今回は2026年5月14日からmenu(メニュー)がたばこ配達を取り扱う件について紹介していきます。
たばこ配達の詳細内容から、配達員として注意すべき点、たばこ配達を解禁した理由・そこから見えるmenuの現状などについて解説していきます。
menu たばこ販売解禁
2026年5月14日からフードデリバリーのmenu(メニュー)にて「たばこ」を注文することが可能となりました。
導入直後の現状としては東京都新宿区四ツ谷にあるたばこショップかどやのみの対応で、注文範囲は非常に限られています。
今後 たばこ取扱い店舗は随時拡大していくと思われますが、最終的にはmenu加盟店であるローソンでもたばこ注文ができるようになるのではないでしょうか。
フードデリバリーにおいてのたばこ取扱いは画期的に思えますが、実は7NOW(セブンナウ)では既にたばこ配達に対応しています。
7NOW(セブンイレブンの配達)ということで厳密にはフードデリバリーではないんですが、UberDirectにて7NOWの配達代行をおこなっていることから、間接的にUberEatsでもたばこを取り扱っていることになります。
menu たばこ配達時の注意点
ここでは、たばこ案件を配達する際に、menu配達クルー(配達員)として注意すべき点について紹介していきます。
まず、上記注意点を押さえる前の大前提として、配達商品にたばこが含まれる場合、配達依頼受諾時にポップアップにて通知されます。
このポップアップにてたばこが含まれるかどうか確認でき、もし配達商品にたばこが含まれていた場合は通常配達以上に注意が必要となります。
そして、次から上記注意点の詳細について解説していきます。
置き配は禁止
配達商品にたばこが含まれる場合は、必ず注文者(顧客)へ直接商品を渡す必要があります。
このため、注文者が受け渡しから置き配への変更依頼が来ても、直接商品を渡さなければいけません。
menuは注文者とのメッセージやり取りを必要以上に監視する傾向にあるので、注文者から「置き配お願いします」と来た場合は断わりのメッセージを返信して証拠を残しておくことを推奨します。
仮に直接受け渡しが不可となった場合は、配達員自身で商品を廃棄する必要があります。
商品を渡す際に注文番号の確認
配達商品にたばこが含まれる場合、商品を渡す前に注文者(顧客)から注文番号の「提示」or「読み上げ」を受ける必要があります。
この注文者が提示した注文番号と、配達員のmenuクルーアプリに表示されている注文番号が完全に一致することを確認して はじめて商品を渡すことができます。
もし、注文者から注文番号の提示がない・もしくは一致しない場合は一旦配達を中断してクルーサポートへ連絡が必要となります。
20歳以上であることの確認
たばこの配達・受け渡しにおいては、法令を遵守する必要があり、注文者が20歳以上でなければいけません。
このため、商品を渡す際に受取人が20歳未満の可能性がある場合は、年齢確認が必要となります。
年齢確認方法についてはmenu側から具体的な指示がありませんが、より確実に年齢確認するのであれば注文者に身分証の提示を求めるのが無難です。
ただ、見ず知らずの配達員に身分証提示を求められて注文者が「はい、分かりました」と素直に応じてくれるとは考えにくいため、身分証の確認は現実的ではありません。
そうなると、年齢確認方法は口頭確認に絞られるわけですが、それはそれで注文者に失礼な気もします…
現在 menuアプリで注文可能なたばこ専門店で注文する際は購入前に身分証提示が必須となっており、それで十分 年齢確認の義務を果たしている思うのですが、何故そこまで配達員に年齢確認を強要するかが謎でもあります。
やたらと配達員へ責任転嫁してくるmenuの体質を考えれば 通常運転と言えることなんですが、menu運営は何が何でも責任を負いたくないのでしょうか…
不適切な行為をした場合、配達員自身が罰則の対象となる可能性がある
たばこ配達において配達員が不適切な行為をした場合、配達員自身がアカウント永久停止や法的措置の対象となる可能性があります。
処罰の対象となる不適切な行為とは「20歳未満の方への受け渡し」「廃棄となったたばこ商品を自身で使用・第三者への譲渡・転売」などとなります。
特に起こりうるのが「20歳未満の方への受け渡し」で、注文者への年齢確認を怠り 万が一注文者が未成年だった場合には法的な罰則(過料など)の対象となる可能性があります。
たばこ配達時 逐一相手へ年齢確認をするのは現実的ではないんですが、万が一トラブルが起きて処罰がくだされることを考えると、手間がかかっても年齢確認した方が無難と言えます。
とは言え、明らかに20歳以上の人への年齢確認は別のトラブルに発展しそうなので、やみくもに年齢確認するのも賢明とは言い難いです。
menu運営が配達員に責任転嫁するような規則を作らなければこんな面倒なことにならなかったわけですが、規約で決まっている以上は従わなければいけないわけで…
menu たばこ解禁の真相とは?
