今回は2025年2月から開始予定のUber Direct(Uber Eats)の「お客様荷物受取サービス」と「ロッカーを活用した荷物受け取り・引き渡しサービス」について紹介していきます。
お客様荷物受取サービスの詳細内容
ここではUberDirectのお客様荷物受け取りサービスについて紹介していきます。
サービス内容
お客様荷物受け取りサービスとは、UberEats配達パートナー(配達員)が個人のお客様の家に伺い荷物を受け取って所定の店舗へ配達を行うサービスとなります。
お客様が荷物を送る際、通常はお客様自身が店舗に持っていくわけですが、その荷物を持っていく作業を配達員が代行でおこないます。
そして、配達員が荷物を所定の店舗に届けたあとは、店舗側で利用者から指定された処理を施す形となります。
要はお客様の荷物集荷をUberEats配達パートナー(配達員)が請け負うサービスとなります。
また、本サービスは2025年2月から開始予定となっています。
尚、本記事ではこれ以降 お客様荷物受け取りサービスを「荷物集荷サービス」と呼んで話を進めていきます。
上記サービスはUberEatsから新サービスと紹介されましたが、実のところ既存サービスを改めて紹介したという可能性があります。
というのも、2024年8月下旬にUberDirectにて個人のお客様の家から荷物を受け取って配達するサービスが開始されており、内容としては今回の荷物集荷サービスとまったく同じとなります。
実際にUberEatsから届いた本サービスに関するメール文中のヘルプをクリックすると、2024年8月下旬に開始したサービス内容のページが展開し、運ぶ荷物の対象は「衣類」となっています。
もし、本サービスが2024年8月下旬から開始したサービスと同様であるならば、運ぶ荷物の対象が衣類というわけで、皆が想定しているであろう宅配便で送る段ボールなどは対象外となるのではないでしょうか。
サービス利用方法
利用者(お客様)は利用したいプラットフォーム(サービス提供会社)から集荷を依頼する流れとなります。
荷物を運ぶのはUberEats配達パートナーですが、注文依頼はUberEatsからではなくサービス提供会社へ直接依頼する形となります。
現時点ではどのようなサービスかは不明なため具体的な利用方法が明らかになっていませんが、おそらくサービス提供会社のサイト・アプリから依頼できるようになるのではないでしょうか。
配達員側の対応方法
配達員としての荷物集荷案件の対応方法は基本的には通常の配達と同じ流れとなります。
荷物集荷の配達依頼が来るとUberドライバーアプリ上では以下の画像のような通知が飛んできます。

上画像はUberEatsが提供したサンプル画像となりますが、毎度おなじみの通知画面と言えます。
通常の配達と異なるのは行く順番が「注文者(お客様)」→「店舗」になることです。
そして、通常の配達と同様に、配達依頼を受諾しても 受け取り完了処理をしなければキャンセルすること(受けキャン)も可能となります。
尚、注文者宅に到着して応答がなかった場合のお馴染みとなっているカウントダウンタイマーは作動させることができません(使用することができません)
このため、注文者の応答がなかった場合は任意のタイミングで受けキャンを実施する必要があります。
(通常配達と同様に受けキャンした場合は配達報酬は一切発生しません)
ロッカー配達サービスの詳細内容
ここではUberDirectのロッカー配達サービスについて紹介していきます。
サービス内容
ロッカー配達サービスとは、UberEats配達パートナー(配達員)がロッカーから荷物を受け取る 又はロッカーへ荷物を引き渡すサービスとなります。
ロッカーから荷物を受け取るケースでは、配達員が指定された店舗に行き そこのロッカーから回収した荷物を注文者へ届ける形となります。
ロッカーへ荷物を引き渡すケースでは、配達員が注文者宅へ伺い荷物を預かり その荷物を指定店舗のロッカーに入れる形となります。
尚、ロッカーからロッカーへの配送パターンはなく、必ず注文者の元へ行く形となります。
そして、本サービスは「ToTomorrow(クリーニングサービス会社)」が運営する「ランドリーパックNow」のクリーニング衣類の配送を行う模様で、2025年2月からの開始予定となっています。
ちなみにランドリーパックNowの配送をUberEats配達パートナーが受け持つのは、実は2024年10月から福岡を皮切りにスタートしてました。
そして、今回は店舗専用ロッカーを介したクリーニング衣類配送サービスが追加されることとなります。
サービス利用方法
利用者(お客様)はToTomorrow(クリーニングサービス会社)へクリーニングを依頼する流れとなります。
荷物を運ぶのはUberEats配達パートナーですが、注文依頼はUberEatsからではなくToTomorrowが運営する「ランドリーパックNow」からとなる模様です。
本サービスを利用する上で注意すべき点は、利用者は必ず自宅で待機が必要ということです。
利用者は荷物を預ける・受け取るのいずれかになりますが、いずれにせよ配達員へ荷物を渡す・配達員から荷物を受け取る必要があるので自宅にいなければなりません。
自宅に待機する必要があるということはサービスを申し込む段階で分かっていることなので、「うっかり外出してしまった…」なんてことにならないとは思いますが…
配達員側の対応方法
配達員としてのロッカー配達の対応方法は基本的には通常の配達と同じ流れとなります。
通常の配達と大きく異なるのが、必ずロッカーの操作が必要になるということです。
配達のパターンは「店舗ロッカーから注文者へ」「注文者から店舗ロッカーへ」となるわけですが、いずれにせよロッカーから荷物を取り出すか・ロッカーへ荷物を収納するかが必須となります。
尚、ロッカーの操作方法及び注意事項は以下となります。


