです)
そして、その算出するアルゴリズムが解析されることはUberにとっては都合の悪いことだと私は認識しています。
というのも各配達員がクエスト設定回数の法則を知ることで、ある程度自分の受けたいクエストに誘導することが可能になり、より最適なクエスト報酬を貰えるようになります。
配達員のクエスト報酬が増えるということはすなわちUber側の出費が増えるわけで、Uberからすると好ましくありません。
そうしたことを考えると、仮説を立てておいて身も蓋もないことを言ってしまいますが、今後このクエスト設定回数の法則を定期的に変えてくるのではないかと予想しています。
例えば、参照する配達回数を「月~日」ではなく、「月~木」「金~日」に分離して、クエスト回数も「月~木」「金~日」で異なるようにしたり、参照する配達実績も3週前と4週前の2週分の平均回数にするなど 少し算出方法を変えるだけでもクエスト設定回数の法則ががらっと変わってきます。
実はすでにいくつかのアルゴリズムのパターンが存在していて、もうすでに各エリア毎にそのアルゴリズムが違っているかもしれませんし、異なるアルゴリズムのエリア間でアルゴリズムのパターンを交換してしまえば、配達員からすればまったく違う算出方法になったと混乱させることも簡単にできてしまいます。
ただ算出方法のアルゴリズムが変わったら変わったらで、どういう法則かを調べるのは個人的には好きなので それはそれで歓迎できる部分ではあります。
それに今回私は特別難しい計算などせずに仮説を立てており、日々の配達実績を記録し蓄積しておけば自ずとクエスト設定回数の法則が見えてくるかもしれませんので、私と同じように表にしたら意外とあっさり解析できるかもしれません。
なぜ選択制が廃止されたのか
ここでは以前まで適用されていた選択制の日跨ぎクエストがなぜ廃止されたのかを解説していきます。
人件費の削減
これがクエスト選択制廃止の最大の理由だと思っていますが、要は各配達員に最適なクエストを決定できなくすることにより、配達員のクエスト報酬を減らし、Uber側の支出を減らすことでUber側の利益を増やしたかったのではないのかと。
ただし、Uber側でクエスト設定回数を決めることがすべての配達員の報酬減に繋がるかと言うとそうでもなく、これまでクエスト報酬を貰えてなかった人が報酬を貰えるようになったり、クエスト設定回数が自分の配達スタイルとマッチする人で且つクエスト報酬が高騰しているタイミングであれば選択制の時よりも報酬アップすることもあります。
でも、それらの恩恵を受けれるのは極一部の配達員で、全体的にみればクエスト報酬減になっていることは明らかなので、結果的にUber側からすると新日跨ぎクエストになってからのクエスト報酬に関しては依然よりも減額に成功したのではないかと推測しています。
配達員の確保
これは新日跨ぎクエストのクエスト設定回数が過去の実績を参照するという特性をUber側が有効に活用している事例であると個人的に思っているのですが、定期的に配達をこなしていないとクエスト報酬のランク(クエスト設定回数の段階)が下がります。
そのランクが下がってしまうと、いざクエスト報酬をガッツリもらいたいタイミングに貰えなくなるため、毎週ある程度の配達件数をこなさなくてはいけないという縛りが発生し、結果 配達員はUberで配達せざるを得ない状況になるということです。
私自身 新日跨ぎクエスト適用直後はそういった縛り的なことは特に感じませんでしたが、2022年2月下旬から急遽適用された高額クエスト報酬によって、普段からUberで配達をしていた人のみが恩恵を受けれることとなり、しばらくUberで配達していなかった人は その高額クエスト報酬が貰える権利すら与えられず歯がゆい思いをすることとなりました。
高額クエスト報酬はすべてのエリアで適用されているわけではありませんが、高額クエスト報酬対象外エリアの人でもSNS等で 一部エリアで高額報酬になっている状況は把握できますし、もしかしたら近い内に自分のエリアでも高額クエスト報酬が来るのでは?という期待を持ってくれて、普段から積極的にUberで配達をしてくれれば Uber側からすれば してやったりとなるのではないでしょうか。
