本記事では、これから暗号資産(仮想通貨)を始めようと検討している人・暗号資産に興味がある人向けに暗号資産の始め方・手順を解説していきます。
事前に用意するものの紹介から 取引において注意すべき点まで、暗号資産をやるための手順を1から徹底的に解説していきます。
暗号資産の作業手順
ここでは暗号資産取引に必要な作業手順を1から解説していきますが、まずは各作業の項目名を記した 作業手順一覧が以下となります。
次から上記作業手順の各工程を個別に解説していきます。
①下準備(必要物の用意)
まず、暗号資産取引をする大前提として満18歳以上である必要があります。
この満18歳以上という条件は、後述する『暗号資産取引所 開設』において必須事項であり、満たしていない場合は取引所自体 開設できず 結果 暗号資産取引ができません。
※取引所によっては満20歳以上でないと開設できないケースもあります。
上記条件を満たしている前提で、暗号資産取引を始めるために必要なもの(事前に準備すべきもの)は以下となります。
上記の必要なものは暗号資産取引所の口座開設及び利用(取引)するために必要となるもので、必ず用意しなければいけません。
そして、次から上記必要なものについて個別に詳しく解説していきます。
本人確認資料
本人確認資料とは「マイナンバーカード」「運転免許証」「パスポート」「在留カード」を指し、基本的に いずれかの1点を用意する必要があります。
尚、暗号資産取引所の口座開設時には本人確認資料の写真撮影が求められるため、原本を用意する必要があります。
また、マイナンバーカードを本人確認資料とする場合は顔写真入りのカードである必要があり、顔写真が入っていないマイナンバー通知カードは本人確認資料として認められないのでご注意ください。
昨今ではマイナンバーカードが最もメジャーな本人確認書類となっているわけですが、マイナンバー通知
スマートフォン
スマートフォン(以下 スマホ)も暗号資産取引所の口座開設に必須のアイテムとなります。
基本的に暗号資産取引所の口座開設にはスマホからの登録手続きが推奨されており、口座開設プロセスの中での『本人確認資料』の撮影が求められた場合は スマホを利用します。
また、口座開設をする過程でSMS認証(電話番号認証)を求められるケースもあるため、SIMカードが挿入された(通話可能な)スマホが望ましいです。
尚、カメラ機能及び通話機能を有していればタブレットでも構いません。
メールアドレス
暗号資産取引所の口座開設に必須な情報であり、開設後のログインIDは基本的にメールアドレスとなります。
メールアドレスについてはドメインの指定はないので、どのメールアドレスでも基本OKなので、現在所持しているものを使用する形で問題ありません。
パスワード
暗号資産取引所の口座開設後に自身の口座にログインするために必要な情報となり、口座開設時に設定する必要があります。
パスワードの設定条件については取引所によって異なるため、場合によっては事前に用意したものが条件を満たさないということがあります。
ただ、私自身知る限り、「アルファベット小文字・アルファベット大文字・数字」の3種類を含む&10文字以上の2つの条件を満たしていれば大抵の取引所のパスワード条件はクリアできるかと。
パスワード設定において最も注意すべき点は、他サイトで登録しているパスワードと同じパスワードを使用しないことです。
特に暗号資産取引所開設で使用するメールアドレスと同じものを他サイトでも使用している場合は要注意です!
というのも、同じメールアドレス・パスワードを流用していると、万が一 他サイトの登録情報が流出してしまった場合、取引所にもログインされてしまう可能性があるからです。
これらのことから、設定するパスワードはその取引所だけにしか使用していない唯一無二のものを設定するようにしてください。
銀行口座
銀行口座は取引所への入金・取引所からの出金に必要なもので、こちら必須となります。
すでに銀行口座を所持している人は その銀行口座を利用すればOKなので新たに開設する必要はありませんが、インターネットバンキングを利用できるようにしなければなりません。
昨今では銀行口座開設時にインターネットバンキングも自動で利用できるようになりますが、昔に銀行口座を開設した人はインターネットバンキング登録していないというケースもあるのでご注意ください。
尚、銀行口座開設については後述する『②銀行口座の開設』にて詳しく解説していきます。
PC(パソコン)
こちらは必須ではなく、可能であれば用意しておきたいものとなります。
PC(パソコン)は主に『⑤取引』『【EX】確定申告』で使用するもので、これがあることで操作性や作業スピードが大幅に向上します。
昨今、スマホ・タブレットなどで何でも出来るようにはなりましたが、PCならではの優位性も健在なわけで 可能であればPCも所持しておきたいです。
ちなみに、用意するPCタイプは「デスクトップ」「ノートパソコン」どちらでも構いません。
同スペック(同じ性能)であれば、基本的にモニター込みでもデスクトップの方が安く済むので、設置スペースに問題なければデスクトップがおすすめです。
②銀行口座の開設
