今回はUberEatsから発表されたアカウント有効化の一時停止について解説していきます。
アカウント有効化 一時停止について詳細内容から、なぜ UberEatsはアカウント有効化の一時停止の対応を取ったのかなどについて深堀していきます。
アカウント有効化 一時停止について
ここではUberEatsから発表された内容をベースにアカウント有効化の一時停止について各情報を紹介していきます。
新規配達員の募集停止?
まずはUberEatsから発表された通知内容を見ていきます。
対象エリアにおいて、新規登録した配達パートナーのアカウントの有効化を 2023年6月5日より一時的に制限します。
なお、今回のアカウントの有効化の制限は、今までに一度もアカウントが有効になったことのない新規登録配達パートナーの方のみが対象になります。
この通知内容だけで だいたいのことが分かるわけですが、問題なのは「一度もアカウントが有効になったことのない新規配達パートナー」の定義です。
UberEatsからの通知文は曖昧な表現が多く、今回も誤解を生みやすい内容となっており 配達員の中でも解釈の仕方が異なったりしています。
私個人が思うに、登録申請済みという前提で「必要書類を提出していない」「書類を提出したが不備があり承認されていない」等の完全に登録が完了していない人達が対象なのかと。
逆に登録が完了して以下のメールを受信済みの人であれば、配達0件であろうが一度もオンラインにしてなくても今回のアカウント有効化の一時停止の対象外である というのが私の認識です。
では、これから配達パートナーに新規登録する人はどうなるのでしょうか。
これについてもUberEatsからの通知があったので、まずは以下の通知文を見ていきましょう。
新しく登録いただいた配達パートナーの方におかれましては、6月4日までは通常通り手続きが済んだ方のアカウントの有効化を実施しております。
対象エリアで稼働を希望される新規登録配達パートナーの方で、まだアカウントの有効化が完了していない場合は、お早めに手続きを完了ください。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、上記のエリアにおいてアカウントの有効化を再開する際にはすぐにお知らせいたしますので、何とぞご理解いただけますと幸いです。
現在登録中もしくはこれから登録する人も同様に2023年6月5日までにアカウント有効化が完了していないと配達パートナーとして配達ができない形となります。
ただ、あくまで停止するのはアカウント有効化であって、配達パートナー登録申請自体は6月5日以降も受け付けています。
とは言え、アカウント有効化自体はできないので実質登録できないに等しい状態ではありますが……
そして最後に、アカウント有効化停止もあくまで一時的なものであって、上記の通知文内に「アカウントの有効化を再開する際にはすぐにお知らせいたします」とあるように そう遠くない日に いつもの状態に戻るのではないでしょうか。
対象エリア
アカウント有効化の一時停止対象エリアは以下となります。
【北海道地方】
旭川、札幌、函館
【東北地方】
青森、八戸、秋田、盛岡、仙台、山形、福島、郡山、いわき
【関東地方】
日立、水戸、つくば、前橋、横浜
【中部地方】
新潟、長岡、金沢、南砺、福井、長野、甲府、富士、静岡、浜松、岐阜
【近畿地方】
四日市、津、大津、奈良、大阪、神戸、姫路、和歌山
【中国地方】
鳥取、松江、岡山、福山、広島、下関
【四国地方】
高松、徳島、高知、松山
【九州・沖縄地方】
北九州、飯塚、福岡、佐賀、佐世保、長崎、大分、熊本、鹿児島、沖縄、那覇
上記エリアを見ると結構な数の主要エリアが対象になっているわけですが、逆にアカウント有効化停止の対象外となっていて大都市に該当するエリアが「京都・東京・名古屋」となります。
一時停止の理由とは
では何故 今回アカウント有効化の一時停止に至ったのか、これについてもUberEatsからの通知があったので、通知文を見ていきたいと思います。
この対応は、現在稼働いただいている配達パートナーの皆さまに可能な限りより良いサービスを提供し、安心して配達いただくためのものです。
既にアカウントの有効化が完了している配達パートナーの皆さまは、上記のエリアにおいて引き続き Uber Eats にて稼働いただけます。