menuがたばこ販売解禁に至った最大の理由は「注文数増加の期待」ではないでしょうか。
たばこをデリバリーで届けて欲しいと思う人は一定数いるわけで、たばこ販売を解禁すれば注文数の増加が見込まれます。
しかも、現状フードデリバリー他社で直接たばこを取り扱うところはなく、現時点ではmenu独占ということになります。
そうなるとmenuが他社と比べてアドバンテージを持つことになりますが、手放しで喜べない事情もあります。
それはたばこ販売の利益で、たばこはたばこ事業法にて全国一律の価格にて販売することが義務付けられているため、既存のフードデリバリー商品のように上乗せ価格は禁止されています。
たばこ販売による小売店の利益は定価の約10%と言われており、店舗とmenuの契約内容は不明ですが menu側の利益は良くて定価の2,3%といったところでしょうか。
仮に商品販売自体の利益がゼロでも、商品代金10%分の手数料(たばこに適用できるかは不明です)及び配送料を注文者から徴収できます。
ただ、配達員に支払う報酬を考慮すると薄利どころか赤字になってしまい、たばこを販売すればするほど赤字なんてことも…
一度の注文で大量購入してもらえれば利益を確保できるかもしれませんが、それなら最初からネット通販で購入するわけでわざわざmenuなんて使わないのかと。
menuとしては、今後ローソンでたばこ取扱いをして、たばこのついでに別商品を購入してもらい利益を出す算段だと思うので、本格的な展開はローソンでのたばこ販売解禁といったところでしょうか。
menu 本格的にオワコンか?
前述した『menu たばこ解禁の真相とは?』でも話したように現時点では たばこ販売はmenuにとって諸刃の剣と言えます。
それだけのリスクを追ってまで たばこ解禁に踏み切ったことを鑑みるに、今のmenuは かなりピンチな状況なのではないでしょうか。
現状、日本のフードデリバリー大手は「UberEats」「出前館」「ロケットナウ」「menu」であり、menu以外の3社は店頭同一価格を展開しており、提供価格面でmenuだけ遅れをとっています。
menuもPontaパス会員への送料無料・クーポン配布と他社には無いオンリーワンなメリットもあるのですが、正直 他社と比べてインパクトが弱いと言えます。
他社の店頭同一価格での提供が永続的に続くわけではないので、今を乗り切ればmenuにも勝機があるかもしれませんが、その今を乗り切れるかどうか正直怪しい状況にも見えます。
過去に当サイトで『menu オワコンの危機?』という記事を書いたのですが、その時以上にmenuはオワコンの危機に瀕していると思っています。
他社が店頭同一価格での我慢比べをしているのに対して、menuは その我慢比べが早く終わって欲しいと願っているのではないでしょうか。
こうしたことから、今回のたばこ販売解禁は最後の悪あがきにも思えてしまいます。
純粋にフードデリバリー事業展開だけで見ると、日本の中ではmenuが最も撤退に近いと言えるのではないでしょうか。

menu たばこ案件はやるべきか?
結論から言うと配達員としてmenuのたばこ案件は現状 避けるのが無難かと。
たばこ案件による配達員への手間とリスクを考えると、高報酬であっても受諾するのを控えた方がいいんじゃないかと思うぐらいの危険があります。
ただ配達をしただけなのに「前科が付いてしまった…」なんてことになったら たまったものではありません。
「たばこ案件を受諾して法的措置まで発展することなんてあり得ない」という声もSNS上で多々聞かれますが、これまでのmenuの配達員への処遇を見ていると 法的措置に発展することは十分にあり得ます。
今はたばこを取り扱う店舗が限られているので案件自体少なく何も話題にならないので、本格的に取扱い店舗が拡充してからでないと何とも言えません。
そういった意味でも、たばこ取扱い店舗が拡充し たばこ案件を受諾する配達員が増えてから menuの配達員への処遇を見て判断するのが得策かと。
ついで言うと高ランク(S1以上)ではない配達員はmenu自体の配達を止めた方が無難と言えます。
今のmenuは高ランクになってはじめて他社と同等の単価になるぐらい厳しい状況で、高ランクでない場合は 更に安い報酬で苦行の配達を積み重ねなければいけません。
苦行を乗り越えて高ランクになったとしても、そこからある程度の配達を継続しなければ すぐにランクダウンしてしまうわけで、常にmenuに拘束される状態になってしまいます。
そんなストレスを負ってまでやる価値は皆無に等しく、menuやる気力があるのであれば他社をやった方が遥かにマシと言えます。
menuはそろそろランクシステムを含む報酬制度全般を見直さないと配達員離れが加速して、注文数が増えたときに対処できなくなる可能性もあります。
配達員の報酬云々以前に、menuの注文数が増えるという未来がまったく見えないわけで、もうmenu自身も先が長くないことを薄々感じているかもしれません…
そんな先行き不安なmenuで、ランク制度に縛られながら配達を続けるかどうかを今一度検討する機会がきたのかもしれません。
最後に
今回は2026年5月14日からmenuがたばこ販売を解禁した件について紹介してきました。
たばこ販売解禁はmenuにとって明るい話題であると同時に、他社に取り残された状況を打開するための苦肉の策にも見え、先行き不安な部分も露呈しました。
昨今、日本のフードデリバリー業界は店頭同一価格が当たり前となっており、この低価格競争がいつ終わりの迎えるのかが分からない状況となっています。
そんな低価格競争が激化している中で唯一menuだけが取り残されているわけで、低価格競争が続ければ続くほどmenuの存在感が薄れていきます。
客観的にみれば低価格競争に参入していないmenuの方が正し選択とも言えるのですが、昨今のフードデリバリー事情を考慮するとmenuの方が異常に見えてしまいます。
このままmenuはマイペースでいくのか、はたまた低価格競争に参入するのか、今後のmenuの動向に注目です。



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