今回は、出前館配達員が配達中に崩れた寿司を素手で整えていた行為について、配達員の視点から「何故配達員は素手で握ってしまったのか」「配達員が行為に及んだ本当の理由」など他では触れていない真相を語っていきます。
尚、本記事では今回の一連の騒動のことを「出前館 寿司事件」と呼んで話を進めていきます。
事の経緯
ここでは今回の出前館 寿司事件の事の経緯を紹介していきます。
注文者が2023年9月12日に出前館にてスシロー昭島店のスシローセット12種 2人前(24貫)を注文したことが事の始まりでした。
そのスシローセットの配達を請け負った配達員はバイクで注文者宅まで移動しました。
そして、注文者が ちょうど2階のベランダから外を眺めていたところ、出前館と思わしきバイク配達員が到着しました。
普通ならすぐに商品を届けてくれるのですが、なかなか注文者の所に来ないので「何をしているのだろうか?」と思って再び外を見たところ、こともあろうに商品を開封して素手で寿司を整えていました。
これには注文者も驚き「出前館へ苦情を言う必要がある」という思いで、その素手で寿司を整える様子を動画にとらえました。
その後、配達員は何食わぬ顔で商品を渡そうとしたので、注文者が先ほど撮影した動画を配達員に見せたところ配達員は「でも消毒はしたんで」と言い訳を言い、注文者は「そういう問題ではない」と言い返しました。
すると配達員は「すぐ作り直してきます」と言い 注文者は断ったものの、その後 同じ注文者が再び運んできたため 出前館に苦情を入れました。
その後、出前館からメールによる謝罪はあったものの返金には応じてくれず、対応が不十分と感じました。
この対応に業を煮やした注文者は 配達員が寿司を素手で整えた動画をX(旧twitter)にアップし、その動画が一気に拡散し 瞬く間に本件が多くの人に知れ渡りました。
そして、SNS拡散後に出前館から「注文した商品代金の返金に応じる」旨のメールが届き、ようやく注文者側が納得のいく対応をしてもらえました。
ここで本件に関するトラブルが収束するかに見えたのですが、SNS上で動画が拡散したことでニュース番組にも大きく取り上げられ、瞬く間に世間に知れ渡る事態となりました。
配達員が行為に至った理由
ここでは何故配達員が素手で寿司を整えるという行為に至った真相について、配達員目線で憶測を交えて語っていきます。
まず、本件に関する配達員の一連の行動は食品の衛生上 不適切な行為であり あってはならないことで、同じ配達員としても擁護することはできません。
これ以降の内容は一部配達員を擁護しているかに思える表記もありますが、決して配達員を擁護する意志はないことをご理解願います。
そして、配達員がこうした行為に至った理由については以下の3つの問題が関係していると考えられます。
次から上記の各問題を個別で解説していきます。
運び方の問題
今回、手直しが必要になった根本的な原因として該当配達員の運び方に問題があったと考えられます。
まず、配達員は以下のようなバイクを利用していました。
※上記バイクはあくまで例えであって、実際に使用していたバイクとは異なります
所謂キャノピーと呼ばれる屋根付きの3輪スクーターで、様々なデリバリーで活躍している配達に向いたバイクとも言えます。
そして、配達員はこのタイプのバイクの後方にあるリアボックスに寿司を入れて配達したわけで、一見すると運び方に問題がなかったようにも見えます。
しかし、キャノピーのリヤボックス内は意外にもバイク走行中の振動を受けやすく、そのまま商品を入れてしまうと安定した状態が保ちにくくなります。
実際にスシローの商品を自分で購入し、同じような条件で検証した方がいましたが 時速50kmを超えたぐらいから寿司が崩れ始めていました。
これは路面の状態も関係してくるので一概に時速50km以上が崩れるラインではありませんが、速度を出しすぎると崩れやすくなります。