クエスト報酬・設定回数を考案する手間をなくした
これについてはシステム的な話になり、私もUberがどういったシステムで運用しているのかわからないので かなり憶測めいた話になりますが、日跨ぎクエストが選択制だった頃はクエスト報酬は基本的に毎週異なる金額を設定しており、設定回数もいくつかのパータンが存在していました。
どういう基準で報酬額・設定回数が決まっていたのかは分かりませんが、これらの設定値はAIなどではなく人がその時期の注文件数や配達員の稼働状況などの傾向に応じて設定していたのではないかと考えられます。
Uberの中の人が報酬額・設定回数を毎週考案すれば当然手間になりますし、新日跨ぎクエストは現状見る限りは一部イレギュラーな部分はあるものの基本はシンプルで、更新があるとしても数か月単位で実施する感じではあるので、以前よりもUberの中の人の手間がなくなったとも言えます。
またシステム的な負荷で考えると、旧日跨ぎクエストの時は「①Uber側から各配達員へクエスト情報を送信」→ 「②各配達員はUber側へ選択したクエスト情報を送信」という流れでしたが、新日跨ぎクエストでは「①Uber側から各配達員へクエスト情報を送信」だけの流れとなるので、幾分かはUber側でのデータ送受信の負担が減るのではないかと勝手に予想しています(笑)
新日跨ぎクエストの良い点・悪い点
ここでは新日跨ぎクエストが適用されたことによる良い点・悪い点について解説していきます。
良い点
新日跨ぎクエストの良い点を以下の表にまとめました。
- 配達件数が少なくても報酬が貰える
- どのクエストにするか悩まなくてもいい
- 旧日跨ぎクエストよりも報酬が多い時がある
では上記の良い点について個々に説明していきます。
配達件数が少なくても報酬が貰える
旧報酬体系ではクエスト回数の選択はできたものの、最も少ないノルマの時でも平日帯で20回、週末帯で15回と、副業で配達時間が限られている方にはこのクエスト回数でも達成が難しく日跨ぎクエストの報酬とは無縁でもありました。
しかし新報酬体系後のクエストでは配達回数が1回や5回でも報酬がでるようになったので極まれにしか配達できない人でもクエスト報酬の恩恵が受けれるようになり、隙間時間でしか配達できない人にとっては嬉しい仕様変更となりました。
ただし、クエストは選択制ではないので自分に見合ったクエストが割当たらないと恩恵を受けれなくはなります…
どのクエストにするか悩まなくていい
これまでの選択制クエストでは自身の配達スタイルに見合った回数を選択できたわけですが、適切な配達回数にするためには自分自身のみならず配達する季節や天気など外的要因も考慮する必要があり、クエスト選択期限ぎりぎりまでどれを選択するのか迷っていたという配達員も結構いたのではないでしょうか。
かく言う私も基本的に雨の日は配達しないので天気予報に細心の注意を払いながら、クエストを選択していました。
クエストが選択できないことは当然デメリットにはなってしまいますが、逆の発想で考えればUber側で勝手にクエストを決めてくるのでもうクエスト選択で迷う必要がないというメリットにもなります。
かなり強引なプラス思考かもしれませんが…
旧日跨ぎクエストよりも報酬が多い時がある
これについては現状一部のエリアのみの発生している事象ですが、以下のように急にクエスト報酬が高額になることがあります。
この報酬額については自分の配達スタイルとマッチするクエスト回数が割当たれば、選択制だった頃のクエストの報酬額を超えるもので、単発で終了すると思われた高額報酬も終わる気配がなく開始から2か月過ぎても継続中で、もうこの状態が当たり前にすら感じるようになってしまっています。
悪い点
新日跨ぎクエストの悪い点を以下の表にまとめました。
- 報酬が全体的に減少傾向
- UberEatsに縛られる
- クエスト回数がカウントされない時間帯がある
