今回は2025年5月にマクドナルドで販売された「ちいかわ」ハッピーセットに関する話題を紹介していきます。
尚、本記事では配達員目線での より深堀した内容をお伝えしていきます。
マクドナルド ちいかわハッピーセットとは
まず ハッピーセットとは、マクドナルドが提供する お子様向けのセットメニューで 各期間ごとに異なる特典(おもちゃ・絵本・図鑑・マンガなど)がセットになった商品です。
そして、今回取り上げるちいかわハッピーセットとは その名の如く ちいかわグッズが特典となっており、今回は以下の3期間での開催となります。
第1弾:2025年5月16日(金)~5月22日(木)

第2弾:2025年5月23日(金)~5月29日(木)

第3弾:2025年5月30日〜

最後の第3弾については、第1弾・第2弾 全てが特典の対象となっており、開催期間については在庫が切れるまで とのことです。
ちなみに、同時期には「ちいかわ」だけでなく「マインクラフト ザ・ムービー」「トミカとトム ひみつのおりょうり/本物の大きさ図鑑 動物AR動画つき」もハッピーセット特典として開催されています。
※「マインクラフト ザ・ムービー」に関しては「ちいかわ」と同様に第1弾・第2弾・第3弾と3期間に渡って開催されます。
マクドナルド史上 過去最大?の混雑具合
昨今のちいかわの人気は爆発的とも言え、放送&配信中のアニメ版をはじめ、キャラクターグッズ、コラボカフェ、さまざまな企業コラボなどが展開され、社会現象を巻き起こしており日本の巨大コンテンツとして注目されています。
そんなちいかわのマクドナルドオリジナルグッズということもあって、ちいかわハッピーセットの注目度も高く、ハッピーセット発売初日も購入可能時刻のAM5時の時点で各店舗には長蛇の列が出来ました。
そして、その人気は発売開始直後に留まらず 第1弾の発売開始日は終日 各店舗で異例の混雑具合となりました。
私も発売当日の昼にマクドナルドの近くで配達完了したので、興味本位で寄ってみたらご覧の有様でした…


ここの店舗は普段から 注文を捌くスピードが速く 個人的には非常に優秀なスタッフが多い店舗という認識なんですが、この日ばかりは その優秀さが 無力化するぐらいの圧倒的な注文が来た模様です。
ハッピーセット発売初日(5月16日(金))は全国のマクドナルドで同様の光景となった模様で、改めてちいかわ人気を実感することとなりました。
マクドナルドでは、期間限定の値下げ・価格改定直前・人気キャラのハッピーセットなどで定期的に混雑しますが、今回程の混雑具合はマック史上 過去最大とも言えるのではないでしょうか。
はびこる転売ヤー
人気商品発売に付随してくるのが転売行為であり、今回のちいかわハッピーセットも例外ではありませんでした。
各店舗では転売ヤーも殺到した模様で、中には以下の画像のように あり得ない程の数量を買い占める者もあらわれました。


こうした転売目的で大量に買い占めた人物の素性は明らかにされていませんが、一説によると中国人の転売ヤーが多かったとか。
そして、これは噂なので真偽のほどは定かではないんですが、店内飲食としてハッピーセットを購入したに関わらず 飲食は一切せずに特典だけ持ち帰る行為が横行していた模様です。
百歩譲って購入した特典を転売するのは許せますが、こうした非常識極まりない行為は人としてあり得ないわけで、転売ヤーは基本的に非人道的であるという認識が根強くあります。
今回のちいかわハッピーセットに関しては、転売行為は儲けが少ない もしくは赤字となる非効率な行為とも言えます。
人気コンテンツのキャラ商品ということで 欲しがる人も多数いるとは思いますが、それを考慮しても転売するメリットは皆無かと。
最も安いハッピーセットが1セット510円(店舗によってはこれよりも高くなる)という前提で以下のメルカリに出品されている画像をご覧ください。