暗号資産の取引をする場合は銀行口座から各取引所に入金する必要があり、取引所で稼いだお金を自分の手元に収めるには銀行口座へ出金する必要があります。
このため、暗号資産取引をする上で銀行口座の開設は必須となるわけですが、銀行口座開設は『①下準備(必要物の用意)』で紹介した必要なものがあればスムーズに手続き可能です。
すでにインターネットバンキングに対応している銀行口座を所持しているという方は次の『③暗号資産取引所の開設』へ進んでいただいて構いません。
ただ、銀行口座開設済みの方でも新たに開設をおすすめしたい銀行口座があります。
それが住信SBIネット銀行(dNEOBANK)です。

私がおすすめする暗号資産取引所との相性が抜群で、住信SBIネット銀行からであれば基本的に即時入金が可能で、突如 暗号資産を買うのに適した好機が来ても即座に対応することができます。
個人的に住信SBIネット銀行は国内取引所を使う上で必須級の銀行口座とも言え、口座開設は無料でできるので これを機会に是非口座開設することをおすすめします。
ちなみに、銀行口座がなくとも暗号資産取引所の開設自体は可能です。
(暗号資産取引をする上では必要となるので、遅かれ早かれ銀行口座の開設は必要となります)
このため、一秒でも早く暗号資産取引所を開設したいのであれば、一旦ここの手順を飛ばして 次の『③暗号資産取引所の開設』から先に実施しても構いません。
③暗号資産取引所の開設
暗号資産取引をするにあたって最も重要となるのが暗号資産取引所の開設です。
暗号資産取引所は無数にあり、取引所によって取引銘柄・手数料などが異なるため、ご自身に合った取引所を選択する必要があります。
ただ、暗号資産を始めようと考えている人の大半が暗号資産の知識が乏しく、いきなり暗号資産取引所を選べと言われても どこにすれば良いのか迷ってしまいます。
そういった暗号資産取引所選びで迷っている人向けに、私自身が実際に利用しておすすめの暗号資産取引所を以下の記事で紹介しています。

この記事では、ランキング形式でおすすめの暗号資産取引所を紹介し、各取引上のおすすめの理由や良い点・悪い点など詳しく解説しており初心者必見の内容となっています。
尚、銀行口座開設を後回しにした方は 暗号資産取引所の開設手続きをした直後の取引所からの連絡待ちの際に、銀行口座開設も同時に進めていきましょう。
暗号資産取引所開設と銀行口座開設に必要なものは基本的に同じなので、同じタイミングに手続きすれば効率良く進められます。
④入金
暗号資産取引をするためには暗号資産を購入するための資金が必要となり、その資金を取引所へ入金する必要があります。
入金方法は取引所によって異なりますが、主に「銀行窓口・ATM等からの振込」「インターネットバンキング」「コンビニ収納代行」があります。
その中でも おすすめな入金方法はインターネットバンキングでの振込であり、最も手軽でスピーディーにできる最高率入金手段とも言えます。
尚、インターネットバンキングの利用はスマホ・PCから可能で、入金速度を求めるのであればスマホアプリからの手続きが適しています。
というのも、取引所によってはスマホアプリのみ即時入金に対応しており、ウェブブラウザ(PC)からだと1営業日かかってしまうケースがあるからです。
個人的には操作性はウェブブラウザ(PC)・入金スピードはスマホアプリという結論で、状況によってデバイスを使い分けるのが良いかと。
⑤取引
暗号資産取引所の開設&入金が完了したら いよいよ暗号資産取引開始となり、まずは銘柄を購入するところから始めます。
銘柄を購入する上で覚えておくべきは、購入手段が「販売所」と「取引所」の2パターンあり、それぞれの内容は以下となります。
取引所の運営会社と直接取引する手段で、運営会社が提示する金額(買値・売値)で即取引することができます。
取引スピードが速い反面、運営会社が提示する買値・売値と相場価格の差が大きく(買値は相場よりも高く・売値は相場よりも安い)実質的な手数料が高めとなっています。
ユーザー(他の投資家)同士が取引する手段で、自身が提示した金額(買値・売値)に希望者が出てはじめて取引が成立します。
ユーザー同士の買値・売値が一致しないと取引が成立しないものの、基本的に ほぼ相場価格で購入・売却ができる上に手数料も安くなっています。
以上が「販売所」と「取引所」の簡潔な説明となりますが、特別なことがない限りは手数料が圧倒的に安い取引所の利用がおすすめです。
取引所はユーザー同士の買値・売値が一致してはじめて取引が成立するという条件はありますが、「成行」を利用すれば基本的に即取引を成立させることも可能です。
これらのことから、暗号資産取引所を利用する場合は取引所で取引することが必須とも言えるわけですが、実際のところ販売所を利用している人も少なくありません。
というのも、国内の暗号資産取引所に関しては ログインした際に表示されるのが基本的に販売所の画面となっています。
このため、右も左も分からない初心者は、暗号資産取引所の誘導にまんまとはまって販売所を利用してしまいます。
実のところ私自身も暗号資産始めたての頃に この誘導にまんまとはまってしまった1人であり、販売所を利用したために数十万円分の利益を逃してしまいました。
このような私の二の舞にならないためにも、取引所を利用することをお忘れなく!