これらのことから配達員はある程度の速度を出し、且つ空っぽのリヤボックスにそのまま商品を置いただけの可能性が高いかと。
ただ、もしかすると速度はそれほど出しておらず 何かしらの段差があるところを走行して激しい衝撃を受けてしまっただけかもしれません。
とは言え、容器がブレないようにリアボックス内へ振動対策をして移動に気を使っていれば 手直しが必要な程に寿司が崩れることはなかったのかもしれません。
こうした商品を安全に運ぶための一連の対策を配達員が怠っていたために、今回のケースに発展してしまったのではないでしょうか。
商品梱包・容器の問題
商品が崩れた原因は配達員の運び方だけではなく、商品梱包・容器にも原因があると言えます。
スシローの限らず 寿司は崩れやすく、配達員界隈では配達難易度が高いものと言われたりもしています。
特に寿司は商品量に対して容器がスカスカだったりすることがあり、youtubeのパロディ動画では以下のように揶揄されたりもしています。
上の画像があくまでフィクションなので、ここまで酷い状態ではないものの容器の空きスペースが目立つことがあったりもします。
そして、商品に対して容器内の面積が大きいと、いかにベテランの配達員と言えどもまったく崩さずに運ぶのは不可避とも言えます。
店側として商品サイズにぴったりの容器が用意できないということであれば、崩れにくように工夫して梱包することも必要なのかと。
例えば蓋を締める前にラップをかけておけば配達員が容易に商品触ることもできませんし、ラップの上からの圧力で商品も崩れずに済んだかもしれません。
(ただ、ラップを外すときにネタがラップにくっついて剥がれてしまいそうではありますが…)
とにかく店側も 配達移動時の振動などを考慮した対処をしていれば 寿司が崩れることはなかったのかもしれません。
尚、上記画像の内容が気になる方は以下のYoutube動画をご参照ください。
配達員のあるあるネタ満載でもあるので、配達員であれば必見の動画です。
出前館の体制の問題
ここまで取り上げてきた問題はいずれも寿司が崩れた原因の話でしたが、寿司が崩れただけであればここまで大ごとになってないわけで、本当の問題は配達員が素手で寿司を整えたことと それに対する出前館の対応とも言えます。
そして、個人的には出前館の体制の問題が今回大きく報道された一番の理由ではないかと思っています。
その問題点は3つあり、次から各問題点について解説していきます。
サポートの対応
本件が多くの注目を集めたのは注文者のSNS投稿がきかっけであり、そのSNS投稿をするに至った原因が出前館サポートの対応でした。
注文者とサポートの具体的なやり取りは不明ですが、注文者は配達員の対応に対してサポート側に返金を求めたところ応じてくれませんでした。
サポートからすると「1回の配送ならまだしも 2回も配達させておいて受け取らなかった人に返金する必要はない」と言ったところでしょうか。
※SNS炎上後に出前館は返金に応じています。
もし、配達の状況をしっかり把握して注文者へ返金の対応をしていればこうした大ごとにもなっていなかったわけです。
ただ、これはあくまで結果論の話であって、出前館の対応が適切ではなかったとは断定できないところでもあります。
クレームがあったら何でもかんでも返金に応じてしまってはきりがなく、返金に応じるか否かの見極めも難しいところではあります。
しかし、UberEatsであれば今回と同様のケースが発生しても返金に応じた可能性は高く、悪い意味で出前館の昔ながらの企業体質が裏目に出たのではないでしょうか。
それと余談ですが、配達員側の出前館のサポート対応は配達員界隈では「対応が悪い・レベルが低い」と評判は良くありません。
例として配達員・注文者間でトラブルが発生し、配達員がサポートに問い合わせても 当事者同士で解決してくれの一点張りでサポートから注文者への連絡はしてくれず、サポートする気がまったく見受けられないという事例があります。