相場は1個あたり600円弱となるわけですが、この価格から出品手数料・送料などが引かれるので結果的には1個あたり500円ぐらいで売れたということになります。
更には店舗に行く手間・購入までに要する時間などを考慮すると、純粋な稼ぎが時給100円にも満たないのではないでしょうか。
では、店舗に行かずUberEatsやマックデリバリーで自宅から注文すれば良いかというと それは価格面で非常にデメリットが多いです。
デリバリーで注文すると、まず商品の価格がデリバリー用に上乗せされており、更に配達のサービス手数料が上乗せされます。
具体例として店舗では510円で購入できるものが、UberEatsで注文すると合計金額 約1,060円と倍以上になってしまいます。
※複数個まとめて購入することで全体を占める手数料の割合を幾分か減らすことはできます。
ハッピーセットがどうしても食べたくて 特典は不要だったということであれば まだ分かるんですが、最初から転売目的で購入したのであれば本末転倒です。
こうなってしまうと転売で儲けるというよりはボランティアで欲しい人に譲ってあげているようなもので、如何に転売が非効率極まりない行為だということが分かります。
マクドナルド 異例の対応か
マクドナルドのハッピーセット史上最高とも言える人気を博したちいかわハッピーセットですが、あまりの売れ行きに早い段階で提供中を打ち出す店舗が多発しました。
こういた異様とも言える人気ぶりの影響のためか、マクドナルドでは5月30日に開始を予定する第3弾については「販売は実施しない可能性がございます」という声明を発表しました。
この発表は第1弾発売から数日後(5月19日に声明)に出され、あくまで「実施しない可能性がある」ということなので 第3弾の販売中止が確定したわけでありません。
おそらく5月22日から販売開始する第2弾の状況を見て判断すると思われますが、第1弾の盛況っぷりを見る限りは第2弾も同等かそれ以上に加熱すると思われるので、第3弾の販売中止は濃厚かと。
この販売中止理由については一概に転売ヤーが原因というわけではありませんが、転売目的で大量の買い占め行為が世間的な注目を集めたことは少なからず影響しているでしょう。
配達員としての対応方法
ここでは今回のちいかわハッピーセットのような混雑が予想される時期のマクドナルドを、配達員として より効率良く対応するための方法を紹介していきます。
まず、今回のちいかわハッピーセット第1弾の状況をおさらいしていきますが、発売開始日である金曜日は提供開始の早朝5時から行列が出来ていました。
提供開始以降もハッピーセットを求める人が続々来店して 大半の店舗が終日混雑した状態だった模様です。
そして、翌日の土曜日はちいかわハッピーセットの在庫がなくなったためか、普段の落ち着きを取り戻す店舗が多数でした。
これらの前例から、ちいかわハッピーセット第2弾の発売開始日である5月23日(金)のマクドナルド案件は受諾しないのが賢明と言えます。
更に第3弾も中止の可能性が高く、下手すると第2弾は第1弾以上に客が殺到することも考えられるので、5月23日は特に注意が必要です。
UberEatsに関しては、案件受諾後に簡単にキャンセルできるので 高単価であればワンチャン空いていることを願って受諾してみるのもありです。
一方、受諾後は基本的にキャンセルできない出前館・Woltに関しては受諾したら全てが終わる…というレベルで受諾すべきではありません。
そして、おそらく発売初日の金曜日はマクドナルド案件が爆鳴りの地域が多数出ると思いますが、それらは完全に無視しましょう。
マクドナルドを受諾した配達員達はマクドナルドで足止めを食らうので、マクドナルドを受諾しないことで他店舗の案件を受諾しやすくなるというメリットもあります。
特にこうした事情を何も知らなそうな違法フル電動自転車外人達にマクドナルド案件を譲ってあげましょう(笑)
そして、翌日土曜日については 各店舗のちいかわハッピーセットの在庫状況次第であり、念のための安易に受諾することは避けるべきかと。
UberEatsであれば 店舗までの距離が近ければ店舗の偵察を兼ねて試しに受諾するのもありですが、出前館・Woltは発売初日と同様に極力受諾しない方がよいかと。
土曜日・日曜日は普段から混む傾向にあるので、「長時間の調理待ちは絶対にしたくない!」ということであれば、金・土・日はマクドナルド案件は避けた方が良いかもしれません。
このように今後も同様の人気キャラ関連のハッピーセットが登場する可能性もあるわけで、そうした時にも臨機応変に対応できるよう今回のことを忘れずにいましょう。
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