では上記の悪い点について個々に説明していきます。
報酬が全体的に減少傾向
これについては説明不要かと思いますが、新日跨ぎクエストになり一部の配達員は報酬増になる一方、大多数の配達員は報酬減になりました。
クエスト選択制が廃止されたこともそうですが、自分にマッチするクエスト設定回数が割当たってもクエスト報酬自体が低い水準となってしまいました。
以下の画像は新日跨ぎクエスト開始直後の報酬額と、開始までの直近4ヶ月の旧日跨ぎクエストの報酬を示したグラフとなります。
45回達成時の報酬はかろうじて旧日跨ぎクエストと比較して平均値となっていますが、75回達成時の報酬は平均以下となっており、以前まではクエスト回数の上限も90回や110回と今以上に設定回数及び報酬がもっと多かったことを考えると、専業でUberをやっていた人にとっては新日跨ぎクエストが適用されたことにより大打撃を受ける結果となってしまいました。
Uberに縛られる
新日跨ぎクエストのクエスト配達回数は過去の配達実績で決まるため、Uber以外でのフードデリバリーで掛け持ちをしていると、いざUberでガッツリ稼ぎたいという時に最適な日跨ぎクエストが割当たらないという事象が発生することもあるため、むやみやたらにUber以外のフードデリバリーで配達することのデメリットが以前よりも増してしまいました。
ただ、縛りがあると言っても継続的にUberで配達を続けなくてはならないという程のものでもなく、現状3週後にクエストが反映されるので(おそらく…)それを見越して配達しておけば問題ないかと思われます。
どうしてもUberをメインにしたくないということでしたら、常にtwitter等でクエスト報酬情報をチェックしてクエスト報酬が高額になった時だけUberをメインにするのがいいかもしれません。
Uberメインに戻って すぐに高額な報酬クエストが反映されるわけではありませんが、今の高額報酬の状況を見ていると しばらくは高額な報酬クエストが継続されるようなので少し遅れますが恩恵を受けることは可能かと思います。
まーmenuと比べればUberの縛りなんて全然緩いかと思いますが(笑)
クエスト回数にカウントされない時間帯がある
本記事の冒頭の新日跨ぎクエストの特徴のところでも解説しましたが、日跨ぎクエストが「月~木」「金~日」に分けられているエリアでは、それぞれの終了時間がAM0:00なのにも関わらず次のクエストの開始時間がAM9:00となり月曜日と金曜日のAM0:00~AM9:00の間の配達回数はクエストには反映されません。
一方、週に一回のクエストではAM3:30に終了し 開始はAM4:00と、クエストが反映されてない時間も30分間だけの上に時間帯的まず注文がないであろうことからクエスト回数にはほぼ影響がありません。
なぜ「月~木」「金~日」をこの仕様にしているかは謎で、今後この部分は改善されるのかもしれませんが、クエストが週2回に分かれているエリアで クエスト回数を重視する方はくれぐれも月曜日と金曜日のAM0:00~AM9:00はクエスト回数がカウントされないということを忘れずに注意しましょう。
※現在では全国的にクエストが週1回の仕様に変更された模様で、月・金のAM0:00~AM9:00の問題は気にする必要がなくなった可能性が高いです。
最後に
今回は週2回の新日跨ぎクエストの設定回数の法則について解説してきました。
これらの法則は完全に確定ではなく仮説ということになってしまいましたが、週2回のクエスト仕様では概ねこれに近い形なのではないかと思っています。
また、現在ではほぼ全てのエリアで週2回の日跨ぎクエストは撤廃され、週1回に置き換わってしまっており、本記事の情報はあまり役に立たない可能性が高いのですが、今後再び日跨ぎクエストが週2回になった時のために本記事の情報も残しておこうかと思います。
週1回の日跨ぎクエストの回数決定の法則については以下の記事をご参照ください。
それでは良い配達ライフを。
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