こうした事情を知る者としては、今回の注文者へのサポート対応も 程度が知れるものだったのではないかと予想されます。
評価制度
出前館には配達員の評価制度が存在し、この評価制度が配達員が素手で寿司を整えた根本的原因とも捉えられます。
配達員の評価制度自体はフードデリバリー会社では珍しいことではなく UberEats・menuでも存在します。
しかし、出前館の評価制度は他社に比べて配達員にとっての重要度が高く 評価を落とすことは死活問題にも繋がりかねません。
何故重要度が高いかと言うと、出前館の場合は累計の評価が悪くなった場合は 他の配達員と比べて配達依頼が減る仕様となっているからです。
※上記仕様は出前館公式から公表されています。
崩れたままの商品を渡し、もしも注文者から悪い評価を付けられたとなってしまっては、今後の自分への配達依頼が減る可能性があり 結果的に稼ぎにくくなってしまいます。
そうした仕様であるならば、できる限り悪い評価は避けたいわけで、注文者から悪い評価をもらわないためにも 配達員は食品の衛生を無視してでも 商品を整えるしかないと判断したのかもしれません。
商品破損時の弁償
こちらも先ほど紹介した『評価制度』と同じように 配達員が素手で寿司を整えた根本的原因と考えられます。
出前館は商品破損が生じた場合、その商品代金を配達員が負担するというルールがあります。
必ずしも商品破損があるたびに配達員が自腹ということではありませんが、注文者から商品破損に関するクレームが生じて出前館が返金する場合は、配達員がその代金を報酬から天引きされるケースが多いようです。
今回のケースでは商品代金が7,000円を超える額となっていました。
もし、上記注文にて注文者からクレームが入れば この額を配達員が負担させられていた可能性があります。
そうした自腹を避けるために、配達員は食品の衛生を無視してでも、商品を整えるしかないと判断したのかもしれません。
素手で寿司を触る行為は決して擁護できるものではありませんが、こうした出前館の体制が今回の行為の発端となった可能性を考慮すると配達員だけの問題ではないとも言えます。
配達員の人物像とは
ここでは今回の事件の発端となった配達員の人物像について解説していきます。
今回の事件の元となった食品の種類及びその風貌から寿司爺という名称で以後 話を進めていきます。
これはあくまで噂でしかありませんが、寿司爺は配達員にジュースを奢ったり・過去に出前館の拠点があった頃は拠点内整理を手伝っていたりと良い人だったとのことです。
私個人の見解として、見た目だけでしか判断できませんが、出前館キャップを着用し(キャップの着用は必須ではない)、ズボンも出前館のイメージカラーである赤であることから 結構真面目な人だったのではないかと。
一説では、1回目の配達で注文者からクレームを受けた後 スシローに戻って同じ商品を自分で購入して再配達したとも言われています。
ただ、良い噂の一方 普通の人とは少し感性がズレている部分があるという話もあり、そのズレが今回悪い方向に働いたのではないはないかと。
そして、寿司爺は あの事件後どうなってしまったのでしょうか?
どうなったのかは寿司爺と出前館のみぞ知るところで、私の予想では出前館のアカウントは永久停止になった可能性が高いかと。
加えて出前館が返金した代金を負担したのか?損害賠償請求に発展したのか?については まったく不明ですが、本件は寿司爺だけの責任ではないのでアカウント停止のみの処遇が妥当なのではないでしょうか。
また、嘘か本当か 違うフードデリバリー会社で働いているのを目撃したという情報もあり、もし それが本当なのであれば 今働いているところでは衛生面に十分注意を払って優良な配達をして頂ければと祈るのみです。
寿司事件の余波
ここでは寿司事件が大々的に取り上げられた後の各方面に対する余波について解説していきます。
注文数は減ったのか?
寿司事件後、出前館の注文数は減ってしまったのでしょうか?