⑥出金
暗号資産取引は取引所で売買して終了ではなく、取引で得た利益分のお金を出金(銀行口座に移動)して はじめて暗号資産取引の全てが終了したと言えます。
ただ、出金に関しては どの取引所でも基本的に手数料が発生するため、むやみに出金をするのは得策ではありません。
※一部の取引所では条件によっては出金手数料が0円のケースもあります。
また、取引で得たお金を出金せずに そのお金を再び取引にまわす選択肢もあり、その場合は『⑤取引』に戻って引き続き暗号資産取引をおこなっていきます。
そこそこまとまった金額を数か月以上 取引で使用しないということであれば、一旦出金することをおすすめします。
上記条件で、出金をおすすめする理由は「銀行の利息」と「リスク回避」です。
まず、取引所に現金を保管していても1円も増えませんが、銀行に保管しておければ利息がつきます。
私がおすすめする銀行の住信SBIネット銀行では1年で約0.3%(毎月約0.025%)となっており、月ごとに利息が発生します。
仮に400万円を1カ月間口座に入れておけば月に約800円の利息が発生します。
※月0.025%の利息だと月1,000円の計算となりますが、ここから約20%(国税・地方税)の源泉徴収があるため800円となります。
bitFlyerの出金手数料(3万円以上出金)が770円となっており、400万円以上を1カ月以上銀行口座に保管しておければ出金手数料分の元がとれることになります。
実際のところ利息自体は非常に微々たるものなので それを目当てに出金するまでもないんですが、出金で重要なのはリスク回避をするためです。
暗号資産のどの取引所もいつ何時 破綻するかわからず、自分が入金している取引所が突如破綻するということもあり得ます。
仮に、自分が入金している取引所が破綻した場合は暗号資産取引はもちろんのこと、出金も停止されてしまう可能性があり、最悪 現金が戻ってこないこともあるかもしれません。
過去の国内取引所破綻の事例では、基本的に所持している銘柄・現金は全て返ってくるので最悪のケースはないとしても、数か月もしくは半年以上は出金ができなくなるのは濃厚です。
もし、その間に各銘柄が大暴落して絶好の買い場が到来しているにも関わらず購入するための現金がない となれば機会損失となります。
そうした万が一のケースに備えて、それなりにまとまった金額を しばらく取引で使用しないのであれば一旦出金しておいた方が無難と言えます。
個人的には、出金手数料・利息の観点から 約400万円以上の金額を1カ月以上 取引で使用しないのであれば一時的に出金することをおすすめします。
【EX】確定申告
こちらは暗号資産取引とは直接関係ありませんが、暗号取引をする上で忘れてはいけない事項なので紹介させてもらいます。
暗号資産取引において、1年間(1月1日~12月31日)で20万円以上稼いだ場合は確定申告が必要になるケースがあります。
厳密には20万円以上の所得があった場合に確定申告が必要となるわけですが、所得とは売上(収入)から経費を引いたものとなります。
所得=売上(収入)-経費
ここで言う売上とは暗号資産を売却した合計金額であり、経費とは暗号資産を購入した際の費用や暗号資産取引のために購入したもの(スマホ・パソコンなど)の費用を指します。
例として、暗号資産取引で30万円の利益(40万円で購入した銘柄を70万円で売却)があったとしても、経費で20万円(スマホとパソコンを購入)使った場合は所得が10万円となり確定申告の必要はありません。
上記のようなケースが稀かもしれませんが、多額の稼ぎがあった場合は確定申告は必要となるので、「稼げて嬉しい」で終わらせないようご注意ください。
尚、暗号資産の確定申告に関しては以下の記事にて詳しく解説しているので、それなりの額の稼ぎが出たという方は必ず目を通してください。

多額の稼ぎがあったものの確定申告せずにいると、後々 本来の税金に加えて無申告加算税や延滞税のペナルティが課され、最悪の場合は刑事罰の対象となってしまうのでご注意ください。
手順 まとめ
以上が暗号資産取引の手順となります。
全体を通して特別難しいことはないので、1つの1つの手順を本記事の説明通りにこなせば 滞りなく暗号資産取引ができます。
最後に一つだけ補足でアドバイスさせていただくと、『③暗号資産取引所の開設』については1つだけでなく複数の取引所を開設することをおすすめします。
複数の取引所の開設をおすすめする理由や おすすめの取引所については以下の記事にて詳しく解説しているので、取引所開設前に一読頂ければと思います。
また、手順『⑤取引』のところでも言いましたが、取引する際は販売所を使用しないことです。
繰り返しになりますが、販売所は実質的な手数料が高くなってしまうため、最終的に取引で得られる利益も取引所に比べて低くなってしまいます。
販売所を使用せずに取引所を使用することを徹底するだけで初心者の域を脱することが出来るので、是非このことだけはお忘れなく!
そして、皆さんが本記事を通して納得のいく暗号資産取引をして、満足いく結果を出して頂ければ幸いです。




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