出前館 オファー受諾後キャンセル機能の開始について

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今回は2023年10月5日から出前館配達で実装されたオファー受諾後のキャンセル機能の仕様・詳細内容から今後出前館配達がどう変わっていくのかなどの配達員向け情報を紹介していきます。

目次

オファーキャンセル機能 詳細内容

ここではオファーキャンセル機能の各詳細内容を解説していきます。

導入開始日・導入エリア

オファーキャンセル機能は2023年10月5日(木)から全国で一斉に開始となります。

オファーキャンセルの仕組み

オファー受諾後のキャンセル』はオファー受諾から30秒以内にオファーのキャンセルできる機能となります。

オファーを受諾直後のマップ画面・店舗詳細画面・タスクリスト画面上に『キャンセル(残り○○秒)』というキャンセルボタンが表示されます。

その残り時間以内にキャンセルボタンをタップし、「はい」を選択することでオファーのキャンセルができます。

尚、このキャンセルを実行した場合は報酬は発生はせず、配達員に対しての違約金も発生しません。

一部の加盟店ではキャンセル非対応

一部の加盟店では上記のキャンセル機能に非対応でキャンセルボタン自体が表示されない仕様となっています。

具体的にどの加盟店かは公表していないので、自分や周りの配達員からの情報でどの加盟店が非対応なのかを確認しない限りは現状不明です。

オファーキャンセルの注意点

オファーキャンセル機能を使う上で注意すべきなのは キャンセル回数が著しく多くなると配達評価が下がることです。

配達評価については2023年7月のアップデート時に追加された機能となり、配達評価が下がることで注文オファー数が抑制させられてしまいます。

具体的にどのくらいのキャンセル数で配達評価が下がるかは公表されていませんが、配達数に対するキャンセル回数の数ということで何パーセントかを下回るかが判定基準になるかと思われます。

このことから、キャンセル機能があるからといって オファー詳細内容を確認もせずに とりあえずオファー受諾してみるといったことは控えましょう。

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キャンセル機能で気になること

ここでは今回のキャンセル機能導入に伴い配達員が疑問に抱くであろうことを取り上げていきます。

キャンセル機能で配達環境は変わる?

結論から言うと、キャンセル機能導入前・導入後で出前館の配達環境はほぼ変わりません。

強いて言えば導入前よりも少しは良くなりますが、キャンセル時間の猶予が30秒しかないため 誤って受諾した時ぐらいしか活躍しません。

更にはキャンセル機能に非対応な店があるということで、すべてのオファーがキャンセル対象ではありません。

極端な話 キャンセル機能は実装されたが そのキャンセルに対応している店舗がごくわずかしかないければ、導入前とほぼ変わらないことになります。

そして、極めつけはキャンセル機能を多用すると配達評価が下がることで、いくら自由にキャンセルできて便利だとしても評価が下がって注文オファーが減ってしまえば本末転倒です。

以上のことから メインで気軽に使用できる機能ではないため、操作ミスでオファー受諾した場合の応急処置的な使い方となるので配達環境はさほど変わらないかと。

この新機能で得する配達員とは?

上述した『キャンセル機能で配達環境は変わる?』で話したように 今回のキャンセル機能による配達環境へ影響はほとんどないわけですが、真面目な配達員は少し得するかもしれません。

真面目な配達員が得する理由が「キャンセル機能を多用することでの評価低下」です。

今回のキャンセル機能の仕様をしっかり理解し 真面目な人であれば そう滅多にキャンセル機能を使用することもなく評価低下することも ほぼ無いと言えます。

それに対して、キャンセル機能の仕様をろくに知らずにガンガン配達キャンセルを実施する不真面目な配達員はどんどん評価が低下し 自ずとオファーが減り、結果的に真面目な配達員が受諾できるオファーが増えることになります。

上記のことを踏まえると、速攻でオファーが受諾できる不正ツールを使用している配達員にオファーを根こそぎ取ってもらって どんどんキャンセルして評価を下げてもらえると より真面目な配達員への恩恵が増えます。

ただ、不正ツール利用者もそこまでバカではないと思うので、オファーを受諾しまくってオファーを厳選する行為はしないとは思いますが、できれば評価低下のデメリットを知らずに どんどんキャンセルしてもらえると助かります(笑)

それと最後にもう1つ、今回の件で注意して欲しい配達員がいます。

それは これまでオファーキャンセルができないことを理由に出前館配達を避けていた配達員です。

キャンセル機能実装を聞いて「出前館配達を再開してみようかな」と思っている人は要注意で、あくまで今回のキャンセル機能はオファー受諾からのリミットが30秒しかないため UberEatsの受けキャンみたいな手軽さは一切ありません。

なので、受けキャンできない理由で出前館配達を避けていた人は、もう少し出前館の動向を様子見した方が良いかと思われます。

受けキャン機能は結局実装されない?

今回のキャンセル機能実装で配達員が最も思うことは「UberEatsの受けキャンにあたる機能は実装しないの?」ではないでしょうか。

実はUberEatsの受けキャンと同様の「加盟店到着後のキャンセル機能」も将来的に導入される予定となっています。

「加盟店到着後のキャンセル機能」はすでに一部の地域でテストしており システム自体も完成に近いフェーズに入っているものと思われます。

とは言え、すぐに導入されるかは不明で 本格的に導入されるまでにはもう少し時間がかかりそうです。

ただ、今回のキャンセル機能の仕様を見る限り、加盟店到着後のキャンセル機能も多様すると評価低下になる可能性大なのでUberEatsの受けキャンほど気軽に使えるものではなさそうですが…

まー無いよりはあった方がマシなわけで、加盟店到着後のキャンセル機能実装も早めにリリースして欲しいところではあります。

最後に

今回導入された『オファー受諾後のキャンセル』の機能については、出前館の配達環境を大きく変えるものではないので これを機に劇的に出前館で配達しやすくなることはないかと思われます。

現在、出前館の配達報酬単価は400円が最低金額となっているわけですが実際のところまだ400円のオファーが来たという話は ほぼ聞いていない状態ではあります。

しかし、今回のキャンセル機能を皮切りに報酬単価を下げ 徐々に400円に近づけてくる可能性もあります。

もし、将来400円になった時、このキャンセル機能の仕様を含め現在の出前館の配達仕様を考慮すると報酬が見合わない気もします。

出前館の配達のシステムを構築及び仕様は出前館運営側が自由にできることではありますが、同時に出前館で配達するかどうかを判断するのも配達員の自由です。

企業利益を追求することが最も大事かと思うので今回の機能にとやかく言うつもりはありませんが、配達員あってのサービスということを今一度考え、今後より良い機能を配達員に提供してもらえると幸いです。

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