これに関しては一介の配達員では寿司事件直後の具体的な売り上げは確認できないので、減ったかどうかは知る由がありません。
一部配達員の間では寿司事件以降 出前館の配達依頼が来る頻度が少なくなったという話もありますが、無意識に減ったと思い込んでいる可能性もあるので信憑性は薄いかと思われます。
今回の事件によって配達員が素手で商品に触れる行為はなくなるとは思いますが、絶対にそうであるとも言えず 注文者すべてが今回のように届ける直前の配達員の動きを確認できるわけではありません。
そうなるとすると、私が注文者の立場であるなら寿司の容器が改善されるまでは注文を控えますし、そう考えている人も少なからずいるのではないでしょうか。
こうしたことからしばらくの間は寿司の注文数は減るのかもしれません。
ただ、悪いことばかりではなく 今回の事件で出前館の名前は広く知れ渡ったわけで、今後の改善次第では知名度が増えたことでの注文数増加も見込めますので、長期的に見ると売り上げがアップするかもしれません。
事件後の出前館の対応
最終的に出前館は注文者へ商品代金を返金し 出前館と注文者間でのトラブルは解決しました。
しかし、本件がマスコミに報道され 世間に知れ渡ったことで当事者間での問題では済まされなくなりました。
その後、各メディアから出前館へ問い合わせがあり、出前館広報は以下の回答を出しました。
この度はお客様並び利用者の方々にご不快な思いをおかけし申し訳ございません。
今回の該当配達員に対しては弊社の基準に従い厳重な処置をしております。他の配達員に対しても指導の徹底に努めてまいります。
また、追加で以下の回答も出しています。
今後については他の配達員様に対しても指導の徹底に努めることはもちろん、開封防止シールなどの利用促進や商品崩れ発生の抑止も合わせて対策を検討してまいります。
上記の「開封防止シールなどの利用促進や商品崩れ発生の抑止」についてはこの後に触れていくので、ここでは上記回答については深く触れませんが、本件を機に上記対策は言葉だけでなく行動で示して欲しいものです。
出前館から配達員への注意喚起
事件の影響を受け、出前館運営より各配達員へ注意喚起のメールが送られました。
その注意喚起メールの一部を抜粋していきます。
【お届け時の対応について】
配達中に商品崩れや破損が発生した場合は、ご自身で判断せず、必ず「配達中のお問い合わせ(サポートセンター)」に電話をし、対応について確認するようお願いいたします。
【衛生面への注意点】
出前館の配達商品のほとんどは、お客様が口にする食品です。
いかなる場合であっても、商品が入った容器を開封することや、商品に手を触れるなどの行為は、決して行わないでください。
万が一、上記のような行為が発覚した場合は、アカウント停止のみならず、
損害賠償請求等の法的対応も検討せざるを得ませんので、十二分にご注意ください。
上記内容について少しつっこませてもらうと、商品崩れ・破損があった場合のサポートへの問い合わせは、現状のサポート対応を見る限り、まともな回答は期待できず ただトラブルカウント追加(評価が下がること)で終わってしまう気もします。
サポートに問い合わせるぐらいなら、いち早く注文者の元へ行き、状況を伝え誠心誠意謝った方が 解決する確率も増えるのではないでしょうか。
そもそも、今回の事件が起きたのも出前館のサポート対応を含む全体的な体制も原因の1つである可能性が高いので、そうした体制面の改善も検討して欲しいところではあります。
他社からの注意喚起
今回の事件が発生してからしばらくして、同じフードデリバリー会社であるWoltからも各配達員に通知があり、内容は以下となります。
現在、他社の配達パートナーが、お客様へ配達する食品を素手で触るといった行為が、ニュースやSNSで大きく取り上げられております。
こちらは他社の事案であり、Woltは一切関与しておりません。
Wolt配達パートナーの皆さまにおかれましては、日頃から食品の品質や衛生にはご配慮いただいたうえで、ご稼働されていることと存じます。
引き続き、下記の行為は絶対におやめいただきますよう、改めてご確認くださいませ。
- 食品(商品)に直接触れる
- 食品(商品)が入った容器を開封する などの不衛生な行為
万が一、やむを得ず上記の行為を行なった際は、お客様へ配達する前に配達パートナーアプリよりチャットサポートまでご連絡のうえ、サポートの指示を仰いでいただくようお願いいたします。
連絡なくこれらの行為が発覚した際は、配達パートナー業務委託契約書9.2条に基づきアカウント停止措置が行なわれる可能性がございます。
今回の事件が大きく報道されたことを受けて、ことを起こしたのがWolt配達員ではないことと 念のためWoltで同じ事件を発生させないようにするための通知と言ったところでしょうか。
今、同じ事件が起きればSNS上で拡散される可能性は高いので、自社で寿司事件のようなことを起こさないようにするための注意喚起は妥当な対応とも言えます。