これも毎度のことではありますがUberEatsから通知は基本的に都合が良いことしか言わないので、「本当の配達員のことを考えての対応?」と勘繰ってしまう部分もあります。
ただ、アカウント有効化の停止は配達員増加を防ぐことは紛れもない事実で、対象エリアで稼働している配達員にとっては朗報であるとも言えます。
この理由の真相については次からの「アカウント有効化 一時停止の真相とは」で深堀していこうと思います。
アカウント有効化 一時停止の真相とは
ここではアカウント有効化が一時停止に至った本当の理由について、ネット上などで上がっている様々な説を個人的な推測も含めて追求していきます。
配達員過多説
いわゆる需要と供給のバランスの調整で、注文数に対して配達員が増えすぎてしまったためにアカウント有効化を停止して配達員の増加を防止するという説です。
UberEatsから通知されたコメントを見ればこれが最も適切な理由かと思われますが、個人的にこの説には腑に落ちないところがあります。
というのも、UberEats側からすれば稼働できる配達員数が多ければ多いほどサービスを提供しやすくなるわけで、配達員が増えようがUberEatsが配達員に支払う報酬は基本変わりません。
それどころか新たな報酬改定内容を見るに配達員の数が多い時の方がUberEatsから支払う配達報酬が減るので、配達員の増加はUberEats側からすると大歓迎なのではないでしょうか。
もちろん配達員が増えれば管理コストが増えるというデメリットが発生するとは思いますが、配達員が足りなくて注文自体が成立しないことの方のデメリットの方が遥かに大きいのではないかとも思えます。
あと、私は実際に一時停止対象エリアで配達したことがないので何とも言えませんが、「横浜」「大阪」あたりは配達員が増えるに越したことがないぐらいの需要があるエリアにも思えます。
こうしたことから、UberEatsから通知された「配達員のため」というのは建前で、本当は何か別の理由があるのではないかと思ったりもしています。
紹介料対策説
紹介料目当てだけにアカウントを作成させることを防止する説です。
アカウントが有効化できなければ紹介料を貰うための配達自体ができなくなるので、今回の対応をすることによって 無駄な紹介料支払いのコスト削減をすることができます。
ただ、紹介料だけ貰って それ以降配達しないという行為を防止したいのであれば、最初から紹介料を無くしてしまえばよいわけで、そのためにわざわざアカウント有効化を停止するまでもないかと。
紹介料は有能な配達員を作るきっかけにもなるので紹介料制度自体も悪くはないとは思いますが、最終的に配達を長期間続ける人は紹介料なくても配達員になってくれる気もします。
取り上げておいてなんですが、この説が最も真相から遠いのかと思われます。
顧客満足度向上説
右も左も分からない配達員は使わずに熟練度が高い配達員に配達させることで改めて顧客満足度を向上させる説となります。
配達員評価はさておき、注文者としても配達回数10回の配達員よりも配達回数10,000回の配達員の方が安心できますし、注文者がサービスに満足してリピーターとなってくれればUberEatsとしても願ったり叶ったりです。
特に2023年は他店舗ダブル・トリプルやマックダブルの導入によって、顧客満足度の低下も懸念されています。
そうした中で今一度 経験豊富な配達員達の配達で名誉挽回するという考えは分かる気もします。
ただ、顧客満足度向上を本当に考えているのであれば他店舗ダブル・他店舗トリプルを廃止して 今以上に配達員を増やすべきであり、そう考えるとアカウント有効化停止は関係ないとも思えてきます。
個人的には、新規配達員の増加を止める前に不正を働いている既存配達員のアカウントを削除していくことを優先した方が 顧客満足度向上に繋がるのではないかと思っています。
インボイス制度の影響説
インボイス制度の開始にあたりUberEats側で現在登録されている配達員の数に応じて何らかの事務手続きが必要になったという説です。
UberEats側のインボイス制度の対応の手間がどれほどのものか分かりませんが、アカウント有効者すべてがインボイス制度の対象となっているのであれば 対象者が少ないに越したことはありません。
