今回は2025年12月23日から実施されるmenu(メニュー)の規約改定(報酬振込手数料の仕様変更)について紹介していきます。
規約改定の詳細内容から、規約改定後の配達員への影響などについて解説していきます。
規約変更内容

ここでは2025年12月23日から変更されるmenuの規約変更内容について解説していきます。
出金手数料の変更
2025年12月23日より銀行振込による報酬出金手数料が以下のように変更されます。
| 変更前 | 変更後(2025年12月23日15時以降) |
|---|---|
| 出金金額・回数にかかわらず、手数料一律300円 | 銀行口座への出金手数料が月4回まで無料 (毎月1日〜末日でのカウント) |
2024年11月の規約改定で銀行振込による出金手数料が完全有料化してしまったわけですが、今回(2025年12月23日)の規約改定で再び無料になる運びとなりました。
月4回まで無料という制限はあるものの、週1ペースで無料出金できると考えると実質 出金手数料完全無料化と言えるのではないでしょうか。
今回の出金手数料無料化はmenuの粋な計らいというわけではなく、単純に2026年1月1日から施行される中小受託取引適正化法(取適法)【旧:下請法】によるものです。
2026年1月1日施行の中小受託取引適正化法により、振込手数料は、下請事業者(配達員)との合意の有無にかかわらず、発注事業者(menu)がすべて負担することが義務付けられます。
また、下請代金(配達報酬)から振込手数料を差し引くことは「減額」に該当し、違法行為となります。
このことからmenuが配達員のことを思いやっての規約変更ではなく、法律に従うために仕方なく規約変更を実施したということになります。
強いてmenuの褒められる点は、取適法が施行される日(2026年1月1日)よりも前(2025年12月23日)に menu側で規約変更するということです。
ただ、出金手数料無料を早めたのも配達員のためというよりもmenu側スタッフのためな気もしています。
単純に1月1日の日付が変わったタイミングでシステム変更すると、menu側として何かと都合が悪い(不具合があった場合休日出勤する必要があるなど)理由があったからなのかと…
出金手数料に関する補足事項
ここでは前述した出金手数料の変更(出金手数料の無料化)に関する補足事項を紹介していきます。
出金手数料無料化による補足事項は以下となります。
- auPAYでの出金は従来通り手数料無料
- 5回目以降は銀行振込が不可
- 失効予定報酬の自動振込が月初に1回へ変更
次から上記補足事項について、個別に解説していきます。
auPAYでの出金は従来通り手数料無料
今回の規約改定により銀行振込による報酬出金手数料が無料となるわけですが、auPAYでの出金はこれまで通り何回使用しても無料となります。
5回目以降は銀行振込が不可
銀行口座への出金手数料が月4回まで無料となっているわけですが、4回 銀行口座へ出金すると その月は銀行口座への出金ができなくなります。
(出金回数のカウントは毎月1日から末日となっています)
尚、月4回の制限はあくまで銀行口座への出金が対象であって、auPAYは別扱いとなり、auPAYの方は銀行口座への出金回数関係なく何回でも出金可能です。
失効予定報酬の自動振込が月初に1回へ変更
配達報酬には出金期限が設けられており、出金期限を過ぎた報酬については銀行口座へ自動振り込みされる仕様となっています。
この自動振り込みされる日が月初の1回に変更され、この自動振り込みの手数料は無料となります。
このため、自身で出金をしなかったり・忘れたとしても、最終的には手数料無料で配達報酬満額を受け取ることができます。
規約改定まとめ
今回の2025年12月23日に実施される規約改定は、銀行口座への出金手数料の無料化のみとなります。
同タイミングでそれ以外にも配達員にとってプラスとなる規約変更も期待したわけですが、残念ながら そういったものはありませんでした。
むしろ、配達員にとってマイナスになる規約変更がなかっただけマシと考えた方が良いかもしれません。
尚、改定後の規約についてはmenu公式から発行されている以下のmenu配達クルー規約(PDFファイル)をご参照ください。
規約改定後の配達員への影響

ここでは今回紹介した規約変更により、配達員へ影響するであろう事象について紹介していきます。
報酬取得方法が業界一に!
前述したように今回の規約変更により銀行口座への出金手数料が無料となりました、
一部条件(月4回までなど)はあるものの、配達報酬を取得する方法についてはフードデリバリー他社と比べて圧倒的な優位性を持ったのではないでしょうか。
ただ、優れているのはあくまで報酬の出金方法であり、根幹となる配達報酬に関しては他社と比べて依然厳しい状態と言えます。
せっかく報酬取得方法が業界一になったのに、肝心の配達報酬が安いとなれば宝の持ち腐れとなってしまうわけで…
配達報酬の減少?
銀行口座への出金手数料無料化は配達員にとっては嬉しいわけですが、menu側からすると振込手数料の負担を強いられることになります。
「振込手数料の負担が出る」イコール「損失に繋がる」わけで、その損失分を配達員の配達報酬から補うのではないかという心配があります。
最低報酬単価を下げるという大々的な変更は無いにしろ、規約改定を境に微妙に報酬を下げるということは十分にあり得ます。
ただでさえ、昨今のmenu報酬は安いわけで、これがさらに下がるとなると更なる配達員離れがおきてしまうのではないでしょうか。
そして、昨今はロケットナウが台頭したせいなのかmenuの注文数も低下しているようにも感じられるわけで、これで更に報酬が下がりでもしたら、配達員にとってのmenuの存在意義がますます薄れる気もします。
直近で最も恐れているのは、他社への対抗手段として「店頭価格での提供」を導入することです。
店頭価格で提供すれば一時的に需要が増えるかもしれませんが、その店頭価格提供で生じた損失のしわ寄せは 間違いなく配達報酬になると言えます。
注文数は増えたけど、報酬が安すぎて配達員が全然マッチングしない… なんてことになったらmenuは本当にオワコンになるかもしれません。
最後に
今回はmenuの規約改定(出金手数料変更)について解説してきました。
今回紹介した規約改定自体は配達員にとっては喜ばしいことではありますが、先を見据えると やや不安に思えたりもします。
少し前にはmenu株式会社の関連会社であろうmenuデリバリー株式会社が債務超過であるということが報じられており、menuとの関連性は不明ですが、これも不安視せざるを得ません。
とりあえずは、menuも無事2027年を迎えられそうで一安心ですが、2027年は厳しい経営を強いられるのではないでしょうか。
配達員からすれば展開するフードデリバリー会社は多いに越したことはないわけで、何とかmenuにも踏ん張ってもらいたいところです。
とりあえずは加盟店ケンタッキーの復活を…



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