商品梱包・容器の改善へ
今回の事件はニュース・SNSで大きく取り上げられことでフードデリバリー会社・注文者のみならずフードデリバリーを取り扱う各店舗にも その情報は伝わったとも言えます。
これにより、各店舗の商品梱包・容器問題の警鐘になったのではないでしょうか。
すでに衛生面で対処しているところも多々あり、代表的なのはカレーでお馴染みのCoCo壱番屋です。
商品の袋には不正開封防止シールが貼ってあるので、袋を開封したかどうかがすぐに分かります。
更にCoCo壱番屋の衛生面の対応は外のビニール袋だけなく、以下の画像のように商品自体の梱包にも工夫がなされています。
今回の事件を機に、フードデリバリーに対応している店側にも こうした衛生面に対する対応が求められるのではないでしょうか。
ただ、容器改善は言うがやすしで 新たに容器を用意するのであれば追加コストも必要になり一朝一夕では対応できません。
容器改善はすぐにはできないとしても、商品がズレにくい・くずれにくいように工夫することは 早急に対応が可能なんではないでしょうか。
配達員の本音としては 衛生面よりも商品が破損しない・こぼれないための対策を第一にしてもらいたいところです。
仮に店舗側で商品破損の対策を怠り、注文する度に商品が破損していれば注文者はその店舗で注文することはなくなり、最悪フードデリバリー自体の利用をやめてしまうかもしれません。
そうなればフードデリバリー会社・店舗・配達員のいずれもがlose-loseとなり関係者皆が損することなってしまいます。
店舗関係者の方が本記事を読んでいるかは分かりませんが、今一度 自店舗の商品梱包方法がデリバリーに適しているのかを見直して頂ければと思います。
そうした対策が容易ではないことは重々承知はしていますが、店がそうした部分を怠ることでいずれ自分の店に返ってくるということをお忘れなく。
配達員の質は会社ごとに異なる?
今回の件で、一時的ではありますが出前館配達員の評判が下がったのではないでしょうか。
そして、フードデリバリーに詳しくない人は他社(UberEats・Wolt・menu)の配達員の質はどうなの?と気になるかと思いますが、結論を先に言うと 配達員の質は出前館を含めどの会社も差はありません。
というのも複数のフードデリバリーを兼業している人は今や当たり前の話で、さっきまで出前館配達をしていた人が その後UberEats配達をしているということも普通にあります。
むしろ これまで謎に世間での出前館配達員の評価が高いこと自体がおかしな話でした。
これまでは何かとUberEats配達員のマナーが悪いニュースが取り上げられがちで、ニュースがある度に「これだからUberでは注文したくない、出前館の方が信用できる」という意見がありましたが、各社の事情を知っている配達員から言わせてもらうと「何も知らないんだなー」と一笑してました。
UberEatsで何かしらの不正行為を働きアカウント停止になった配達員が出前館で働いているということはざらで、それを考えると出前館配達員の質の方が悪いのではないかとも思われます。
もちろん出前館でアカウント停止になった配達員がUberEatsにいるという逆のこともありますが、どちらかと言うとこちのケースは少ないと思われます。
強いて配達員の質が良い会社を挙げるとすればWoltで、Woltは配達員採用の段階で審査があり、誰もが簡単に働けるわけではありません。
具体的にどういった審査かは不明ですが、フードデリバリー他社で不正行為などを働いていた配達員は採用されないことがあるという話も聞きます。
とは言え 出前館・UberEatsで働いている人がWoltで働いているということも普通にあるのでWoltが別格というわけでもありません。
こうしたことから、会社間の配達員の質が良さの差はほぼないわけで、大事になってくるのは各会社のサポート体制であるとも言えます。
今後もどこどこの配達員が何か悪いことをしたというニュースが出るかもしれませんが、その時にチェックすべきなのは その配達員の行動ではなく、その会社の対応を見るべきかと。
最後に
今回は、出前館配達員が配達中に崩れた寿司を素手で整えていた事件について解説してきました。
今回の件で被害を受けた注文者は気の毒ではありましたが、今後のフードデリバリー業界にとっては良い方向に向かうきっかけでもあり 本件が明るみになったことは良いことだと思っています。
この件を機に、注文者により安全で安心できるサービスを提供できるようフードデリバリー会社・飲食店がより良い改善を実施してくれれフードデリバリー業界の未来も明るいのかと。
そして、自分を含め全配達員が注文者へ満足して頂けるよう 1件1件丁寧な配達を心掛けるよう努力することが大事なのではないでしょうか。
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