インボイス制度開始が2023年10月なので、時期的にも それに対応するための下準備と考えられたりもします。
ただ、そうだとしたら全エリアのアカウント有効化をすべて止めた方が処理も円滑にいくわけで、特定のエリアだけが対象となっている点には違和感を感じます。
配達報酬改定 試験説
これは某Youtuberのようなオカルト予想的なものになるわけですが、料金改定の試験のために一部のエリアでアカウント有効化を停止したという説です。
この説に至った理由が報酬改定通知時にUberから通知されていた「配達できる配達パートナーの数が少ない時は配送料がこれまでよりも高くなる可能性がある一方で、配達できる配達パートナーが数が多い時は配送料がこれまでよりも低くなる可能性があります」という部分です。
この『配達パートナーの数』というのは普通に考えればオンライン中の配達員の数ということになりますが、何かの間違いで報酬改定実装直前になってUberシステム上でアカウント有効者数の影響が危惧される事態が発生したのではないかと。
アカウント有効者数すべてが配達パートナー数にカウントされれば配達報酬が低くなるのでUberEatsとしては「バグでした、ごめんね」で済む話なのでUberEats側が焦る必要は全くありません。
しかし、このアカウント有効者数がシステム側の何かの間違いで計算ベースの配達員数と誤認識され、それによって稼働している配達パートナーが少ない扱いになり配達報酬がべらぼうに上がってしまうような事態が発生したとなるとUberEats側は大至急対応せざるを得ません。
そして、このまま報酬改定を実装して そうした報酬バグが発生した時にアカウント有効者数が原因なのか切り分けができない事態となり、急遽検証も兼ねてアカウント有効者の数が増えないエリアを用意したわけです。
あとはアカウント有効者が増えるエリアと増えないエリアの双方で報酬改定を実装し実稼働の報酬額を調査してアカウント有効者数の増加がシステムに影響するかを試験するという寸法です。
そもそも、このアカウント有効化停止のお知らせが来たのが報酬改定開始日の5月29日の午前9時頃というのもタイミング的に怪しい話で、実装直前になってエラーが判明したため対応策を考えたところアカウント有効化を止めてみるのが最善策であると判断したのではないかと。
ただ、アカウント有効化停止をすぐに実施するということは現実的ではないので、事前告知して1週間という猶予を設けたと考えれば辻褄が合うのではないでしょうか(笑)
この配達報酬改定試験説が真相だった場合は、配達報酬改定は6月5日から本格実装されるということにもなりますので、もし6月5日から報酬が大幅に変わったら私のオカルト予想が的中したということになるかもしれません。
長々と書いてしまいましたが、個人的にはこれが最も真相に近い説でありつつ、最もくだらない説とも思っています(笑)
その他の説
上記で紹介した説以外にも「アカウント売買防止説」「アカウント管理コスト説」など多くの憶測があり、もしかすると それらのどれかに真相に辿りつくヒントが隠されているかもしれません。
ただ、これ以上真相を追求しても 本記事を読んでいる方の報酬アップには何1つ役立たない気もするので、真相追求はこれぐらいで終了したいと思います。
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最後に
今回のアカウント有効化の一時停止の発表で「UberEatsはもうオワコン」ということも言われたりしていますが、それは一番あり得ないと思っています。
むしろ、私が知る限りではサービスエリアの縮小どころか拡大し続けているわけで、今回の発表が日本撤退の前兆とは到底考えられません。
何故、アカウント有効化を一時停止したかの真相はUberEatsのみぞ知る領域なので、私自身は推測を話すことしかできないわけですが、一時停止ということなので そう遠くない日にこれまで通り配達員募集をかけていくでしょう。
とりあえず、一時停止がいつまでかは分からないので、現段階でUberEatsで配達を始めようと考えている方は早急に登録申請をおこなうことをおすすめします。
それでは良い配達ライフを。
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