ロッカー受け取り自体は現状の注文でも採用している店舗は多々あるので、配達経験者であればスムーズにロッカーを使いこなせると思われます。
そして、本サービスの配達依頼を受諾した場合の注文者から荷物を受け取るケースでは、配達リクエストを受諾した直後に以下の画像が表示されます。

上記画面の「荷物の集荷を承諾する」をタップして初めて配達依頼を正式に受諾したということになります。
尚、配達依頼を受諾した後でも これまで通りの受けキャン(荷物を受け取る前のキャンセル)は可能な模様です。
また、ロッカーから受け取り注文者へ荷物を届けるケースにおいて、注文者と連絡が取れない場合は通常の配達と同様にカウントダウンタイマーの発動が可能となっています。
もし、カウントダウンタイマーを発動し 注文者に荷物を渡せなかった場合は店舗に持ち帰る必要があります。
ロッカー配達の配達依頼を受けたくないという場合は、案件の受信自体をなくすことが可能です。
ただし、受信拒否の設定はアプリ上ではできず、サポートに問い合わせする必要があるのでご注意ください。
今回UberEatsから通知された内容には明記されていませんでしたが、店舗ロッカーからの荷物受け取りは軽貨物に限られる可能性があります。
というのも本サービスに該当するであろうランドリーパックNowについては、軽貨物の配達パートナーのみがクリーニング品を配達することができる仕様となっています。
このため、店舗ロッカーから運ぶ荷物(クリーニングされた衣類)については軽貨物のみが対象となるのではないでしょうか。
ただし、注文者から店舗ロッカーへの配送については 軽貨物に限定されてない模様で、自転車・バイクも対応可能かと思われます。
新サービスへの期待と不安

ここでは今回紹介した新サービスの「荷物集荷」「ロッカー配達」について期待すること不安視することを紹介していきます。
注文案件の増加
UberDirectにて新サービスが追加されるということは注文数自体が増加するわけで、そうなれば配達員への配達依頼も増えるということになります。
そうなれば今以上に配達依頼も来やすくなるので、配達員にとっては歓迎すべき状況とも言えます。
ただ、新サービス追加で配達依頼が爆増するかというと その可能性は低く「配達依頼数 本当に増えた?」と思えるぐらいの微増にとどまるのが現実かと。
更にエリアによっては当面の間は新サービス対象外ということもあり得るので、今回の新サービスで恩恵を受けるは一部の主要都市に限られるのかもしれません。
不安視すること 新サービスの懸念事項
新サービスが追加されることは配達員にとって喜ばしいことですが、今回追加される「荷物集荷」「ロッカー配達」サービスについては「荷物の仕様」に関しての不安があります。
UberDirectのこれまでのサービスと照らし合わせると、今回発表された新サービスで運ぶ物は「衣類」の可能性が高いと言えます。
仮に衣類だとした場合、最も警戒すべきは店舗から利用者に届けるケースです。
店舗から利用者に届けるということはクリーニングした状態の衣類と考えられ、これらは丁重に扱う必要があります。
物によっては形状を変えずに運ばなくてはいけないケースもあり、配達用バッグでは対応できなくなります。
そもそも、新サービスの荷物については配達用バッグで運ぶことはNGとなっており、マーチャントパートナーの専用バッグが推奨されています。
これらのことから、新サービスでは従来の配達用バッグは使用できなくなり 実質 自転車・バイク配達員には運べない可能性が高くなります。
せっかく「新サービス開始で配達依頼増だ!」と期待が出てきたものの、蓋を開けたら自転車・バイク配達員は対象外 なんてことも十分あり得るのかと…
軽貨物時代の到来か!?
新サービスの配送荷物を考慮すると配達手段はほぼほぼ軽貨物(自動車)に限れてくるのではないでしょうか。
そうなると今回紹介された新サービスは軽貨物の独壇場であり、軽貨物時代到来のきっかけにもなるかもしれません。
ただ、軽貨物時代到来!と言っても、今回追加される新サービスの需要が多いとはお世辞でも言えないわけで、突如軽貨物が優遇される環境になるとは考えにくいです。
とは言え、軽貨物のアドバンテージが増えることには変わりないわけで、軽貨物配達員にとっては今回の新サービスは追い風と言えます。
UberDirectの将来性
今回の新サービスもそうですが、昨今UberDirectの対象商品・サービスは増えてきています。
この調子で行けば今度も提携企業が増え、更に取扱い商品も増えていくのではないでしょうか。
そうなれば配達員の配達依頼も増加し 仕事の機会も増えるわけで UberDirectの発展は配達員にとっても追い風と言えます。
ただ、配送商品が多様化するなかで 今回の新サービスのように配達用バッグでは運べない商品も今後出てくる可能性は十分に考えられます。
そうした配達用バッグでは運べない商品が増えてきた時に活躍するのが軽貨物となり、前述したように いずれは軽貨物時代が到来するかもしれません。
今すぐに配達手段を軽貨物に変える必要はないと思いますが、将来を見据えて軽貨物での配達も視野に入れておくと良いかもしれません。
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